【三次創作】ホロライブ ビルドライバーズ 外伝 ~ホロライトシティの日常~   作:お覇王

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中編


違法バトルを検挙せよ~G.C.P.Dの長い一日~中編

ホロライト警察署 会議室

 

劾「・・・GWDWCで起きた違法賭博の主犯達だが、ライン警視のお陰で検挙する証拠が集まりつつある。そしてこれは阿部室長と繋がりがある、とある筋の協力者から提供された情報だが……奴等の真の目的、『ガンプラウォーズによる技術大国日本化計画を破綻させる事』という事が判明した。そしてそれを確実に潰す為の計画も、近日中に行われる事もな・・・」

 

愛華「その計画というのは?」

 

劾「『闇ジャンク屋連合』の組員の一人と胴元連中が手を組み、違法バトルを開催させるという物だ。それも・・・この地域でな」

 

スクリーンにとある地方の写真を写す。

 

愛華「此処ってまさか・・・!?」

 

劾「察していると思うが、後府幹事長にとって所縁のある場所だ。知っての通り我々G.C.P.Dにとって、後府幹事長とは縁が深い御方だ。幹事長と鞍院前長官の力があってG.C.P.Dの設立が出来たと言っても過言ではなく、もし幹事長にまで万が一の事があれば我々の力は弱まるだろう」

 

招木「幸い、芽良ワタル長官と金場アイリ総監はGCPDの存続に肯定的故に簡単には解散・・・とはいかないだろうが、政界サイドで強い後ろ盾が失われるのは力が弱まるだろう。流石に何も対策してないとは思うが、かといって後府幹事長側もノーダメージとはいかないだろう」

 

劾「速かれ遅かれ騒ぎになるとは思うが・・・今回の検挙、我々だけで対処しなければならない」

 

「今回は他部署との連携が取れない」という事実に、ミスが許されないと緊張が走る隊員達。その中でルイスが挙手をしてきた。

 

ルイス「なら、確実に逃げられない様にする為にも潜入して挟み撃ちにする・・・というのはどうかしら? こういう時こそ、私の出番だと思うのだけど」

 

劾「勿論そのつもりだ。少しでも成功率を上げる為にもルイス・・・いや、怪盗LCSの力が必要だ」

 

ルイス「任せて。こういうのは何度もやってきたし、しっかりと押さえて見せるわ」

 

アメリア「それに関してだけど・・・私にもやらせてくれないかしら? 潜入捜査はアメリカで何度も経験してきた事だからね」

 

アメリアの提案に対し、周囲が一斉にアメリアを見る。

 

劾「……成功率を高めると言えば聞こえは良いが、それだけか?」

 

アメリア「これは直感だけど・・・二手に分かれてやらないと失敗すると思うわ。事実、占いの結果が『自ら犠牲になる事で最悪の事態を避けられる』と出たからね」

 

オルタ『だが、それだけで判断するのは軽率じゃないのか? 直感だけで決めるのは危ういと思うのだが・・・』

 

アメリア「私の勘と占いはよく当たるのよ。こういう捜査に関わる前には、独学で学んだタロットカードをして占って避ける事が出来た事案も多いし、ミオ先輩程じゃないけどよく当たるわ。特に『嫌な予感がするぞ』という時に占えば、それは100%の確率で当たるわ」

 

オルタ『だから、自分も出ると・・・』

 

アメリア「そういう事。どう? 許可を願えるかしら」

 

劾「そこまで言うなら分かった。ルイスとアメリアは二手に別れ、それぞれの方面から証拠集めをしてくれ。万が一どちらかが捕まった場合だが……アメリア、どうする?」

 

アメリア「・・・万が一私が捕まった場合、構わず脱出する事を優先して」

 

 

 

 

 

 

スミレ「ま、待ってください!私は反対です!」

 

この言葉に対してスミレが反対する。仲間を思うが故の発言だろうが、アメリアはそれに対して首を横に振る。

 

アメリア「スミレは私の事を思って反対しているのよね? それとも、『そんな危ない事をさせる訳にはいかない』・・・とでも?」

 

スミレ「両方です・・・確かに二人が動けば確実性が高まるかもしれませんし、仮に逃げられたとしてもきっちろ逮捕できるでしょう。ですがその為だけにアメリアさんが犠牲になる選択を選ぶのは看過出来ません!脱出するならアメリアさんと共にすべきですよ!」

 

アメリア「それは駄目。最悪二人とも捕まる可能性があるし、どちらか片方が無事なら問題ないわ。それに、貴女の事だからルイスさんを迎えたら私の救助も考えているんでしょう? なら問題ない筈よ」

 

スミレ「それは考えています・・・けど、それまでアメリアさんが無事で済む保証があるのですか? 色々とされる可能性も大いにありますし、違法バトルに無理矢理参加させられる可能性もあります。そうなればアメリアさんは―」

 

アメリア「『それも承知の上だし、元より覚悟を決めている』・・・と言えば、納得してくれるかしら? 最善の選択をする為なら自分を犠牲に出来るし、そもそも私は()()()()()()()()。最も、死ぬほど痛い目に遭う可能性はあるでしょうけどね」

 

スミレ「だったら・・・!」

 

るり「それ以上は言うべきじゃありません。私達は、任務中に殉職する可能性がある仕事に就いているのです。それを覚悟の上でこの世界に入った訳ですし、アメリアさん達だって同じです。私とて正直反対ではありますが、最小限の被害を抑える為にもこの手を使うしかないのも事実。スミレさん・・・分かってくれませんか?」

 

スミレ「……ルイスさんを助けたら、すぐに助けに向かいます。アリアちゃんの為にも、生きて帰って下さい」

 

アメリア「分かったわ。そういう訳だから、スミレを万が一の為の救助チームに組み込んでくれるかしら?」

 

劾「・・・ああ、そうする。では配置について説明に移る」

 

入念な打ち合わせをしていき、違法バトルの開催時期と潜入するタイミングを話していく。作戦が決まり、会議が終わりかけていた所に招木署長が挙手をする。

 

招木「最後になるが、後府幹事長よりメッセージを預かっている。聞いてほしい。『私自身の身にもしもの事があったとしても、それについては考えているから問題ない。万が一に備えて信頼出来る後任にも話を付けている為、君達はやるべき事に専念したまえ。これで全て解決する訳ではないだろうが、彼等を断罪してGWDWCを綺麗な形で終わらせよ』との事だ」

 

メッセージを受け取り、静かに頷くスミレ達。彼等の長い一日が始まる・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

違法バトル会場内部

 

レイン『アメちゃん、内部の様子はどう?』

 

アメリア「違法賭博関係者に加え、裏の世界とも関りがある人物がわんさかいるわ。変装している人もいるけど、それでもすぐに特定できる物ばかりね」

 

ルイス『警備関連はバレないと思っているのか・・・かなりザルね。誘っている可能性も否定できないけど、警備している人は素人ばかりだわ』

 

アメリア「大方、闇バイトとかで募集した人員を宛がっているのかもね。中核となりそうな所はルイスが調べているけれど、こっちは素人が多いわ。それでも収集が捗っているけれど」

 

レイン等の一部を除いて話していないが、アメリアは能力を使ってマッピングをして安全圏を調べて操作し、怪しい所は念写して証拠を抑えていた。「バレないだろう」という慢心があるのか証拠がザクザク手に入り、定期的に合流して物的証拠を手渡し、アメリアの手際の良さも相まってバレる事無くデータを送れていた。

 

ルイス『こっちも証拠が十二分に集まっているし、後は機を見て脱出するだけね』

 

アメリア「そうね・・・これから合流し、脱出するわ」

 

周囲に人目がない事を確認し、ルイスとの合流地点へと目指す。その瞬間―

 

 

ビーッ!ビーッ!ビーッ!

 

 

アメリア「何!?」

 

「何処かにいる筈だ!絶対に捕まえろ!」

 

アラームが鳴り、警備員達が駆け回る。もしやバレたのか?

 

ルイス(不味いわアメリア。闇バイトだと知って逃げ出そうとしている人が出てきてわ・・・私達もバレる可能性が出てきたし、急いで逃げるわよ!)

 

アメリア(分かった!けど会議でも言った通り、ルイスだけでも逃げて!証拠を渡したら私が時間稼ぎする!)

 

ルイス(分かったわ・・・けど、必ず助けるから無事でいてね!)

 

そう念話を切り、最も近い合流地点へと向かってルイスと合流する。

 

ルイス「どうやら何人かが脱走する予定みたい。私達も早く脱出するわよ」

 

アメリア「ええ。でもその前に証拠を渡しておくわ、時間差で逃げるわよ」

 

ルイス「ええ、それじゃあ「おい待て!お前達も逃げる気か!」不味い!」

 

アメリア「私が殿を勤めるから早く逃げて!」

 

「こっちよ!こっちに脱走者がいるわ!」誘導して時間稼ぎするアメリアを見て、ルイスも脱出を急ぐ。少しでも時間を稼ぐ為にもアメリアは走る。そうして適度に撒きつつ、誘導していざ脱出を図ろうとした所―

 

「おい待て」

 

アメリア「えっ・・・?」

 

一人の男が放ったテーザーガンを受けてしまい、気絶してしまった・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ルイス『此方ルイス!脱出に成功し、合流ポイントへと辿り着いたわ!アメリア応答して!アメリア!』

 

続く




次回はバトルメイン。上手く纏められるか不安・・・

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