【三次創作】ホロライブ ビルドライバーズ 外伝 ~ホロライトシティの日常~ 作:お覇王
ホロライブやにじさんじには佐々木家とは別に結婚し、子供を育てている家庭が居る・・・それが神代家だ。
神代家の子供達がどんな風に成長し、未来ではどんな活躍をしているのだろうか? 今回はそれを見ていこう。
こぼ「パパ。これなあに?」
拓哉「ああ、これは先輩の友人であるカズマさんが開発した発明品だよ。未来の自分を呼ぶマシンで、先輩達も使ったという事で『そろそろ拓哉ん所もどうだ』って事で借りる事になったんだ」
栄「美衣達も大きくなってきたし、子供も増えたからね。試してみるのも良いわね」
こぼ「カズマって・・・レイジの友人で、何でも屋やっているあの人?」
拓哉「そうだよ」
拓哉の言うカズマとは、「なんでも屋を営んでいる友人」との事でかつてロボだった頃のロボ子を修理し、助けた事があったりホロライブの扱う機材(テレポート装置やENやIDが扱っている翻訳装置)等の開発、調整に携わったりと色んな事に関わっている人物らしい。噂では結構際どい仕事をやっているという噂もあるが、これに関しては玲二にすら教えられないみたいな為噂の域にしか達してない。
アメリア「それで、これはどうやって使うの?」
拓哉「えっと・・・このメモリで年数を設定して此処に手を置く事によって、その設定した年数後の自分が現れるみたいだ。ただ出てくるのは確定した未来ではなく、あくまでも一番可能性が高い未来の姿らしい。現れる時間は15分のみで、15分経ったら消えてしまうみたい」
アメリア「成程ね・・・怖くはあるけど、興味はあるわね」
栄「確定した未来って訳じゃないし、見方次第では改善や警告とも受け取れるわね」
アメリア「そうね・・・じゃあ試す為にも、子供達を連れてくるわ」
拓哉「ああ、お願いするよ」
アメリアに頼んで子供達を連れてきてもらい、試してもらう事となった。
詩衣「ぱぱ、これなにー?」
拓哉「これは未来の自分を呼び出す装置みたいだよー詩衣、未来の自分にあってみないか?」
詩衣「みらいー? うーん・・・きになる」
美衣「しい、やってみよう」
和衣「でいもきになるー」
栄「そう。じゃあ誰から試してみる?」
詩衣「はーい」
真っ先に詩衣が手を挙げた。
栄「じゃあ詩衣、まずはやってみる?」
詩衣「うん、やるー」
「じゃあ此処に手を当ててね」と装置に手を当てさせる。すると・・・
―ピッ……キュイィィィィィィンッ……ビカアァァァッ!―
「ふぇぇ・・・書類が多すぎて大変だよぉ~・・・ってあれ?」
栄によく似たポニーテールの女性が出てくる。恐らく未来の詩衣だろう。
拓哉「もしかして詩衣か?」
No.1 詩衣
詩衣(未来)「あれ? お父さん? 私は詩衣だけど・・・それよりも、どうして自宅にいるの!? 海外支部へと出張に行ったんじゃないの!?」
栄「落ち着いて詩衣。此処はね―」
未来の詩衣に状況を説明する。
詩衣(未来)「そっか・・・過去の世界なんだね。そういえばそんな事あったかなぁ・・・」
詩衣「おねーさん、もしかしてしいなの?」
詩衣(未来)「そうだよ♪ 今はホロライブスタッフとして働いてて、スタッフとして司会進行とかしているんだよね。皆からは『小動物系スタッフ』とか愛されてるし、かいりちゃん達とも仲良くしているよ」
拓哉「かいりちゃん達ともか。そういえば何人かはホロライブタレントを勤めてる世界線らしいけど、そっちでもか・・・」
詩衣(未来)「うん。美衣や和衣と違って私、表舞台に立つのが苦手だからね・・・二人はアイドルとして活躍しているけど、私には重荷だったよ・・・やっぱり色んな人の前に立つの怖いし……」
拓哉「それでも、アイドル事務所のスタッフになれたなんてパパは自慢だよ。よく頑張ったね」
詩衣(未来)「うん♪ねぇお父さん、折角だから頭撫でて欲しいなぁ・・・」
拓哉「ああ、分かったよ」
優しく詩衣の頭を撫でる拓哉。詩衣にはよく、頑張って何かした時は頭を撫でて褒めてあげてたりするのだ。
詩衣(未来)「えへへ・・・未来じゃお母さんやお父さん、玲二さんは伝説のスタッフとして名を残しているから、私も頑張っちゃうよ!バリバリ働いて、バリバリ稼いで親孝行するぞー!」
栄「まぁ、程々にね?」
詩衣(未来)「うん!あ、これって時間制限あるしそろそろかな? それじゃあ、仕事があるからまたねお父さん♪」-シュン-
そういって未来の詩衣は消えていった。
栄「詩衣はスタッフとしての道を歩んだのね・・・まぁ、目立つのが苦手な娘だしそうなる可能性が高いのかしら?」
詩衣「しいもままみたいになれるの?」
栄「頑張ればなれるかもね。でも、無理だけは駄目よ」
詩衣「はーい」
優斗「とーちゃ!やる!」
とこ「ん? 次は優斗がやりたいんか?」
優斗「うん」
自分から名乗り出る事が少ない優斗にしては、珍しく立候補してきた。
拓哉「じゃあ優斗、此処に手を当てるんだぞ」
優斗「うん」
そういって優斗が装置に手を当てる。
―ピッ……キュイィィィィィィンッ……ビカアァァァッ!―
「ん? 何処だ此処?」
とこ「優斗なんか?」
優斗(未来)「え、そうだけど・・・え、何? 母さん?」
No.2 優斗
未来の優斗は高身長のケルベロスとなり、高身長ながらもしっかりと鍛えられた肉体をしていた。
優斗「ゆー? ゆーなの?」
優斗(未来)「あー……なんか記憶にあるような・・・もしかしてこの子、ちっちゃい時の俺?」
とこ「せやで、カズマさんの装置を使って未来から此処へと来たんや」
優斗(未来)「あー・・・そんな感じだったっけ? まぁ良いや・・・母さん元気?」
とこ「うん。元気にしとるし、父さんも元気しとるよ」
拓哉「色々と大変だけどね・・・所で優斗、未来では何しているんだ?」
優斗(未来)「今は母さんが切り盛りしている喫茶店の店員をしつつ、にじさんじでロゼ達と一緒にタレントやっているよ。『新世代さんばか』としてね」
とこ「ロゼ達・・・となればロゼリアちゃんと、アンジュの子供と組んどるん?」
優斗(未来)「まあね。アンジュさん所の子供については詳しくは言えないけど、アンジュさん所の子とロゼリアと一緒にユニット組んでる感じ。フレイヤとも仲良くしているよ、3ヶ月違いなのに偉いべったりしてくるけど・・・」
とこ・拓哉(やっぱりフレンさん(おレン)の子供だけに惹かれ合うんかなぁ・・・)
内心、同じことを考える二人。
青「それ思ったんだけど・・・フレンさんから何かされてない? 自分の娘がとこさんの子供相手とはいえ、異性にべったりくっついて何か言われそうだけど・・・」
優斗(未来)「まぁ・・・うん。色々と言われてる・・・」
とこ「まぁ兄妹みたいなモノとはいえ、異性として意識しているとなればなぁ・・・」
青「何ならモテそうな雰囲気があるし、それ絡みでフレイヤちゃん何かして来てない?」
優斗(未来)「・・・何で分かるの? 青母さん……」
青「いやだって、フレンさんといえばだし・・・」
とこ「その娘となれば、なぁ・・・」
優斗(未来)「……もう慣れたよ、うん・・・」
色々と察してなんとも言えなくなる一同。
優斗(未来)「神羅族になっているから姿は変わらないとはいえ、こうして過去の時代でも母さんたちが元気にやってるのを知れて安心したよ」
とこ「そういう優斗も元気そうでなによりやわ。優斗、そろそろ時間だから最後に言うけど・・・身体を大事にしいよ」
優斗(未来)「うん。母さんも無理するんなよ」-シュン-
そう言い残して未来の優斗は消えていった。
とこ「・・・なんか安心したわ。優斗、立派になりぃよ」
優斗「うん」
拓哉「なんかこうして無事に成長しているとなれば安心するな・・・何事もなく、拗れる事もなく成長していっている訳だし」
ハコス「そうだね。ねぇタクヤ、ハリスがやりたがっているけど良いかな?」
拓哉「ああ。そろそろカズマさんに装置を返しにいかなきゃいけないし、これでラストにするか」
美衣・和衣『えー』
ハコス「また今度ね。じゃあハリス、手を当てようね」
ハリス「んー」
そういってハリスが装置に手を当てる。
―ピッ……キュイィィィィィィンッ……ビカアァァァッ!―
「はぁ・・・色々とやる事が多いな・・・」
ハリス「うー?」
ハコス「ハリス? ハリスだよね?」
ハリス(未来)「ごめん、要件なら後で……え、母さん?」
No.3 ハリス
ハコス「そうだよ。大分過去のボク・・・母さんだよ」
ハリス(未来)「過去の世界・・・って事?」
拓哉「そうだな。困惑しているから説明するが―」
困惑しているハリスに事情を説明する拓哉。
ハリス(未来)「そっか・・・じゃああまり詳しい事は言えないけど、これだけは母さんに伝えたいんだ」
ハコス「うん? なあに?」
ハリス(未来)「父さん母さん。俺・・・無事に当選してホロライトの国会議員になったんだ。まだまだ政治家として未熟者だし、母さんや玲二さんの足元にも及ばないけど・・・超える為にも頑張っているよ」
ハコス「そうなの!?おめでとう!政治の世界は複雑怪奇な世界だけど、ハリスは良かったの?」
ハリス(未来)「うん。母さんや玲二さんみたいな人の為に考え、暮らしをより良いものにしたいと考えていたからね。アイドルを目指す事も考えてなかった訳じゃないけれど・・・やるんだったら、政治家になって母さんを超えたかったからね。かつては魔界の最高評議会の議長を務め、最初期のホロライトでも玲二さんを支えた議員である母さんを超えるとなれば、中途半端にやらず一つの事を極めないと無理だと思ったからね・・・母さんからも厳しく鍛えられたし」
ハコス「こういうのは生半可な知識と実力じゃ通用しないからね・・・でも、無事に当選出来て良かったよ」
ハリス(未来)「実際大変だったよ・・・長い下積み時代を超え、それでようやくスタートラインに立てた……『不祥事を起こすな』と耳にタコが出来る位に言われてたし、辛かったけど・・・母さんを超える事が親孝行だと思って頑張ったよ」
ハコス「うん・・・よく頑張ったねハリス」
ハリス(未来)「ああ・・・母さん、帰る前にハグしてもらって良いかな?」
ハコス「うん、おいでハリス」
優しく抱きしめ、ポンポンとハリス(未来)の背中を摩るハコス。
ハリス(未来)「……ありがとう母さん。俺、未来でも頑張るよ。父さんも無理しないでね」
拓哉「ああ。体調崩すなよ」
ハリス「あー」
ハリス(未来)「小さい俺もありがとうな。じゃ」
-シュン-
ハコス「……ハリスも無事で良かったよ。ハリスも、どういう選択を選ぶかは分からないけど・・・ママは応援しているからね」
ハリス「あ!」
拓哉「3人共元気そうでなによりだったよ。あんな風になれるよう、俺達もしっかりと育てていかないとな」
栄「そうね。未来はどうなるかは分からない・・・だからこそ、より良い未来にする為にも私達も頑張らないとね」
そういって装置をカズマに返し、その日は御開きとなった。神代家の子供達はいかかだっただろうか? 彼等の未来の姿を拝むのは、また別の機会に・・・
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