【三次創作】ホロライブ ビルドライバーズ 外伝 ~ホロライトシティの日常~   作:お覇王

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奏ちゃんの事で気にしちゃう拓哉のお話。波音四季様のリ・イマジネーションズを見ないとちょっと分からないかも・・・


拓哉の憂鬱

11月12日、本土で行われたジェガンフェスティバルの後、拓哉は少しばかし憂鬱になっていた。それは、奏の事である。

 

フェスが終わり、「参考になる」と言って見ていた動画主である来栖怜と出会い、軽くお話したり、エクストラステージにてコンビネーションアサルトを使って勝利したのがきっかけで仲が良くなったようになったのが拓哉の懸念だった。

別にホロライブは勿論、傘下グループであるhololive DEV_ISは別に恋愛禁止という訳ではない物の、「気のある相手」が懸念だ。責任者として恋愛するなら玲二のように身元が判明してて、しっかりとした相手なら問題ない物の、相手は「チームでの大会優勝実績がある」位しか判明してない高校1年生だ。動画による収益があるとしてもそれだけでは不安だし、何より「どうせ付き合うなら自立した男性であってほしい」というのが本音だ。

最も、奏自身は「あくまでお友達」との事だが、彼の予感がそれを否定する。「玲二に恋するタレントのように、彼女もまた・・・恋をするんじゃないか」と・・・

 

青「拓にぃ、また奏ちゃんの事で考えてたの?」

 

拓哉「あ、ああ青・・・まぁな。怜君の事を話している時の奏はどこか楽しそうだし、どうしても考えてしまって・・・な」

 

青「……それでアメリアさんにお願いして、身辺調査までしたのにまだ不安に思う?」

 

拓哉「不安だよ。何せ相手は一般の高校生だし、思春期の子供だからな……思う事は色々とあるし、何より直感がな・・・」

 

青「嫁入りする娘を心配する父親じゃないんだから、もう少し奏ちゃんの事を信じてあげようよ・・・」

 

拓哉「分かっているんだけどな・・・ハァ……」

 

ため息つき、自分でもどうすれば納得するのか、どうしたら安心できるようになるのか・・・責任者として、色々と複雑な心境を抱く拓哉。

 

拓哉「最近自分のリプレイ動画を見直すようになったけど、アレも怜君の助言から来ているし・・・」

 

そう語る拓哉。曰く、あれから練習している物の手応えを感じずに悩んで相談したところ、「他人の動画を見て動きを参考にするのも大事ですけど、やっぱり自分自身の動きを見直す事も大事です」と助言を受けた事をきっかけにリプレイ動画を取るようになったとの事らしい。

結果、客観的に見て改善点が見えたお陰で反省点を洗い出すことが出来、今はよくやってしまう短所を治すように意識して立ち回れるようになったんだとか。

 

青「所々で止まってしまう癖が分かって、意識するようにはなったからね。ミオ先輩の『後ろにも目を付ける』『気合がぼけさせない』を律義に守っている影響もあるらしいけど・・・」

 

拓哉「アレが出来るのはアムロ・レイか、それに準ずるニュータイプ位だよ・・・ぼたんさんやミオさん等も出来るけど、アレだって()()()()()()()()()()()()()じゃからな・・・」

 

一度拓哉も「アンジュみたいな錬金術師でもなければ、先輩みたいな神羅族でもないのにそれは無理があるんじゃないか」と苦言を呈したが、ミオからは「感覚を研ぎ澄ませば『見える』ようになるから」とピシャリと言われるし、ぼたんも「センスを磨けば出来るようになるよ、なんならあくあ先輩やトワ様、アメリアも『見える』ようになるし、クロちゃんも最近は『見える』ようになってきてるし」と擁護する始末。

実際アメリアに聞いてみた所

 

アメリア「うん? FPSとかやってたら見える様になったわ、こんなの慣れてくれば自然と『見える』ようになるわ」

 

との事らしい。そのお陰で奏もジェガンフェスでの事もあり「『見える』ように頑張って、皆の足を引っ張らないようにしないと・・・」と頑張るようにはなった。

 

拓哉「まぁ、あのフェスが精進するきっかけになったのは良い事だし、そこは彼に感謝だけどな。それに、あれから自分に合った機体を探すようにもなったし」

 

青「アカツキだっけ? 確かフレア先輩のお気に入りの機体の一つで、『大気圏内航空戦闘装備 オオワシ』と『宇宙戦闘装備 シラヌイ』があって後者が「自分に似てて親近感を覚える」と言ってたんだっけ?」

 

拓哉「栄ちゃん曰くはそうらしい。今はバンシィがお気に入りらしいけどね」

 

青「カラーリング的に納得だよ」

 

そう語り合う二人。すると、スマホを前にぶつぶつと何か言っている奏を見かける。

 

青「あれ、奏ちゃん何しているの?」

 

奏「あ、青さんに拓哉さん。実は前に撮ったリプレイを見ていたんですよ」

 

そういってスマホを見せる奏。今回リプレイを撮ったのは原作ミッション『コンスコン強襲』だ。

 

 

 

『コンスコン強襲』

12機のリック・ドムの攻撃を回避しつつ撃破する……という物なのだが、このミッションのリック・ドムは2022年販売のMGでビームバズーカを装備したタイプもいるが、攻撃力が300%になっている上にスピードも速い為に一瞬のミスが命取りになる。代わりに防御力や耐久度が30%まで低下していて大体の武装は一撃で撃破可能である。

3回までは撃墜が許されるが4回撃墜されるか、母艦であるホワイトベースが撃沈されたらミッション失敗だ。

難易度が上がると2回まで、1回のみと撃墜が許される回数が減る上にリック・ドムのスピードも上がる為、一瞬一瞬の隙を見逃さず高い集中力と反応速度が要求される。

 

余談だがこのモードが実装され、実際にプレイしたプレイヤーからは「(プレイヤー側が)3分も持たずに全滅する」「アムロのヤバさが改めて理解出来るモード」「最高難易度を初見クリアする奴はニュータイプ」と様々な声が出ており、最高難易度を初見クリアしたのは現状ガンダリウムランカーや一部のダイヤ帯しかいないと言われている。

 

 

 

奏「『『見える』ように特訓するにはおススメだよ』とぼたん先輩から勧められてやってみたんだけど・・・真っ直ぐ斬りかかって来た機体なら兎も角、動き回ってる機体には相変わらず当てられないし、なんとなく・・・『動く先』を見ずに撃っているのが分かるから、どうすれば矯正できるかなって考えてたんだよね」

 

拓哉「確かに・・・ビームライフルは発射速度が速いとはいえ、瞬着という訳じゃないから先読みして撃たないと当たらないからな。実際、何発か外しているし」

 

青「向かってきてサーベルで迎撃するにしても、ワンテンポ遅れているね。切り替えて抜く判断が遅れた…のかな?」

 

奏「うぅ……こうして指摘されるのはやっぱり辛い・・・」

 

青「でも奏ちゃん。これをノーミスでクリアできるのは相当経験を積んだ人か、ミオ先輩みたいに先読みが上手い人じゃないと無理だよ。ホロライブ(僕ら)でゴールド帯以上になった先輩達ですらノーミス出来る人となれば限られてくるし、最高難易度でノーミスクリアしたのは現状ぼたん先輩と佐々木さんだけだからね?」

 

拓哉「実力もあって、ランクでいえばプラチナ以上はあるフブキさんやミオさん、あくあさんやトワさんですらクリアするのがギリギリでノーミスクリアが達成できない・・・というのが物語ってるからな……社さんもノーミスクリア達成したけど、あの人も音ゲーで養ったセンスを活かしてクリアしたとも言われているし・・・」

 

攻撃がパターン化されているとはいえ、実際に対応するのは至難の業なのが最高難易度の恐ろしさ。事実、社も集中して挑んだ事で初見クリアを果たしており、クリア後は「死ぬかパーフェクトかの二択という気持ちで挑んでた」「コンスコン強襲は音ゲー」と語っている。

 

奏「怜さんですら高難易度ノーミスクリア出来ても、最高難易度は未だにノーミスクリアならず・・・らしいからね……ファンネル系やインコムが使えないのもあるし・・・」

 

拓哉「そこは仕方ないよ、でないとゲームにならないからな」

 

奏「まぁね・・・よーし、見返したらダメな所を洗い出して、次へと活かしていこう!頑張って結果を出せばきっと、怜さんも褒めてくれる筈だからね」

 

拓哉「程々にな」

 

頑張る動機が怜に褒められたいという動機が気になったが敢えて言わず、応援だけをする拓哉。果たして彼の懸念が起きずに済むのか、二人がどうなっていくのか、それは・・・誰にも分からない。

 

 

 

 

 

 

 

―オマケ―

 

ランカーA「なぁ聞いたか、安室さんの事」

 

ランカーB「聞いた聞いた。コンスコン強襲を最高難易度で、しかも1分切りを達成したんだってな」

 

ランカーA「ああ。最高難易度も2分で初見クリアしただけでもすげーのに、何度かプレイしてついに・・・らしいからな」

 

ランカーB「でもそれ以上にヤベーのは、アレで本人は喜ぶどころか、何故かへこんでたという・・・な」

 

ランカーA「らしいな・・・星さん曰く『2分でも店内最速で誇れることなのに、あんなにへこんだ安室さんを見たのは始めてだ』との事らしい。しかも『僕なら1分も掛からなかったろうに・・・』とボソリと言ってたとか・・・」

 

ランカーB「本物のアムロ・レイなら1分前後でやれるかもしれないけど、そこまでリスペクトしなくても……とは思うけどな・・・てか何でまたDefineのセリフを?」

 

ランカーA「さあな」

 

そう談笑するモブランカー達であった。因みにレイラが言ったのは

 

レイラ「12機のリック・ドムを撃墜するのに2分も掛かった。前世(むかし)の僕なら1分も掛からなかったろうに・・・」

 

との事だ。




最後のオマケはDefineで「ブランクがある状態とはいえ、新米パイロット6人を撃墜させるのに2分掛かってしまった事に対して嘆くアムロ」のセリフを、レイラ君に言わせたかっただけ。元ネタがアムロ・レイだし、今のレイラ君もブランクある状態みたいだし・・・ね。

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