【三次創作】ホロライブ ビルドライバーズ 外伝 ~ホロライトシティの日常~   作:お覇王

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ふと思いついたネタ、ほぼ会話のみ。好評ならシリーズ化するかも。


新生さんばかクッキング 山賊焼き編

未来のにじさんじではどうなっているのか? かつて活躍し、配信者界隈を賑わせた有名タレント達はアイドルを卒業してにじさんじを去った者がいれば別の道に歩んだものもいる・・・そしてその子供達が新生アイドルとしてその門を叩き、無事に選ばれた者も居た・・・これは、無事に未来のにじさんじに入ることが出来た新生さんばかの企画である。

 

 

 

 

 

未来の神羅城

 

優斗「よし、配信の準備が整ったな。ロゼ、アンナ。しっかりとエプロンを身に着けたな?」

 

アンナ「うん、ばっちりだよー」

 

ロゼリア「私も大丈夫です」

 

リビングに併設された神羅城の簡易キッチンにて、優斗達新生さんばかは料理配信の準備をしていた。3人ともエプロンを着用し、料理に髪が入らないようにロゼリアとアンナは三角巾を身に着け、優斗はバンダナを身に着けた。

 

優斗「という訳で、配信開始するぞ」

 

配信を開始し、OPテーマを流して配信開始のツイートをしていく。ある程度経ったころ合いを見て切り替わった。

 

優斗「どうも~三馬鹿の三担当、三人のまとめ役担当の戌谷(いんたに)優斗で~す*1

 

アンナ「三馬鹿の鹿ことバンビ、まったりのんびり担当のアンナ・カトリーナ・佐々木です~」

 

ロゼリア「三馬鹿のポニー担当、破天荒担当のロゼリア・ヘルエスタ・佐々木でーす」

 

優斗「俺たち三人揃って、新生サンバカーニバル・・・」

 

さんばか『新生さんばかでーす!』

 

いつもの挨拶を終え、オープニングトークへと移っていく。

 

ロゼリア「もう動画の奴含めて10回以上やっているけど慣れないわね・・・料理って難しいし」

 

アンナ「うんうん。ゲストとのトークなら乗り切れるんだけど、料理パートはねぇ・・・」

 

優斗「というか、二人が上手くいかないのも調味料を目分量でぶちこんだり、火力ボーボーでやったりするからだろ? レシピ通りにやれば大体できるし、火加減については基準を覚えれば大丈夫だ」

 

ロゼリア「いやいや、それはやって出来るだけの才能があるから言えるんでしょ」

 

アンナ「そーだそーだ。やって出来る人には分からないかもだけど、出来ない人は本当に出来ないし、何で出来ないのか分からないんだぞ」

 

優斗「いや、二人の場合人の話を聞かずに自己流でやるから失敗するんだろ・・・俺がちゃんと見ている時は出来るけど、目を離して自分でやろうとして上手くいかないパターンが多いし・・・」

 

ロゼリア「いやだって・・・出来るという確信があるからこそやってみようと思ったのに、それであーだこーだ言われるのはやる気削がれるわよ」

 

優斗「ロゼは思い付きで行動するのも悪い。アンナはレシピ通りにやるとはいえ、それでも『小さじってどの位?』ってなって多めにやろうとするしな・・・」

 

アンナ「だって数値化しないとわかんないんだもーん」

 

優斗「まぁ・・・この辺は感覚的な物が多いから経験積んでいくしかないけどな。ま、あまり長々と話してゲストを待たせるわけにはいかないからな。そろそろ呼んでいこう」

 

ロゼリア「はーい。本日のゲストは女優として活躍中の、『雪城キララ』さんでーす。キララお姉さま、どうぞー」

 

呼びかけに応じて未来のキララがやってきた。

 

キララ「新生さんばかファンの皆様、御機嫌よう。女優の雪城キララ*2です、今日はよろしくお願いします」

 

ロゼリア「はい。今日もめっちゃ服装を決めてきているけど、別に高級店に来ているわけじゃないですからねー」

 

アンナ「まぁこれがキララお姉ちゃんっぽいけどね~」

 

キララ「うふふ。とはいえ今日は妹達と優斗さんが手料理を振舞ってくれると聞いて楽しみにしているのですよ? どれも美味しいと評判ですし」

 

ロゼリア「いやー美味しいのは優斗が作るからであって、別に私達が作って同じものが出来るとは限らないんだけどね」

 

優斗「いや、そこはせめて『まだまだ修行中の身です』と謙遜する所だろ・・・」

 

キララ「まぁ、こういう素直な所がロゼリアですから・・・」

 

クスクスと苦笑いし、進めていく。

 

優斗「ではキララさん、本日食べたい料理は何でしょうか?」

 

キララ「そうですね・・・(わたくし)、ガッツリと食べられる肉料理が食べたいですね。ここ最近、ドラマの撮影なりレッスンなりお稽古なりで忙しくストレスが溜まっているんですよね・・・なので此処で、以前長野のロケで食べた山賊焼きが食べたいです」

 

優斗「山賊焼き・・・分かりました。今日は美味しい鶏肉を用意しましたので楽しみに待っててください」

 

アンナ「毎回律義に聞いているけど、事前に食べたい料理を聞いて用意しているんだけどね~・・・」

 

優斗「アンナ、それは言わない」

 

そうして簡易キッチンへと移動し、材料を用意していく。

 

優斗「今回用意したのは300gの鶏もも肉、今回は4人分用意するから4枚の鶏もも肉を用意するぞ。まずは下処理だが、黄色味がかかった脂身、血管や余分な皮、脂身を取り除いていくぞ」

 

ロゼリア「大判の一枚肉のままでも良いし、一口大に切り分ける・・・というのもアリなんだよね?」

 

優斗「ああ。今回は一口大に切り分けていくが、アンナ・・・行けるか?」

 

アンナ「任せてよ」

 

カメラに映るように見せていき、優斗が丁寧に脂身や皮を取り除いていく。取り除いた肉をアンナに渡し、一口大に切り分けていくが・・・

 

アンナ「うーん・・・なんか綺麗になれないなぁ・・・ポイントは抑えている筈なのに」

 

優斗「こればっかりは慣れだな。それでも最初の頃よりかはマシにはなっているし、ロゼより成長している」

 

ロゼリア「正直刃物は、ヘルエスタセイバー以外フィットしないのもあるかも」

 

優斗「ロゼの場合、まな板事叩き切ろうとしてたからな・・・少なくとも配信や撮影中は、子供用包丁以外の包丁を握らせるのが怖い・・・」

 

ロゼリア「おかげで初めて包丁握った回以降、子供用包丁しか持たされないんだよね……今ならいけると思うんだけど」

 

優斗「ダメに決まっているだろ……切り分けたら次、下味を付けていくぞ。プレス天板に塩コショウを薄く撒き、そこに丁寧に並べていくぞ」

 

ロゼリア「そこは私に任せて、感覚に関しては自信あるから」

 

優斗「適当に振り撒いたら止めるからな」

 

「分かっているって」と言いつつ塩コショウを薄く撒き、そこに切り分けた鶏もも肉を並べていく。並べた後にさらに薄く撒いていく。

 

ロゼリア「で、これでどれ位置いておくの?」

 

優斗「5~10分置いておく。その間にタレを作るぞ。砂糖、鶏がらスープの素、酢、濃い口醤油、蜂蜜を入れて混ぜる。さらににんにくも4人分だから4片・・・3gのを4つ用意し、すりおろして入れる・・・タレを作るからにんにくを摩り下ろしてくれ」

 

ロゼリア「はーい」

 

にんにくを摩り下ろし、タレを作成していく。

 

優斗「さらに粗挽き胡椒、ブラックペッパーをぶち込んでいくぞ。辛味が大事だからな」

 

タレを作成し、時間になるまで小休止する。

 

ロゼリア「まぁ待っている間にトークに入っていきましょう。優斗は味噌汁作ってもらい、その間にキララ姉さまについて色々と聞いてみたいと思います!」

 

キララ「ええ、お答えできる範囲であればお答えします♪」

 

ロゼリア「まず気になっている人が多いんですけど、どうしてアイドルではなく女優の道を志したのですか?」

 

キララ「はい。一つはお遊戯会ですごく演技が上手かったと評価された事と、お母様達がダンス指導している先生やアキお母様から『演技という面ではかなり秀でていると思う』と見抜かれて子役のオーディションを受けさせていただいた所合格し、そこから・・・ですね。勿論私自身も幼いながら『演技する仕事をやってみたい』というのがありましたからね」

 

ロゼリア「成程・・・自分の意志で女優の道に入ったと」

 

キララ「はい。それに今だから言えるんですけど・・・正直お母様みたいなアイドルを・・・新生アイドル目指すとなれば気後れする部分がありましたし、お母様を超えるのであれば別の道を歩むのが良いと思ったのも大きいですね・・・配信となれば勝手が違いますし、ピアノの演奏をアップしたりしていますけど生配信となれば正直・・・」

 

アンナ「・・・まぁ、配信界隈はどこかで素が出る可能性あるし、隠すにしても隠し通せるだけの才能持った人間じゃないと無理だからね。だから『配信界隈では性格終わっている奴は生き残れない』とも言われているし、真似しようとしても長続きしないしね・・・不祥事起こさないよう、常に気を付けないといけないわけだし」

 

ロゼリア「私達配信者も、信用商売な訳だしね」

 

キララ「そういう意味でも私には出来ない事だと思いましたよ。ネットという環境とはいえ、だれが見ているか分からない上に不特定多数の人に素の自分を見せるのも才能がいりますし・・・」

 

ロゼリア「才能もそうだけど、やっぱり続けていくだけの根気強さと忍耐力はすごい大事だと思っているからね」

 

キララ「確かに。才能で思ったのですが、優斗さんは今のにじさんじにおいて料理系アイドルとして名が挙がる事がありますけど・・・料理するようになったきっかけってあるのですか?」

 

優斗「俺? 始めは母さん達が美味しそうに料理を振舞っていたのと、『俺もやってみたいなぁ』と漠然と思ったのがきっかけかな。始めは食器選びの大事さを学び、盛り付けや切り方、段取り、手順・・・色々と教わっていったかな。それに小さい頃から『母さんの店を継ぎたい』という夢があったし、その為にみしろさんやエリーさん、ちょこさんやルイさん、浩一さんに教わったりしてたからなぁ」

 

ロゼリア「ミナやメアリーも、浩一伯父様の下で修業してたりしてたしね」

 

優斗「ああ。料理は人を喜ばせるとは思っているんだが・・・『何で二人は覚えなかったんだ』とは思うけどな」

 

キララ「確かに。私も簡単なお料理でしたら出来るのですが・・・」

 

ロゼリア「いや、だってほら・・・適材適所と言って料理が上手い人が覚えるのがベストだし、そもそも王家の血筋を持った人間だしぃ? それをするのもなんか違うしぃ?」

 

アンナ「アンちゃんも料理よりも、錬金術や科学方面に興味があった訳だしぃ?」

 

優斗「……そんなんだから卵焼き処か、目玉焼きを焦がすレベルで地力が低いといわれるんだぞ。それでもマシにはなってきたが、監督してないとやらかすからな……」

 

キララ「あの『サラダ油入れすぎてウィンナーを炭にしたり、オムレツという名のスクランブルエッグが出来た』という回ですか?」

 

優斗「そうそう。何故かリスナーからは好評だったけどな」

 

ロゼリア「いや、そうは言うけどね・・・あの時は私達、寝起きだったのもあるから!今ならしっかりと目が覚めて出来るし!」

 

アンナ「今のアンちゃんとロゼお姉ちゃんならパーフェクトな朝食出来るし!」

 

キララ「・・・という事なのでリベンジさせてみてはどうでしょう?」

 

優斗「それが良いかもな。『見たい』ってコメントも多いし」

 

ロゼリア・アンナ「「スゥーーー……また今度で・・・」」

 

キララ「待ってますからね?」

 

そう話しているとタイマーが鳴った。

 

優斗「10分経ったので調理に戻るぞ、味噌汁も出来たからな。下味付けた鶏肉に小麦粉を撒いていくぞ」

 

ロゼリア「撒くだけ?」

 

優斗「撒いて、両面付けていくのが大事。味が乗りやすく、表面がパリッと仕上がるからな」

 

丁寧な作業にしていく時にキララが気付いた。

 

キララ「思ったんですけど、ロゼリアは感覚的な物に関しては凄い上手なのですね」

 

ロゼリア「うん。私『思い立ったら即行動』が信念なだけに、感覚的に『こうだ』と思う事に関しては自信あったりするんだよね」

 

優斗「だからなのか、ロゼは卵焼きとかの感覚混じってくる料理に関しては凄い上手で、分量を量るなどの料理は全然ダメなんだよな。アンナはその逆」

 

アンナ「だって、分量分からないと分からないんだもーん」

 

優斗「これでも最初よりかはマシにはなったけどな・・・アンナはレシピに固執しすぎて調味料や火加減の調整が下手くそだったし、ロゼリアはレシピ通りにやるというのをやらずに失敗し続けたことが多かったからな・・・あ、焼くときはオリーブオイルをひいて中火から弱火の間でじっくり焼いていくぞ」

 

ジューと焼いていき、その間にロゼリアはキャベツの千切りを用意していく。

 

優斗「表面がカリッと焼けたら裏返し、余分な脂はふき取る。タレを全体に回すように流したら強火と中火の間にして水分が軽く飛ぶまでしっかりと絡めつつ、焼いていくぞ」

 

しっかりと仕上げて完成する。

 

優斗「仕上げに粗挽き胡椒を入れるのもアリだが、今回はいれないからな。最後にお皿に盛りつけて・・・完成だ」

 

お皿に千切りキャベツ、山賊焼きを盛り付け、仕掛けておいた白ご飯と味噌汁を用意する。

 

さんばか『お料理完了!』

 

完成の挨拶をして実食に移っていく。果たして味は・・・

 

キララ「・・・うん。パリパリで且つ、タレが程よく辛くて美味しいです。キャベツとも合いますしね」

 

アンナ「正直お肉とごはんだけでも十分すぎるぐらいだよ」

 

優斗「肉だけ食ってると気持ち悪くなってくるし、味噌汁は毒消しになるから絶対飲んどけ」

 

キララ「栄養バランス的な面でも大事ですからね」

 

ロゼリア「というかさ、これ野菜も食べたくなるよ。生姜焼きとかもそうだけど、何でだろうね?」

 

キララ「やはり組み合わせでしょうね」

 

優斗「ああ。個人的にはこれで沢庵があれば完璧だったんだがな」

 

食事を終えて締めの挨拶に入っていく。

 

ロゼリア「今回のお料理、キララお姉様どうでしたか?」

 

キララ「とても美味しかったです。味付け、ごはん、味噌汁・・・すべてにおいて満足でした」

 

ロゼリア「ありがとうございます。まぁ大半はうちの優斗が作ったんですけどね」

 

優斗「でも手伝ったし、新生さんばかの料理であることは変わりないからな?」

 

キララ「フフ・・・また機会あればお邪魔したいです」

 

優斗「お待ちしております。ではこれにて新生さんばかクッキングを締めたいと思います」

 

アンナ「私達のチャンネル登録、高評価もよろしくお願いしまーす」

 

ロゼリア「それでは締めの『おつカーニバル』と行きたいと思います。お姉さま、一緒にお願いします」

 

キララ「ええ、では・・・」

 

4人『おつカーニバル~』

 

こうして無事に配信を終えた。

*1
『戌谷優斗』は優斗の芸名

*2
『雪城キララ』はキララの芸名




オマケ(神楽様から頂いた未来のチルドレンの設定)
キララ
玲二とラミィの間に産まれた女の子。普段は誰もが目を奪われる程の淑女的美女と言われているが、一度酒が入ると母親と同じくらい喧しくなる。いや、寧ろ母親よりも下品でがさつな態度を見せる。フューチャーチルドレンの時に来たキララからは改変されており、自分から女優の道に進んでいる。お酒自体は相変わらず苦手なのだが、何らかの拍子で飲んでしまった際には前述の通り喧しくなり、更には玲二が傍にいると抱いてもらおうと全裸になろうとしたりする。
スキル『絶対零度』
灼熱のマグマすら一瞬で凍りつかせる程の冷気を操る。ただ、本人が寒いのが苦手なので余程の時にならなければ使わない。

一人称(シラフ)
(わたくし)
両親の呼び方(シラフ)
お父様、お母様
一人称(酔っ払い時)
キララ
両親の呼び方(酔っ払い時)
とーちゃん、かーちゃん

四季様からもチルドレンの設定頂いているけど、正直現状出すの難しいかも・・・いつかは出したい。
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