【三次創作】ホロライブ ビルドライバーズ 外伝 ~ホロライトシティの日常~ 作:お覇王
ぼたん「うーん・・・」
神羅城の一室、ガンプラケースの前で佐々木ぼたんは悩んでいた。明日はルイとトワによる三人でガンプラウォーズを遊ぶ予定なのだが、肝心の
そこに、ある二人がやってくた。
ルイ「あれ、ぼたん先輩どうしたのですか?」
ぼたん「ああ、ルイちゃんにトワ様。実は明日使う機体について悩んでたんだよね」
トワ「機体で?」
ぼたん「うん。ちょっと趣を変えて量産機で、少し手を加えた程度のを使おうかなって」
そういって三人はケースに目を移す。二人のイメージとしては特にこれといった拘りはなく、思いついた機体をチョイスする為、選定で悩むイメージがなかった為意外に思えた。
トワ「なんか意外。こういうのはビビッと来たものを選んでるイメージがあったから」
ぼたん「まあね。けどいざ量産機を探そうとすると数が多いし、来るものが多いからちょっと悩んでるんだよね」
トワ「でもなんでまた量産機?」
ぼたん「ある人が使うスタークジェガンの活躍を見て、熱が入ったからかな」
そういってスマホを取り出し、ガンプラウォーズの動画を見せた。
話は変わるがガンプラウォーズには本土でも稼働されるようになった事に伴い、リプレイ機能が追加されており、それを動画サイトにアップロード出来るようにもなっている。
多くのプレイヤーに見てもらい、新規層を獲得するのが目的ではあるが、中には自撮りによる自身のプレイヤー目線でのプレイ動画も中にはある。
今回見せた動画は自撮りタイプなのだが、アカウントを見てトワが気付く。
トワ「あれ、この人って確か・・・フミ様の紹介でテストプレイに参加してくれた人だよね?」
ぼたん「そうだよ。この人のガンプラウォーズの動画は参考になる奴も多いから、時々見てる」
今回選んだモードは『エース機撃墜ゲーム』。最大で500機のリーオーが至るところに配置されており、その中にたった一機だけいるリーダー機を探し当てて先に撃墜したチームが勝者となるのが通常時のルールだが、今回は一人用のタイムアタックモード。一定時間内にリーダー機を撃墜出来なければミッション失敗となる。
そんなルールにも関わらず、プレイヤーの使うスタークジェガンは迷う素振りを見せずリーオーの群れへと進み、ばらける様に肩部ミサイルを数発撃ちこんだ。
トワ「この戦い方・・・ちゃんと研究されてる動きだよ。確か調整されてリーダー機以外はミサイルの爆風でも撃墜される位の耐久性が落とされた代わりに、リポップが早くなっていた筈。だからこのモードでやる際はビームライフルよりも、バズーカやミサイル等の範囲の広い武器が推奨されてた筈」
ルイ「後ハンドグレネードとかね。マシンガンとかでも出来なくもないけど、一機一機処理していくと余計時間が掛かった筈でしたしね」
そういって舌を巻く二人。ある場所にバズーカを打ち込んだ所、ある一機に変化が見られた。
―ヒョイッ……―
トワ「あの機体だ!」
リーダー機は耐久値が高く、一定の法則で攻撃をギリギリで避けるのだが、問題はリーダー機以外の数が多い上に、悪戯に攻撃をするとヘイトが向いてより撃墜が困難になる。
しかしこのスタークジェガンに迷いはない。BGMに変化が起こり、「この――――――容赦せん!」という気の抜ける読み上げ機能が発せられると同時に、リーダー機を追い詰める。
ルイ「すごい・・・見つける速さもそうだけど、動きに迷いがない。ちゃんとリーダー機の特徴を理解している」
普通に攻撃するだけではギリギリの所で避けられるが、一発一発確実にダメージを与えていっている。そしてダメージを与え切りリーダー機は撃墜。ミッションエンドという表記がされた後リザルトが表示され、少しして動画は終わる。
ぼたん「ね。これでちょっと感動を覚えちゃって、あたしも量産機で遊んでみようと思った訳よ」
成程ね・・・と二人同時に声を出す。
ぼたん「けど、問題はいざ取り出そうとしたら思ったより多いし、
自身のSNSアカウントを開き「ガンプラウォーズで量産機を使いたいんだけど、お勧めある?」と質問したら多くのリプが来ていた。その中には
「ししろんならやっぱ、ジェガンとかギラ・ドーガとか似合いそう」
「ザク・デザートタイプとかは?」
「グレイズやM1アストレイとかアリだと思う」
「ネモやマラサイ、後ジム系とか」
等、様々な候補を挙げてくれており、その中から厳選した物のやはり数が多く、流石に悩んでいた。
トワ「……成程ね。それならいっそさ、トワもこの中から選んでも良い?」
ぼたん「え? 別に良いですけど、あたしが勝手にやりたいと思って厳選したし、無理に合わせなくて大丈夫ですよ?」
トワ「悩んでいるなら一緒に選び、そこで使ってみた感じを言い合えば良いじゃん。それに、トワもちょっとあのスタークジェガンに熱を帯びちゃったし・・・さ♪」
ルイ「ですね。ちょっとした気分転換になりますし、ちょっと気になる機体もありますからね」
そういってケースの前に立ち、選定する二人。果たして彼女たちは何を選ぶのだろうか・・・?
翌日
ホロプラに集まった三人は早速ガンプラウォーズを遊ぶことに。
トワ「トワが「ネモ」でルイが「ガルバルディβ」・・・それでししろんが「ゼク・アイン」を選んだけど・・・まさかグリプス戦役時の奴で、ジオン色の強い機体になるとはね・・・」
ぼたん「狙った訳じゃないけど、まさかこうなるとはね・・・それじゃあ軽く、レーシングモードから始めようか」
そういってそれぞれ機体のセットをしていく。では此処で、それぞれが使用するガンプラを紹介しよう。
『HG ゼク・アイン 第三種兵装』
『ガンダム・センチネル』に登場する軍事集団ニューディサイズの主力量産機。MSの大型化・大火力化に突き進んでいた時代の中、汎用性を取り戻すためにザクの設計思想を採用し、新世代の汎用量産機を目指して開発された機体。連邦系の機体ながらモノアイやブレードアンテナが採用される等、ジオン系の技術色が強いのも特徴の一つ。設定上、ビームライフルを装備した第一種兵装、ビーム・スマートガンを装備して長距離狙撃による狙撃仕様の第二種兵装等があるが、今回採用するのは唯一立体化されている実弾マシンガンを装備した第三種兵装である。
因みに作者のお気に入りの機体でもある。
『HG ネモ』
『機動戦士Zガンダム』に登場する反地球連邦政府組織エゥーゴの主力量産機。ジム・スナイパーⅡをベースに開発されているらしく、高い汎用性や機動性を誇り、ジムⅡよりも装甲が厚い等、「火力以外は」高性能を誇るのが特徴。
欠点はビームライフルがジムⅡと同じ奴な為、火力はそこまでない事位である。
『HG ガルバルディβ』
『機動戦士Zガンダム』に登場する地球連邦軍の量産機。元々はジオン公国軍がペズン計画のに基づいて開発されたガルバルディを地球連邦が接収、改良されて量産された機体であり、武装はビームライフル、ビームサーベル、シールド裏ミサイル×2と非常にシンプルで、操縦が難しいとされているが、使いこなせば性能はマラサイ等の新型機にも引けを取らない。
3・・・2・・・1・・・―START!!―
スタートと同時に前進していく3機。スタスターを休ませつつ前進し、無理して進んで遅れをとらないようにする姿は手馴れていると言わざるを得ない。
ぼたん(そろそろゾーンに入るかな・・・)
そう予測し、前進していたら『―BATTLE ZONE―』と表記され、フィールドが出現する。正式リリースしてからは敵機は基本量産機が出てくるが、何が出るかはランダムである。出てきた機体は・・・
ぼたん「ジムⅡが5、モロッコ戦線仕様のジムが3、MGとはいえジム・キャノンが2か・・・今回はジム系なら、ラストはガンダムタイプかぁ」
ダダダダダ……ダダダダダ……
ジムタイプが登場しても大して焦らず、冷静にマシンガンを撃って撃墜し、近付いてきた相手にはサーベルで斬り付ける。
ルイ「ぼたん先輩がバトルゾーンに引っ掛かってるうちに・・・ってありゃ?」
先を越そうとするルイだったが、トワ共々バトルゾーンに引っ掛かった。出てきた機体はジムⅢが15機である。
ルイ「トワ様、どっちが先に突破するか競争しません?」ドキュウンッ!
トワ「良いよー…最も、負けつつもりはないけど…ね!」バシュンッ!バシュンッ!
そういってそれぞれ殲滅に入る。トワの使うネモはビームライフルと頭部バルカンを織り交ぜながらも敵機を狩り、ルイの使うガルバルディβはビームライフルやミサイルを撃って確実に削り、機動性を活かして一撃離脱で敵機を撃破していく。
ぼたん「よし、これで最後!」
最後の一機を撃破し終えたぼたんの操るゼク・アインは、「BATTLE CLEAR」という表記と共にフィールドが解除され、再び先行する。
ぼたん(古いキットとはいえ、これは思ったより良い子だよ)
そう考えつつもゴールへと急ぐ・・・
それから幾度となくバトルゾーンで足止めされた物の、現状ぼたんが有利。ゴールである神羅城は間近。
ぼたん「さあ、最後の敵だ」
―BATTLE ZONE―
最後のバトルゾーンは協力形式になり、ボスに対して最もダメージを与えられた者だけがゴールに辿り付ける仕様になっている。複数人でプレイするだけあって耐久値は高めだ。今回の相手は・・・
―ガシャン!……キュピーン・・・―
最後に出てきたのはMG仕様のプロトタイプガンダムである。では、簡単に解説しよう。
『MG RX-78-1 プロトタイプガンダム』
模型企画『MSV』に登場する、地球連邦軍が試作したガンダムタイプの一つ。前腕部に窪みがあったり、ライフルの形状が違うなどカラーリング以外にも2号機との違いがあるのが特徴。とあるアーケードゲームの一面ボスを務め、やられた時の辞世の句が印象に残る。
「ガンダム自体がプロトタイプなのに、プロトタイプの名を冠しているのはおかしくね?」と突っ込みたくなる気持ちがあるだろうが、敢えて言わないのがお約束。
ぼたん「さてさて、ゴールする為にさっさと倒させてもらうよ。「クソマシーン」」
そういって得物を借る獅子の目になるぼたん。距離を取り、銃撃してた所・・・
トワ「やっと追いついた!ゴールへと行くのはトワだからね!」
ルイ「遅れて参上~ゴールへは一番後輩である私に譲ってくれませんかね?」
そういって参加する二人。そうしてダメージを蓄積させていき、そして・・・
クッソウ!ウゴケ!ウゴケヨクソマシーン!
撃破セリフが出たことによりバトルクリア。ゴールへと辿り着けたのは・・・
ぼたん「・・・どうやらあたしが倒した扱いになったみたいだね」
最初に辿り着けたのも大きいのか、ぼたんがゴールする。
ーWINNER 佐々木ぼたんー
トワ「うーん、最後は負けちゃったけど、これはこれで楽しかったね。良い気分転換にもなったし、何より良い機体に巡り合えたし」
ルイ「ですね。私、
ぼたん「となれば、今回の量産機でプレイは成功だね。これならプレイ動画を撮影しておけば良かったよ・・・」
「まぁ仕方ないよ」とトワは慰める。何がともあれ、今後の良い刺激にはなっただけ良しだろう。
ぼたん「じゃあ付き合ってくれたお礼に、ラーメン食べて帰ろ。ちょっと気になったお店があるんだ」
トワ「あ、良いねそれ。ししろんがいうなら信頼できるし」
そういって気になるラーメン屋へと出向くため、ホロプラを後にする三人であった・・・
休み休み執筆したけど、ホントインスピレーションがないとしんどい・・・継続しつつ、安定したクオリティを維持できている先人様達は化け物か!?いや、マジで凄い。
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