【三次創作】ホロライブ ビルドライバーズ 外伝 ~ホロライトシティの日常~   作:お覇王

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時空間移動に巻き込まれた未来の子供たちが現代のホロライトへとやってくる。四季様に相談し、リ・イマジの子供である誠と神代兄妹がくる話。


フューチャーチルドレン、過去に来る前編

稼働から数十年たった後もアプデが続けられており、筐体のパーツ交換したり更新したりして今尚愛され続けるアーケードゲーム『ガンプラウォーズ』・・・未来では技術進化によって2025年よりも進化し、多くのプレイヤーを楽しませていた。

 

しかし・・・マナーの悪いバトラーは根絶した訳ではなく、その対処をメインとしたG.C.I.B.を以てしても発生した事件に対して検挙出来た割合が少なく、警察と協力しても対応が困難であった・・・それに嘆き、愛するゲームを守る為に、ガンプラ業界やゲーム業界の未来を守るために立ち上がった若きバトラー達がいた。

その名は「ホロスタ新選組」・・・これは、「局長」と呼ばれたリーダー亡き後にメンバーを支えると決めた「ホロスタの土方歳三」と「ホロスタの沖田総司」、その妹が現代にやってくる話である・・・

 

 

 

現代のホロライト 商業エリア

 

誠「何処だ此処は? あいつ等にも連絡がつかないし・・・神代、そっちはどうだ?」

 

蒼真「ダメだね副長。連絡がつかない・・・これはもしかしたら……かもしれない」

 

誠「……前にボソリと言ってた、次元の歪みに巻き込まれたって奴か?」

 

蒼真「うん・・・だとしたらごめん、副長」

 

碧唯「私からもごめんね誠くん・・・」

 

誠「いや良いんだ、急な揺れが来たと思ったら気付いた時には・・・だからな、碧唯さん達が何かやった訳じゃないのは分かっている。今はそれよりも何とかしよう・・・神代、連絡付かないのは新選組の仲間だけでなく他の兄妹達もか?」

 

蒼真「うん。姉さん達にも繋がらない・・・となれば、この時代にいる父さんか佐々木さんに直接あってどうにかしてもらうしかないかも・・・」

 

誠「そうか・・・となればまずは神羅城に行ってみるか。ただ、あの人も多忙なだけに会えるかどうか分からないが・・・」

 

碧唯「それでも行くしかないよ。此処は恐らく商業エリアの筈だから、パパの家に向かうよりも神羅城に向かった方が早いし」

 

そうして3人が神羅城へと向かおうと歩いていると、何やら揉めている声が聞こえてきた。

 

「――――!―――!」

 

誠「?・・・喧嘩か?」

 

蒼真「どうする?」

 

誠「様子を見よう。例え悪質バトラーや転売ヤーでなくとも放っておくわけにはいかないからな、父さんならそうするだろうし・・・」

 

蒼真「そうだね。まずは行ってみよう」

 

そう言って声のする方へと駆けつけてみると、何やら大人数人が若者・・・新やリオナ、メリュジーヌ相手に言いあっていた。

 

メリュ「だから何度も言ってるよね? 私達は交換には応じないし、そんなに欲しいならプレイしてポイント貯めて手に入れろって」

 

「そんな事言わずに交換に応じろ!switch2だぞ? メダル交換と引き換えにタダで貰えるんだから欲しくないのか!?」

 

リオナ「転売で売れなくなったからガンメダルと物々交換して手に入れようとしている口でしょ? 私達は乗るつもりはないし、高くても定価で買うから必要ないわ」

 

メリュ「大体『交換に応じろ』ってそれが他人に物事を頼む態度かな? とにかく応じるつもりはないし、いい加減私達開放して」

 

「何だと!それが目上の人間に対する物言いか!」

 

メリュ「そう言われるような言動しているからでしょ」

 

新「兎に角俺達は応じるつもりはない。分かったら俺達を放してくれ」

 

「生意気だぞ!」そう言って男が新の胸倉を掴み、殴りかかろうとするがー

 

ーガシッー

 

誠「それ以上は止めろ。交換を強要しているなら強要罪に適用される恐れがあるし、これで手を出せば暴行罪も追加される。これ以上やるならば・・・ホロスタ新選組として、対応させてもらう」

 

「何だお前は!?関係ない奴は引っ込んでろ!」

 

誠「関係あるから言っている。お前たち、転売ヤーだろ? ガンメダルは現金や電子マネーで回す事が出来ないから物々交換の強要でレアメダルを狙うケースがある・・・お前たちもその手口じゃないのか?」

 

「だったらどうなのよ!私達はswitch2で儲けようとしたのに思った通りにいかなかった上、大量に在庫を抱える羽目になって借金抱えているのよ!それを少しでも返す意味でもガンメダルを狙って生計立てないと破産するのよ!」

 

「それを助ける意味でもメダル交換に応じるべきなのに、それでも止めるというのか!?」

 

蒼真「転売なんて売れるかどうか分からない賭けに出るからそうなるし、そうなったのも君達の自業自得だよ? 恨むなら目先の欲にくらんだ自分を恨むべきだよ」

 

誠「いずれにしろやろうとした事は容認できない。すぐにG.C.I.B.へ通報・・・を・・・」

 

誠は女性達の顔を見てハッと気づく。写真で見た事がある、()()()()()()()()()()()()だからだ。

 

誠「母さん・・・?」

 

碧唯「(不味いかも・・・)すぐに通報を!」

 

リオナ「え!?ええ・・・」

 

リオナによって通報され、転売ヤー達はすぐに取り押さえられた。

 

リオナ「助けてくれてありがとう。でも、貴方達は一体誰なの? 私の事を『母さん』と呼んでたけど・・・」

 

誠「え、でも・・・」

 

碧唯「ごめんリオナさん、此処では話しにくいから神羅城まで連れて行ってくれないかな? 出来れば佐々木さんにも交えて話したいから・・・」

 

新「玲二さんと?」

 

リオナ「・・・分かった。でもついたらちゃんと話してね?」

 

こうしてリオナ達の案内の元、神羅城へと向かった。

 

 

神羅城

 

 

玲二「・・・成程。地震が来たと同時に意識を失い、気付いたら・・・という訳か」

 

蒼真F「うん。確認するけど此処は2025年のホロライトで間違いないんだよね?」

 

玲二「ああ。2025年で間違いない、この通りな」

 

卓上カレンダーを持ってきてそれを見せる玲二。蒼真と碧唯は「やはりか」という表情をする物の、誠の方は信じられない表情をしていた。

 

誠「どういう事だ・・・じゃあ俺達は過去の時代へとやってきたって事なのか!?」

 

玲二「そうだ。困惑する気持ちは分かるが、これは事実だ」

 

誠「そうなのか・・・どうりで母さん達が若々しい訳だし、街に違和感がある訳だ・・・」

 

碧唯F「佐々木さん。誠さんをすぐに未来へと帰す事は出来ないのかな?」

 

玲二「そうしてやりたいのは山々だが・・・」

 

言いづらそうにする玲二を見て、同席していた未来のシア(以下シアF)が代わりに説明する。

 

シアF「今、次元が不安定だからすぐには送り届けられないんだよね・・・未来のホロライトと通信を何度か試みているけど通信が不安定で、正直安定するまで時間がかかるかも・・・」

 

誠「それって・・・どれ位かかるんだ?」

 

シアF「最低でも数日は掛かると思う・・・勿論安定出来次第、すぐにタイムマシンを使えば元居た時間帯に戻れる筈。帰れないって事は決してないから安心して」

 

玲二「それまでは俺達が衣食住を提供する。不安に思うかもしれないが、我慢してくれ・・・」

 

誠「……分かりました。あいつ等の事が心配ですが、佐々木さん達を信じて待ちます」

 

玲二「すまないな誠、俺達が責任もって元の時代へと返すから待っててくれ。それまで住む場所なんだが・・・」

 

リオナ「それだけど、誠はうちに来ない?」

 

誠「え、母さんの家に?」

 

リオナ「うん。蒼真君と碧唯ちゃんは神代さんの家に泊めてもらうとして、誠はうちに来るのはどうかな? 色々と聞きたい事もあるし」

 

誠「・・・迷惑にならないか? そうでなくとも、アイドルが知らない男を泊めさせるのは・・・」

 

リオナ「大丈夫だよ。それを問われても『あー君の従弟も一緒に来た』って事にしておくし、それなら皆も納得する筈だからね。ねぇあー君、メリュちゃん」

 

新「そうだな。俺としてはリオナ姉ちゃんが駄目じゃないならそれで良いし、代わりに俺はホテルに「ダメ。あー君も一緒に来るのが条件」・・・狭くないか?」

 

リオナ「泊まるだけなら4人でも大丈夫だよ。それとも・・・私の部屋で泊まるのは嫌?」

 

新「……嫌じゃないよ、姉ちゃん・・・」

 

悲しそうにシュンとするリオナを見て何も言えなくなる新。それを見て誠も同じ気持ちになる。

 

誠(こういうの昔からだったんだな・・・俺も鬱陶しくて強く反発するとシュンと悲しんでしまうし、父さん相手にも同じなんだな)

 

誠「あー・・・俺としては迷惑じゃなければ良いけど、本当に良いの?」

 

リオナ「うん。折角息子が未来から来たんだもの・・・家族水入らずで色々と話したいからね♪」

 

玲二「まぁ・・・響咲が良いならそれでも構わないが・・・誠は良いか?」

 

誠「あ、ああ・・・(此処で断れば悲しむからな・・・)

 

こうして誠はリオナの部屋に借りている部屋に泊まる事となった。

 

 

 

リオナ達が借りているマンション リオナの部屋

 

リオナ「~~♪」

 

誠「・・・なぁ母さん、手伝うよ?」

 

リオナ「ダーメ。キッチンは男子禁制よ」

 

メリュ「私達としても色々と聞きたい事があるしさ、質問に答えてよ。ねぇ新?」

 

新「あ、ああ・・・そうだな・・・」

 

少しの沈黙の後、新は質問していく。

 

新「まず聞きたいんだけどさ・・・未来の俺達って、仲良くしているか?」

 

誠「仲良くやっているよ。一般的な兄弟喧嘩はたまにするけど、皆仲良くやっているよ。父さんたちも同じく」

 

新「そうか・・・母さんっていうのはリオナ姉ちゃんは確定として、他は誰がいる?」

 

誠「……詳しい事は言えないけど、父さんの予想してる通りとだけ・・・」

 

新「あーだよな・・・こういうのって安易に聞いちゃダメなものだと思うし・・・兄妹に関しても、同じくか?」

 

頷く誠。

 

誠「最低でも一人ずつ産んでいるけど、詳しい人数までは流石に言えないかな・・・」

 

新「だよな……じゃあこれはどうだ? 未来では上手くやっているか?」

 

誠「ああ。未来じゃ俺、ホロスターズに入っててリーダーをやっているんだ」

 

新「リーダーを?」

 

誠「ああ。本来ユニットを務める筈だった人が事故で亡くなり、皆と話し合い、リーダーのポジションである局長を永久欠番とし、俺がリーダーを務める事になったんだ」

 

新「そうなのか・・・因みにユニット名は?」

 

誠「ユニット名はホロスタ新選組。幼い頃に知った新選組の在り方に感銘を受けてな・・・メンバー募集をしていると聞いて真っ先に応募したんだ」

 

新「そうなのか・・・話している感じ、荒事とかやってたりするのか? 俺が殴られそうになった時に止めてたけど・・・」

 

誠「荒事・・・というか、俺達ホロスタ新選組はG.C.I.B.と連携しているんだ。ガンプラバトルでG.C.I.B.が到着するまでの現場対応したり、不良バトラーの私人逮捕をしたりとかしてな。そういった事も出来る人物を募集してたし、怪我を負う事もあるけれどそれも覚悟の上だ」

 

新「そうか・・・」

 

リオナ「未来でもやっぱり、そういう人達って未だに居るの?」

 

誠「居る。G.C.I.B.になってから検挙率が上がってはいるんだけど・・・未だに不良バトラーは多くいるし、通報しても逃げきられるケースも少なくない。対策を施してはいるものの、向こうも同じく対策してくるから鼬ごっことなっているのが実情だな・・・」

 

メリュ「まぁこういうのはどうしてもだしね」

 

誠「それだけでなく、私人逮捕する手合い出てきて事態がややこしくなっているケースもあったりしたからな・・・ホロスタ新選組(おれたち)が出てきてからはめっきり無くなったけど」

 

新「難儀な物だな・・・」

 

リオナ「まぁ・・・こういう物は簡単に無くならない物よ。暗い話はこの辺にして、ご飯にしましょう」

 

晩御飯を食べている時、誠はふと思いついたように語る。

 

誠「なぁ父さん」

 

新「ん?」

 

誠「明日時間あったりする?」

 

新「ああ、リオナ姉ちゃんたちとホロプラに行ってガンプラウォーズをやる予定だけど・・・どうした?」

 

誠「可能なら父さんとバトルしたい。ガンダリウムになったとはいえ、この時代の父さん相手にどこまでやれるか知りたい・・・受けてくれるかな?」

 

新「俺は構わないが・・・」

 

新はリオナとメリュジーヌに対して視線を向ける。

 

メリュ「良いんじゃないのかな」

 

リオナ「私は良いと思うよ、此処は応えて上げて」

 

新「分かった。じゃあ明日ホロプラでバトルしよう。言っておくが手加減はしないからな?」

 

誠「勿論だ!」

 

こうしてバトルの約束を取り付けてもらった。

 

 

 

神代家

 

都々「へぇー蒼真と碧唯は武術を習っているんだ」

 

蒼真F「うん。能力が戦闘向けじゃないっていうのもあるけど、何より『力に頼らず家族を守れるようになりたかった』という気持ちがあるからね。それで僕は剣術や柔術をメインに、碧唯は薙刀術をメインにいろはさんや土門師匠に学んだんだ」

 

碧唯F「修治さんもそうだけど、厳しくもあり優しくもある師匠だったからね。『パパ達の力になりたかった』という気持ちを否定せず、しっかりと教えてくれたよ」

 

るり「土門師匠って・・・流派西方無敗の伝承者であり、流派東方不敗の元となったと言われているアレですか?」

 

蒼真F「みたいだね。還暦を迎えて尚も衰えず、それぞれの得意な武術を用いても一本取るのも苦しい相手ではあるんだけど・・・それでもいずれ超えるのが目的だよ」

 

碧唯F「師匠もそれを望んでいるからね」

 

拓哉「それでも自分なりに強くなる術を見つけたのなら良いよ。なぁ蒼真、碧唯」

 

蒼真・碧唯「「んー?」」

 

青「流石にまだ分からないみたいだよ、拓にぃ。今は分からないけど、その内分かるようになるよ。ねぇ二人共」

 

蒼真・碧唯「「んー」」

 

拓哉「なぁ二人とも。もし良かったら二人の腕前を見せてくれないか?」

 

るり「私も気になります。訓練の一環としてですが、剣道や柔道を学んでいるので」

 

蒼真F「良いよ。特訓の末に覚えた三段突きや燕返し・・・見せてあげる」

 

こうしてそれぞれ、家族の時間を過ごしていった・・・

 

続く




次回、機体を教えてもらったので新VS誠のバトルの予定。正直書ききれるか不安だけどやってみます・・・

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