【三次創作】ホロライブ ビルドライバーズ 外伝 ~ホロライトシティの日常~ 作:お覇王
翌日。新達は歩きながらホロプラへと向かっていた。
リオナ「しかし未来じゃ私の息子がガンダリウムになってるとはねぇ・・・才能を受け継いだからかな?」
誠「俺はただ我武者羅に頑張っただけだよ。俺達がいた時代でもガンダリウムランカーは何人もいるけど、その中でも初期の頃にガンダリウム入りした人たちは別格とも言われているし」
新「『ガンダリウムが増えた事で希少性が薄れた』って声があるけど、未だに特別視されているからな・・・50人に増えてて、俺が知る限りだとウェン兄ちゃんや劾さん、時音の赤い彗星に島田真白さんとかだし」
リオナ「後はこなたさんとかね。ダイヤ帯の中にも『ランクアップしてないだけで、実力的にも技術的にもガンダリウムに匹敵する実力がある』って人が多いみたいだけど・・・メリュもその一人だし」
メリュ「まぁ私最強だからね。ダイヤ5のままにしているのも
新「勿体ないな・・・昇格出来れば色々と恩恵が得られると思うが・・・」
メリュ「確かに実績と言う意味で言えば魅力的だけど、私からしたら箔が付くだけでそれ以上の魅力が感じられないよ。ま、必要に感じたら考えるけどね」
誠「メリュ母さんらしいな」
歩いている時に誠はふと思い出す。
誠「・・・なぁ父さん。この頃からガンメダルが出てスキル周りが変わったけど、父さんの機体の方は大丈夫なのか?」
新「何とかしたから大丈夫。どう解決したかは・・・この後のお楽しみだ」
そうして話しているうちにホロプラに到着した。
新「さて、ガンプラウォーズの方に予約をいれよう」
手を伸ばして予約ボードにサインしていく。丁度筐体が空いているためすぐに利用できそうだ。
新「俺はフェイトディスティニーを使い、ガンメダルも元からあった奴を使用する」
新は自身の愛機の一つであるフェイトディスティニーガンダムと専用のガンメダルを取り出す。それを見て誠も自身の愛機、『土方アストレイガンダム』と専用メダルを取り出す。
誠「俺は土方アストレイを使う。使用メダルは専用メダル、「不滅の誠」だ」
メリュ「・・・戦国アストレイをベースにした感じだね」
『土方アストレイガンダム』
『戦国アストレイ』のカスタマイズ機。「土方」は新撰組副長「土方歳三」にあやかって命名。
両肩の刀に加えて両腰にも帯刀しており、「カネサダ」「ヒデクニ」「ヤスツグ」「クニヒロ」という銘。このうち、「クニヒロ」は亡き局長が使っていたガンプラの装備、「カネサダ」は蒼真のブルーストライカー・オキタが持つ『ヤマトノカミヤスサダ』の姉妹剣。元々背中にあった鬼の盾をオミットされ、ABCマントに『誠』と書かれた外套を纏っている。さらに火縄銃ショットガン「鳴神」を装備しており、兎に角接近戦に特化している。
使用スキル「不滅の誠」
自機が撃破されない限り、ダメージを受ける度に受けたダメージ量に応じてステータスが向上する。
リオナ「んん~? 刀は何か聞き覚えがあるけれど、何だっけ?」
メリュ「恐らくだけど、刀に関しては土方歳三が愛用してたと言われる愛刀をモチーフにしているんだと思うよ。そうだよね?」
誠「ああ。カネサダは和泉守兼定、ヒデクニは大和守源秀國、ヤスツグは越前康継、そしてクニヒロは堀川国広をモチーフにしている。クニヒロはかつて局長が愛用していた装備で「俺に万が一の事があったら譲る」と約束し、手に入れたものだ。カネサダは神代の機体の装備の姉妹剣だな」
新「……」
機体の完成度の高さは勿論、装備の作り込みからして新は感心していた。見ただけで分かる完成度の高さ、装備に対する手入れがしっかり行き届いている事、そして機体や装備への愛着・・・それに感心していた。
新「これはガンダリウム入りしているのも頷けるな・・・けど、だからと言って簡単に勝ちを譲るつもりはないぞ。やるからには遠慮なくかかってこい」
誠「ああ!」
そうしてバトルが開始された。
Game Mode:1on1
Field:Standard
PlayerA:Asuka Arata
PlayerB:Asuka Makoto
舞台は平原。障害物が無く平地な為誤魔化しが利かず、バトラーの実力がモロに出てくるステージだ。そこで2機のMSが激突する。
誠「おおおおおおおおお!!」
新「はああああああああ!!」
ガキィン!ガキィン!ガキィン!ガキィン!
誠(なんて強さだ・・・これが若い頃の……GWDWCの頃の親父の実力!スタイルを真似してやってるからこそわかる・・・俺なんかよりも全然強い!)
新(強いだけでなく速い・・・ガラディーンを以てしても剣を叩き折る事が出来ないし、気を抜いたらこっちがやられてしまう……近接戦の強さで言えば蘭姉ちゃんにも引けを取らないぞこれは!)
誠「どうした父さん!父さんの力はこんな物かよ!?もっとやれるんじゃないのかよ!!」
新「言われなくたって・・・後で後悔するなよ!?」
―
誠「(雰囲気が変わった? これが父さんの本気という訳か!)ならば俺も…フルシンクロ!」
新が
リオナ「ねぇ・・・あー君もそうだけど、誠も何か違うよね?」
メリュ「ただフルシンクロを発動した訳じゃない・・・とでも言いたいのかな?」
リオナ「うん・・・誠の方はなんか、ムーナ先輩に近い物が感じる・・・単なるフルシンクロじゃない感じが……」
蒼真「そう・・・それが副長の強みでもあるんだよ。局長を除き、恐らく僕達ホロスタ新選組の中で唯一たどり着けた境地・・・『無我の境地』を会得しているんだよ」
碧唯「私達ですら精々、フルシンクロを連発しても脳への被害を抑えれる程度にはコントロール出来ているけど、それでも無我の境地には至れてないし・・・出来ても数秒が限界だからね」
蒼真「でも副長はそれに辿り着けれた。『父である新さんを超えたいという気持ち』と、『守りたいものを守り通すという気持ち』を原動力としてね」
リオナ「守りたいものを守り通す?」
メリュ「・・・
無言で頷く蒼真。暫くの沈黙の後、ゆっくり語りだす。
蒼真「……僕達には、局長という形でリーダーになるはずだった人物・・・近藤勇気という人がいた」
リオナ「近藤勇気・・・いたって事は、その人に何かあったの?」
蒼真「デビュー前に不慮の事故で亡くなってしまったんだよ。生まれながらに他者を惹きつけるカリスマ性を持ってて、それを活かしたいと考えてホロスタ新選組に入ったからね。実際皆が皆『この人なら局長を任せられる』と思わせる程の人だったし・・・」
リオナ「その人が束ねる筈だったけど、自分がその代わりになろうとしてたと・・・」
蒼真「うん・・・過ごした時間は短いけど、皆が泣く程の人物だったからね。だからこそ、局長を永久欠番とした上で、副長を実質的なリーダーにした訳だからね。『代わりにはなれないけど、皆を支えるリーダーとなる為に奮闘している』・・・それが今の副長だよ」
メリュ「それは分かった。じゃあどうして新との戦闘スタイルが近いのはどうして?」
蒼真「それは現在の・・・リオナさん達からしたら未来の新さんのスタイルとはどうしても合わなかったというのが理由だね。けどGWDWCの頃を参考にし、『パワーと技量で押し切るバーサーカースタイル』になったお陰で今の強さに至れたし、そのおかげでホロスタでは最強、ホロライブ全体で見てもトップ10に入るレベルの強さとなっているからね」
リオナ「未来のあー君のスタイルについては・・・流石に答えられない感じ?」
蒼真「うん。申し訳ないけどそこは答えられないね」
リオナ「じゃあもう一つ聞くけど・・・今のあー君と誠・・・どっちが勝つと思う?」
蒼真「多分だけど・・・新さんの方が上だと思う。心情的には副長を推したいけど、それでも本能に任せたスタイルではあの人の方が上だからね・・・」
お互いにダメージを負い、至る所がボロボロになってもお互い立っていた・・・その状況でも誠は、一つの事に気づいていた。
誠「どうしたんだよ・・・スキルは・・・運命の円卓は使わないのかよ? 今の俺相手には、使うまでもないっていうのか?」
新「いや・・・今使う所だ。そしてこれで・・・決着をつける。だがその前に聞きたい」
誠「何だ・・・?」
新「引くつもりはないか?」
誠「ない。新撰組の局中法度一『士道に背きまじきこと』・・・例え相手が誰だろうと逃げる事も負ける事も許されない……例え相手が父親であろうとも、最後まで戦って勝つ!俺に与えられた選択肢は二つ・・・戦って勝利を収めるか、戦って負けるかの二択だ!」
新「そうか・・・ならこの一撃を以て決める!」
―Round Table of Destiny―
スキル「運命の円卓」を発動して決着を付けようとする。二機が動いた!
新・誠「「はあああああああ!!」」
接触しようとしたとき、新が動いた!
新「デスティニー!ブレイカァァァァァ!!」
新のフェイトディスティニーが土方アストレイを掴んだ!そして・・・
新「フェェェェェイト!エンドォォォ!!」
必殺技を放ち、破壊する事に成功。この勝負、新の勝ちだ。
―WINNER Asuka Arata―
誠「……は、ははは・・・ホント、父さんは強いや・・・」
新「いや。誠の方も強かったぞ、あの一発が決まらなければ負けてた可能性もあったし」
蒼真「けど良い勝負だったよ。流石は新さん・・・だね」
新「ああ、ありがとう」
リオナ「所でどうして二人が来たの?」
蒼真「ああ、その事なんだけどね・・・漸く時空が安定し、帰る目途がついたんだよ。次はいつ安定するか分からないし、用が済んだらすぐに神羅城に向かうようにと言われたんだ」
碧唯「あまり長居するのも良くないからね。なんだか嫌な予感もするし・・・」
誠「ちょっと待って。それって神羅族としての直感か?」
リオナ「え? どうして知っているの!?」
誠「・・・色々とあって知っているんだよ。神代達や拓哉さんが神羅族である事をな」
リオナ「あー・・・」
メリュ「まぁ兎に角、予定は早まったけどそろそろお別れかな?」
誠「だな・・・ごめんなメリュ母さん、リオナ母さん・・・こんな所でお別れになっちゃって」
リオナ「良いのよ誠。けど…今度はゆっくりと話そうね」
新「誠。未来でも頑張れよ」
メリュ「無理だけは禁物だよ」
誠「・・・ああ!」
こうして誠達は神羅城へと向かい、用意されたタイムマシンに乗り込んで未来へと帰っていった。けど、リオナ達は何か予感がしていた。「またいつか、合えるんじゃないのか」と・・・
良い決着がつかず申し訳ないです・・・暑さなりなんなりで筆が動かず、中途半端な感じになりました・・・ガッツリかけれるお二方が羨ましい・・・
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