【三次創作】ホロライブ ビルドライバーズ 外伝 ~ホロライトシティの日常~ 作:お覇王
神楽様と相談して本家でやっている「神羅激突編の後の話を書いても大丈夫か?」と確認して「はい、大丈夫ですよ」とのお言葉をいただいたので書きます。この話からの時系列は「神羅激突編の後」です。
穏健派と革命派との戦いの後、玲二達は再び平穏を取り戻していた・・・警戒はしている物の、ひと時の平和を甘受してた事もあり一つのやろうとしていた事をやる事となった。それは・・・
アンジュ「えーと・・・何でアンちゃんはエプロンをしているのかな?」
ヴィヴィ「ヴィヴィも何で?」
マオ「というか何で僕まで?」
みしろ「佐々木家に籍入れする以上、ただお金を入れるだけというのじゃ妻と認める訳にはいきません。最低限の料理も出来ないようじゃ色々と問題が起きかねないですし、アンジュさん達にも料理を学んでもらいます」
アンジュ・ヴィヴィ・マオ『ええー!』
みしろ「文句言うんじゃありません!みしろ達の誰かが神羅風邪になったらどうするんですか!?食事提供が滞ったら大変な事になります!それを避ける為にも・・・最低限の料理は出来なきゃなりませんし、簡単な料理も満足に出来ないのは流石にダメです。分かりましたか?」
アンジュ・ヴィヴィ・マオ『……』
みしろ「分 か り ま し た か?」
アンジュ・ヴィヴィ・マオ『はい……』
そんな情けない3人を傍目に、未来から来たロゼリアとアンナ・・・そして黒髪で獅子族特有の耳と尻尾を持つ青年と、ぼたんに似た白髮の女性を見る。
みしろ「今回はロゼリアとアンナもですが、『玲牙』に教わる形でやってもらいますよ。『つばき』」
つばきF「ねぇみしろかーちゃん・・・あたいもやらなきゃダメ? 玲牙につきっきりで教わるとはいえさぁ・・・」
みしろ「聞きましたよ、家ではほぼニートしていると・・・少しは何かをして家に貢献しなさい。そうですよね玲牙?」
玲牙F「う、うん・・・そうだけど・・・」
つばきF「だってぐーたらしてのんびりするのがあたいのモットーなんだもん。かーちゃん達も趣味に生きているし、あたしも趣味に生きてて良いでしょ。たまにヘルプでホロプラで働いてるし」
みしろ「そういう問題じゃありません!神羅族とはいえぐーたらしてて情けない・・・未来のみしろが『ぐーたらしているのを叩きなおす為に、料理教室に参加させて下さい』と言ったのも納得です」
つばきF「もーみしろかーちゃん厳しすぎー・・・緊急時には神羅族として対応しているし、なんかあった時の為に体力を温存しているだけなのに。玲牙にーちゃんを守るという使命があるのに」
玲牙F「実際未来でも率先して対応してくれるから頼もしいけど・・・もう少しシャキッとしようよ・・・」
みしろ「兎に角、料理して少しは真面目になってもらいますよ。優斗君、ロゼリアとアンナ、アンジュさんをお願いします」
優斗F「ああ、分かった」
こうして各グループに分かれて料理指導をする事に・・・ヴィヴィとマオはルイが、つばきは玲牙とみしろが、ロゼリア達は優斗とリゼが指導する事になった。
アンジュ「それにしても・・・まさか新生神羅族との戦いの後も未来の子供達が来るとはねぇ・・・こうして料理を学ぶとは思わなかったよ」
アンナF「未来のパパも懸念してるからねぇ~この時代のパパ達だけでは対応できない相手が出てくる可能性もゼロじゃないし、あの一件で交代しながら監査する事になったからね」
ロゼリアF「それに色々あって別世界との繋がりも出来たし、この時代から何かが起きる可能性もあったかもしれなかったからね・・・お父様はそこを懸念しているわ」
リゼ「別世界・・・ねぇ。確かにビルドワールドと繋がったりはしたけど、色々と連鎖的につながった可能性はあるわね」
此処で何故未来のチルドレン達が訪問しているのか説明しよう。新生神羅族との戦いの後、事情を知った未来の玲二達がこの一件で本格的に監査と保護する事を決めたのだ。
現代の玲二達は神羅族としてのレベルがまちまちであり、玲二以外で対応できない可能性がある上、再び玲二の家族や拓哉やその家族に被害が及ぶ可能性は大いにあり得る。
そこで「時空の安定するかの監査と、現代の玲二達の護衛と保護」という名目で定期的に護衛する事を決定した。また時空の乱れに関しては安定化するための装置を開発している物の、発動するためには高レベルの神羅族の協力が必要なため全員は向かう事は出来ない上に、多く出て未来に影響が出てもまずいから少数での派遣する事は変わらない上に、過去・・・即ち2025年のホロライトに向かった事がある者は優先されるのだ。勿論未来での生活が差し支えないレベルでの活動は認められているが、それ以上は認められていない。
優斗F「まぁ兎に角、この時代から何かイレギュラーが発生した可能性もある以上どの道放置は出来ないからな。ただでさえ・・・奴らみたいな存在が再び現れない保証もないし、以前の誠みたいに時空の乱れに巻き込まれてタイムスリップの被害が合う人が出ない可能性もゼロじゃない。その為にも、俺達がこうして対応しなきゃいけないからな」
リゼ「難しい話ね・・・」
優斗F「それでもやっていくしかない・・・さあ、雑談は此処までにして調理をしよう。今日はボルガライスを作っていこう」
リゼ「ボルガライス!前に福井のロケで食べたけどあれ美味しかったんだよねぇ・・・」
アンジュ「因みにとんかつは?」
優斗F「勿論とんかつを作る工程もやってもらいますよ、アンジュさん・・・揚げ物は出来る?」
アンジュ「……やったことない」
優斗F「・・・リゼさん、お願いします」
リゼ「分かった。アンジュの方はしっかり教えるからね、やるわよ」
アンジュ「はーい・・・」
まずは米を仕掛けていく。米研ぎはそれぞれアンジュ、ヴィヴィ、マオがやる事になっていた。
ヴィヴィ「前に配信でおにぎり売るゲームやったけど、まさか実際に米研ぐとか思わんかったわ」
マオ「僕なんて家庭科の調理実習位しかやった事ないよ~ハァ、何度も洗うとかめんどい」
みしろ「米研ぎは3回前後で十分です。研ぎすぎると旨味がなくなりますからね」
マオ「えーそこまで考えなきゃダメ?」
みしろ「美味しく仕上げる為です。米を正確に測り、水を研ぎ、そして水に浸すんです。今の時期なら最低30分ですね」
アンジュ「え、どうして?」
みしろ「お米の芯まで水を浸透させるんです、そうする事でふっくらと炊きあがるんですよ。水にも拘りますし、浸透は力を使ってスキップします」
研いで水を入れたのを確認し、指をパチンとさせて時間を加速させる。適度な時間になった所で炊飯を開始する。
ルイ「それじゃあ炊いてる間にとんかつ作りと、下拵えをしていくわ」
各々とんかつ作りやオムライスの下拵えをしていく。が・・・
ルイ「包丁の刃先で切り目で入れるの!思いっきり切ったら駄目!」
ヴィヴィ「え? これじゃダメなん?」
玲牙F「つばき!面倒だからと言って適当にたたきつけるのはダメだよ!優しく、薄くまぶしつけないと・・・」
つばきF「むぅ、感覚でこうかなと思ったんだけど・・・」
リゼ「アンジュ!その持ち方じゃにんじんの皮剥くときに怪我するわよ!?」
アンジュ「うぇぇ~どうしたら良いの~?」
アンナF「目が染みる~」(玉葱をみじん切りにしている)
中々悲惨であった。指導係のお陰で悲惨な状況にはなっていない物の、料理スキルが低いせいで下拵えすらも悪戦苦闘・・・それでも必死に指導し、矯正していく事で形にはなってきていた。
ロゼリアF「い、いよいよ揚げていくのね……大丈夫、私ならやれる」
緊張しつつ、油で揚げていく・・・火傷はしてない物の、やはり慣れない作業をすると怖い物だ。
優斗F「オムライスの下拵えはこんな物か。ご飯が炊けたら次はケチャップライス作りだな」
ロゼリアF「アレ上手く行かない・・・」
リゼ「大丈夫よロゼリア、やった分だけ上達するわ」
揚げたとんかつをまな板に置いていく。米が炊け、蒸らした後はケチャップライス作りをしていく。
リゼ「ねぇロゼリア」
ロゼリアF「何でしょうか? お母様」
リゼ「ぶっちゃけ、ロゼリア達が積極的にこの時代に来ているの・・・監査と保護だけが目的じゃないわよね?」
ロゼリアF「…………ナンノコトデショウカ?」
アンジュ「いや、絶対何かあるでしょ。使命の為に動いてるとかじゃなさそうだし」
優斗F「正解だよアンジュさん。妹も…るり母さんの娘もそうなんだが、ロゼ達の中には使命をそっちのけで玲二さんに甘える為に行こうとしている奴もいるし、ロゼみたいに
リゼ・アンジュ「「え?」」
ロゼリアF「ちょっと優斗!それ言ったらこの時代のお父様やお母様達が警戒するじゃない!」
アンナF「そーだそーだ!ユウは私達を裏切るのかー!」
優斗F「裏切るも何も・・・俺達神代家が一緒に同行しているのも、
アンジュ「因みになんて?」
優斗F「『こゆき達の事だから絶対過去で親族婚が出来るように画策する筈だから、万が一の事があったら止めてくれ』って言われています。佐々木家の中でストッパーが務まる人はいないし、殆どが賛成に回るのが目に見えているからな・・・」
リゼ「それは・・・確かに」
ヴィヴィ「いや、でも流石に過去を変えるような事をせぇへんやろ……流石に、しないよね?」
優斗F「ロゼ達ならやりかねないですよ・・・こゆきさんやさくらさん等のファザコンオブファザコンとも呼べる人なら特にね」
ヴィヴィ「いやこっわ・・・」
アンナF「まぁ何かあって物理的に止める事が多いからね~ユウ達は。ユウがその筆頭格だし、こゆきお姉ちゃんや椛お姉ちゃんとか手を出してくる娘相手でも、ボコボコにされてでも物理的に止める事だってあるし」
優斗F「神羅族とはいえ、過激な事をさせる訳にはいかないし何かある度に玲二さんが叱っても治さないからな・・・俺等が止めないと、その内取り返しの事をしかねん」
アンナF「心配しすぎだってー」
優斗「アンは少しは心配しろ」
優斗とリゼの班が順調にチキンライスが出来て包む為の卵を作っていく中、他の二人は苦戦していた。
ヴィヴィ「うぅーなんかべたついてるしなんか違うー!」
ルイ「べちゃべちゃにならないようにするのも経験とコツ、知識が必要だからね。これに関しては仕方ないわ」
マオ「あー!卵が破けちゃった!」
みしろ「そっとやらないからこうなるんです」
悪戦苦闘しつつもオムライスを完成させ、仕上げにソースを作ってかけて完成させる。そして実食・・・
『……』
ヴィヴィ「美味しい・・・けど、やっぱりルイ先輩達のと比べてなんか違う……」
マオ「んー・・・やっぱりみしろさん等が作った味と比べたらまだまだだと思っちゃうよ」
アンジュ「それでも美味しいのは美味しいんだけどね」
及第点ではあるものの、ルイ達の作ったものと比べて「なんか違う」と評する三人・・・美味い物をしっているだけに要求が高いのかもしれない。
ルイ「これに関しては一朝一夕で出来る物じゃないわ。私だって長い事やって出来るようになった訳だし」
リゼ「こればっかりは地道にやっていくしかないわ。私も、幼い頃から宮廷のシェフから料理指導してもらってそれなりの物を作れるようにはなったし」
優斗F「こればっかりは『練習あるのみ』としか言いようがないな」
モグモグと言わせ、ヴィヴィがカチャりとスプーンを置く。
ヴィヴィ「・・・決めた。ウチ、料理を学んでいくよ」
優斗F「いい心がけですよヴィヴィさん」
みしろ「と言いつつ・・・本音はご主人様に褒められたいとかではないのですか?」
ヴィヴィ「そりゃそうよ!玲二さんに『美味い』と言わせてハートをガッチリ掴ませるんよ!これでヴィヴィたん大勝利!」
みしろ「……まぁ、やる気になったのなら良い事です」
呆れつつも食事を楽しんでいくみしろ達。ホロライトは今日も平和だ。
オマケ(後日の話)
優斗F「お待たせしました、ボルガライスです」
ヴィヴィ「え、うっま!オムライスだけでも美味しいのに、トンカツも全然美味しい!」
優斗F「ありがとうございます。頑張って練習してきましたので・・・」
マオ「本当に美味しいよこれ。優斗、いっそこのままフレイヤと結婚して専業主夫になって!というか現代に残って!」
優斗F「それは出来ないです。未来には父さん達がいるし、何より働きたいからな」
マオ「えー」
フレン「でも結婚するのは嫌じゃないんだね」
優斗F「ああ。フレイヤとはその・・・一緒にいて落ち着くし」
ロゼリアF「じゃあその為にも親族婚を認めさせないと!」
アンナF「そーだそーだ!これぜ完全ハッピーエンド!」
つばきF「ついでに玲牙にーちゃんと結婚出来てあたいもハッピーエンド♪」
優斗F「ダメ」
「えー」と木霊するものの、しっかりとガードしていく優斗であった。
執筆は難しい・・・
オマケ(神楽様から頂いたチルドレンの設定)
玲牙
佐々木家の長男であり、玲二とぼたんの間に産まれた。一人称は「僕」。獅子族であるぼたんと同じように立派なライオンになりたいと思っているが、獅子族にしては珍しく身長は142cmしかなく、かなり弱気な性格をしている。其処まで強くないが家族、特につばきが危険になれば怖がりながらも真っ先に守ろうとする。
黒髪で獅子族特有の耳と尻尾があるが、身長が低い所為で猫の獣人と間違われやすい(獅子族の男性は基本的に高身長になりやすい為)。普段はホロプラで働いているが、これまた身長の所為でお手伝いしていると勘違いされる。
つばき
玲二とぼたんの間に産まれた玲牙の双子の妹。一人称は「あたい」。臆病な兄とはうって代わりかなり強気な性格になっているが、その反面かなりの甘えん坊でもあり、一日に一回は兄を抱っこしなければ気がすまない。因みに身長は180cmあり、知らない人が見ればつばきが姉で玲牙は歳の離れた弟だと思われている。
ぼたん譲りの白髮だが獅子族特有の耳と尻尾はない。高身長である為、よくモデルと勘違いされるが実際はほぼニートである。