【三次創作】ホロライブ ビルドライバーズ 外伝 ~ホロライトシティの日常~ 作:お覇王
あおぎり高校 ガンプラ部
アインス「ハァ・・・それにしても、アレは何だったんだろうね・・・」
フィーア「んー? アインス、どうしたの?」
アインス「ほら、謎の金色の機体が出た時のアレ」
フィーア「ああ、あれかぁ・・・佐々木さん曰く『ガンプラウォーズに害を及ぼす存在』としか説明しなかったけど、結局何だったんだろうね?」
楠子「けど、同時に放置できなかったし私達が動かないといけなかったけどね・・・直感が告げてたけど」
ツェーン「楠子先輩もそう思いますか・・・」
フィーア達は部室にてイドゥンとの戦いを振り返っていた。あの当時、フィーア達は何時ものようにガンプラウォーズをプレイしてた所、金色のガンプラが襲ってきたのだ。それに伴って「大規模なハッキング行為が検出された」としてプレイを中止し、離れる事になったのだが同時に声が聞こえてきたのだ。
『君達の力が必要だ。奴を倒すため、ガンプラウォーズを守る為に力を貸してくれ』
その声はどこか聞き覚えがあり、安心する物の・・・同時に、「行かなければいけない」という確信に変わってガンプラウォーズにアクセスしたのだ。
咲夜「とはいえまさか全員揃う事になるとは思わなかったけどね・・・」
萱原「まぁあの時、俺達が動かないと後悔すると思って動いたからな。それでも全員揃うばかりか、佐倉達だって動いてた程だからな」
フィーア「うん。アルスちゃん達も同じく、声に導かれたみたいだからね・・・」
アインス「けどやっぱり思うのが、あの声……前世で言う
その言葉に思う所があるアインス達。咲夜を除き、彼女たちの前世にとってアムロ・レイは自分達を殺した相手であり、決して友好的な相手ではなかった。だがそれでも、自分の魂が「行け」と叫び気付いた時には向かっていた。
例えそれが自分や戦友を殺した相手だとしても、呼びかけに対して拒否するという考えが浮かばなかったからだ。
ツェーン「それで咲夜・・・私達の事は大丈夫なの?」
咲夜「・・・前世での私の家族を殺したジオンの連中と仲良くする事に抵抗はないか、という事なら『ない』と答えた筈だぞ? ツェーン。確かにジオンは許せない気持ちはあるけれど、ツェーン達に対しては恨みはない。まして今の時代で恨む理由は私にはない」
楠子「私も同じく。前世で連邦兵に
そういいながら咲夜を見る楠子。その目には恨みは籠ってなかった。
フィーア「まぁ兎に角、前世のあれこれとか無しで仲良くする・・・だよね。ねぇ安留さん、咲夜」
楠子「・・・そうね」
咲夜「ふっ・・・そうだな」
フィーア「じゃあこれからも仲良く・・・だね」
楠子「・・・そうね。ああ、そう話しているうちにそろそろ神代先生が来ると思うわ」
楠子がそう話したと同時に蝶美とぽぷらが部室に来た。
蝶美「ごめんね皆、事前に遅れるとは伝えてたけど・・・少し遅くなっちゃった」
ぽぷら「収録が思いの外長引いてさ・・・待たせてごめんね」
ツェーン「大丈夫ですよ先輩、事前に『思ったより時間が掛かりそうだから遅くなるかも』とは聞いてたので。今日は座学ですよね?」
蝶美「うん。今日は量産機に関するあれこれをちょっと語ってみようと思うからさ、聞いてもらえると嬉しいな」
ケイ「でもちよちゃん先生の座学は分かりやすいし、あたしは好きだよ」
蝶美「ありがとう。それじゃあ始めようか」
蝶美「さて、一言に量産機といえば色々とあるけれど・・・思い浮かぶものは何かな?」
ルナ「えっと・・・代表的な物で言えばザクⅡやジム、ジェガンとかですしアナザー系で言えばゲルググメナースやムラサメ改、ギャン・シュトロームやグレイズ、アヘッド、後はドートレスやリーオーですよね?」
蝶美「有名な奴でHG化されてるので言えばその辺りだね。で、その中でもジムとグレイズは初心者にお勧めされている機体ではあるんだけど・・・それは何故だと思う?」
これに対して分からず沈黙する一年生たち。これに手を挙げたのが咲夜だ。
蝶美「じゃあ蓮野さん、答えてもらおうか」
咲夜「はい。まず共通して言えるのはフィット補正が働く武装が豊富である事と盾持ち故の安定感が大きな利点である事、どちらも癖がなく初心者にとっても使いやすい機体であることです」
蝶美「その通り。初心者が使う上で大事なのは『癖無く使えるかどうか』という所が大事であり、性能が高く装甲が厚いからといって使いこなせる保証はない。事実、ジーラインやディランザ・ソル等が比較的新しいキットであるにも関わらず、初心者に勧めれないと言われているのは『知識や経験がないと満足に活かせれないから』という点が大きいんだよね。同じ理由でグレイズリッターやレギンレイズがガチの初心者には勧められなかったりするし」
アインス「グレイズリッターに関してはカルタ機やマクギリス機、カルタ隊所属機やマクギリス隊所属機の4種類出ていますけどいずれもエース機向けとして調整されているから性能が高めに設定されているんですよね?」
蝶美「そう。『性能が高い=使いこなすには知識と練度が必要』だから誰でも使える訳じゃないんだよね・・・ガンダムタイプなんかそこまで癖のなくて取っつきやすい物もあれば、知識や理解力がないとフルに活かせれない機体もあったりするからね。実際風和さんもインパルスに手を出して泣きを見た事があったからねぇ」
ぽぷら「いやまぁ・・・あの時は新君への憧れとか、色々とあってインパルスを使いこなそうと頑張ったんだけどね・・・今でこそ使いこなしているけど、最初は出来なかったから結局ゲルググ使ったけど」
ちらりと見られ、苦笑しながらあの時の事を語るぽぷら。
蝶美「まぁ話を戻すと、ジムの場合はMSD版・・・所謂ショルダー・キャノン装備やミサイルポッド装備に出来るジムから始まり、性能を底上げしたジムⅡ、ジムⅢへと派生して使っていく事が出来るし、格闘戦特化で行けばジム・ストライカーやジムII・セミストライカー、射撃戦メインで行くならジム・スナイパーカスタム(ミサイル・ランチャー装備)、射撃支援のジムⅢビームマスター、使いこなすのは難しいけど単機での性能を高めつつチームの支援に主眼を置いたパワードジムカーディガン等・・・用途に応じた様々なジムがあるのが特徴だね」
フィーア「じゃあグレイズの強みは何?」
蝶美「グレイズの場合、MSオプションセットのパーツを追加する事でカスタマイズが出来る事が特徴の一つだね。例えば、陸戦用グレイズ用ホバーユニットをカスタマイズする事で地上戦仕様でなくとも地上適性が上がり、水上をホバー移動する事が出来るようになったりするのも特徴の一つ。さらにバズーカやシールド、地上用ブースターユニットを追加する事が出来るからザク以上にカスタマイズが幅広いのも特徴だね。後やっぱり、サイドアームに対するフィット補正も高いのも魅力の一つとも言えるかな」
咲夜「ナノラミネートアーマー持ち故に耐久値や防御力も高い為、ザクより勧めやすいとも言われていますよね」
蝶美「その通り」
フィーア「うーん・・・じゃあその上で聞くけど、どうしてリバイブ版のザクやグフとかが人気あるの? 人気ある機体だから・・・とか?」
疑問を発するフィーア、これには一年生の中には「確かに・・・」と疑問に思う者も少なくなかった。
蝶美「まぁ人気あるのもそうだけど、やっぱりRF化している影響が大きいかな」
フィーア「RF化って・・・上原星さんが公開している『RF○○』シリーズとか?」
蝶美「そう。これはHG化されてない量産機の事情があるんだけど・・・どうしてもね、非ガンダムタイプで強い量産機使うとなれば限られてくるって言うのがあるんだよね。ジェガンJ型やM型、R型は確かに性能は高いんだけど・・・使う人からしたら『性能は高いけど、ジェガンは何処まで行ってもジェガン』という事で不満を持つ人も少なくないし、グスタフ・カールも基本重量級で好みが別れたりするんだよね。コミカライズ版で出た軽装型が立体化されるかもわからないし・・・そこで注目を浴びているのがこれ、RFザク等のRFシリーズなワケ」
そう言って自作したRFザクを取り出し、見せつける蝶美。
蝶美「RF化するには改造技術が必要だけど、レシピやビーム兵器に変更するためのソースコード、さらにバンナムもガナハと協力してRFシリーズを意識した武装も発売されているからね。*1その甲斐あってか誰でもRFシリーズを再現する事が可能だし、そのおかげで最近じゃRF化したザクやグフ、ドムやゲルググが出ているのはそれだし、何ならオリジナルのRF化した機体を出してたりしているんだよ」
萱原「改造に関する難易度はそれぞれ違うけど、無理にオリジナル機体を作り上げるよりかは敷居が低いのも特徴とも言えるからな」
蝶美「改造する為の母体となる機体があれば誰でも作れるという、まさにオールズモビルが戦後に設計図やソースコードを公開してあっちこっちにばらまいてジェガンJ型やヘビーガンレベルになら対抗出来、それでいて大量に配備出来るという宇宙世紀で起きた事が現実でも起きるようになったからね・・・しかもヘビーガンやGキャノンはまだHG化されてないし。まぁだからこそ、先生はヘビーガンやGキャノン、欲を言えばハーディガンやGキャノンマグナ等の立体化を強く望んでたりします」
楠子「それは同意しますが、欲望駄々洩れですよ?」
蝶美「コホン……まぁ兎に角、『強い機体だから』という理由で選ぶのも考え物でもあるし、何が自分にとって適切なのか、その辺りをよく吟味して選択する事も大事って事だね。HGのプラモって決して安くはないし、道具も買い揃えると高くつくからね。機体を変えるにしても、その辺りをよく調べたうえで選択するように」
そうしていると下校時間となった。
蝶美「はい、良い時間なので今日の講義は此処まで。もし何か分からない事、気になる事があればまた質問してね」
その言葉を最後に本日の部活動が終了し、部員たちはそれぞれ帰路につく事となった。
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