【三次創作】ホロライブ ビルドライバーズ 外伝 ~ホロライトシティの日常~ 作:お覇王
神代家にて招待された新達。未来から来た蒼真と碧唯が新とメリュジーヌと手合わせし、そのお礼に昼食のレバニラ炒め定食を振舞っていたのだ。
新「美味いな・・・レバーがしっとりしているけど味がついているし、野菜もシャキシャキしている」
メリュ「この中華スープも美味しいね。丁寧に作られているのが分かるけど・・・作りなれているのかな?」
蒼真F「はい。未来じゃホロスタ新選組の皆によく振舞っているんですが好評なんですよ」
碧唯F「兄さんは中華も嗜んでいるし、誠さんからも『美味い』と評判だからね」
リオナ「やっぱり青先輩の子供だけあって、料理スキルが高いのね」
蒼真F「それもありますけど、そうでなくとも副長が無理してしまう所がありますからね・・・少しでも力になりたい気持ちもあったりしますし、その一環として極めたのが料理だったりします。あの人にも、精神的に休まる場所と時間が必要ですから・・・」
碧唯F「そうでなくとも勇気さんの一件もあるし、色々と無理しがちな所があるからね・・・」
新「そうなのか・・・」
リオナ「正直心配よね・・・誠はちゃんとご飯食べているの? きちんと睡眠はとれている?」
蒼真F「ちゃんと睡眠はとっているみたいですし、毎日三食は取ってるみたいですよ。未来でもリオナさんからも心配されてて、寧ろ鬱陶しい位だとか・・・」
碧唯F「まぁそうでなくともレッスンなりなんなりで忙しいから寝る時は寝るなどして体力は回復しているみたいですけどね。まぁ、無理する時があったら私や兄さんが無理して休ませるときがありますけど・・・」
リオナ「そう・・・兎に角誠には無理させちゃ駄目だからね? そうでなくとも荒事にも関わっているみたいだし、アイドルを兼業しながらとなれば・・・」
メリュ「リオナ。心配なのは分かるけど信じてあげたらどうなんだい? まさかと思うけど、玲二にお願いして未来に向かうとか言わないよね?」
リオナ「……駄目かな? 二人とも」
蒼真F・碧唯F「「駄目です」」
リオナ「……どうしても?」
蒼真F・碧唯F「「どうしてもです」」
新「そりゃそうだよ姉ちゃん・・・こういうのって何が起きるか分からない訳だし、下手すりゃ未来の姉ちゃんとも会う可能性だってあるんだぞ? そうなったらどう説明する気だよ?」
メリュ「新の言う通りだよ。何が起きるか分からないのもあるだろうし、私としてもそんな危険な真似はさせる訳にはいかない。それに・・・未来の、とはいえ自分の子供の事を信じてあげなよ」
リオナ「うっ・・・そうよね……」
過保護になっている自分に反省するリオナ。昼食を楽しみつつも、食後のデザートとして作られた杏仁豆腐を食していく。
メリュ「それにしても・・・蒼真の戦闘スタイルが実体剣とビームトンファーのみとはね。戦い方も私のランスロットにも似ていたけど、もしかして私の戦闘スタイルを倣ってたりする?」
蒼真F「はい。僕は射撃に関してはそこまで上手くない・・・というのもありますからね。マシンガンなら兎も角、ビーム兵器やライフル系はからっきしですし……」
碧唯F「兄さんは剣による近接戦闘とスピードと技術を活かした戦い方をしてこそ・・・だからね。総合力じゃ誠さんは勿論、ホロ内の上位勢には敵わないけど、それでも上位に来るほどの強さではあるわ」
蒼真F「いろは師匠に師事してたのもあるけど、戦い方とかはメリュさんを参考にもしてたりします。近接戦での戦い方は勿論、使える物は何でも使うというスタンスを参考にしていますので」
メリュ「・・・成程ね。どうりで既視感がある戦い方な訳だ」
蒼真F「それを以てしても副長には敵わないですけどね・・・バトラーとしても、人としても……」
メリュ「君は本当に誠の事を尊敬しているんだね」
蒼真F「はい。僕にとって副長は、局長や父さんとは別に尊敬する人物でもありますから」
嬉しそうに語る蒼真。彼にとって誠は、それだけ尊敬する人物なのだろう。
新「・・・なぁ蒼真。蒼真から見て誠ってどんな奴なんだ? 出会いの事とか、その辺り含めて教えてくれ」
蒼真F「副長との出会い……ですか。そうですね・・・」
蒼真はゆっくりと語りだす。誠とどのようにして出会い、尊敬するようになったのかを・・・
初めて出会ったのは顔合わせの時だね。オーディションを合格し、メンバーの顔合わせする事になった時はよく覚えているよ。
蒼真F「神代蒼真です。剣術を嗜んでおり、少々使う事が出来ます」
そう言って自己紹介したのだがメンバーの殆どが困惑していた。「女性じゃないのか?」「入る所を間違えたのではないのか?」という声を漏らす中、局長と副長は僕をじっと見つめた後にこういった。
誠「……中性的な顔をしているが、男ですよね。近藤さん」
勇気「ああ。華奢な体だが、良い目つきをしている。男の目だ」
初めてだった。僕を一目見て男と見抜き、それでいて変な目で見ずに受け入れてくれた。僕にとって、それだけでも嬉しかった。
蒼真F「飛鳥さんに近藤さん。僕、女の子のような身体つきをしているけど何も思わないの?」
誠「思わない。お前は男であり、ホロスタ新選組の志を共にする同士である。それだけで十分だろ?」
蒼真F「ッ!」
副長に同意するように黙って頷く二人を見て、僕は確信した。僕が使えるべきはこの人達だって。その後不慮の事故で局長が亡くなり、副長が皆のまとめ役をする事になった時も僕は決心した。
「局長が亡くなった分、僕が副長を支える」と・・・
リオナ「・・・成程ね。一目で見抜くだけでなく、蒼真の心を掴むなんて凄いわ」
新「そこまで敬服するとはな……」
蒼真F「うん。G.C.I.B.と連携する形で活動する時も、あまり現場に出ない分裏でも支えてくれているからね。健康診断に付き添ってくれたり、報告書等の書類の添削にも協力してくれたりと、裏で色々と支えてくれてた・・・そんな人だからこそ、僕も何かしてあげたかった。さっき作ったレバニラ炒め定食も、よく振舞う料理の一つなんです」
蒼真F「はい。レバニラ炒め定食お待ちどうさま」
誠「悪いな神代、飯を作ってくれて」
蒼真F「良いんだよ。副長もだけど、修羅さんやヒバナもまだだったからね」
ヒバナ「悪いな蒼真。飯食うタイミングを逃してただけに助かるぜ」
修羅「その為だけに頼むのも申し訳なかったからな・・・蒼真が作ってくれてありがたい」
食堂に集まるのは僕や副長、同じく四天誠と呼ばれるヒバナと修羅さんだった。実働部隊としてそれぞれ活動している故に皆が集まるのは大型イベント等位だけど、この3人とは何かと集まる事が多かった。
蒼真F「この中じゃ僕が一番弱いからね。少しでもバトル以外で貢献しないといけないから・・・」
修羅「……仮にも四天誠の一人と呼ばれている男が、あまりネガティブな事を言うな」
ヒバナ「そういう事は他のメンバーの前ではあまり言うなよ。蒼真だって十分つえーんだからな」
蒼真F「・・・ごめんね、修羅さんにヒバナ」
誠「それに戦う事だけが全てじゃない。俺もメンバーの皆を支える為に母さん達から料理を教わってはいるが、此処まで美味しくは出来ないからな・・・レシピを教わってやってはいるが、どうも神代が作る料理と比べて違うから悩むところだし・・・」
蒼真F「うーん……これに関しては慣れ、かな? 母さんも言ってたけど『レシピ通りに作ってもその人の出す美味しさを出せるとは限らない。味の調整等の微妙な匙加減次第で美味しくもなるし、不味くもなるよ』って教わったからね。牛乳で臭み消ししないのも匙加減の一つだし」
誠「アレか。うちでは牛乳で臭み消しした奴の方が好評だからな・・・母さん達や姉さん達は『こってりとした感じが嫌』って。父さんや俺はあのこってりとした感じと臭みが良いとは思っているんだがな・・・」
修羅「まぁこの辺りは意見が分かれますからね。俺は副長と同じく、臭み消ししてない方が好きですが」
ヒバナ「俺も好きだな。後、蒼真の作るレバニラ炒めは野菜がシャキシャキしているし、レバーもしっとりしてて良い・・・美味い店で出される奴と同じだよ」
蒼真F「ありがとう。洋食や中華は僕と碧唯の得意料理だからね、それにレバニラ炒めは疲労回復、貧血予防、美肌効果もあるから家族にもよく作っているんだ」
誠「他者を労わる良い味だ。流石だな、神代」
蒼真F「ありがとう副長。そういってくれるのが嬉しいよ」
メリュ「誠からも評判高いんだね、そりゃ納得だよ」
新「確かに美味いし、店に出ても違和感ないレベルではあるよな。この杏仁豆腐もか?」
蒼真F「そういってくれると嬉しいです。でもこの杏仁豆腐は碧唯が作った物です」
新「そうなのか?」
碧唯F「はい。私は洋食とデザートには自信あるんですよ、未来でも時々兄さんと料理配信しますし」
新「成程な・・・帰る前にレシピ教えてくれないか? 今度、優にも振舞ってあげたいんだ」
碧唯F「良いですよ」
リオナ「それにしても・・・」
碧唯F「?」
リオナ「誠は蒼真達が神羅族である事を知っているような口ぶりしていたけど、その辺りどうなの?」
疑問に思うのも無理もない。碧唯達神羅族は安易に公表できる存在ではないし、現代の時空でも玲二が公表したがそれ以外については新等の「素性を知り、信頼できる相手以外には」隠している。それに答えたのが蒼真だ。
蒼真F「それについてだけど・・・実は新さんからそれとなく話は伝わってるみたい。勿論副長には改めて話してはいるけれど、それについては受け入れてくれているよ」
リオナ「そうなの?」
蒼真F「うん。カケルの事含めて、僕が副長の事を敬愛している一番の理由でもあるからね・・・」
誠「……神代、その話は本当なのか?」
蒼真F「うん・・・父さんからは『新達には事情を話している』とは聞いてたけど、副長には改めて話しておきたいと思ったからね」
碧唯F「ごめんなさい誠さん・・・下手に話して巻き込まれる可能性があるから言うべきか悩んでたけど・・・「関係ねぇ」・・・え?」
誠「神代や碧唯が神羅族だったとしても関係ない。お前達はお前達、神代は俺達ホロスタ新選組の仲間であり、碧唯は神代の妹でもあり、管轄は違えど同じホロライブで活動する仲間。それだけで信じるには十分な理由だし、偏見を持つつもりはない」
蒼真F「それは、そうだけど……何も思わないの? 僕達は普通の人間じゃない……いや、この世界に生きるどの生命体にも当て嵌まらない存在なんだよ? カケルだってそうだし、そんな僕達を・・・」
誠「関係ねぇし、俺からしたらそんな事はどうでもいい。神代達だっていずれ話しておかなければいけない事だから話したんだろう?」
蒼真F「それは・・・そうだけど・・・」
誠「神代達が俺を信用して話したんだから、俺もお前達を信用すべきだし、元よりお前達の事を信用している。自分は神羅族? どの生命体にも当て嵌まらない存在? だとしても俺にとって神代達は大事な仲間だ!仲間を信じずして誰を信じるって言うんだ!!」
蒼真F・碧唯F「「ッ!」」
誠「神代。カケルと付き合ってる事を公表する事に対しても悩んでいたよな? やましい事じゃないし胸を張って前を見てデカイ声で言えば良い事でも悩んでたが、お前は抱え込み過ぎだ。何のために仲間がいる? 何のために家族がいる?」
蒼真F「・・・相談する為」
誠「そういう時でも俺にも相談してくれた、信頼してくれているならそれに応じるのが筋だ。これは副長として応じているんじゃない・・・俺個人の意思で応じている。だから神代・・・一人で抱え込むのは止めろ。もし一人で雁字搦めになってバカな事をしようものなら、俺がお前をぶん殴ってでも引き戻してやるからな!」
蒼真F「副長・・・」
あの時の副長の目はまっすぐで、熱く、同時に心に来るものがあった……これが、僕が副長を心から敬愛するきっかけでもあったんだ。
蒼真F「・・・そういう事だから、僕は今でも副長の事を敬愛している。父さんや局長、玲二さんと同じで頼もしい存在なんだよ。それに・・・この時代に来て、新さん達と出会ってより理解できた気がする」
新「というと?」
蒼真F「新さんの仲間を守る強さに、リオナさんのリーダーシップと不器用さ・・・そして何より、お二人の『他者を労わる優しさ』を継いでいるんだなって・・・メリュさんも、そういう所に惚れたんだよね?」
メリュ「・・・まあね。優の為に私と戦い、打ち破り、危害を加えられようとした時に守ってくれた。そんな彼の他者を労わる優しさに惹かれた・・・そして同時に、彼の
碧唯F「やっぱりですか・・・ホント、あの人の良心らしいですね」
新「は、ははは・・・」
周囲からそう高く評価され、むず痒くなる新であった。
オマケ
リオナ「所で思ったんだけど・・・未来じゃ二人って、
碧唯F「……ああ、
リオナ「そんなに?」
碧唯F「はい。ホロスタ限定で言えば一、二を争う位の人気CPですし誠さん攻め、兄さん受けが主だったりします……何なら私もpixiv等で書いてたリ・・・」
リオナ「……」
未来の息子が同人イラスト等で描かれてる事を知り、なんとも言えない気持ちになるリオナであった。
Q:四天誠と呼ばれている人達の強さってどんな物なの?
A:四季様曰く「ガンプラバトルの強さではトップは誠で、次点で修羅→ヒバナ→蒼真です」との事。
それとヒバナの設定を頂いてるのですが・・・正直こんな感じで大丈夫かな? というか掲示して大丈夫か・・・
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