【三次創作】ホロライブ ビルドライバーズ 外伝 ~ホロライトシティの日常~ 作:お覇王
ちせがヴェスに指導してもらっている中、サイネもケイに指導を受けていた。
ケイ「今回はあくまで実力を知る為なのと、基本を学ぶためのレッスンだから気楽にいこうか」
サイネ「はい。よろしくお願いします」
サイネのストライクサージェントとケイのRFドムトルーパーが対峙する。
ケイ「基本動作については学んでいるね? 学んでないとしたらスパルタで叩き込むけど」
サイネ「そこは大丈夫です。組み立てた後、軽く基本動作を学んできたので問題ないかと」
ケイ「そうかい。おしとやか・・・を謳ってはいるけれど、
サイネ「……まぁ、コントローラーである6ボタンツインスティックの操作が慣れないのと、換装しないとバッテリー切れしてしまう事が何度かありましたが・・・怒ったりしてませんからね?」
ケイ「・・・まぁ、初心者にありがちなミスではあるね。やりたいと希望してたから止めなかったけど、大丈夫なのかい?」
サイネ「大丈夫です。何となくですが、感覚とコツは掴めてきているので」
ケイ「へぇ? なら、まずはエールストライクの状態になっているから攻め込んできな」
強化型ビームサーベルを構えて誘うケイ。サイネもエールストライクの状態になっている為ビームサーベルを構え、踏み込んでくる。
サイネ「この距離でなら、アシストありで一気に踏み込めれる!」ブォン!
ガキィン!
サーベルを構えて攻めてくるがアシスト補助の影響で軌道が素直。ケイは焦ることなく強化型ビームサーベルを合わせていなす。
ケイ「しっかりと距離を見て格闘を振るえているね。初心者はロックした状態にしても距離が足りなくてただ振ってしまう時があるけれど、そういったミスをしなかったのは良し」
サイネ「待って、今の合わせていなした? 今の敢えて喰らってくれる場面じゃないのですか?」
ケイ「そりゃそうさ。アタシはCPUと違ってそのまま殴らせるつもりはないし、普段ならそのままビームシャワーを撃ち込んで反撃してたよ?」
サイネ「そのまま殴らせてよ・・・」
ケイ「ならもうちょっと踏み込んで斬るか、ブースト吹かせてのダッシュ斬りを狙うべきだったね。攻撃の早い右薙ぎでいなしを狙いにくいし、次はそこを意識してやってみようか」
バックして距離を取り、再びサーベルを打ち込ませようとする。
サイネ「よし・・・この距離なら!」
今度は言われた通りにダッシュ切りを狙ってダメージを与える。
ケイ「そうそうそんな感じ。じゃあ次はソードストライクに切り替えてみようか、焦らず、間違えずにね?」
サイネ「ソードストライク・・・これですね」
特殊コマンドの「換装」を押して「Sword」をタッチする。ソードストライクパックに換装され、わずか1秒未満で換装する。
ケイ「装備を変えたね? ソードストライクは『対艦刀「シュベルトゲベール」』に『ビームブーメラン「マイダスメッサー」』、『ロケットアンカー「パンツァーアイゼン」』が使えるようになる。射撃武装は基本イーゲルシュテルンしか使えないし、近接戦以外は基本何も出来ないという事を頭に入れておく事」
サイネ「ビームブーメランやバルカン使えるのに?」
ケイ「バルカンは基本牽制、ブーメランはフェイント使う目的でアラートを鳴らして怯ませて格闘をねじ込む、パンツァーアイゼンは海ヘビ並に長く、アンカーを撃ち込む武装だけどダメージが小さい上に電撃を流すとかはしないから格闘へと繋げる武装。基本的には拘束したり、打突として使う物と思った方が良いね」
サイネ「成程・・・何か格闘コマンドが多いですけど、これは?」
ケイ「それがソードストライクの特徴。ディスティニーやジ・Oみたいに格闘のレシピが多いから近接戦では出来る事が多いし、ブースト管理が大変だけど慣れればMFにも引けを取らない格闘火力を出せるようにはなる。特に特殊コマンドの一つ『サツマストライク』は示現流の初太刀を再現した物で高威力、高速、当たればクリティカル判定が出る最強の一撃だけど外せば隙が膨大でそのまま乙ってしまう一撃必殺の奥義と言っても過言ではない・・・ダメージ倍率も上がるし、ブースト消費量も膨大。撃ち込むなら確実に当てられる時じゃないと駄目だから注意さ」
サイネ「ただガムシャラに攻撃振るだけじゃダメと?」
ケイ「ダメ。距離に応じて格闘コマンドを入れる事は勿論、ブーメランとパンツァーアイゼンを活かさないと格闘ダメージが伸びないし、下手したらエールのままの方が良かったりするからね」
サイネ「ええ・・・そこまで考えないといけないんですか・・・」
ケイ「まぁそれ故に『換装機は基本初心者お断り』とも言われてるからねぇ・・・けど、基本さえ分かれば初心者でも十分活躍できるさね。そして三つ目のパック、ランチャーストライクに変えようか」
サイネ「ランチャーですね」
特殊コマンドの「換装」を押して「Launcher」をタッチして換装する。
ケイ「ランチャーストライクはソードストライクとは逆に遠距離戦をメインに射撃戦する形態さ。『320mm超高インパルス砲「アグニ」』と『コンボウェポンユニット』に付与されている2種類の武装を加え、メイン射撃武装が3種類もあるのが特徴だね」
サイネ「コンボウェポンユニットはバルカン砲とガンランチャーがありますけど、これですか?」
ケイ「そう。まずコンボウェポンユニットに備えられている『120mm対艦バルカン砲』は近接戦に強いマシンガンと受け取っても良い。基本寄られた時に撃ち込んでいくものだから攻める時に撃ち込むよりも、寄られた時に撃ち込んでいくのが良いね」
サイネ「攻める時はどうするんですか? アグニともう一つの『350mmガンランチャー』を使うとか?」
ケイ「そう。350mmガンランチャーは2発同時発射するから実質撃ちきり装備ではあるんだけど、その代わりリロード時間が短い上に弾速の早い砲弾と誘導が強いミサイルの二種類が使える。上手く使う事で砲弾を撃ち込んですかさずミサイルを撃ち込む・・・近距離ではこれを主軸に射撃戦をし、撃ち込んでヒットしたのを確認したらアグニを撃ち込む・・・それが基本的なランチャーの使い方だね」
サイネ「これだけ聞けばガンランチャーがメイン武装なのでは?」
ケイ「そう聞こえるけどガンランチャーだけじゃ火力が伸びないし、対艦バルカン砲も弾数次第では撃ちきってリロードしてダメージ稼ぎとリロード時間を設けなきゃいけないし、アグニは高威力、長射程、範囲が広いんだけどクールタイムが長いから、ランチャーを織り交ぜて使う・・・とか以外で使うとなれば狙撃じゃないと基本当たらないからね・・・射撃によるアシストするにしても、エイム力が無いとダメ」
サイネ「つまり3種類の射撃武装を織り交ぜて使っていかないと火力が出ないと・・・」
ケイ「そう。アグニによる射撃と圧を掛けつつ嫌がらせしていくのがランチャーの基本的な立ち回りだね」
サイネ「成程・・・」
スマホのメモを使って書き込んでいき、三種類のパック形態を見てまとめていく。
サイネ「じゃあ総評するとエールを基本にして立ち回りつつ、遮蔽物や入り込んだ場所ではソードに切り替えて殴ってダメージを稼くかエールのままで殴って通り魔する・・・逆に開けた場所ではランチャーに切り替えてパチパチと撃ち込んで嫌がらせして、攻め込んできたら対艦バルカンでダウンを奪った後にエールに切り替えて逃げる・・・って感じですか?」
ケイ「大体そんな感じ。それじゃあ、やってみようか」
その後は実戦で実証してある程度は形に出来た物の、最後は少し本気出したケイにボコられて終わった。
サイネ「めっちゃ頭痛い……というか意識する事が多い・・・」
ケイ「それでも初めてにしては上出来だし、理解力は高いから十分さ。初心者であそこまで動けるなら大丈夫。それに・・・」
サイネ「それに?」
ケイ「サイネは物事の一つ一つの理解力と柔軟性はある。拙い部分が多いとはいえ、修正すべき所が分かったらすぐに修正出来ているのはポイント高いね。今はまだ経験が浅いけど、柔軟な立ち回りが出来るのがサイネの強みさ。このまま経験を積んで磨いていけば・・・換装機や可変機もフルに使いこなせると思うよ」
サイネ「そういう物ですか?」
ケイ「サイネの強みはスポンジの如く吸収率が高く、柔軟に対応できる事・・・マルチロールに出来るようになれば伸びるさ。何なら、経験が足りない分マルチに熟せる様になればすみれ達相手にも戦えるようになる。マルチに熟せる器用さを伸ばしていこうか」
サイネ「……はい!」
ケイ「そういう事だから・・・大和、良いかい?」
大和「ストライク関連の指導なら引き受けるよ。それにもし頑張っていきたいと思うのなら・・・これを譲るよ」
そう言って大和は一つのフィラーノートを差し出す。
サイネ「これは?」
大和「僕がストライクを使ってた頃にまとめたノートのコピーだよ。換装機のノウハウが纏まっているし、もし詰まったりしたら読んでみて。それと・・・サイネさんで良ければ教えるよ」
サイネ「あ・・・ありがとうございます。大和さん、もし時間があったら教えてください」
大和「うん。シフトの間で良ければ教えるし、こういうコーチングも引き受けてるからね」
サイネ「ありがとうございます。がんばろ・・・」
サイネもまた、強くなろうと決心する・・・才能が開花し、おしとやかに立ち回れる日はそう遠くない・・・
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