【三次創作】ホロライブ ビルドライバーズ 外伝 ~ホロライトシティの日常~   作:お覇王

341 / 352
前から考えてたネタをやっと書ける……申し訳ないです、四季様。


来栖家の双子との交流

2029年のホロライト。大学を無事卒業して結婚した怜と奏。ファンやホロメンからも祝福されて幸せな結婚生活を送っていた。そんな中で子宝にも恵まれ、子供達をお披露目する等来栖家は飛鳥家とは勿論、佐々木家や神代家とも仲良くやってきていた。

これは、青の子供達と奏の子供達との付き合いの始まりを描いた一幕だ。

 

 

 

 

 

来栖家

 

怜美・奏楽「「キャッキャッキャ」」

 

青「いやーやっぱり可愛いね、奏ちゃん達の子供は」

 

奏「でしょー青さんの子供達も可愛いけど、うちの子達もめっちゃ可愛いでしょ」

 

怜「あれから育児も大変ではありますが、あまり手が掛からないのでそこまで苦労はしてないです」

 

拓哉「そうか・・・奏の負担がかからない様、きちんと協力し合って育ててるみたいで良かったよ」

 

怜「ええ。この子達は俺が生きて来た証でもありますし、しっかりと育てるつもりですよ。延命薬を服用しているとはいえ、一緒に居られる時間は限られますし・・・」

 

碧唯「赤ちゃん、こっち見てー」

 

怜美「……」キラキラ

 

青「おや、怜美ちゃんは碧唯に一目惚れかな?」

 

拓哉「はは。青に似て色々とモテるからな」

 

怜「とはいえ珍しいな、普段は俺以外にはそこまでときめかないのにな」

 

蒼真・碧唯「「・・・?」」

 

怜美を見て何か違和感を覚える蒼真と碧唯。少ししてお眠の時間になったので子供部屋に連れていき寝かせに入った。それから少し経ち・・・

 

碧唯「ねぇママ」

 

青「どうしたのかな? 碧唯」

 

碧唯「赤ちゃん見に行ってもいーい?」

 

蒼真「僕と碧唯、気になる」

 

青「うーん・・・行っても寝てる時間だよ? 奏ちゃん、大丈夫かな?」

 

奏「まぁ・・・起こさないようにするなら大丈夫だよ。今は昼寝の時間だから起こさないようにね?」

 

蒼真・碧唯「「はーい」」

 

途中まで部屋を案内し、「場所が分かったから後は自分達で行く」と言って子供部屋に近づく。すると音が聞こえて来た事から何かあると判断した為、能力を使って無音化とすり抜けを使ってこっそり部屋に入る。

 

碧唯(やっぱり・・・)

 

蒼真(僕達の予想通りだったね)

 

赤ん坊である怜美と奏楽がタブレットを器用に使い動画を見ていた。音から察するに奏の動画だろうが、二人とも自分達が来ている事なんて気にもせず夢中になってる程に食い入るようにみてた。

 

怜美「は~♡パパかっこいい~♡やっぱり『二人で歌ってみた』シリーズ最高~♡」

 

奏楽「やっぱり母さんの歌声良いよな。流石は俺の推し」

 

蒼真「何見てるの?」

 

怜美「いや、一緒に見ているから分かるでしょ。何言っているの奏楽?」

 

奏楽「? 俺何も言ってないぞ」

 

碧唯「……」ピカァァァ(音遮断の能力を使って部屋を覆う)

 

怜美「ハァ? 此処には私等しかいないし」

 

碧唯「こっちだよ」

 

こっそり近づいて二人に声をかける碧唯。すると今まで自分達しかいないと思ってた怜美達は数秒固まった後、声を上げる。

 

怜美・奏楽「「何でいるの!?」」

 

碧唯「こっそり見に来ちゃった。二人の事が気になったし、色々と聞かれたら困る事もあるだろうと思って二人だけで来たんだ」

 

蒼真「大丈夫。僕達だけしかいないから」

 

何とか落ち着かせるように宥める蒼真。

 

怜美「というか普通に無音で来ててキモいんだけど・・・」

 

奏楽「いや、それよりも俺達がこうして喋ってるの不味くないか?」

 

蒼真「大丈夫だよ。僕達も君達と同じ()()()()()()()()だから」

 

奏楽「……()()()か?」

 

碧唯「ううん、神様に等しい人達の子供だよ」

 

怜美「神様に等しい? 何かよく分からないけど、どうする奏楽? 私達の事話す?」

 

奏楽「いや、その前に二人の事を知りたい。何となく、あの()()()()()()()()に似た雰囲気があるし、事の次第じゃ隠さず話した方が良いからな」

 

蒼真「ありがとう。君達のお父さんには内緒にするから安心して。それじゃあまず自己紹介しようか」

 

そうして蒼真達は自分達の正体を語りだす。自分達兄妹とその両親は神羅族という種族の人間である事、二人があった事がある閻魔様みたいな人(二人は内心、神羅ルシアと推測)と多分同じ存在である事、神羅族の事は奏や怜も知っている事、二人の魂が普通の存在と異なる事から違和感を感じて探りに来た事を話した。

 

奏楽「・・・成程な。それで俺と怜美が転生者だと気付いた訳か」

 

蒼真「うん。僕のお父さんも転生者だからね、それで気付いた訳さ」

 

怜美「というか兄妹って・・・女の子だったのね」

 

碧唯「うん。もしかして私にときめいちゃった?」

 

怜美「ときめいた、というか・・・気になった感じではあるわね。『え、何この子良いじゃん!気になる!』って感じでね」

 

碧唯「でも私、お兄ちゃん程じゃないけどカッコいいし来るとは思わないの?」

 

怜美「思わないわよ。だって私前世の頃からレイに一途だし、そもそもそっち系に興味はないわ」

 

碧唯「そっかぁ・・・何か残念」

 

蒼真「あはは・・・それじゃあ、今度はそっちの事を語って教えてもらおうか」

 

どっちから語るべきかで悩んだが、怜美の方から語ってくれた。

 

怜美「私は病気が原因で亡くなって、あの閻魔様みたいな人と出会ったわ」

 

碧唯「その病気について何か知っているの?」

 

怜美「ううん、分からない。何の病気なのかは分からなかったし、教えてもらえなかったわ。ただ・・・髪が抜けていく感じだったのは覚えている」

 

碧唯「成程ね・・・それでその閻魔様みたいな人って、どんな人?」

 

怜美「どんな人って・・・潤羽るしあみたいな人だったかな。あんまり喋れなかったし、髪色とか諸々違ってたけど・・・」

 

奏楽「俺もその特徴の人とあった事がある。ただ、その時に怜美の魂と会った訳じゃないが・・・」

 

蒼真「成程ね。じゃあどういう経緯でこの世界に・・・怜さんと奏さんの子供として転生したのかは分かる?」

 

怜美「……答えるけど、どうしても言わなきゃ駄目?」

 

碧唯「どうしてもって訳じゃないけれど、渡したとしては知りたいの。お父さんや玲二さん曰く、転生者は何人か来たことがあるけど『人間は悪い生き物』って聞いたからね」

 

蒼真「君達が悪い人じゃないってのは分かる。でも、それでも念のために・・・ね」

 

奏楽「・・・こりゃあ嘘つかず、素直に話した方が良いんじゃないのか?」

 

怜美「そうね……ママの所に転生したのも、()()を飲んだからこうなったって訳」

 

蒼真「代案?」

 

怜美「『転生できるけど、希望ある?』的な事を言ってきたから『レイ・ザ・バレルの子供として転生したい』って言ったんだけど、それは出来ないと言われちゃった訳。『レイには子供出来ないから無理』との事だからね・・・まぁ、クローンのレイに子供が出来るのは解釈違いだから良いし、その後に『レイの魂を持った人間の所になら転生させる事が出来る』という代案を出してくれたから飲んだけどね」

 

碧唯「成程ね・・・」

 

怜美「それで今に至る訳。赤ちゃんの身ながら普通に喋れるのはちょっと意外だけど・・・」

 

蒼真「そういう事か・・・分かった。じゃあ次は奏楽君の事、聞いても良い?」

 

怜美の事が分かったので次は奏楽の事を聞く事になった。奏楽も少し整理しつつ、ゆっくりと語っていく。

 

奏楽「俺の前世は・・・その、母さんが・・・()()()()()、普通の人間じゃなくアバターとして存在してた世界から来たんだ。そっちで伝わるのか分からないけど、俺等が居た世界の母さん達はVtuberと呼ばれる存在だったんだ」

 

蒼真「Vtuber・・・(お父さんやレイラさんと同じ感じか)」

 

奏楽「俺が死んだのは、一言でいえば通り魔に刺されて殺された。意識が離れ、声がしたと思って目を開けたら例の閻魔様みたいな人が居て死んだ事を知った感じだ。その際、『条件はあるけれど転生は出来る』って事を言われたから『奏ちゃんの近くにいたい』と願ったんだ」

 

蒼真「でも怜美ちゃんの事を考えると、それは出来ないと言われた感じ?」

 

奏楽「ああ。『音乃瀬奏の子供として転生するには長い年月が必要だし、それまで留まり続けさせる訳にはいかない』と言われて代案として『音乃瀬奏が実在する人間として存在し、結婚している世界へと転生させるなら可能』と言われて俺は飲んだんだ。形は違えど、奏ちゃんの近くに居られるなら良いからな・・・まして推しの子供として一緒に居られるなら、だし」

 

怜美「うわぁ~・・・改めて聞いても邪だね、キモッ」

 

奏楽「怜美だって他人の事言えた義理じゃないだろ!」

 

怜美「ハァ? 奏楽と一緒にしないでくれる?」

 

蒼真「まぁまぁ二人とも。取り敢えず続きを聞かせてくれるかな?」

 

奏楽「分かった。まぁ分かってたとはいえ、父さんの事を『一人の男として愛している』ってのは正直複雑ではあるけれど・・・だからと言って何かするつもりはないからな。赤ん坊の身体なのもあるけれど、何かして奏ちゃんを・・・母さんを悲しませたくないしな・・・」

 

蒼真「……うん。それを聞けたなら大丈夫だよ」

 

二人に悪意が無い事を聞いて安心する蒼真と碧唯。しかし、その中で疑問が浮かんでいた。

 

碧唯(ねぇお兄ちゃん・・・思うんだけど、神羅ルシアの世界って普通の魂じゃいけなかった筈だよね?)

 

蒼真(お父さん曰くは『特別な存在が死んだ後に流れ着く世界』らしいけど・・・詳しい事は僕にも分からないよ・・・)

 

幼い二人では行きつかなかったが、拓哉の言う通りヨルノトバリは「特別な存在が死んだ後に流れ着く世界」であり、普通の手段では行きつかない。

もしこの場に拓哉達が居たら一つの事に気付いてただろう。「新生神羅族の誰かが二人の魂を吊り上げ、ヨルノトバリに飛ばした」事と、「神羅の力に触れた為に、神羅族の気配は感じ取れるようになった」という事に。

 

奏楽「取り敢えず俺達は何もされない・・・で良いんだよな?」

 

蒼真「うん。僕達がどうこうする資格もないからね」

 

碧唯「ただ一つお願いするのなら・・・今後とも、私達と仲良くしてほしい・・・かな」

 

怜美「それ位なら大丈夫じゃない? 二人とも、嫌な感じしないし」

 

奏楽「まぁ・・・そうだな」

 

警戒しつつも今日はこの辺で・・・という事になった。勿論、二人の事は秘密にして・・・だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

十数年後

 

怜美「ホント、あの一件から長い付き合いになるとは思わなかったわね。碧唯さん達は普通に話の分かる人だから良かったけど」

 

碧唯「まぁ、私達の好奇心で尋ねたってのがあるんだけどね。ねぇ兄さん」

 

蒼真「うん。僕も二人の事が気になったし、兄妹と姉弟の違いはあれど、同じ双子なだけに仲良くしたかったからね。奏楽君とは色々と通じる物もあるし」

 

奏楽「まぁそりゃあ・・・な。ちゃんとノックして入ってくる所は、怜美も見習ってほしいとは思うけどな」

 

怜美「何度も言ってるけど姉弟なんだし良いじゃん。というか弟の癖に、お姉ちゃんに生意気言うのは感心しないわよ?」

 

碧唯「まぁでも『親しき中にも礼儀あり』とも言うし、筋を通さないとお父さんに怒られるからね」

 

蒼真「まぁ、これが二人らしいとも言えるけどね」

 

揉めることもなく、敵対する事もなく、良き友人として接する神代兄妹と来栖姉弟・・・この双子の交流は、死に別れる時まで続くであろう。




Q:怜美の前世の死因って小児がん?
A:四季様曰く「髪の毛が抜けていたから小児がんと考えている」との事。

Q:碧唯の蒼真への呼び方は「兄さん」じゃなかったの?
A:幼少期の碧唯の兄や姉への呼び方は「お兄ちゃん・お姉ちゃん」であり親に対しても「お父さん・お母さん」となっています。蒼真も同じく。二人とも成長して後に「兄さん・姉さん」、「父さん・母さん(碧唯はお父さん・お母さんのまま)」になります。

Q:怜美と奏楽は神羅化している?
A:結論から言えばしてない。四季様曰く「特殊能力が発現することはないが、神羅族の気配は感じ取れる。ニュータイプの神羅族版みたいなもの。でも本当にそれだけなので、寿命が延びる事もない」との事。

Q:神羅族の誰が二人の魂を吊り上げた?
A:それについては聞いているけど、設定面で神楽様との確認中との事だから現状公開して良いか回答待ちだから敢えて記載しない。取り敢えず言えるのは「今出ている神羅族ではない」とだけ。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。