【三次創作】ホロライブ ビルドライバーズ 外伝 ~ホロライトシティの日常~   作:お覇王

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説明回。本編最新話では一気に飛んで2028年まで飛びましたが、此方では2026年というリアルタイムに沿った形で書いていきます。
理由としましては神楽様の配慮で「お覇王様の日常編や四季様の四章を書きやすくする為に敢えて二、三年後にしようかなと思ってます」という事なので、時系列が飛ぶ場合は前書きで注釈しますのでよろしくお願いします。


歪みの情報共有

この日の神羅城。時空の歪みに関する情報共有という形で玲二、劉斗、拓哉、レイラ(大人モード)、こより、ハリス、六華が参加する事となった。

 

劉斗「さて、皆集まってくれてありがとう。今回は未来から来たハリス君と六華ちゃんからこの世界で偶に起こる時空の歪み・・・別世界へとも繋がるゲートについて共有するだね」

 

玲二「ああ。3年以上前から発生してた歪み・・・その原因が分かったみたいだからな。それに、この世界についても幾らかな・・・そうだよな? 六華、ハリス」

 

六華F「ええ。お父さんに頼まれて新世界の開発と並行して進めていたんだけど、ある程度の事が分かったわ。今回は情報共有するという形で、未来のお父さんから教えても大丈夫な範囲の情報を共有するわね。こよりお母さん、記録係お願いね」

 

こより「うん、任せて」

 

レイラ「その前に一つ聞きたいんだが・・・今回俺も参加する事になったんだが、その理由を教えてくれないか? ハリスが『絶対に出てほしい』と言ってたが、それは俺や拓哉が()()()()()()()()()()()()()というのが関わってたりするのか?」

 

ハリスF「察しが良いねレイラさん。そう、これから話す事の一つに()()()()()()()()()()()()()()()()()()もあるだけに、出来れば二人には出席してほしかったんだ。例えば・・・一夏さん達とかね」

 

玲二「一夏達が?」

 

拓哉「まさか・・・いや、あり得るのか?」

 

レイラ「あー・・・成程ね。続けてくれ」

 

ハリスF「はい。でもその前にこの世界について分かっている事を教えなければ説明できないので、まずそちらから話していきます」

 

そういって明かりを消し、プロジェクターを起動してスクリーンに資料を映す。

 

ハリスF「まずこの世界ですが、神羅族によって作られた世界ではなく自然に生成された世界です。玲二さんが神羅族として覚醒した事で正式に管理者になりましたけど、誰かによって意図的に作られた世界・・・って訳ではありません」

 

玲二「ふむ」

 

ハリスF「ですがこの世界が位置している場所がそれぞれの神羅族が監理する世界だけでなく、パラレルワールドはとても近く、絶対に交わらない場所に設立されているんですよ。言ってしまえば、『スクランブル交差点の中央にある』と言った感じですし、ホロライトも『交差点のど真ん中にある』という事が判明しました」

 

拓哉「ど真ん中に? じゃあ時空の歪みが発生しているのも、交差している影響だっていうのか?」

 

ハリスF「そんな感じですね。そして色んな世界から影響を与えている為におこぼれが多方面から流れていって吸収し、発展し、崩壊しないようにバランスを整えていった結果・・・地上界、天界、魔界という三世界が生まれるようになったんです」

 

こより「……かつて世界に研究してた学者が『この世界は元より容量が大きく色んな世界と交わり、生物を適合させる為に三世界に別れ、三世界が生まれた』という論文が発表されたけど、まさにその通りだったんだ・・・」

 

もしかしてその学者は神羅フブキ……another世界のフブキが化けた存在じゃないのかと一瞬頭をよぎったが、敢えて言及しなかった。

 

六華F「そしてその影響から生まれた存在もあるわ。新さん達リ・イマジネーションズと同じでオリジナルと容姿や性格がよく似た存在が確認されたのよ。新さん達と違う所は『魂を持った生まれ変わり』ではなく、『オリジナルを起点にして誕生した並行世界の住人』としてね。それがまさに一夏さん達って訳だけど・・・この辺りは拓哉さんやレイラさんが察しているかも」

 

こより「……何か知っているの?」

 

拓哉「・・・あくまで俺やレイラが居た世界では、という前提が付くが・・・俺の知る一夏達はリク達と同じアニメや小説の世界の住人だった筈。『インフィニットストラトス』という作品のな」

 

玲二「なっ!?」

 

これには玲二も驚く。彼にとって一夏は昔から見知った相手であり、まさか元々がアニメや小説のキャラだとは思わなかった。そもそも彼にとってインフィニットストラトスという作品が存在する事が初耳である。

 

レイラ「もっと言うと両津勘吉や結城明日奈も俺等の世界ではアニメや漫画、小説の登場人物として登場してたぜ。前者は長ったらしいタイトルで覚えてないが、『こち亀』という漫画の主人公として登場。後者は『ソードアート・オンライン』という作品のメインヒロインを務めてた。因みに主人公は明日奈の旦那である桐ヶ谷和人だ。何なら、アンリエッタ王妃も『ゼロの使い魔』という作品の登場人物だったりする」

 

劉斗「……そんなビッグネームがまさか、元々はアニメや小説の登場人物だったとはね……流石の僕も驚きだよ」

 

実在する人間として接してた人達が、まさか元々はアニメ等のフィクションの存在である事に動揺が隠せない劉斗達。まだ何かあると思い、ハリス達に一つの仮説を確認する。

 

玲二「それじゃあ聞くが、拓哉やレイラが言ってたVtuber・・・という存在がオリジナルとして、フブキ達が実在する存在になっているのも、その影響か?」

 

ハリスF「そうなりますね。『もしもアバターとしての存在じゃなく、本当に実在する存在として生まれ落ちたら』というIFから生まれた存在・・・それがフブキさん達であり、Vtuberではなく新生アイドルという名称になっているのもそういう事かと」

 

玲二「成程な・・・道理でVtuberという単語を聞かない訳だ」

 

拓哉「じゃあアニメや漫画の存在である事に気付いている人と、気付いてない人とで分かれているのはどうしてだ? ドラゴンボール超の世界ではウイス様が俺達からしたら、創作の中の存在である事を知ってたり、世界によっては創作物として語られている事も知っている事を聞いたが・・・それはやはり、神羅族が教えているからとかか?」

 

六華F「そういうケースが殆どだけど、極稀に自力で気付くパターンもあったりするわ。そういう人は何らかの特殊能力を持ってたりするけどね」

 

ハリスF「けどそういうケースは基本レアケースであり、本当に極稀だから基本は神羅族の誰かによって教えられるパターンが殆どだよ。それも、世界を管理する側の神とかにしか教えてないけどね・・・」

 

玲二「……そう考えると、ある意味俺達もIFの存在って訳か」

 

レイラの言うanotherルートの世界線がオリジナルであるとしたら、今の自分達は「もしも自分絡みで争う事なく、納得のできる落し所を見つける事が出来たら」という世界線の住人とも考える玲二。それでももし、anotherルートのフブキが居たら肯定しつつも「それでもレイくんはレイくんですよ」ってフォローしてたかもしれない。

 

玲二「大体の事は分かった。それで、今後俺達が神羅族として気を付けていく事と言ったら時空間や他世界との干渉、他のパラレルワールドの世界とこの世界が融合するかもしれない事を懸念しつつ調整すれば良いのか?」

 

六華F「そうね。生命が滅んでたり、未発達の世界と融合する程度であれば土地が広がる程度で済むから問題ないけれど・・・気を付けるべきは他世界との干渉だと思うわ。自然発生による事故であれば神羅スバルは動かないけれど、もし無理やり他世界と繋ぐような事をすれば『世界の調和を乱した』と見なして逮捕しに来たり、無呪羅達が破壊しに来ると思うからそこは注意すべきね」

 

玲二「・・・それは理由がどうであれ、なのか?」

 

六華F「いえ。基本的に世界のパワーバランスを崩すような行いであればアウトだけれど、神羅メルみたいにお互い同意した上でゲートを繋いだり、管理者不在だったり譲渡する形で融合するのであれば彼女は目を瞑るらしいわ。言ってしまえば、『ちゃんと正規の手続きをした上であれば問題ないよ。でも、手続きなしでやるのは基本ダメだよ』って事」

 

拓哉「じゃあどうして未発達の世界の開発をしているんだ? それはダメじゃないのか?」

 

六華F「それに関しては()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()わ。他の神羅族も世界のパワーバランスを整う為として未発達の世界の開発と管理しているし、無呪羅も寿命を迎えてたり世界の住人達によるいざこざで維持が困難になった世界を破壊する。それが私達神羅族と無呪羅の仕事の一つだからね」

 

劉斗「スクラップアンドビルドって訳だね」

 

頷く六華。

 

劉斗「僕から聞きたいんだけど、その歪みの是正についてはやらなくて大丈夫なのかい?」

 

ハリスF「正直やるのは非現実的ですね。どれだけ正しても、どれだけ修正しても絶対に起こってしまう事案なので、それならば対策とフォローに力を入れた方がマシです。それこそかつて時空の歪みに巻き込まれ、現代に来てしまった誠君や蒼真達みたいな人達をどうするか・・・それが課題だと思います。それともう一つ、お願いしたい事が・・・」

 

劉斗「何かな?」

 

ハリスF「魔術や化学を使っての時空間移動や次元移動に関する研究を禁止してほしいんです。自由にさせれば世界のパワーバランスを崩しかねないですし、そうなれば最悪・・・破壊の対象にされてしまいます。なので玲二さんにはその条約の可決、及び普及の推進をしてほしいのです。それだけでも違いますし」

 

劉斗「・・・確かに今の技術ならやろうと思えば出来なくもないと思うしね。それこそ、神羅族の力を解析して・・・とかね」

 

玲二「……否定出来ないな。今でも俺個人を狙っている所もあるし、いつ家族だけでなく拓哉達や築達も神羅族である事に気付くか分からないし」

 

六華F「その事なんだけど・・・お父さんが神羅族である事、そしてお母さん達が神羅族ではないのかという疑惑を世間に流したの・・・もしかしたら革命派の誰かかもしれないわ」

 

玲二「何?」

 

ハリスF「僕達も明確な証拠を掴んだ訳ではないんですが……その疑惑が出始めた事、広がる事について()()()()()()()()()()()()()んです。でも、証拠もないのにそれを真実のように受け入れ、さらには玲二さんが神羅族である証明を掴んだ……()()()()()()()()()()()()()()()()、です」

 

玲二「……」

 

ハリスの言葉に眉を顰めつつも、どこか「あり得る」と思ってしまう玲二。かつてLIBRARYのマスターAIを奪取する為、陽動としてエデンに逃げ込んだテロ団体を裏で手を回しておびき寄せた可能性がある程だ。事実逮捕されたテロ団体の代表も、エデンに逃げ込んだのも「安全な場所へと導いてやる」と言われてそれに乗っかった程であり、同じタイミングで葛飾署に「テロ団体がエデンへと逃げ込む事を確認した」という匿名の通報を受け、出動した事があった。だが玲二は普通ならそれだけで動くとは思えないのに、あっさり信じ込んで出動した事に対して疑問を抱いていた。

 

玲二(あまりにもタイミングが良過ぎる上に、こうもあっさりと・・・もし革命派の誰かが手引きしたのであれば、色々と辻褄は合う)

 

神羅マリンの目的は「全次元の生き物全てを神羅化させる事」であり、本当の目的として「全ての世界にノロイをかける事」と言った。その目的の真意は何なのかは現状不明だが、目的を果たせば用済みと言わんばかりにリヴァイブ達を滅ぼそうとしたような連中だ。目的の為ならなんだってする・・・そう考えると、革命派の誰かが手引きした可能性に対して否定するのは難しい。

 

ハリスF「もし革命派の誰かが手引きをしてた場合・・・もしかしたら他者に力を分け与えてくる可能性もゼロじゃありません」

 

六華F「そうなった場合、最悪この世界を放棄して未開発の世界へと避難させる事も考えた方が良いかも。最も、そんな事をさせるつもりはお父さんはないだろうし、六華達もないんだけどね」

 

玲二「ああ。そんな事をさせるつもりはない・・・例えどんな手口を使ったとしても、俺は家族や仲間達を守ってみせる。教えてくれてありがとう六華、ハリス。引き続き用心する」

 

六華F「そういう事だから拓哉さん、レイラさん。必要な時以外は神羅の力を使っちゃダメだからね? そうでなくともいつバレるか分からないし、追い詰める為に言いふらしてくる可能性もある訳だし」

 

拓哉「分かった。その事を肝に銘じておこう」

 

レイラ「そうだな。下手な事をして解剖されるとか御免だし、何より父さん達や千枝ちゃんを巻き込むわけにはいかねぇからな」

 

いつ仕掛けてくるか分からない革命派、そして外部によるイレギュラーの対処等のやるべき事を共有した玲二達。その日は解散となったが警戒は怠らない。守るべきものを守る為・・・玲二達は戦わなければならないからだ。




次回、オムニバス形式でアヤメ達のコーチング指導する回の予定。ビルド系は正直未見なので口調とかに違和感あるかもしれないけど、ご指摘は優しくお願いします。それと、その回をやったらしばらくししろんのガンダム列伝を更新する予定。

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