【三次創作】ホロライブ ビルドライバーズ 外伝 ~ホロライトシティの日常~ 作:お覇王
ロゼリアF「優斗。私、ガツンと来るハンバーガーが食べたいわ」
優斗F「何でまた急に・・・」
アンナF「動画を見てハンバーガー食べたくなったんだよね~キアラママの手作りバーガーも美味しいんだけど、それを動画ネタに活かせないかなぁ~ってロゼお姉ちゃんと話したんだよね~」
優斗F「まぁ確かに動画ネタにはなるし、レパートリーは増やしておくに越した事はないな」
ロゼリアF「そういう訳だからさ優斗「作るなら一緒に作るぞ」・・・あ、やっぱりそうなるわよね・・・」
優斗F「誘うからには一緒に作れるようになってもらわないと困る。アンナもああいっている訳だからな・・・勿論、アンナも付き合って貰うぞ」
アンナF「はーい♪・・・あ、でも作り方を教えてもらうとなれば~キアラママにお願いすれば良いかな?」
優斗F「そうだな。今キアラさん手が空いているかどうかだが・・・」
そう話してるとキアラが優斗達がいるリビングに入ってくる。
キアラ「どうしたの優斗達? なんか私を探しているみたいだったけど」
優斗F「キアラさん丁度良い所に・・・実はハンバーガー作りの指導をお願いしたいんです。基本のはやった事があるのですが、ロゼの希望するバーガーが分からないので・・・」
ロゼリアF「キアラお母様。私はバッファローチキンバーガーやスマッシュバーガー、それにお母様の得意料理であるチキンシュニッツェルバーガーを作ってみたいんです。御指導お願いできますか?」
キアラ「成程ね・・・OK。『フェリス』もさっき寝ちゃった所だし、夕飯作りを兼ねて教えるわ♪」
ロゼリアF「ありがとうございます」
優斗F「けど肉ばかりだと飽きますし、白身魚はありますか? それを使ってフィッシュバーガーも作りたいのですが・・・」
キアラ「んー確かあったと思うわ。それを加えて4種類とバランスが良くなるし、それでいきましょう。でもその前にレイジさんに話して手伝ってくれる人を呼んでおくわ。何せ、多くのバーガーが必要になるからね」
優斗F「お願いします」
こうしてキアラの指導の下、バーガー作りが始まった。
神羅城 厨房
キアラ「さて、材料を揃えたし作っていきましょうか」
優斗F・ロゼリアF・アンナF『はいっ』
みしろ達との協力を得てハンバーガー作りをする優斗達。まずはスマッシュバーガーのパティ作りだ。
キアラ「パティ作るなら赤身を多めにしつつ、脂身多めの物を採用するわ。ミンチ機を使ってミンチにするけど、敢えて捏ねずに球体に仕上げ、押し付けるようにするのがコツよ」
優斗F「赤身の脂身を使い、カリッカリに仕上げる為ですね」
キアラ「ええ。鉄板で熱して脂身を溶かし、そこから作り上げてアメリカンチーズを載せて・・・という感じにするわ」
ロゼリアF「パン粉等のつなぎを使わず、肉をメインでやっていく・・・絶対美味い奴だわ」
キアラ「野菜は千切ったレタスに薄切りトマト・・・それで行けるわ。まぁ・・・トマト嫌いが多いから今回はトマト抜くけどね」
ロゼリアF「美味しいのに・・・」
キアラ「まぁ仕方ない。次はバッファローチキンバーガーだけど、チキンは鶏もも肉を使うわ。野菜はレタスに薄切り玉葱を用意しましょう」
アンナF「バッファローソースはぁ~・・・バターやタバスコ使うみたいだけど、後必要なのは~?」
キアラ「ソースはバター、ケチャップ、タバスコ、酢、おろしにんにくを使うわ。これで甘辛いソースを作っていきましょう。で、ブルーチーズソースだけどマヨネーズ、プレーンヨーグルト、ブルーチーズ、レモン汁使うけど今回はゴルゴンゾーラを使いましょう」
優斗F「セロリは・・・好みが別れそうだからやめておく感じですか?」
キアラ「そうね。次はチキンシュニッツェルバーガーだけど、こっちは鶏むね肉を使うわ。パン粉に粉チーズを混ぜて味付けするのも良いわね。レモンは最後に添えるのよ」
優斗F「最後はフィッシュバーガーですが、タラの切り身を揚げてタルタルソースを添え、千切りキャベツを載せる感じですか?」
キアラ「そんな感じね。フィッシュバーガーはこっちで作るけど、下拵えをお願い出来るかしら?」
優斗F「分かりました」
慣れた手つきで黙々と下拵えをしていく優斗。ロゼリアとアンナもキアラや優斗にフォローしてもらいつつも進めていく。
キアラ「そういえば思ったのだけど、良い?」
ロゼリアF「何でしょうか? キアラお母様」
キアラ「ロゼリア達はユウトとすごく仲良いけれど、恋愛感情とか持ってないの? レイジさんが好きなのは知っているけれど」
作業しつつ、うーんと考え込む3人。
ロゼリアF「優斗と? 無いですね、あくまで昔から仲良くしている仲間とは思っているけれど。それに異性としての感情も『好きな男性』というより、『異性の友人』のが近いですし」
アンナF「アンちゃんも同じくかなぁ~ユウは『頼れるお兄ちゃん』って感じだし~・・・というか、ユウはフレイヤお姉ちゃん一筋だからねぇ~」
優斗F「俺も無いですね。仲間であると同時に『気の許せる女友達』という感情で、異性として好き……という事は考えた事ないですね。もっと言うとロゼリア達の事はサニィ達と同じで『家族に等しい存在』と思ってるので、恋愛感情とか無いです」
キアラ「あー・・・やっぱりそんな感じなのね。よくべったりくっつく事があるけれど、別に恋愛感情はないと・・・」
ロゼリアF「ええ。殿方はお父様以外考えてないのもありますけど、そもそも優斗に対しては
キアラ「頭が上がらない?」
ロゼリアF「ええ。周囲からは『結構はっちゃけている所があって行動的で良いんだけど、誰かが手綱を握ってないと危うい』と言われていますからね・・・コラボとかでも『積極的に絡んで来て面白いんだけど、すごく疲れる』と言われる事もありますし……アンナもアンナで『放っておいたらふらふらしてどっか行ってしまうから、誰かがストッパーにならないと危うい』と言われていますからね。私もアンナと絡んでる時はその辺りすごく気遣っていますし」
アンナF「ん~…そう言われるけど、皆が勝手にどっか行っちゃってるだけじゃないの~? アンちゃん、のんびりしてるから気付いたら皆どっか行っちゃってるし~…」
優斗F「何度も言ってるが実際は逆だからな? 唐突にどっか行っちゃうし、唐突に思い出し笑いしたりして読めない所が多いんだよ……」
アンナF「そうなのかなぁ~? アンちゃん、未だによく分からないなぁ~・・・」
優斗F「手を動かしつつもちゃんと動作を守ってるから見てる所は見ているんだろうが・・・それでもアンナは考えが読めないから結構気遣うぞ。だから未だに子供洋包丁使わせているのも、一歩間違えたら指を切りかねない所があるからな・・・実際予行演習で怪我した事があったし、それ以来・・・だからな」
アンナF「だけど過保護すぎると思うんだけどね~」
アハハと笑いつつも丁寧な下準備をしていくアンナ。しかし・・・
キアラ「けどユウトのいう事も分からなくもないわ。見てて危うい所があるし」
優斗F「キアラさんから見てもそう思いますか・・・」
確かに一見すると大丈夫なように見える物の、言動からしてどこか危うさを残している為気にするのも無理もない・・・そう感じるキアラ。
キアラ「本来なら母親として、『ユウトに甘えてばかりいないで自立出来るようになりなさい』って説教すべきなんでしょうけど・・・手を差し伸べてしまうのも、やっぱり放っておけないから?」
優斗F「そうですね・・・俺もあまり良くないなって思ってはいるものの、俺にとって仲間・・・特にロゼやアンは特に大事な仲間なんです。サニィ達やフレイヤと一緒で、『家族とは別だけど、最も大事な存在』なんです。放っておくなんて事は正直できませんよ」
キアラ「・・・腐れ縁ね、良い仲間が出来て良かったと安心出来るけど」
「ははは」と笑う優斗達。下準備が出来、次の工程へと移っていく。
ロゼリアF「縁で思い出したんだけど・・・麗女お母様は何がきっかけでお父様と結婚する事になったのですか? 元々は嫌ってたのに、何故か愛人になって結婚に至ったとは聞いた事がありますが・・・」
キアラ「ああ、それね・・・まず嫌ってた件だけど、どうやら誤解が原因だったのよ」
ロゼリアF「誤解?」
キアラの話によると、麗女には中学時代付き合ってた彼女がいたのだが高校に上がると同時に一つ上の先輩だった玲二に彼女が惚れて麗女から離れてしまった事があったらしい。その事が麗女からしたら「付き合っていた彼女を玲二が盗った」と誤解し、一方的に恨むようになったのが事の経緯だ。
しかし実際は彼女を奪う様な事をしておらず、「麗女の彼女にアタックされたが丁重にお断りした」という事らしい。この事は婚約を結ぶ際の話し合いまで麗女はずっと誤解していた。
優斗F「そもそも何故、婚約結ぶような事態に? まさか麗女さんの両親が絡んでるとか?」
キアラ「うーん・・・これもちょっとアレなんだけど・・・」
そもそも婚約するに至ったのは、とある日に魂子達と飲み会をして酔っ払い、勢いのまま寝ている玲二と「シた」事が原因だ。最初こそは「責任を取る」と言って婚約を結ぼうとしたものの、麗女自身が「そのつもりはない」と弁明した事に加え、フブキ達が反対した事で大いに揉めた。愛人枠として受け入れるという事になるにしても反対した程であり、その際たまきから
たまき「そもそもの話だけど、どうしてめーちゃんはご主人様の事を恨んでいたの? 理由も分からないまま受け入れる、受け入れないとかはどの道出来ないし、そこ話してくれないと何ともなんだけど・・・」
と諭され、彼女を奪われた事を正直に話す。しかし話を聞いてみると食い違いがあり、勘違いによる一方的な逆恨みであった事を知る。これで後は和解するだけ……とはいかなかった。
キアラ「勿論これを知ってフブキ先輩達は猛反対。『勘違いで逆恨みしてたのなら猶更受け入れる事は出来ない』と言ってたし、愛人としても受け入れる事に反対した程よ」
アンナF「でも~・・・最終的には受け入れたんだよね?」
キアラ「ええ。最終的には『謝罪して和解する事と、正式に婚約するかどうかはまたその時に話し合う』という条件で愛人枠として受け入れる事になったわ。レイジさん自身もそこまで怒ってた訳じゃなかったし、寧ろ『このままなぁなぁにしたら麗女に対する批判が出てくるだろうし、下手すりゃ事務所内での立場も悪くなりかねない』と立場を心配し、何とか被害を最小限に抑えようと考えてたからね」
ロゼリアF「・・・束お母様と婚約したのも、『世間からの批判を守る為というのもある』とは聞いた事があるけれど、麗女お母様もそうだったのね・・・」
キアラ「そういう事。下手すりゃ事務所を巻き込んだ騒動になってた可能性もあったし、そうなれば謹慎処分だけじゃ済まなかったかもしれないわ。流石のあおぎりと言えど・・・ね」
ロゼリアF「それはまぁ・・・確かに」
キアラ「此処だけの話、一方的に逆恨みしてた事を許してくれただけでなく、世間からの批判を守ろうとした姿勢にはちょっと好感を持ったとの事よ。レイジさんには恥ずかしくて言ってないけれど、多分その一件があるから懐妊した・・・そんな気がするわ」
優斗F「玲二さんらしいですね」
アンナF「でもそれがパパの良い所だからね~」
ロゼリアF「でもお父様は『恨んでるからと言って追い詰めるような事をするのは違うし、助けるのは当然の事だろ?』って言いそうだけどね。まして自分が絡んでいるとなればね」
キアラ「ええ。あ、でもこの事はレイジさんには内緒にしててね? 話したら麗女さんに怒られるから」
苦笑いしつつも了承し、仕上げに入っていく。少しの間だが、こうしてお互いの知らない所を知れて良かったと思う優斗達であった。
『いただきます』
まつり「うーん!スマッシュバーガーが美味い!やっぱりこの肉汁がたまらないし、ジャンキーな感じがしててまいうー♪」
祭華「ちきんおいちーの♪」
麗女「珍しく時間が掛かったけど、何かあったの?」
ロゼリアF「あー・・・ちょっとお母様達の事とか、私達の身の上話をしてたんですよ。私達の知らないお母様達の事とか、この時代じゃないと聞けない事もあるし・・・」
麗女「ふーん・・・となれば、同性婚を出来るように玲二に頼み込んでいる事も知ってる訳?」
ロゼリアF「ええ、まぁ……未来でもそうですけど、お父様に対して
麗女「むぅ・・・それ位認めても良いと思うんだけどね。条件付きで」
玲二「勘弁してくれ・・・たまきの一件で爻だけでなく、色んな男からも付き合ってほしいとプロポーズの話が来ているんだ。しかも未だにそういう話が来るし、これで認めたら間違いなく色んな所から告白されかねないからな・・・俺としてはもう同性婚はしたくないんだ・・・」
麗女「もういい加減諦めたら? というか、いい加減許してあげないと爻が可哀そうだし」
たまき「別に同情している訳じゃないけど、そろそろ何等かの解決策を見つけた方が良いと思うよ? 何ならいっその事、男の愛人として受け入れるとかなら良いんじゃない?」
玲二「冗談じゃねぇよ!?それやったらやったで『じゃあ自分も』と言って寄ってくる男が絶対に出て来るだろ!!子供達の教育にも悪いし、頼むから同性婚は諦めてくれ・・・」
麗女「やだ。それに……」
玲二に聞こえない様、ポツリと呟く。
麗女「私の彼女はいくら居ても良いけど、旦那である玲二は誰にも譲る気はないから。皆以外にはね・・・」
玲二「?」
麗女の気持ちが伝わった訳じゃない物の、その後は楽しく夕食を食べあったとさ・・・
最初はバッファローチキンバーガーやスマッシュバーガーの予定でしたが、キアラの出身がオーストリアと知ってチキンシュニッツェルバーガーを追加する事になったのは内緒。