【三次創作】ホロライブ ビルドライバーズ 外伝 ~ホロライトシティの日常~ 作:お覇王
ルイの話をしてから少し時間を置いた後、こよりとの出会いを語っていく。
玲二「そっちのこよりとはどういう感じで出会ったんだ?」
ラプラスP『こよりか・・・今でもそうなんだが、元居た世界では知的欲求を満たすことしか考えてないマッドサイエンティストだったからな。リスクはあった物の、下手に悪用される事を防ぐ意味でも確保しておきたかったんだ。それだけ技術力が高く、その気になれば他世界へと侵略する事も出来た程だ』
玲二「・・・あり得るな」
元よりルイがいた世界では科学技術が発展していて他世界へと大規模な移転できるだけの技術力を持っていたのだが、自由自在に・・・それでいて、細かく特定した上で転移出来るようになったのは並行世界のこよりによる助力が大きかった。事実「あくありうむの世界」の主人公であるテオを見つけ、救助出来たのもラプラスとこよりの力があってこそだった。
玲二(純粋な技術力で言えばうちのこよりは勿論、束さんにも引けを取らないからな・・・最も、束さんに会わせるのは避けたい所だが)
何をやらかすか分からないだけに会わせるのは避けたいと思っている玲二。神羅の力を使って防諜を高めてるとはいえ、こうして会話しているのにも細心の注意を払っている程だ。事実、束が拓哉やレイラから見て「実はフィクションの中の人物であり、そこでもマッドサイエンティストをやっていた」と知った時も
ラプラスP『・・・おい。黙っているようだが聞こえているのか?』
玲二「あ、ああ済まない・・・ちょっと考え事していた。それで、そっちのこよりの事だが・・・話聞く感じだと、協力を得る為に侵略したんだよな?」
ラプラスP『そうだな。こよの力を利用して他世界の侵略を目論んでいる国家が存在したのだが、そこがこよりが居た故郷でもあり悪用していたんだ。資金提供してくれた政府に自分の技術が悪用された挙句、汚名を着せられ学会追放・・・叩き潰すには良い理由でもあったからな』
玲二「ろくでもないのは確かだが、よくやれたよな・・・」
ラプラスP『吾輩の経験上、こういう手合いは基本的に改心しないし寧ろ放置しておく方が危険だからな。玲二達が居た世界に侵略していたとある天界も正義や秩序という大義名分を元に洗脳教育を施していた。玲二の確保の為に天界の侵攻を一時中断し、考えを改めた上で様子を見ていたが・・・結局考えを改める事も無かった為に、最終的には上層部のみを粛清して再教育したからな。ああ言っておくが、押しつけとかはしてないからな?』
玲二「何とも言えないな・・・俺達の世界にも、そういう連中がいるし」
ラプラスP『だからこそやるからには徹底して潰しておかなければならないんだ。事実吾輩の所のこよりは『自由に研究出来るならそれで良いし、世界征服とか興味ない』というのは分かっていたが、周囲がそうでもなかったからな』
玲二「それを懸念して、先に叩いておいてから探した感じか?」
ラプラスP『そんな所だな。自分の手で恨みを晴らしたい・・・というのでもなかったのは幸いだったがな・・・』
並行世界のこよりが居た世界
『総帥。侵攻作戦は第三段階まで完遂、後は各国の首脳を捕らえる事が出来ればこの世界の侵略は完了します』
ラプラスP『そうか。だが油断するなよ? こういう手合いはしっかりと摘んでおかないと再興しかねないからな」
『了解です。警戒を厳にし、的勢力の掃討と並行して捕縛作戦に移行します』
ラプラスP『分かった。では引き続き頼んだぞ』
『Yes My Dark!』
報告に上がった部下と入れ替わる形でルイが入ってくる。その手にはタブレットを所持しており、何やら報告があるようだ。
ルイP『総帥。博衣こよりからメールが来ています』
ラプラスP『何? 本物なのか?』
ルイP『現状調査をしていますが、本物の可能性が高まっています』
所持していたタブレットを見せ、メール本文を読んでいく。
『異世界からの来訪者へ、ボクに用があるんだろうからラボに招待してあげる。ボクも君達に興味があるからね。場所はURLに従っていけば辿り着けるよ 博衣こより』
ラプラスP『ほう・・・向こうの方から招待して来たか』
ルイP『調査に向かった者によると厳重なセキュリティがされててそのまま侵入するのは不可能・・・しかも監視カメラに搭載されているスピーカー越しに『用事あるのは君達の総帥だけ、会いたいなら連れてきて』と言ってその後は対応無し・・・追い払う様子もないが、迎え入れる様子もないとの事』
ラプラスP『つまり会いたければ吾輩自ら赴いてこいと・・・ククク、そう来なくてはな・・・』
ルイP『よろしいのですか? 総帥の実力であれば生半可な罠を仕掛けてきても問題ないかもしれませんが、何が起きるか分からないのですよ』
ラプラスP『しかしこうして招待状を送ってきたんだ。ならばそれに応え、吾輩自ら赴くのは礼儀という物。それに・・・『虎穴に入らずんば虎子を得ず』という言葉もある、奴を組織に迎え入れる為にもやるべきだろう』
ルイP『・・・分かりました。では護衛として随伴させていただきます』
そうして部下に伝達をし、並行世界のこよりが居るラボへと向かっていった。
ラボに到達し、監視カメラ越しに二人の存在を確認してゲートが開かれる。ロボットが中から出て来て案内され、奥の部屋へと進んでいく。部屋に入るとそこにはラプラスPのお目当ての人物・・・並行世界のこよりが待っていた。
こよりP『始めまして・・・とも言うべきかな? ボクは博衣こより。まずは政府を叩き潰し、後少しの所にまでやってくれた事には感謝するよ』
ラプラスP『ラプラス・ダークネスだ。感謝している・・・との事だが、貴様は特に恨みとかは抱いていないのか?』
こよりP『恨み?』
ルイP『調べさせてもらったけれど、政府は貴女の技術を悪用していたわ。そしてもう用済みと言わんばかりに学会を追放した・・・それに対して思う所はあるんじゃないのかしら?』
こよりP『あーそれね。別にないよ、恨みなんて』
そうあっけらかんと答えるこよりPに対して驚く二人。
ルイP『恨みが無い・・・?』
こよりP『うん。だってボクにとってはただのパトロンでしかなかったし、どう使われようが興味ないよ。ボクにとって研究は知的欲求を満たすものであり、使ってくれる人が居てこそ意味がある。最も、そうなった場合の潰す手段は考えていたけれど・・・まさか君達が潰してくれたのは予想外だったけどね』
ラプラスP『そうか・・・だが良いのか?』
こよりP『別に良いよ。また探せばよいだけの事だし・・・それに』
ラプラスP『それに?』
こよりP『君達がボクのパトロンになってくれるなら良いけどね。その為にボクを探してたりしてたんじゃないのかな?』
ラプラスP『まぁそうだな。単刀直入に言おう、貴様の技術力と頭脳・・・我がholoXに入り、活かすつもりはないか?』
此処で勧誘に入るラプラスP。それに対してこよりPは少し思案し、こう問いかけた。
こよりP『……その前に聞きたいんだけどさ、何で世界征服なんて目指している訳? その理由が知りたいかな』
ラプラスP『目指す理由はただ一つ・・・弱者が虐げられない為の世界を作る。誰かを虐げるだけの力を求めず、皆が笑いあい平和に暮らせる世界・・・そんな世界を、吾輩が悪という宿命を背負ってでも作り上げる』
ラプラスPの目的や「悪」を背負う・・・その言葉にこよりが目を細める。
こよりP『悪を背負ってでも・・・ね。どうしてそんな回りくどい事をするのかな? 悪い事してでも革命を成し遂げて平和を作る……
ラプラスP『その通りだ。吾輩もルイも、同士達は支配者たちの言う
こよりP『まぁ自分を正当化する都合の良い言葉でもあるからねぇ・・・それには同感だよ。都合の良い言葉や都合の良い事情・・・それを正義や善意という事にすれば、無理にでも通す事が出来るからねぇ』
ラプラスP『故に吾輩はそういった正義を否定し、一つ残らず潰して見せる……吾輩が悪を掲げるのもそれであり、その悪を背負ってくれる同志が欲しい』
こよりP『だから『部下になれ』じゃなく『同志になれ』か・・・あくまで対等に、けど上下を作ってバランスを作る……成程ねぇ・・・』
ラプラスPの言葉をコロコロと嘗め回し、吟味するこよりP。しばし考えた後、こよりPが決断する。
こよりP『良いね!気に入った!ボクもその世界征服に乗っからせて貰うよ♪ラプラス・・・いや、総帥が目指す世界に興味を持ったし同志になってあげる』
ラプラスP『そうか・・・なら、契約成立だな』
ルイP『求める物があるなら出来る限り応じるわ。貴女には、それだけの価値と魅力があるしね』
こよりP『求める物ねぇ・・・好きに研究出来る環境と、最低限の移住区と食事さえ出来れば十分だよ』
ラプラスP『欲があるのかないのか・・・分からない娘だ。だがその力・・・吾輩達の為に使ってもらうぞ』
こよりP『りょーかい』
そうして仲間になり、次の世界へと目指していく。
ルイP『総帥、次の世界は何処にされますか?』
ラプラスP『そうだな・・・出来る事なら主戦力となる側近が欲しい。どういう敵が現れるか分からない以上、信頼できる側近は欲しい』
こよりP『それなら良い人材がいるよ。一人は『『凄腕の盲目の掃除屋』と呼ばれている孤児の傭兵』、もう一人は『忠義に厚く、圧政や貧困に嘆いてる武家の侍』・・・どっちが良い?』
ラプラスP『そんなものは決まっている・・・どちらも得るぞ。こより、此処から近い世界はどっちだ?』
こよりP『此処からだと掃除屋がいる世界の方が近いね、そのまま侍のいる世界にも行けるよ』
ラプラスP『そうか。なら掃除屋のいる世界に行くぞ、全速前進!』
ルイP『Yes My Dark!』
そうしてラプラス達は次の世界へと向かっていく・・・4人目の同志、並行世界の沙花叉クロヱと接触する為に。
続く。
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