【三次創作】ホロライブ ビルドライバーズ 外伝 ~ホロライトシティの日常~   作:お覇王

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北海道にて、熱き戦いが始まる


白き雪の皇女VS猛禽類

舞台は西部開拓時代をイメージしたテキサス。時々来るヴォルパノヴァ(タンクVer.)による砲撃を回避しつつ、一騎打ちを行う。決闘を繰り広げる機体はこの二つだ。

 

 

 

『ダブルオースノーホワイトリリィ』

雪奈がダブルオーガンダムをベースに改造したオリジナルガンプラ。全体的に白く塗装されておりバックパックにはEW版のウイングゼロの羽根が装備されている。高機動重視の機体の為装甲も限界ギリギリまで薄くされ通常時は両方のツインドライヴの出力だけを起動しているが超高機動形態の時は翼と両足に仕込んでいる計四個のGNドライヴも起動させ何者も寄せ付けない程の機動性を得る事が出来る。但し前述の通り高機動重視のこの機体は装甲も薄い為、絶対に被弾しない事が前提の機体となっている。

余談だが、ダブルオースノーホワイトリリィは雪奈が初めて買ったガンプラであり、ガンプラウォーズが稼働する前から何度も改修している相棒のような存在である。

〇スキル『オーバー・ザ・トランザム』

全てのGNドライヴをフル稼働させ十秒間全体のステータスを向上させる。十秒経った後は自動でトランザムが切れる仕組みとなっている。何度かは使えるが使う度に機体が耐えきれず崩壊する可能性もある。

 

 

 

『高機動型ガルバルディβ改』

「機動戦士Zガンダム」に登場したガルバルディβを改造した機体。高機動型ガルバルディαを模倣し、高機動型ゲルググのパックと脚へと換装、さらにギャンのビームソードとシールドを装備し、カラーリングもピンク色と白で塗装した・・・物を一部改良した代物。改良点としては

 

・グフカスタムの三連装ガトリングをGE製追加武装キットの『三連装ガトリングガン』に変更。射撃精度、リロード時間、威力の見直しをしてシールドが外れた時の射撃戦の強化。

・高機動型ゲルググのパックと脚をそれぞれ『GE製強化スラスター』、『GE製強化脚部スラスター』にする事で加速性能と最高速度を底上げし、不安定だったのがバランス良くなって改善。

・EXAMシステム搭載。リミッターを設けており5分間だけ加速性能、格闘威力の向上をしているが、5分経つと強制的に解除される。

 

スピードを活かした機動戦を得意とするルイに合わせて改造だが、弱点は相変わらずピーキーになった事な為使い手を選ぶ。

〇スキル「戦いとは駆け引き」

攻撃力、機動力を常時120%アップし、カウンターダメージを40%アップさせる。

 

 

 

3・・・2・・・1・・・―START!!―

 

 

 

戦いが始まった、ダブルオースノーホワイトリリィはGNドライブとウィングの羽根による飛翔を行う。ガンプラウォーズではバランスを保つため、ブーストゲージを消費して飛ぶため長時間の飛行は出来ないようになっている。しかし高い飛行性能に加えて極限まで軽量化している為、飛ぶだけならば無限に飛ぶことが可能だ。それを活かして一瞬の隙を突き、機動力を武器に攻めていくのが彼女の強み・・・だが彼女は攻めてこない。何故ならルイは対照的に、「待ち」を得意としており迂闊に攻めればやられると分かっているからだ。

 

雪奈(狙っている・・・攻撃してきた瞬間を)

 

適度にニードルミサイルをばら撒き、牽制してくるが決して自分からは斬撃を振ってこない。自分が飛べないのもあるとはいえ、敢えて待ちながら牽制し、カウンターを叩きこむことを狙っているのだ。雪奈にとって待ちや反撃に徹する上に、待ち方も嫌らしかったからこそやりずらかった。

対するルイもまた、攻め手に欠けていてやり辛かった。ただでさえ飛ぶ機能がある訳でもない上に、射撃兵装も限られる、隙を見せたら攻めてくると分かっているから安易にビームライフルに持ち帰る事も難しい・・・その事からどう攻めれば良いか、冷や汗を搔きながら思考を巡らせていた。

 

ルイ(上手い具合に誘いに乗ってくれれば良いけど、そう簡単にはいかないわよね・・・)

 

しかしだからと言って、ギミックの砲撃を素直に食らってはくれないだろう。無論、自分も食らう気はないが。

だがそんな状況を待たせる程、周囲は甘くなかた。

 

 

―COUTION!上方注意!―

 

雪奈・ルイ『!』

 

コックピット内に警告が鳴り響き、砲撃が来る場所をレーダーで確認して咄嗟に回避する。

 

 

ドーーン!!・・・ドーーン!!・・・ドーーン!!

 

 

ヴォルパノヴァによる砲撃が襲い掛かるが、2機とも踊るように回避する。そして回避する際に交わればお互い斬撃してくる。

 

ガキィン!ガキィン!ガキィン!

 

一瞬のすれ違いだがGNソードとビームソードが交差し、数回の斬撃が起きる。だが一撃を与えられずに終わる。

 

雪奈《やるね》

 

ルイ「そっちこそ」

 

一定間隔で砲撃してくるギミックを回避し、再び振り出しに戻る。お互い傷はなく、砲撃も回避してて決定打を与えられない。故に、お互いの緊張感が高まる。

 

雪奈(長期戦は不利だし、攻め手に欠ける以上どうすれば・・・)

 

ルイ(迂闊にビームライフルを持ち変えようとすれば、ますますやる事が無くなる・・・)

 

ハイドポンプを射出して誘っても、「その手には乗らない」と言わんばかりにGNソードⅡのライフルモードで破壊する。これだけの事だが、この嫌らしさから雪奈の集中力を削いでいく・・・此処で、ルイが煙に紛れて攻めてきた!

 

雪奈《ッ!》

 

ガキィン!

 

ルイ「おや、こうはいかなかったかぁ」

 

雪奈《・・・へぇ》

 

おどける様に言うが、雪奈は笑っていた。

 

雪奈(噂通りの強さ……こんな心躍る戦いが出来たのは、久々だよ・・・♪)

 

本来彼女は、『ジャンキーレベルの甘党であり糖分を摂取してないと集中力がどんどん低下する』という弱点を抱えている為、長期戦は不向きである。さらに言うとルイみたいな待ちに徹し、搦め手で攻めてくるタイプは相性悪いのだが、それでも勝てたのは『主導権を握らせる前に、敵を倒した』からである。最も、ガンダリウムランカーに匹敵する彼女相手に主導権を握れる相手となれば、ガンダリウムランカーかそれに匹敵する相手じゃなければ無理だろうが、今相対しているルイは『握れていないが、自分も握る事も出来てない』という状況にまで追い込んできている。故に雪奈は楽しんでいた。

 

雪奈(今までの相手では『バッドコンディションとの付き合い方』を学ぶ事が出来なかったけど、貴女からは学べるし・・・何より楽しい!)

 

雪奈も口数が少ない事からクールな印象を持たれるが、意外にも熱くなりやすく、強い相手とのバトルでは分かりづらいが常に心が踊っているのだ。強者との戦いが自身を楽しませ、自身の成長に繋げる……だからガンプラウォーズを続けているし、今のランクにまで到達していた。

 

ルイ「攻めさせてもらうよ!」

 

―EXAMシステム、スタンバイ―

 

雪奈《これで御仕舞いだよ!オーバー・ザ・トランザム!》

 

―OVER THE TRANS-AM―

 

特殊スキル、オーバー・ザ・トランザムによって10秒間だけステータスを引き上げ、殲滅にかかる。

 

ルイ「はああああああああ!!」

 

雪奈《やああああああああ!!》

 

 

ガキィン!ガキィン!ガキィン!ガキィン!ズバァ!

 

 

10秒間。ほんの10秒間だがガルバルディβ改の右腕を切り捨て、ビームソードを使用不可にした。

 

雪奈《これで終わり!》

 

だがまだ終わらないと言わんばかりにギャンシールドを投げてきたがそれを避ける。だが()()()()()()()()()()()()()

 

雪奈《なっ!?》

 

シールドがヒットして怯むスノーホワイトリリィ。そう、盾にはワイヤーが仕込まれており、投げたら戻って来る様になっていたのだ。

 

ルイ「守りを捨てる程、愚かでは無いわ!」

 

そしてそれを狙ったが如く、ガルバルディβ改のガトリングガンが火を噴いた。

 

 

ダダダダダダダダダダダダダダダ!

 

 

ガトリングガンがフルヒットして動力が撃ち抜かれる。そして、耐久値がゼロになったスノーホワイトリリィは戦闘不能になった。

 

 

 

―WINNER 佐々木ルイ―

 

 

 

戦いが終わり、筐体が出てくる二人。二人のハイレベルな戦いを見ていたギャラリーは何も言えずにいた。

 

「雪奈ちゃんが負けるなんて・・・」

 

「戦っていた相手が猛禽類(ラプター)だったとは・・・」

 

「ルイ姉ってあんなに強かったの・・・?」

 

「バカか!ルイ姉はギャン系でダイヤ2まで上り詰めた強いギャン使いだぞ!それでも、雪奈ちゃんに勝つとか思わなかったけど・・・」

 

戦いを見ていたラミィ達は勿論、ぐらは何も言えなかった。あまりにも強すぎて、自分とはレベルが違う事に・・・

 

雪奈「ズルいよ」

 

ルイ「何が?」

 

雪奈「あんな隠し玉、聞いてない」

 

ルイ「隠し玉だから答えないのは当り前よ。それに、狡賢くなければ大人の世界はやっていけないわ」

 

雪奈「・・・傷付いたから奢って。たい焼き」

 

ルイ「それで良いならね」

 

そうして少しして、ぐらが問いかけてきた。

 

ぐら「ま、待ってくれ!どうしてそこまでやれたんだ!?セツナは、どうして負けたのにそんな楽しそうな顔をしているんだ!?」

 

どうして負けたのかは技量の差しか分からないぐらは、矢継ぎ早に質問してきた。

 

雪奈「簡単だよ。貴女は『勝つ事に執着して、楽しむことを忘れてた』・・・それが原因」

 

ぐら「楽しむ・・・」

 

雪奈「負けた悔しさから勝つ事に執着してしまい、全然楽しんでいるように見えない。実際、()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

ぐら「そ、そんな・・・」

 

雪奈「負けず嫌いなのを否定しないけど、かといって周りが見えなくなっちゃ駄目。もっと周りに頼らないと、誰にも勝てなくなるよ」

 

ぐら「……そうだったのか・・・ぐら、大事な事を忘れてた・・・」

 

ラミィ「えっとね・・・ラミィ達も協力するよ。少しでも力になれるなら、協力する」

 

ねね「ねねも手伝うよ」

 

こより「こよもね」

 

ぐら「……すまない」

 

己の愚かさに気付き、反省して周りにアドバイスを求め、一人で強くなるんじゃなく、周りに頼って強くなるようになったぐらであった。

 

 

帰り道

 

 

雪奈「モグモグ……ねぇ、どうしてあんな冷静に対応できるの?」

 

ルイ「んー? まぁ、色々と経験して周囲を見て考えれるようになった・・・かな。後は子供達の相手してたのもあるから、色々と先読み出来て、対策なりなんなり出来るようになった・・・と思う」

 

雪奈「そういう物?」

 

ルイ「多分ね」

 

雪奈には言わなかったが、玲二に並行世界の自分を見てもらったが、その一つとして「敏腕営業として名を成している世界線」がある事から、玲二以上の観察力の高さを秘めていたのだ。最も、それを活かせているのはガンプラウォーズ等のみで、現実ではまだあまり活かせていないのだが・・・

 

雪奈「バットコンディションの付き合う練習もしたいから、私のトレーニングにも付き合ってね。負けたままは嫌だし」

 

ルイ「良いわよ」

 

雪奈との勝負を経て成長したルイ。この修行がラミィ達に、雪奈にどんな成長を促すのか……

 

 

 

 

―オマケ―

 

ラミィ『ぶぅーん!バリバリバリバリバリバリバリバリ!』

 

雪奈「……クスクス」

 

自室でホロぐら(ラミィ初登場回)を見て楽しむ雪奈。作業する時はホロぐらを流し、楽しみながら作業をしていた。

 

雪奈「さて、スノーストームの改良もしないとね。スノーホワイトリリィとは違った可能性を見つけないといけないし・・・にしても、これは確かに見せるのも嫌がるよね」

 

「子供達や親戚の子にはホロぐらを見せたくない」と言うのも納得する雪奈。ラミィが知ったら多分、無理にでも止めてくるかもしれない為、敢えて黙っている雪奈なのであった。




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