【三次創作】ホロライブ ビルドライバーズ 外伝 ~ホロライトシティの日常~ 作:お覇王
まだ全部のミッションが判明してないのもあるとはいえ、ご都合主義で予選突破の為に頑張るのをカットしちゃったけど、許してね
ホロライトシティ OMEGA
一次予選の突破に王手を掛けた蝶美。残すミッションは『この世の果てへ』だ。
真白「ほぼ毎日通って挑んで、漸く後一個になったけど・・・大丈夫? 昨日だってレースでギリギリクリアしたって感じでグロッキーになってたし、休んだ方が良いのにやるといってきたけど・・・顔色悪いわよ?」
ハコス「マシロの言う通りだよチヨミ、比較的早くにクリア出来ているかもしれないけど・・・最近無理し過ぎだよ。逸る気持ちは分かるけどさ・・・」
蝶美「大丈夫ですハコスさん、真白先輩……ちよは・・・此処で頑張らないと・・・此処で折れないように立たないといけないから・・・それに、睡眠ならしっかりとっているから・・・」
順番を待ち、最後のミッションへと挑もうとしているがサポートに回っているハコスからは勿論、付き添いで来ていた「
蝶美「アメリアさんやとこさんだって、身を削る思いで我が子を産んだんだから・・・ちよも、安気に構えてないでやるべき事をやらないと……拓哉くんの隣に立てなくなるよ・・・」
真白「そうまでしてまで・・・拓哉さんの為に優勝したいの?」
黙って頷く蝶美。
真白「・・・そういう事なら何も言わない。頑張っておいで」
蝶美「ありがとうございます」
蝶美の番になって筐体へと入っていく蝶美。その表情は真剣で、
真白「・・・これは、拓哉さんにお願いしないと駄目ね」
ハコス「ボクの方からお願いしてみるよ」
そういって、ハコスは拓哉に連絡を取り始めた。
蝶美side
真白先輩からは無理はするなとは言われたけど、ちよにとって無理するだけの理由はある。拓哉くんのお嫁さんになるにあたって、ちよは拓哉くんの一番になれるだけの物がないから。それが目指す理由でもあり、ちよにとってそれが・・・劣等感でもあった。
ちよは栄さんみたいに、拓哉くんから愛されて信頼されるだけの物を築けていない。
ちよは青さんや都々ちゃんみたいに、付き合いが長いわけでもない。
ちよはアメリアさんや花那さんみたいに、自立した大人という訳でもない。
ちよはハコスさんみたいに、誰かを束ねるだけのリーダシップがある訳でもない。
今のちよは拓哉くんの一番になれるだけの物を持っていない、未熟な子供だ。それが嫌でも理解している・・・だからこそ、今大会で本選出場して、最終的には優勝を目指して、拓哉くんと一緒に肩を並べられるだけの実績を得たい。それが・・・無理してでも頑張る理由だ。
蝶美「こんな所で燻ってる時間なんてないんだよ・・・」
私の使う機体、『キュベレイバタフライ』にはGE製外付け核融合炉を取り付け、スラスターも強化スラスターに変えて攻撃力と機動力は上がっている・・・正直改造できる部分があまり多くないから、後は腕前でカバーするしかない。そしてこれから挑むネオ・ジオング相手に通用するか分からない・・・いや、通用させる。全ては、拓哉くんの横に並ぶためにも・・・!
―GWDWC Qualifying Mission2『この世の果てへ』START―
スタート地点はスペースデブリが散乱しているボロボロのコロニー。そして相対するはシナンジュをコアユニットとしたMA・・・『ネオ・ジオング』だ。一度だけ組み立てた事があるけれど、アレはもうやりたくない代物・・・という作中に似合う化け物だ。
『HG ネオ・ジオング』
『機動戦士ガンダムUC』に登場したフル・フロンタルが駆るシナンジュがコアユニットとなり誕生した超巨大モビルアーマー。腕部に装備されてある有線式大型ファンネル・ビット、両腕・及びバックパックに搭載されたアームユニット、肩部大型メガ粒子砲、腹部に搭載されている大口径ハイメガ粒子砲、隠し腕・・・等の多くの武装を施しており、何より武器をハッキングして破壊する「サイコシャード」を発生させるサイコシャード発生器を装備している。
小説版では登場せずOVA版で登場した機体だけあって、ラスボスに相応しい機体である。
[人の総意の器であるこの私に、勝てると思っているのか? ハマーン・カーンの亡霊よ!]
蝶美「勝ってみせるよ!拓哉くんと本当の意味で肩を並べる為にも!」
圧倒的な威圧感を放つネオ・ジオング・・・ハシュマル戦とは違ったプレッシャーを感じるけど・・・私からしたら栄さん達との女同士の話し合いと比べたら怖くないし、何より並べなくなる方が怖いよ!
「まずはその脚であるプロペラントタンクを狙う!クリアファンネル!」
クリアファンネルを射出してまずはダメージを与える。撃破条件は「耐久値をゼロにする」だけど、本体であるシナンジュを叩けばダメージは大きい。けどそれを通すには腕やアームユニット等を破壊しないと守られて通らないだろうし、何よりいつサイコシャードを使われるか分からない……月光蝶があるとはいえ、倒しきれなかったリスクを考えると安易には使えない・・・だからまずは削り、部位破壊を目指す!
蝶美(その為にもビームマシンガン『ザスタバ・スティグマト』と実体剣である細剣を用意したからね・・・)
ザスタバ・スティグマトの威力はビームガン以上だし、まずはそれを以って耐久値を削る・・・どこまで削れるかが勝負。
[この程度の火力ではこのネオジオングは倒せん!]
ファンネルビットを射出して破壊しようとするけど、遅い。特訓に付き合ってくれたみしろさんやサロメさん、旅立つ前のそらさんやすいせいさんと比べたらノロく感じる。高難易度に設定されているだろうけど、やはりCPU・・・一定のロジックで動くから回避は容易だ。
蝶美「すいせいさんやそらさんなら、もっと嫌らしく攻めてくるよ!」
ファンネルを出してビットを破壊を狙いつつも、下を目指しつつ攻撃を回避する。大丈夫、すいせいさん提案のテストゲームモード『ファンネル地獄から生き残れ』と比べたらまだマシ!最終的には最高難易度で生き残れるようにはなったからね!*1
ダダダダダダダ
ドガーン
ビームマシンガンでプロペラントタンクを破壊して機動力を削ぐ・・・此処でサブアームに警戒してないと捕まるが、きちんと見えているよ!
[ちぃ!]
サブアームを回避し、ビットを破壊してサブアームを避ける・・・腕が厄介だけど、今なら本体を狙える!
蝶美「私の為にも倒れて!」ダダダダダダダダダダダ
本体周りを射撃して確実に削っていく。半分以上は削れたけど、そろそろアレが来る・・・!
[これ程の力を持っていたとはな……だが無駄な努力だ!]
ネオジオング後ろに巨大な光の輪が・・・不味い!サイコシャードが発動した!そういって素早くビームマシンガンを手放したけど、中にあるビームガンやファンネルが破壊される音が聞こえる・・・これで、実体剣と奥の手である月光蝶しか使えなくなった・・・
[そろそろご退場願おうか・・・]
ネオジオングの両肩のハッチが開き、それに腹部のハイメガ粒子砲も展開している・・・半分以上削ったけど、これでは・・・
蝶美「一か八か!」
接近して安全圏に入り、勝負するも・・・
―ガシィ!―
蝶美「しまった!」
[塵となれ!]
後数秒・・・ほんの数秒遅ければ負けてたかも……でもこの勝負、ちよの勝ちだよ!
蝶美「月光蝶であるッ!!!」
―チーンー
[何!?]
七色に輝く蝶々の羽根を羽ばたかせ、展開しようとしてたハイメガ粒子砲を吸収して無力化させる。そして掴んでいた腕をも破壊させ、本体へと急ぐ。時間があまり長くはないからね・・・
[ちぃ!]
慌てて離脱するも、逃がしはしない。ビームサーベルを構えて迫ってくるけど、今のちよ相手には「飛んで火にいる夏の虫」だよ!
蝶美「終わりだぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
そして月光蝶の光がシナンジュを切り裂き、破壊する。ネオジオングのサイコシャードも消えたのも確認して灰になっていく……勝った・・・
[君に、託す……成すべきと思った事を…………]
蝶美「・・・勿論だよ。ちよは、成すべき事の為にも成し遂げてみせる・・・」
―Mission Clear!―
NO side
ミッションを終えて筐体から出る蝶美。そこに、心配そうに駆けつけてきた一人の男がいた。
拓哉「蝶美ちゃん!」
蝶美「ハァ・・・ハァ・・・た・・・たくや・・・くん・・・ちよ、やったよ・・・? 一次予選のミッション・・・ぜんぶ・・・終わらせたよ・・・?」
満身創痍とも言うべきか、覇気のない声で語る蝶美・・・力なく笑うも、いつもの元気がないのも証拠だ。そして・・・拓哉の方へと倒れていった。
―ボスッ・・・―
拓哉「こんな無理しちまって・・・だから無理するなって言ったじゃないか!大代さんやハコスも心配してたぞ!」
蝶美「ゴメン……でも、此処まで頑張らないと・・・ダメだと思ったから・・・ちよは・・・何にもない、お嫁さんとして半端な娘だから・・・」
真白「それは違うよ蝶美。あんたは常日頃からリスナーや神代さんの為に一生懸命にやっているじゃない、その辺は神代さんも認めているし、評価しているわ」
ハコス「何か劣等感を抱いているとは思っていたけど・・・そんな事ないからね? いつも誰かの為に一生懸命になって、誰かの為に頑張れるのがチヨミの良い所だよ。そこはボク達も認めている点だよ」
蝶美「ハコスさん・・・真白先輩・・・」
抱きしめられながら二人を見る蝶美。疲れからか目がトロンとしている。
拓哉「蝶美ちゃん・・・もう休むんだ。家まで送るから・・・しっかり休むんだ」
蝶美「じゃあ・・・今日は拓哉くんの家にお邪魔して良い・・・? 明日は・・・オフだから・・・」
拓哉「……分かった。車を用意してある、そこまで行こう」
離れようとするが蝶美がガッチリ掴んで離れようとしない。
蝶美「ゴメン・・・少し歩けそうにない・・・それに、離れたくない・・・」
拓哉「・・・分かったよ。ハコス、悪いけど付き合ってくれ、車のキーは渡すから、開けてくれ。大代さん、お詫びに何か奢るよ」
ハコス「うん。分かったよ」
真白「いえ、大丈夫ですけど・・・心配なので付き添います」
拓哉「分かった」
そういって姿勢を正し、蝶美を抱っこする。所謂「お姫様抱っこ」だ。
蝶美「えへへ・・・恥ずかしいなぁ……」
拓哉「でも、良い機会でもあるだろう?」
こうしてOMEGAを後にする拓哉達であった。尚、この光景はおめシスの二人によってこっそり撮られ「てぇてぇ」「俺も抱っこされたい」というコメントが多く積もったという・・・
千代浦蝶美 一次予選突破
御意見、御感想をお待ちしております。