【三次創作】ホロライブ ビルドライバーズ 外伝 ~ホロライトシティの日常~ 作:お覇王
いつもは賑わっている神代家。しかし彼女達にとって先輩と言える人の一件があり、静かだった。
『ホロライブ1期生夜空メル、契約解除のお知らせ』
拓哉自身もそのような報告があった時動揺した。「あのメルさんが?」と・・・
拓哉「なんで・・・やっちまったんだよ・・・」
栄「……」
自分の前世でも人見クリスのデビュー取り消し、桐生ココの卒業、魔乃アロエの情報漏洩の発覚・・・そこから卒業があったように、この世界でも同じ事が起きていた。微妙な違いがあれど、前世で起きていたことが起こってしまっていた。
拓哉「俺がいた世界でもるしあさんも、メルさんも・・・」
アメリア「ダーリン・・・」
静かに入室してくるアメリア。その後ろには花那、とこ、ハコス、青もいた。
アメリア「これに関してはどうしようもない事だわ。今言える事は、これからどうしていくか・・・どう対策していくかが重要よ」
青「正直メルさんの事は僕もショックだよ・・・優しくしてくれた、恩のある先輩だからね。でもね・・・拓にぃスタッフリーダーとして、これからやっていかなきゃいけない事がある筈」
拓哉「それは・・・分かっている」
今はこの一件に関しては「これについては擁護できない」「残念だけど、こればかりは仕方ない」と受け入れる者も居れば、メル自身について批判する者もいる。中には「契約解除」という処分を下した事に対して事務所を批判する輩や便乗して面白おかしく批判する輩もいる。
拓哉「多分当面はこの一件で荒れるだろうし、関係のない一期生やスタッフを批判する手合いも出るかもしれない。皆、もしそういう手合いに遭遇したら俺や栄ちゃんに相談してくれ。今の俺に出来るのは・・・残った者達を守る事だけだ」
これに対して黙って頷く青達。
ハコス「薄情だと思われるかもしれないけど・・・組織を動かす以上、時には非情の決断も下さなきゃいけないからね・・・確か・・・えっと・・・」
花那「『泣いて馬謖を斬る』・・・ですよね。私達も正直他人事とは思っていません・・・メルさん達の一件を機に、「人の上見て我が身を思え」を徹底するしかない。これしか出来ません」
とこ「自分一人で迷惑被るなら兎も角、周りに迷惑をかける訳にもいかんからな……」
青「……ねぇ拓にぃ。もし……もしもだよ? 僕が不祥事を起こし、辞める状況になった時は……その時は、拓にぃの手できっちり引導を渡してね。情けで卒業という体にはしないでね?」
拓哉「……分かった。なら俺からも約束してくれ、青に限らず皆もだ」
栄「・・・なあに、たっくん」
拓哉「例え界隈から消える事になったとしても・・・俺の前からいなくならないでくれ。『人が本当に死ぬのは命が絶えたときじゃなく、誰からも忘れられたときだ』というように、人々から忘れ去れたら本当の意味で消えてしまうし、罪もまた・・・消えてしまう。悪いと思う気持ちがあるなら、俺の前から消えないでくれ……死ぬまで一緒だ。こんな事で離婚して離れようなんて、許さないからな?」
問われて黙って頷く嫁達。
拓哉「・・・きっと。俺はずっと背負っていかなきゃならないだろうな。この一件を……かつての箱惜しとして、スタッフリーダーとして・・・」
栄「『俺は』じゃないわ。『俺達は』・・・よ」
拓哉「・・・そうだな」
かぷ民では無かったですけど、この一件は本当に馬鹿野郎としか言いようがないです。でも自分達に出来る事は「この一件を忘れない事」です。忘れて風化したら、メルさんの契約解除した意味がなくなります。
最後に夜空メルさん、今までお疲れ様でした。メルコトクッキング・・・出来る事ならもう一度見たかったです。