【三次創作】ホロライブ ビルドライバーズ 外伝 ~ホロライトシティの日常~ 作:お覇王
多くの武器の残骸が散らばる荒野・・・そこに、1機のMS、『藍色に塗装し、胴体は灰色に塗装されたギラ・ズール(親衛隊仕様)』が周囲を警戒しながらゆっくり歩いていた。
青「……」
手に持つは状態の良いビームマシンガンとビーム・ナギナタ・・・だが予備のマガジンは無く、弾切れを起こせば廃棄しなければならない。無駄遣いは出来ない・・・すると、どこからか音が聞こえてきた。
?「後ろにも目を付けねぇと、襲われちまうぞぉ?」
青「!」
振りむいた途端、罅が入ったヒートホークが投擲されてきてビームナギナタで斬り払うが・・・残骸の上からヒートサーベルを構えた黒と白で塗装されたギラ・ズール(親衛隊仕様)が襲ってきた。
ガキィン!キィン!
葛葉「どうしたぁ!ビームサーベルじゃないから動作が鳴れないとか言わねぇよな!?」
青「くっ・・・」
状態が良い為まだ破損していないが、青の方は動きがぎこちなかった。葛葉の言う通り青はサーベル系に対しては得意な物の、それ以外の得物については慣れていなかった。ビーム・ナギナタを拾ったのも自衛手段の為になりふり構っていられなかった事と、状態が良かったが故に拾ったのだが、動きがぎこちなく防戦一方だった。
そしてナギナタを叩き落とされ、そのまま斬られた。
青「いつも使っている装備を外された状態にされた上に、慣れない装備を使わないといけないのは辛いですね・・・」
葛葉「まぁ、『戦場の記憶』とかなんか慣れない武器も使っていかないと勝負にならないからな・・・こればっかりは色んな武装を使って、慣れていくしかないな」
青「そうですね・・・」
此処で、二人がやっていたゲームモード『戦場の記憶』について解説しよう。
『戦場の記憶』
武器の残骸が散らばる荒れた大地が舞台に戦うデュエルモード。初期装備は全て外された状態でスタートし、周りにある武器の残骸から使える武器を拾ってバトルしていく。武装によっては状態が良い物から、半壊ですぐに壊れてしまう状態の物まである為、それを如何に工夫して運用するかが勝利の鍵。
青「ニトロファイアをメインに使ってたから、近接武器はサーベル系に偏っていたのを矯正しないと駄目だね・・・射撃兵装もビームライフルとマシンガンばっかだし。後は胸部グレネードや胸部バルカンだけど・・・」
葛葉「まぁこれを機に、色んな装備に触れてみるのもアリかもな。一つの事を極める事がイカンとは言わねぇけど、やっぱり色々と使えていかないとこの先厳しいだろうな」
青「確かに・・・実際ハシュマル戦は何とかクリア出来た・・・って感じですし」
葛葉「そういう意味でも色んな機体を触れていった方が良いかもな。ニトロファイアは良い機体だが、そればっかり使っても腕は上がらないし、何より今の青は機体の力のお陰で勝てているようなモノ・・・そう感じたよ」
青「……否定できませんね。これは残りのミッションクリアを目指しつつも、他の機体を触れていって武器のバリエーションを増やしていかないと不味いかも」
葛葉「自分でもまだ気付いてない得意な装備、苦手な装備が見つかるかもしれないからな。機体も同じく。『ファントムゴースト』の元となったストライクを見つけるまでは、この親衛隊仕様のギラ・ズールが一番肌に合う・・・と思ってたけど、ストライクを見つけて凄く肌にあったし、武器もトンファーやダガー等の取り回しが良い武器が結構しっくりくると分かったからな。俺も」
青「この親衛隊仕様のギラ・ズールも初めて使ってみましたけど、悪くないですね。ビームマシンガンにシュツルムファウスト、後ハンドグレネード等が使えますけど・・・シンプルだけに、癖もないです」
『HG ギラ・ズール』
「機動戦士ガンダムUC」に登場する「袖付き」の主力MS。ギラ・ドーガをベースにしつつよりザクを意識したデザインで、マッシブなドーガと比べるとスマートになっているのが特徴。袖付きの懐事情から当初予定してたスペックをダウンさせ、大部分のパーツをギラ・ドーガから流用する等で何とか数を揃えている。
しかしスペックはギラ・ドーガより上がっており、センサー有効半径に至ってはリゼルより長いのが特徴。尚、親衛隊仕様と一般機仕様との違いは前者は当初のスペック通りに作られた物だが、後者はスペックを下げている。
今回使用している葛葉機はカラーリングを黒と白で塗装し、スラスターをGE製強化スラスターにし、右腕に強化型電磁ワイヤー、シュツルムファウストの代わりにヒートナイフとダガー、ハンドグレネードを装備している。
余談だが、葛葉は現在の愛機である『ファントムゴースト』を作るまでは無強化の本機を使って『見敵必殺』の戦闘スタイルを徹底していき、ブロンズからプラチナ5まで上り詰めたのは有名な話であり、その辺りから『ソニックヴァンパイア』という異名で呼ばれるようになった。
葛葉「10年近く前の古いキットとはいえ、使い勝手は悪くないからな。アンジェロ機に加えてビーム・スナイパー・ライフル装備のキュアロン機、ランゲ・ブルーノ・砲改装備のギルボア・サント機と数はあるし、イブや叶、エクスもマラサイと並んでサブの機体として愛用しているからな。ベルさんやひまわりさん辺りはドーガ派だけど」
青「だけどドーガ含めて、バリエーションは多いのに立体化されているのが少ないですよね。ジェガンですら多いのに、ズールはその数機ぐらいだし・・・ズールならエリク・ユーゴ機なら出せそうなのに」
葛葉「個人的にはエリク機は欲しいな。ドーガで言えばヴィンセント・グライスナー機とレズン・シュナイダー機、後MGでフル・フロンタル機位だしなぁ・・・敵機故にあまり出したがらないというのもあるかもしれねぇし。前にフミさんがHGのドーガをベースにフロンタル機を作ってたけど」
青「ジェガンもそうだけど、意外と多いよね・・・武装もそうですけど」
葛葉「まぁそういうのがあるから、武装と機体は色々と触った方が良い。自分に合った機体が他にもあるかもしれないし、「それ」だけとは限らないからな。みしろさんだって色々と使えている印象があるけど、あの人も『ビームと実弾で言えばビーム派』、『長物と短刀で言えばナイフやクナイ等の短刀を好む』って人だし、レイラから送られてきたガンダムAGE-1スパローベースの『ガンダム氷護』を手にしてから『水を得た
青「それを言うなら『水を得た
『ガンダム氷護』
ガンダムAGE-1スパローを改造した機体であり、『ガンダム氷牙』を再設計した機体。設計元と同じく不必要な装甲を減らして塗装も最低限だけ施し、スラスターをGE製強化スラスターにする事で高い機動性とスピードを確保する事に成功している。「牙」という文字から「護」という字に変更したのも「主と大切な仲間たちを護る為の短剣を持ち、剣となる」という意志から来ている。
また、Anotherでの対ラビットラッパー戦を知っているレイラは武装面でも手直ししており
・短剣の刀身が冷気を帯びており、斬り付けた箇所が凍結する
・スパロー固有のニードルガンは敵機の動きを阻害するための電気を帯びている
という「ラビットラッパー戦でのトリッキーな動きに翻弄され、トラップをばら撒かれたアナザーでの反省を活かし、動きを封じ込める武装構成」へとカスタマイズしている。
弱点は氷牙と同じく耐久値、防御力が低い上に後述するスキルの効果も相まって絶対に被弾しない事を前提にした機体となっている。
〇「主を守る為の
スキル発動後、攻撃力、機動力を大幅にアップするが、耐久値が時間経過と共に減少されていき耐久値が1になると強制解除。
また、一試合に付き一度だけ耐久値がゼロになっても耐久値が半分回復した状態で復活する。但し、攻撃力は50%低下する。
葛葉「まぁスピードを活かした戦いなら、みしろさんの腕前と氷護の力があれば敵無しだろうな。その前に、みしろさんの使うサーベルの代わりにビームダガーを装備したジーラインに勝てなきゃ挑む資格も無いけどな」
青「そう言えば、ガンダム・ピクシーのダガーと90mmサブマシンガンを装備するようにもなりましたよね。というか、何でまたジーライン?」
葛葉「『使いやすいですし、ガンダムタイプには分類しない量産型ですから』と言ってた気がする。青もサブマシンガン系を使ってみるのもどうだ?ショートバレルのマシンガンとかさ」
青「確かに……取り回しが良さそうだし、今度使ってみます」
学ぶべき事は多いと感じた、青であった。
ガンダム氷護に関しては波音四季様に監修した上で設定しました。
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