【三次創作】ホロライブ ビルドライバーズ 外伝 ~ホロライトシティの日常~ 作:お覇王
2、3話で終わらせるつもり。
少し追記しました。
ホロライトシティ
にじさんじにて、一つの試練が始まろうとしていた。
美兎「私達とバトル、ですか?」
玲二「ああ・・・『シャイニーガールズ』という話から、美兎達とガンプラウォーズで勝負したいとの事だ」
美兎「シャイニーガールズ……すみませんが、あまりご存じないのですが・・・」
玲二「最近立ち上げてオールドメディアに顔出ししているが……正直、あまり評判は良くないな」
玲二曰く、「メディアが持ち上げる割にはアイドルの一人一人の質が良くない上に、態度も悪い」「メディアに出れているのも実力で勝ち取ったのではなく、金で出演枠を買い取った」という良くない噂が流れている・・・さらに言うと今回のバトルも「『調子に乗っているにじさんじのタレント達にお灸をすえる』という目論見がある」とまで言われている事から、出来れば断りたい案件でもあった。
さらに言うと、今回のバトルは普通の勝負ではなく、視聴者からの支持をどれだけ得られるかが勝負との事で、にじさんじが負けたら美兎の引き抜き認めるとの事だ。
美兎「そんな横暴な・・・一体誰ですかプロデューサーは!?」
そういって玲二は黙って資料を渡し、目を通した美兎は自分の目を疑った。
美兎「この人……かつて面接を担当し、私の夢を・・・アイさんの活動を否定した人・・・!」
玲二「やはりか……あまりいい噂を聞かないが、どうやら本当らしいな」
上辺という男の評判は良くない。物事を表面だけで物語り、中身を全く見ようとしない・・・事実、美兎のなりたいアイドル像を語った時も
「それアイドルじゃなくて唯の配信者でしょ? アイドルのやる事じゃないじゃん」
そう否定したのだ。事実、新生アイドル界が発展していった今でも否定的な事で有名で、「所詮素人がアイドルの真似事をしているだけ」と実力を正しく評価していないのだ。
美兎「あんな事を言っておいて、何故今更……」
ソフィア「それなんですが・・・どうやら起死回生の為に焦っているみたいです」
美兎「ソフィアさん?」
玲二「情報が集まったか、ヴァレンタイン」
ソフィア「はい。上辺という男、過去に担当したアイドル達の度重なる不祥事やアイドルオタク・・・というより、オタクそのものを見下した発言をした事やそれに対して反省しない素振りが原因で炎上し、それ等が原因で事務所内での立場が非常に危うい所まで来ているんです。それで、今プロデュースしているシャイニーガールズも金で説得し、何とかメディアに出している物の人気は今一・・・アイドル達の言動が良くないのも原因ではありますけど、やはりオタクを舐めて掛かっている部分はあるみたいです」
玲二「お客があってアイドルが成り立つのに、そんな不心得者がまだいるとはな・・・」
ソフィアの報告に眉を顰める玲二、アイドル関係者として思う所があるのだろう。
美兎「まさか今回の勝負も、勝つ事が出来ればにじさんじを踏み台にして拍が付く上に、私が得られると踏んでの事と?」
ソフィア「恐らくそれが狙いです。人気タレントの一人である美兎先輩は即戦力にもなりますし、何なら『夢を叶えられるし断る理由はないでしょ?』とまで思っているかと」
美兎「どこまでバカにすれば気が済むのですか・・・あの男は!」
憤りを感じる美兎。しかし怒りを感じているのは彼女だけではなかった。
楓「なら、わたし等で
サロメ「楓様の言う通りです。私も、微力ながらお力になりますよ」
レイン「パタちだって手伝いますよ、みと先輩」
そういって現れたのは楓、サロメ、レインの三人だった。
美兎「皆さん・・・どうして?」
楓「すまんなみとちゃん、話は全部聞かせてもらったわ。私らにとってみとちゃんは一期生の・・・にじさんじにとって欠けてはならん存在や。それをどこの馬の骨か分からん奴に・・・ましてファンを見下すようなド阿呆の所に明け渡す訳にはイカンのや」
サロメ「それにこういうのは美兎様含め、何人かは必要な筈・・・ならば私を参加させて頂きたいのですが、玲二様・・・よろしいですよね?」
玲二「ああ。だがサロメ達含めても後一人は必要だが・・・」
ソフィア「それでしたら私が出ますけど、良いですか? 情報収集はもう終わっていますし、裏取りや策を弄してきても、シェリン先輩に任せても大丈夫だと思いますし・・・」
サロメ「お願いします玲二様、ソフィア様はシルバー4とはいえ実力は保証します。それに全体のサポートという面ではかなり優秀な為、お力になれますので・・・」
玲二「……そうだな。ソフィアは単体でもゴールドにも匹敵する実力はあるし、サポートに徹する立ち回りに関してはかなりの腕前と聞く。サロメや楓もアタッカーとして立ち回すにはサポート役は必要・・・最近自分だけの機体を作ったらしいが、あるか?」
ソフィア「はい。これが私の機体・・・『ガンダムルブリスジウ Agent』です」
そういってガンダムルブリスジウをベースにした機体を見せた。
『ガンダムルブリスジウ Agent』
ガンダムルブリスジウをベースに改造した機体。使用者はソフィア・ヴァレンタイン。武装はビームカリヴァ、ガンヴォルヴァのシールド。塗装は自身のイメージカラーである黒に、内部のシェルユニットには銀色に変更している。武装が複合武装腕「虎の手」しかない為、ファラクトの拡張パーツであるビームカリヴァーを装備。
これによって指先を銃身とした手持ち式のビームガンにしての射撃戦や格闘戦だけでなく、1対2挺の大型ビームガンによる中~近距離戦を補う事に成功している。
勿論連結させてビームマスケットにし、長~中射程に対応して速射性に優れ、威力が上がるビームを発射する事も可能。尚、後述するスキルは「すこらび」を意識している。
〇スキル「任務遂行」
10秒間、射撃威力が150%向上し、機動力も120%向上する。また、味方に「ガンダムルブリスウル サロメカスタム」がいれば効果が10秒間延長させる。
玲二「ふむ・・・良い出来だ。美兎のはムーンガンダムをベースに守りを活かした機体に仕上げていたな?」
美兎「はい。サイコプレートが上手く活かせなかった・・・というのがありますので・・・」
では此処で解説しよう。
『フルムーンガンダム』
ムーンガンダムをベースに改造した機体。武装は60mmバルカン、ビーム・ライフル、ビーム・トマホーク、バタフライ・エッジ、ロング・ライフル、サイコプレート。
ロングレンジライフルは長射程で撃ててスナイパーライフルのような精密射撃が必要ないという利点があるが、取り回しが悪いので中距離以内では鈍器にしかならない。接近された時に備えて通常のライフルを装備を装備している。設定上、サザビーのビームショットライフルのプロトタイプでもある為、ビームを拡散させて撃つ事は可能。但し、サザビーのライフルよりかは撃てる回数が少ない。グレネード・ランチャーを内蔵している為、グレネードも発砲可能。
特徴の一つであるサイコプレートは分離できず、直接ぶつけるか盾にする以外使い道がない。それを補う為の対策としてクリアパーツ表面にビームを反射するコーティングを施し、リフレクターインコム・リフレクタービットの様にビームを反射させて死角から攻撃できるように対策している。なのでサイコミュ兵器として運用するのではなく、自機や味方を守る為の盾として運用するのが定石。
クリアパーツの内側にホログラムシートを貼り付けてより輝かせているので、遠くからも視認しやすいが敵にも見つかりやすくなるのが難点である。
〇スキル「月の加護」
自機と味方機の防御力を150%上昇し、時間経過と共に耐久値が少しずつ回復する。但し、破損した個所に関しては修復は出来ない。
玲二「いや、チームの要となるからそれで大丈夫だ。それに得手不得手があるからな。それよりも俺から一つだけお願いする事がある」
美兎「何でしょうか?」
玲二「勝て。不正してきても俺達が何とかする・・・だから必ず勝て。そして上辺に言ってやれ、『逃がした魚は大きかったですね』って」
美兎「・・・はい!」
決戦の時は近い。
本土 シャイニーガールズ事務所
上辺「そうですか・・・ならそれでお願いしますよ。金は弾みますんで・・・」ピッ
上辺は裏工作を着々と進めていた。彼にとってガンプラウォーズで勝負するなんて
上辺「新生アイドルを嫌う人が少なくなかった僥倖だな・・・全く、金をチラつかせた程度で食いつくとか・・・やはりオタクとやらはバカな人間が多いこった」
そう呟いていたら、一人の女性が入って来た。
女性「上辺プロデューサー・・・あのお嬢ちゃん達に一言言ってくんないかね? アタイも仕事と割り切って指導してきたけどね・・・肝心の本人たちがやる気が無いようじゃどうしようもないよ?」
上辺「それをどうにかするのがアンタの仕事でもあるだろ? そもそもゲーム如きにムキになるとか、大人としてどうなんだ?
そういってきたのはダイヤ4のランカーであり、シャイニーガールズのガンプラ指導をしていた『シーマ・ガラハウ』似の女性、真柴椎間だ。椎間は指導をしていたものの、当人達はやる気を出さず、ガンプラに関しても結局プロである彼女と彼女の伝手を頼って完成した物を使う。それだけでなくガンプラウォーズを真面目に練習しようともせず、全員シルバー帯には上がった物の、全員シルバー1止まりだ。
椎間「ならはっきりと言ってやるよ。ガンプラウォーズってのは単なる子供の遊びじゃない・・・戦う者の誇りを掛けた
上辺「やれやれ・・・此処まで来ておいて仕事を放り投げるのか? 全く・・・こっちから言うだけ言っておく。だからアンタも最後まで付き合え」
椎間「……フン。良いさね、あたしも仕事を中途半端に放り投げるのは主義じゃないからねぇ・・・けど言っておく、依頼を受けるのは今回限りだよ。勝負するメンバーに入れられたし・・・ね」
そういって退出する椎間。だが上辺は笑っていた。
上辺「教えてやるよ……勝負ってのは既に始まっている事をな・・・」
だが彼は知らない。策を既に見破られている事を・・・破滅へのメルトダウンは既に始まっていた事を。
委員長たちの機体はまた次回に。
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