【三次創作】ホロライブ ビルドライバーズ 外伝 ~ホロライトシティの日常~   作:お覇王

7 / 352
そらさん達が来た

ある日の神代家

 

青「はい、プリズムを書いたよ和衣ちゃん」

 

和衣「ありがとーあおママ!ほんとうにえがとくいなんだね」

 

青「あはは、そりゃ漫画を描くお仕事もしているからね」

 

青の婚約発表から数日。子供達にもすっかり受け入れられ、懐いてくれた青は和衣のリクエストでプリキュアのイラストを描いていた。

 

青「詩衣ちゃんも、描いてほしいキャラはあるかな?」

 

詩衣「うーんとね・・・エルちゃん、を描いてほしい」

 

分かったよ。その一言と共にイラストを描き始める青。その様子を見て拓哉と栄は微笑ましく見ていた。

 

拓哉「すっかり子供たちに懐かれたな」

 

栄「そうね。イラストを描いて御近付き作戦・・・が功を奏したみたいね。それでも一番最初に懐いたのが詩衣なのが驚きだけど・・・」

 

拓哉「詩衣は引っ込み思案なのもあって、とこ達に懐くのに時間が掛かったが・・・青にはすんなり懐いたのが驚きだよ。適度な距離感で接し、好きなキャラを描いて心を開かせた・・・というのが大きいだろうな」

 

栄「好きな人の近くにしか寝たがらない美衣も、青ちゃんの近くでスヤスヤ寝てるしね」

 

そう語り合う二人。するとインターホンが鳴った。

 

栄「来たみたいね、迎えに行ってくるわ」

 

そういって席を離れた後、少しして戻ってきた。

 

拓哉「いらっしゃい、そらさんにフブキさん」

 

そら「拓哉さん、栄ちゃん、こんそめ~!遊びに来たよ」

 

フブキ「拓哉君、こんきーつね!お土産を持ってきましたよ」

 

かいり「こんにちは!えいさんにたくやさん!」

 

こゆき・ふゆき『こんにちゃー!』

 

遊びに来たのは栄の友人である佐々木そらと、一緒に随伴してきた玲二の正妻である佐々木フブキである。無論、彼女たちの子供であるかいり、こゆき、ふゆきも一緒だ。

 

和衣「かいり!こゆき!ふゆき!こんにちわー!」

 

詩衣「こんにちは」

 

青「こんにちは、こゆきちゃん達」

 

美衣「んー・・・おきゃくさん?」

 

拓哉「こんにちは三人とも。美衣、こゆき達が来たぞ」

 

美衣「んー・・・いらっしゃい」

 

寝ぼけた目を擦りながら挨拶する美衣と、元気よく挨拶する詩衣と和衣。彼女達はこゆき達が通う『にじほろ保育園』に通ってる為、顔見知りのようだ。

 

こゆき「たくやしゃん、れいからおみやげ!」

 

拓哉「玲牙から?……ってこれ、ヒルドルブじゃん!」

 

フブキ「前にホロプラに行った時、二つあったんですよね。それでぼたんちゃんから「良かったらこれも持って行ってください」ってくれたんです」

 

そういって差し出されたのはプラモデルであるヒルドルブだった。ではヒルドルブとは何か、簡単に解説しよう。

 

 

『EXモデル 1/144 ヒルドルブ』

機動戦士ガンダム MS IGLOO 1年戦争秘録 第2話「遠吠えは落日に染まった」に登場したモビルタンク。MSのような上半身に変形に加え、MSの兵装が使えるモビル形態と、砲身が回転出来ない代わりに自走砲みたいな巨大な砲を構えるタンク形態に変形出来、実質一人で運用可能という特徴を持つ特殊戦闘車両。

高火力、高機動と聞こえが良いが、MSと比べたら汎用性が低い上、巨体故に環境の良し悪しが極端に出るし、戦車としてみればマゼラアタックよりも運用コストや操縦性の煩わしさが難点。個人的には嫌いではないのだが、正直兵器としては野心的過ぎて色々と中途半端な印象が拭えない。

 

青「うーん・・・これ、戦車・・・だよね?」

 

拓哉「正確にはモビルタンクだが・・・戦車に近いな、運用は自走砲に近いが」

 

フブキ「ガンダムの二次創作ではソンネン少佐の生存と共に、戦車としてきちんと手直しされる事で有名な子ですね。アイデアは悪くはないんですけどねぇ・・・」

 

そういって言葉を濁すフブキ。MS以外の従来兵器には疎いフブキ達だが、彼女達から見てもどうやら微妙な反応らしい。

 

拓哉「まぁ、有難く貰っておくよ。玲牙が見つけてくれた物だし。それよりもお茶を入れるから、二人は座って寛いでて」

 

そら「うん、お言葉に甘えさせてもらうね」

 

そういって椅子に座る二人を見て、拓哉はお茶の準備をし始める。

 

そら「改めて青君、神代君との結婚おめでとう♪ 子供達とも上手くやれてる?」

 

青「はい。美衣ちゃん達ともこの通り、仲良くさせていただいています。ただ・・・三人とも個性豊かなだけに、毎日が大変ですけどね」

 

そら「それは仕方ないよ。私達も毎日子供達との育児の格闘をしているから言えるけど、子供は一人相手するだけでも大変だからね・・・かいりは比較的大人しく言う事を聞いてくれる方とはいえ、それでも手を焼くからね・・・」

 

フブキ「私もですよ。ふゆきが生まれて間もない頃なんて、ふゆきの面倒を見つつこゆきの面倒を見なきゃいけなかったんですからね。レイ君達の協力があったとはいえ、中々骨が折れましたよ。今でも苦労しますけどね」

 

青「えっと・・・お疲れ様です。配信なりレッスンなりで忙しいのに、子供の面倒を見て・・・先輩達は本当に凄いです。僕なんてまだまだ・・・ですし」

 

フブキ「まぁでも『「任務(配信)は遂行する」「子守もやる」「両方」やらなくっちゃあならないってのが「母親」のつらいところだな。覚悟はいいか? 私はできてる』・・・という気持ちでやっていますから、その覚悟がなければ子供なんて作りません。ぜーんぶやるつもりで挑み、試行錯誤を繰り返し、皆とも相談しながら毎日を過ごしています。「私は一人じゃない」というのも大きい・・・ですかね」

 

苦笑いしながら語るフブキ。その顔は「苦労している物の、決して嫌ではない」というのを察する物だった。

 

フブキ「青君ももし子供を作るならば、よく相談した上で作るんですよ? 焦りはダメ、絶対です」

 

青「……肝に銘じます」

 

拓哉「・・・子供については、きちんと相談しながらやってるよ。今は現状維持だけど、もしもの事を見越して大きめの家を買いましたからね。先輩の家には劣りますけど・・・」

 

そういってそら達に紅茶を用意していく拓哉、その顔は何処か気まずい。

 

そら「えっと・・・この話はこの辺にして、子供の事で質問しても良いかな? 栄ちゃんの子供って、何が好きなの?」

 

栄「うちの子は女の子が好む物が好きね、プリキュアとかそういうの。ガンプラも興味が無いわけじゃないけど、あれもどちらかというと『こゆきちゃん達が興味あるからやってる』程度だし、そっち方面はそこまでではない・・・かな」

 

拓哉「でも、詩衣は何故か量産型とかに興味あるんだよな。ガンダムはあまり関心を見せないのに・・・」

 

そら「そうなの? 詩衣ちゃん」

 

詩衣「うん・・・あのね、ぱぱたちみたいですきなの」

 

こゆき「しぃは、ザクとかデミとかがすきだもんねー」

 

ふゆき「じゃく、しゅき?」

 

詩衣「うん。ちゅちゅぱいせんのデミ、カッコよくてすきー。きっちりきめたパパみたいだし」

 

どうやら詩衣は水星の魔女9話の影響で量産機に興味を持ったらしい。それが拓哉に重なるのが娘らしい。

 

美衣「うー・・・びぃはガンダムのほうがすき。カッコよい所がパパみたいだもん!そうだよね、こゆき」

 

こゆき「わかりゅ!」

 

逆に美衣はガンダムタイプが好きらしい。尚、和衣はどちらも関心を示さず我関せずな態度を取っていた。

 

そら「MSと言えば、それぞれの子供達も親に似た好みを持っていたなぁ・・・」

 

栄「例えば?」

 

そら「マオちゃんで言えばガンダムタイプよりもジム系やジェガン系、ダガー系に興味があるし、つばさちゃんで言えば、ルイちゃんの影響でギャンがお気に入りみたい」

 

栄「ギャンを? また渋い物を・・・」

 

フブキ「まぁルイちゃんにとってガルバルディβと同じく身の丈に合った機体だし、レイ君曰く、「ギャンキャノンをミキシングしたり、ギャンをベースにオリジナルガンプラを作れないか模索している」との事らしいですよ」

 

拓哉「マジすか・・・ただでさえあの人の使うギャンは凄いやり辛いのに、ギャンキャノンだけでも余計やり辛くなりますよ。前にギャンクリーガー使われて、それでなんも出来ずにボコされたのに・・・益々強くなるんスかね・・・」

 

フブキ「まぁまだ模索してて、現状は痒い所に手が届く程度の改造に留めてるみたいです。色々と悩んでるみたいですし」

 

拓哉「成程ね・・・」

 

そら「あ、そろそろ帰らないと……それじゃあ栄ちゃん、遅くなったけどお祝いのご祝儀だよ。お茶ありがとう、そろそろ私達は帰るね」

 

栄「分かったわ。今日はお祝いに来てくれてありがとう、落ち着いたら神羅城(そっち)に遊びに行くわ。娘達も興味あるしね」

 

和衣「れお達に会いたい!」

 

フブキ「ええ、良いですよ。基本的に嫌がりませんからね」

 

こゆき「またね、びぃたち」

 

美衣「うん、またね!」

 

そうしてそら達は、神代家を後にするのでした。




もっと神代家ベイビーズと佐々木家ベイビーズを絡ませたかったけど、上手くいかなかった・・・ルイ姉はギャンが似合いそうなイメージがありますけど、皆さんはどう思いますか?

御意見、御感想をお待ちしております。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。