【三次創作】ホロライブ ビルドライバーズ 外伝 ~ホロライトシティの日常~   作:お覇王

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可愛い女の子をイジメるのは好きなんだ(ニコォ) ゆきんこの皆さんごめんなさい。

最初グロ描写、本編最新話ネタバレ注意


みしろの試練前編

みしろは悪夢を見ていた

 

本土で調査し、優と真理愛が意識不明を探っていた筐体を調査し、未知の敵に襲われたあの日から・・・

 

みしろ「ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・!」

 

走る。走る。走る。ガンダム氷護の元になった氷牙に似た機体から逃げる為に走る。

 

[アソブ?ニゲタラ、アソベナイ]

 

みしろ「来ないで・・・来ないで!!」

 

―ザシュ!―

 

またこれだ。だがあの時と違うのは左腕がスッパリと切り裂かれたという事・・・夢の中とはいえあの時経験した事がフラッシュバックした事も相まって狂乱していた。さらに・・・

 

―バシュバシュバシュ!―

 

ニードルガンが数発撃たれて両膝を、無事だった右腕を撃たれてもぎ取られる・・・四肢を奪われたみしろはなすすべもなく転び、恐怖を煽る。

 

[コワス、タノシイ、コワレル、ウレシイ]

 

やがて辿り着いて馬乗りし、みしろの心臓目掛けて短刀が振り下ろされた・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

みしろ「いやあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁッ!!?」

 

ガバっと起き上がり、四肢を確認する。どうやら夢の中での出来事のようで一安心するが、彼女の顔は晴れなかった・・・

 

みしろ「ハァハァ・・・また・・・あの夢……」

 

自分でもそれが何なのか分かっていた・・・彼女は、()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()トラウマを患っていた。玲二にも相談して深層心理を覗き、場合によっては嫌な記憶を取り除く事も相談したがそれは無理だった。曰く「例え力を以って記憶や出来事を消し去ったとしても、自分が()()()()に関しては自分の力でどうにかしなければ無理だ」との事だ。いくら神羅族の力を持つ彼を以ってしても、トラウマを取り除く事までは出来なかったのだ。

みしろ自身も強がり、「これ以上ご主人様の手を煩わせる訳にはいかない」と言って自分で何とかしようと対策を施してきたが・・・傷は想像以上に根深く、困難を極めていた・・・

 

みしろ「みしろは……みしろは……弱い……うう……」

 

この時の彼女は深夜ながらもスマホを取り出し、無意識の内に助けを求めた。これが後にトラウマを克服する手助けになるとは、彼女は知らなかった・・・

 

 

翌日

 

 

普段なら厨房に立っているみしろだが、最近はエリーとメアリー、たまきが立つようにしていた。理由はみしろがトラウマを抱え、包丁を見たり、斬る音を聞いただけでフラッシュバックをして満足に料理が出来る状態になれないからだ。それを気遣ってたまきが厨房に立つようになったのだが、幸い彼もみしろ達程じゃないにしても料理は出来る為そこまで問題はなく、何より佐々木家の面々も「今は療養に集中しろ」と気遣って休ませているので立たせる事はないだろう。

そうこうしていると、たまき達が朝食を持ってきた。

 

みしろ「ごめんなさいたまきちゃん・・・手を煩わせて・・・」

 

たまき「良いんだよみしろ。今の状態じゃとても料理なんてできないし、立たせる訳にはいかないよ。ガンプラウォーズだって自分の動きが出来ない位に不調だし・・・それにこんな時位、お兄ちゃんに頼っても罰当たらないよ?」

 

エリー「そうですよみしろさん。こういう時こそ助け合いの精神ですし、今のみしろさんのお仕事は精神的に立ち直る事です」

 

みしろ「……」

 

メアリー「みしろお母様、無理は禁物です」

 

ミナ「まましゃま・・・げんきになって・・・」

 

みしろ「心配かけてゴメンねメアリーちゃん、ミナちゃん・・・」

 

力なく笑うみしろ。心配かけまいと立ち振る舞おうとするが、今のみしろにそこまでするだけの気持ちも無かった・・・気を遣われて嬉しい反面、自分自身がみじめに感じる様になっていたからだ。朝食をとり、支度を終えて休んでいたら来訪者が来た。

 

エリー「私が出ますね」

 

そういって対応に出たエリー。数分後、戻って来たエリーと共に来た来訪者に驚いた。

 

みしろ「レグちゃん?」

 

玲二「ライオンハートか、今日はどうしたんだ?」

 

訪問してきたのはレグルシュだった、だが表情は真剣だ。

 

レグ「こんがうがうーみしろ先輩、佐々木さん。『たすけて』という言葉を聞いて朝一に駆けつけてきたけど・・・何があったのですか?」

 

みしろ「それ・・・は・・・」

 

「素直に話して助けを求める」か「黙ってその場を凌ぐ」か・・・悩んだ末、前者を選んだ。

 

みしろ「……レグちゃん。話を聞いてもらっても良いですか?」

 

頷くレグ。優と真理愛が意識不明になった事件の調査をしていた事、その際に閉じ込められて謎の機体と戦った事、その時にトラウマを植え付けられる程の怪我を負った事、何故か怪我がなかったものの、今尚トラウマで苦しみ、毎晩悪夢を見る事を包み隠さず話した。流石に神羅族の謎については伏せたが・・・

 

レグ「……それじゃあ、倒した事で優さんと真理愛さんが意識から回復した・・・と考えられるけど、みしろ先輩はトラウマから抜け出せずに苦しんでいると・・・?」

 

頷くみしろ。

 

みしろ「ごめんなさいレグちゃん・・・話してもどうにもならないのに、聞いてもらって・・・」

 

レグ「そんな事ないよ!ボクは大好きなみしろ先輩の為ならなんだってやる覚悟だよ!?流石に犯罪とかは出来ないけど、力になれるならやつつもりだよ!何ならみしろ先輩の代わりに、そいつ等を残らずやっつけるつもりだよ!」

 

みしろ「それは駄目ですレグちゃん!!みしろの慢心が招いたのもあるとはいえ、レインちゃんが助けてくれなければ何も出来なかった相手なのですから……みしろの・・・弱さが招いた結果なのですから……お願いだから、危ない事に首を突っ込まないで・・・なにかあれば・・・みしろは……」

 

レグ「・・・ごめんみしろ先輩。でも、かといってこのまま何もせずに帰るなんて出来ない。みしろ先輩には、また楽しくバトルしてほしいし、何ならトラウマの克服の手伝いをしたい!佐々木さん、良いよね!?」

 

玲二「ああ・・・こればかりは俺の力でどうにか出来る問題じゃない以上、正直頼れるものは全て頼っていきたい……すまないがライオンハート、力を貸してくれないか?」

 

レグ「勿論!みしろ先輩、ボクと戦って!」

 

みしろ「それは・・・出来ません。今のみしろには、誰かを傷付けることなんて・・・」

 

レグ「トラウマを克服したいんでしょ!?ボクはみしろ先輩の為ならいくらでも傷付く覚悟はある!バトルで植え付けられたトラウマは、バトルを以って乗り越えなければいけないと思う!みしろ先輩……立ち上がって!」

 

ミナ「まましゃま、ふぁいと!」

 

みしろ「ミナちゃん……」

 

このままではいけない・・・心配するミナや玲二達の為にも、ガンダリウムランカーとしての誇り(プライド)を守る為にも・・・みしろは決断する。後輩と戦い、己の弱さを克服すると・・・

 

みしろ「……ご主人様。テスト機がある部屋の使用を許可を願います。みしろは……再び氷護を使いこなしてみせます」

 

玲二「・・・構わないが、今のみしろはガンプラを手にしただけでフラッシュバックをする程だし、止めれるか分からない……それでも大丈夫か?」

 

みしろ「何故かわかりませんが・・・今此処で乗り越えなければいけない気がするんです。何度土を付けられても、此処で逃げたら一生克服できない気がするんです・・・お願いします、使用許可を願います」

 

玲二「……分かった」

 

こうして許可を得てガンプラを用意するみしろ。念のため、レグも付き添う事に……だがみしろの負った傷はやはり大きく、氷護を手にするだけでも動機がした。

 

みしろ「ッ!?……ハァハァハァハァハァハァハァハァ……!」

 

レグ「みしろ先輩!?」

 

みしろ「大丈夫……吐き気がする位です・・・」

 

レグ「全然大丈夫じゃないですよ!」

 

みしろ「いいえ・・・この程度……乗り越えないと・・・リングに立てません……肩を貸してください・・・流石に一人では歩けないので・・・」

 

無言で肩を貸すレグ……果たしてみしろは、トラウマを克服する事が出来るのだろうか・・・?

 

続く




14日のバレンタイン回を挟んで後編が出るかも。ゴメンね。

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