【三次創作】ホロライブ ビルドライバーズ 外伝 ~ホロライトシティの日常~   作:お覇王

81 / 352
神楽様からネタ提供を受けたので、その一つを書く。時系列は神代家改装前。


いきなり汚部屋訪問

ある日の神代家

 

詩衣「ねぇパパ・・・」

 

拓哉「うん? どうした詩衣」

 

詩衣「あのね、さいきんかなママのおへやがきちゃないの・・・」

 

美衣「なんかごそごそいってた!」

 

和衣「なぜかいれたがらなーい」

 

その言葉に全てを察した拓哉、聞いていた花那に視線を向けるも花那は視線を逸らした。

 

栄「花那・・・まさかと思うけど、また部屋を散らかしっぱなしにしているでしょ?」

 

花那「いや、そんな事は・・・」

 

とこ「放置してるよな? これ」

 

花那「・・・ほら、忙しかった訳ですし・・・」

 

何故か汗が出てきて焦りだす花那。

 

拓哉「それは関係ないだろう。というか、マメにやっていれば酷くはならない筈だ」

 

そう言われて花那はますます冷や汗が流れた。

 

拓哉「なぁ花那。差し支えないなら部屋の掃除を―」

 

花那「ダメです」

 

拓哉「……そのリアクションからして駄目じゃないか。花那、一緒に掃除を―」

 

花那「拓哉さんは駄目です、観られたくないので・・・」

 

冷や汗を掻きながらなんとか止めようとする花那と、何とか掃除に入りたい拓哉。その押し問答が続くが、横から栄が口を出してきた。

 

栄「なら私達が掃除するで良いかしら? というか、子供の環境に良くないからどの道掃除させてもらうけど良いわね?」

 

花那「……」

 

栄「良いわね?

 

花那「……はい」

 

怒気と圧を込めて説いたら折れた花那。そうして花那の部屋に向かったが・・・

 

 

なんということでしょう。

 

そこにはレジ袋でまとめたゴミが散乱し、服なりペットボトルなりがぐちゃぐちゃに放置されていました・・・マメに掃除して綺麗にしてた筈なのに、一目離した途端に悲惨な状態になっていました。一部屋でそれなりの大きさのある部屋だったのに、最早足の踏み場もなく、クローゼットも開かない始末・・・辛うじて配信出来る状況とはいえ、これには匠である拓哉さん達も絶句・・・

 

とこ「いや、匠って誰やねん」

 

拓哉「ゴメン、ふざけた・・・」

 

あまりにも酷さにこれは不味いと判断した拓哉は、嫁達を招集して大掃除を始める事にした。が・・・その前に子供達を安全な所に避難させるため、玲二に事情を話して夜まで子供を預ける事に。事情を聞いた玲二はすぐにやってきて子供達を預ける事に。

 

玲二「なぁ拓哉、良かったら俺も手伝うぞ。みしろやエリーも今手が空いているし・・・」

 

拓哉「気持ちは有難いっスけど、これは俺等の問題です。子供達を預かってくれるだけでもありがたいので・・・」

 

玲二「そうか・・・もし手に余るようなら連絡を入れてくれ」

 

拓哉「すみません先輩・・・ですが()()()()()()まだ何とかなる範囲です」

 

玲二「()()()()()()・・・か。まぁ・・・移り住む前のノエルや、七奈美と比べたらまだ優しいとはいえ無理はするな」

 

栄「お気遣いありがとうございます。ただ、もしまた酷くなるようでしたら・・・浩一さんに()()をお願いします」

 

玲二「分かった。あまり兄貴に頼らずに済むのが一番だが・・・場合によっては()()しておく」

 

子供達の安全を確保した後、集まった嫁達とオフだった都々によるお掃除大作戦が始まった。

 

 

拓哉「すまないな都々。今日はオフだって言うのに・・・」

 

都々「良いんだよ拓哉兄ちゃん。都々だってお助け部所属でもあるんだから、お助け部として動かない訳にはいかないよ。それに、こういう事は早かれ遅かれ関わらなきゃいけないんでしょ?」

 

拓哉「まぁな・・・先輩達を見習って定期的に掃除してたが、まさかこうなるとは俺も予想外だった・・・」

 

テキパキとゴミかそうでない物を分別し、作業していく拓哉達。まずは分別しない事には後々大変なのだ。

 

花那「うぅ・・・まさかこうなるなんて・・・」

 

拓哉「問答無用で師匠に()()しなかっただけまだマシだよ、花那ちゃん。というか徹底しなかった俺の手落ちでもあるけどね・・・」

 

花那「ほら!じゃあ・・・」

 

アメリア「早く分別するわよ、あまりにも多くて未だに終わりが見えない訳だし・・・」

 

ハコス「正直此処まで酷いとは思わなかったよ・・・Japanの先輩達も写真で見たけど、アレも酷かったけどこっちも負けず劣らずだね」

 

アメリア「本当にね。何故此処までやれるか理解できないわ、ルンバが近寄らないのも頷けるし」

 

そのルンバは現在ゲージに隔離しており、分からないながらも寝て寛いでいた。

 

青「取り敢えずゴミは真っ先に袋に詰め終わったよ。まさか此処まで面倒だったとはね・・・」

 

拓哉「油断するな青。まだまだ分別が終わらず、ゴミもまだ出てくる始末だ・・・皆が総動員しているからこれで済んでいるが、一人だともっと掛かっていたよ・・・」

 

とこ「出来る所から部屋を掃除していっているけどな・・・漸く足の踏み場が増えて来たわ・・・」

 

花那「いやまぁ・・・何でこうなったんでしょう?」

 

とこ「放置するからやろ

 

花那「……はい」

 

反論できず、眠そうな糸目のショボン顔になる花那。しかし皆手は止めずに作業を進める。止まれば苦しくなりかねないからだ。

 

拓哉「服だけでも何でこんなに出ているんだ・・・」

 

花那「もう面倒だし、どうせ着るなら出しっぱにした方が楽だと思っていました」

 

拓哉「シワが出来るだろ・・・アイドルなら服装も綺麗にしないと駄目だ」

 

花那「……はい」

 

アメリア「あれ? これは景品で貰った使わない物・・・」

 

花那「雑談のネタに使えるかなぁ・・・って思って」

 

とこ「処分やな。都々、これも頼むで」

 

都々「はーい」

 

問答無用で処分され、片づけられていく花那の部屋。そして、何とか分別は終えた。

 

栄「はぁ・・・何とか分別は終えたわね。色々と動かして腰が痛いわ・・・」

 

拓哉「処分すべき物は処分したからな、此処からがまた大変だが・・・」

 

とこ「地道にやっていくしかあらへんな」

 

そういって作業に取り掛かる。花那に判断を任せつつ、「必要な物」と「必要でない物」と分けて分別していく。「必要でない物」は後に処分するが、ややこしくなるため今は選別が優先だ。

 

拓哉「しかし、こうも多くあるとはな・・・」

 

花那「あはは・・・見つからず、それでなんか買っちゃいましたからね・・・勿論自分のお金で、ですよ?」

 

拓哉「そこは分かっているよ」

 

話をしつつも「なんでこんなに買っちゃったんだろう」って思ってしまう花那、自業自得ではあるが。「これは?」「要りません」そう話しながら作業を進めていき、ついに選別が完了した。

 

とこ「足の踏み場が出来たし、後は掃除してハンガー掛けて終わりやな」

 

アメリア「現場検証ばりに時間が掛かったわね・・・花那、貯め過ぎよ」

 

花那「うーん、此処まで酷くしたつもりはなかったんですけどね・・・」

 

アメリア「十分酷いわよ・・・」

 

栄「とにかく、仕上げに入るわよ。此処からは早くに事を進められるはずだから」

 

分別さえ終えてしまえば此方の物。ハンガーを掛け、空いていたクローゼットを埋めていった後は掃除をしていき、漸く花那の汚部屋掃除が完了した。

 

栄「ふぅ、中々骨が折れたけど終わったわね」

 

ハコス「中々にchaosな空間だったよ」

 

花那「そこまで言いますか!?」

 

栄・ハコス『言う程』

 

拓哉「子供達の事もあるから、もう少し綺麗にしようよ花那ちゃん・・・」

 

花那「……はい」

 

叱られてやはり眠そうな糸目のショボン顔になる花那。ともあれ遅くなったのでご飯は外食を取る事にした。花那の多めに出す事で決まり、子供達を迎えに行くために部屋を後にしたとさ・・・

 

 

―オマケ―

 

 

七奈美「くっそー中々伝説のパルが捕まらないなー」

 

―ガチャ―

 

ルイ「七奈美待ったかね~♪大掃除に来ましたー」

 

七奈美「ルイさん!?北海道にいるんじゃなかったの!?てか何で部屋の状況知っているの!?」

 

ルイ「杏奈さんから『部屋が酷いから掃除の手伝いをしてほしい』と依頼されたのもあって、連絡なしで来ましたーという訳で、掃除するね?」

 

エプロンを身に着けて大掃除をするルイ、後ろには杏奈がいた。

 

杏奈「全く・・・マメに掃除しないからルイさんに相談する羽目になったんだから、ちゃんと掃除しなよ」

 

七奈美「や、やめてぇー!」

 

問答無用で掃除され、羞恥で悶える七奈美であった・・・




オマケのアレはpixivで「ロボ子の部屋に突然訪れ、大掃除を始めるルイ姉」のイラストが元ネタです。

御意見、御感想をお待ちしております。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。