【三次創作】ホロライブ ビルドライバーズ 外伝 ~ホロライトシティの日常~   作:お覇王

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戦闘描写をメインに頑張る回


【ガンプラウォーズ】付け焼の刃~特訓編~ 後編

ミーティングを終えたリオン達は、ガンプラウォーズが空いたのを見計らって二戦目に入った。

 

社「よし、それじゃあ二戦目もチーム戦によるバトルだ。今回は時間制限を設け、俺等を殲滅させるか、時間一杯生き残ればリオン達の勝ちだ。後2戦目は俺達全員、ザクを使う。それで良いな?」

 

リオン「構わないわ。今ならやれる気がするしね」

 

クロ「同じく」

 

アンジュ「不安ではあるけど、そのルールならいけるよ」

 

社の確認に対し、同意する3人。そういってセットし、チーム戦を開始する。

 

 

 

3・・・2・・・1・・・―START!!―

 

 

 

部隊は一戦目と同じ廃墟と化した市街地、リオンの使うザウォートヘヴィはゆっくり動きながら周囲を確認していた。

 

リオン(レーダーを確認しつつ、周りを見る・・・)

 

先ほどの反省会での事を思い出し、教えを心の中で復唱する。

 

社『どのモードでも言える事だけど、周囲とレーダーを確認する癖を身に着けることが大事だ。周りが見えないと、どう動けば良いのか分からないからな』

 

リオン『それほどなの?』

 

社『分かりやすく言えば、「目に見える景色を見ずに街を歩いてください」と言われて歩けるか?』

 

リオン『・・・歩けない、怖いし』

 

社『そういう事。だから周りを見る癖をつけないと駄目だ、でなきゃどう動き、どう良ければ良いのか分からないからな』

 

リオン(今なら分かる気がする……)

 

敵がいないのを確認出来た所、本格的に移動する。まずはアンジュ達との合流が先決だ。

 

リオン「初期地点が見直されたとはいえ、やはり少し離れてるのがネックよね・・・『敢えて少し離して、そこからどうするかを戦略を考える』という意味ではアリだけど」

 

そうポツリとつぶやくリオン。アンジュとクロとの合流を選んだのも、「何も出来ないまま各個撃破される」事を避ける為である。

そういってディランザソルを一機見つける。

 

リオン「IDからして・・・アンジュ?」

 

アンジュ「リオン様!良かった・・・まだ社さん達はまだ遭遇してないよ、レーダーにも反応してないし・・・ただ、遠くに味方のアイコンが出てて・・・クロさんだと思うけど、動かなくて気になってるんだよね・・・」

 

リオン「まさか・・・狙われてる?」

 

既に狙われてる事を想像するリオン。だが、状況が分からない以上焦って動くのも悪手だと切り替える。

 

リオン「アンジュ、焦らず行くわよ。もし狙われてるとしたら、やしきず達の思う壺よ」

 

アンジュ「そ、そうだね・・・」

 

そういって慎重に味方アイコンの所へと進軍する二人、すると建物の蔭へと隠れているディランザソルを見つける。

 

アンジュ「いた!クロ―」

 

すると気付いたディランザソルは手を差し出し「待て」というアクションを取る。そして次の瞬間

 

ドキュン

 

2機の間を狙って銃撃してきた。

 

アンジュ「ヒ、ヒエ・・・」

 

リオン「遠くから反応!?まさかぼたんさん・・・?」

 

長距離狙撃をされたと察したリオンとアンジュは、近くの建物へと隠れた。そしてこの攻撃はぼたんに狙われてると予想する。

 

アンジュ「だ、だとしたら厄介じゃん・・・こうしてる間にも社さん達が来るだろうし・・・は、はわわ、ど、どうしたらいいのだ〜?!」

 

リオン「落ち着きなさい!こういう時こそレーダー確認!」

 

アンジュ「そ、そうだった・・・」

 

レーダーを確認するが、敵アイコンは3つとも離れている。となれば、()()()()()()()()()いない。

 

リオン(あたしのザウォートヘヴィは中距離戦でこそ真価を発揮する・・・でも、敵が何処にいるのかハッキリしない以上、どちらかが先行しないと真価を発揮できない……犠牲にせず、連携さえ取れれば・・・)

 

そういって教えを思い出す。

 

社(機体によっては連携することで真価を発揮する物もあるのは分かるな? リオンのザウォートヘヴィもその一つだし、ディランザソル等の近距離戦でも活かせる機体を前に出して支援するのも一つの手だ。勿論これは、味方との連携を組んでの前提だ)

 

そう考えてると、クロの使うディランザソルがビームバヨネッタを展開し、指を指し始める。

 

リオン「『先行する』……分かったわ、クロ」

 

そういってディランザソルが斜めに移動し始め、自身のザウォートヘヴィもX字になるように移動を始める。すると

 

みしろ「思い切った動きで、迷いがない・・・誘き寄せるには良い作戦ですね。しかしそれだけで討ち取る事は出来るのでしょうか?」

 

そういって建物の上から飛び降り、ザクバズーカ装備したザクII C-6/R6型が襲ってきた。

 

ドシュゥン・・・ドシュゥン・・・

 

リオン「くっ・・・」

 

ブースターを吹かせて爆風ダメージ事回避する2機。すかさず周囲を見るが

 

社「良い判断だが、対応まで出来るかな?」ブゥン

 

物陰からヒートホークを構えた社のザクが襲ってきた。

 

リオン「だと思った!」

 

ブゥン……ガキン!

 

咄嗟にビームサーベルを展開し、鍔迫り合いで攻撃をいなす。

 

社「良い判断だ。だが後ろにも控えているのは分かってるな?」

 

リオン「分かってるけど・・・やらせるつもりは無いんでしょ? 後ろで狙撃しているぼたんさんを狙わせない為にも」

 

社「そうだ。重武装しているリオンのザウォートヘヴィなら出来てしまうからな」

 

社の指摘通り、ザウォートヘヴィにはオプション装備としてミサイルランチャーとビームキャノンがあるが、いずれも長い距離を誇る為ぼたんがいるであろう建物に届く事が可能だ。故に社は警戒し、リオンを倒すことを選んだのだ。

 

 

ドキュン

 

 

近付けさせまいとぼたん機による狙撃が行われるが、予測して避ける。味方である社達に当てないようにするのは流石である。

 

みしろ「しかしこうして狙撃を搔い潜り、攻撃するにはどうする気ですか? 言っておきますがみしろも社さんも、行かせるつもりはありませんよ」ガキィン

 

事実、クロがどうにかしてみしろを抑えようとするが、クロが精一杯で攻撃しているのに対してみしろは涼しい顔で攻撃をいなす。「お前なんていつでも倒せるぞ」という態度なだけに、リオンも警戒はしている。

アンジュも援護射撃しようにも、余裕ある動きなうえに2機ともチラチラとアンジュの方をマークしているために迂闊に動けないでいた。

 

アンジュ「ど、どうしよう・・・このままじゃジリ貧だよ……」

 

何とか隙を付ければ……そう思い、ビームサーベルに切り替えて突貫する。

 

アンジュ「わああああああああああああっ!!」

 

リオン「バカ!アンジュ!」

 

社「勇気は買おう。だが・・・素人め!間合いが遠いわ!

 

ドスの利いた声でアンジュのディランザソルに対してタックルで迎撃し、すかさずアンジュ機を撃墜する。だが、()()()()()()()()()()()と後に後悔する。

 

ボシュゥ ボシュゥ ボシュゥ ボシュゥ

 

ドガァァン

 

社「しまった!?」

 

リオン「これでぼたんさんによる狙撃はこない筈よ!時間も大分経過しているし、このまま2対2に持ち越せば―――」

 

ぼたん「そうは問屋が卸さない・・・ってね。知ってる? 猛獣を仕留めきれず、中途半端に傷付けた状態にするのは凄いヤバいって」

 

爆風ダメージで一部損害し、足もバチバチ言ってて引き摺っている・・・だが、それでもザクマシンガンを片手に持ち、『お前だけは狩る』という強い意志を感じさせる。

 

リオン「……あのまま倒れてはくれないのね」

 

ぼたん「それじゃあつまらないよ・・・一矢報いて貢献しないと、ね!」

 

ダダダダダダダダダダダダッ

 

片手撃ち故に制度が悪いが、それでも近付けさせないように撃ってくる。だが、リオンに迷いはない。

 

リオン「これで仕舞いよ!」《b》ドキュゥン!

 

ビームキャノンをぶっ放し、ぼたん機を仕留める。

 

リオン「そこ!」ドキュウン!

 

ヒートホークで仕留めようとしたみしろ機をビームライフルで背面撃ちするが、流石に精度が悪く避けられる。

 

みしろ「・・・どうやら後ろにも目を付けれるようにもなりましたか」

 

リオン「これでもFPSとかには自信あるから、なんとなく分かるのよ。ガンプラウォーズでは活かせなかったけどね」

 

みしろ「・・・見えずとも、動きは分かるようになったと?」

 

リオン「ええ。大分コツがつかめた気がするわ・・・」

 

みしろ「……社さん、これならもう大丈夫でしょう」

 

社「ああ。この領域を忘れないでいるなら、ゴールド帯へも問題なく行けるだろう」

 

リオン「なら、仕上げには付き合ってくれるわよね?」

 

社「いや、残念ながらタイムオーバーだ」

 

後少しで時間切れになる所を、二人はサレンダーする。

 

 

 

ーWINNER リオンチームー

 

 

 

2試合目を終えて、クロは問いかける。

 

クロ「どうしてサレンダーしたんだ?」

 

みしろ「今回の特訓はリオンさんは応用から脱し、ゴールド帯へと行けるように強化するため、アンジュさんとクロさんは基本の強化ですが」

 

社「そして今ので行ける位の領域に達したし、感覚さえ掴めればもう大丈夫だ。リオンはセンスはあるが、経験が足りなかったからシルバー帯で停滞してた筈だからな」

 

リオン「ええ・・・今ならいける気がする。玲二をギャフンを言わせるどころか、ギもいけば良い位だけど、今のあたしなら大丈夫な気がする」

 

社「もし不安ならいくらでも相手してやる。いずれにじさんじ(俺等)で大会を開く事もあり得るし、腕の立つ奴は育ってくれた方が良いからな」

 

リオン「もし大会を開かれたら、やしきずをボコボコにしてやるわ」

 

「返り討ちにするまでだ」と言い返し、互いに笑う二人。一方アンジュは・・・

 

アンジュ「ねぇ、社さん・・・私は少しは上達できたかな?」

 

社「命懸けのアタックには一杯食わされたよ。大分成長したが、まだまだだな」

 

アンジュ「うーん厳しい」

 

ぼたん「ま、焦らず少しずつ強くなっていくので丁度良いんだよ」

 

そうフォローするぼたん。

 

リオン「それじゃやしきず、またミーティングして。次へと活かしたいから」

 

社「分かった。さて、何処から話すべきか・・・」

 

そういって離れる6人。リオンによる、佐々木玲二をギャフンと言わせるにはまだまだ時間が掛かりそうである。




銭湯描写の難しさを改めて痛感した・・・因みに、リオン様は「基本スペックは高いしセンス良いけど、慣れない内はセンスが活かせず、スロースターターな印象」です。前編で苦戦してたのはそういう事だとご理解ください。

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