【三次創作】ホロライブ ビルドライバーズ 外伝 ~ホロライトシティの日常~ 作:お覇王
うい「はぁ・・・」
神羅城の一室、佐々木ういはため息をついていた。ここ最近、自分達の周りで起きている事に対して警戒している事、その事で身内が・・・特に玲二とスバルの事で憂いていた。同時に、それに対して何もしてあげれない自分に対して嘆いてもいた。
うい(今の所スバルの周りでは何も起きてないみたいだけど・・・やっぱり万が一の事があれば、私は何か出来るんだろうか・・・)
愛する旦那を心配するのは当然だが、同時に自分の娘の事に対して万が一の事が起きた事に対して不安を覚えていた。自分はココみたいに頼れるバックがある訳でもなく、フレンやノエルみたいに強い訳でもない。神羅族化しつつあり、力が使える様になってきたとはいえまだまだ未熟・・・正直万が一の事があって自分に出来る事と言ったら、精々「助けを呼ぶ」位だろう。
うい(スバルは『母ちゃんは心配しなくても大丈夫だよ、スバルだって自分の身は自分で守れるからね』とは言っているけど・・・幼少の頃の事を思い出すから、やっぱりしちゃうんだよね・・・)
幼少の頃のスバルは弱かった・・・心臓の腫瘍が原因で入院生活を送り、あの時のスバルには言ってなかったが先生曰く『持って二ヶ月』と言われた上に、世界でも名高い名医でも成功確率は4割と言われた。この時のういにとっては残酷な宣告だった・・・亡き前夫の忘れ形見であるスバルの助かる可能性が絶望的な上に、どうする事も出来ない。
駄目押しに後にスバル自身がその真実を知ってやけになり、一度はぶってしまったがその後の自分に出来る事は神に祈り、少しでも一緒にいる事だった・・・その後祈りが通じたのか手術は成功し、無事に回復。現在はアイドル活動をする程に元気になった物の、やはり親として心配なのは変わりない。神羅族の敵である
うい「やっぱり・・・私自身も強くならないとね・・・」
ういもビルダーとしての技術は佐々木家の中でも上位に来る程の腕前だが、バトラーとしては正直低い。現に知識はあっても技術や力量が低いせいでシルバー3止まり。同じシルバー帯でもはあとやラプラスには及ばないし、ハッキリ言ってたまきと同等だ。
しかしЯの脅威を考えると、いつまでも弱いままでは駄目だと感じていた。だからこそ師事を乞い、強くなろうと決心した。Яだけでなく、第二のクラッシャーが現れた際に娘達を守る為にも・・・
レイン「それで、パタちにお願いしてきたと?」
うい「うん。そういう事だからお願い出来るかな? それに新機体を作っているみたいだし・・・」
レイン「うーん・・・あれはまだ見せれる段階じゃないからね・・・それに慣らしにもならないだろうし」
うい「おい聞こえてんぞ。まぁそうでなくとも、指導が上手いし丁寧にやってくれるからね。みしろちゃんは家事で忙しいし、ムーナちゃんは今日はレッスンで不在だし・・・」
レイン「ムーナちゃんも教えられるとはいえ、みしろちゃんや社さん程指導が上手い訳じゃないからね・・・あ、おかゆちゃんやあくあちゃんは?」
そう問われるがういは首を横に振った。
うい「二人とも今日は配信予定があって断られちゃったんだよねぇ・・・ココちゃんやはあちゃまも上手いけど、教え方が独特で分かりにくいから・・・」
レイン「・・・まぁ、そういう事なら仕方ないか。パタちも今日は特に予定無いし、GCPDの出向命令も来てないし」
うい「それじゃあお願いします、先生♪」
強くなるに越した事はないし、いつЯが襲ってくるか分からない・・・なら助けが来るまで持ちこたえれる程度には強くなっておいた方が良いだろう。
レイン(正直、今のういさんではあっさりやられるだろうからね・・・)
そう判断し、心が折れない程度に扱こうと思ったレインだった。
こうして訓練が始まったのだが、折角出来の良いジムもぎこちない動きをし、一方的にボコボコにされていた。
レイン「素人!間合いが遠いよ!」ドガァ!
うい「ぴぃ!」
レイン「サーベルを振る時はしっかり握り、狙いを絞って思いっきり振る!」ズバァ!
うい「あー!」
レイン「動力源は何処なのかを把握し、しっかり狙って攻撃する!」ズキュン!
うい「ぴえ!」
まさに一方的な暴力だった。
レイン「まさか此処まで弱いとは思ってなかったよ・・・」
うい「スーパードンキーコングなら兎も角、アクションゲーム系は基本的に苦手なのよ・・・」
レイン「フォールガイズとかがまさにそうでしたしね」
うい「何ですかそれ? 記憶にございません。まぁマキブとか全然だし、何とかしたいとは思ってはいたけど・・・」
レイン「いたけど?」
うい「……一緒に強くなれる人がもうたまき君位しかいないのよ・・・」
レイン「あー・・・」
実際ランクで言えばマリンと同じだが、それでも機体の力のお陰でたまきやういには勝てている。さらに言うとマリン自身も立ち回りを一から勉強し直している為、みこと同じく少しずつではあるが強くはなっていた。それでも野良に出れば苦戦はしているが・・・
レイン「まぁとにかく今は基本と基礎を学び、知恵を身に着けて経験を補っていくことが大事ですよ。そうすれば少しは上達するとは思いますし、焦らず知恵をつけていくのが大事。逆に言えば、知恵が無ければ実力があっても勝てる勝負も勝てません」
うい「確かに・・・」
レイン「実際はあちゃまとか、最近ゴールド1に昇格出来たのも知恵と知識でブランクを埋めれたのもあるから、昇格出来たんですよ。昔作ったRG シナンジュを火力増強した程度ですけど、それで勝てているのも知恵と知識によるものが大きいです」
うい「あー・・・確か『レッドハートシナンジュ クレイジーダイヤモンド』だっけ?」
そう。自分用の機体を欲したはあとは、かつてわためと作ったRG シナンジュの存在を思い出し、それをカスタマイズして最近ゴールド帯へと昇格したのだ。作った経緯に関しては、詳しくは本編第14話を参照すべし。
『レッドハートシナンジュ クレイジーダイヤモンド』
RG『シナンジュ』にシナンジュ用 拡張セットを全盛したカスタマイズ機。元となったanotherルートに出た『レッドハートシナンジュ』という名前しか出ておらず、詳細が不明だった為、レイラから話を聞いた思い切って「もう全盛りとかも良いわよね!」と考え、ロケット・バズーカ2丁をケンプファーよろしく肩に掛けて装備している。(というか追加パーツは使えるだけ使っている)
カラーリングはキャンディ塗装によってクリアレッドにし、重量増加で速度は低下したが元が早い為あまり気にならない。火力過多故に扱いにくいが、「これが良い」と語っている。
うい「あんな武装全部乗せというフルコーン*1でよくやれるよ、はあちゃま・・・」
レイン「裏を返せば、知識があればあんな無茶な改造でもやれたりするって事ですよ。だからういさん・・・知識だけでなく、実際にモノにして腕を磨いていきましょう。その為に指導をお願いしてきたんですよね?」
うい「まぁね・・・玲二くん達を守りたい、スバルを守りたいって気持ちがあるから志願したのは本当だよ。私だって玲二くんの妻である以前に、姑でもあるからね。娘の旦那様は私の息子同然・・・万が一の事があったら、スバルに顔向け出来ないよ。だからさ・・・見放さず、指導をお願いできるかな?」
レイン「勿論♪」
こうしてういは強くなることを決意し、師事を乞う事にした。結果が出るかは・・・彼女の努力次第だ。
御意見、御感想をお待ちしております。