【三次創作】ホロライブ ビルドライバーズ 外伝 ~ホロライトシティの日常~   作:お覇王

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クロの前に名うてのバトラーが来る


クロの戦い前編

ドットライブ東京支部 近くのゲームセンター

 

そこでクロはマーセナリーズをやって修行をしていた。

 

クロ「おおおおおおおお!!」ズキュン!ズキュン!ドパン!ズキュン!

 

一機、また一機と的確に撃ち抜いていって敵機破壊していく。リボルマグナムで動力源を撃ち抜き、散弾銃「金狐」で近づいてきた敵機を撃ち抜いていく。目の付く物は破壊し、徹底して寄らせない立ち回りをして敵機を倒していく。

 

クロ「これで・・・全滅だ!」ズキュン!

 

最後の敵機を撃墜し、全滅させた。判定は時間が掛かり過ぎた事とコンボが思ったより稼げなかった為A判定だ。

 

クロ「く・・・やはり時間が掛かったからS判定にはならなかったか」

 

ヒメ「でも全滅出せただけでも上出来だよ。全滅させてA判定出せる様になっただけでも大分成長したし」

 

クロ「難易度をNormalにしたのもあるけどな。とはいえ、このままではやはりいかんな・・・これでは守れない・・・」

 

ヒナ「クロちゃん・・・」

 

クロの事を案ずる佐々木ヒメ(旧姓:田中)と佐々木ヒナ(旧姓:鈴木)。彼女が此処まで修練に励むのは、クラッシャーに負けかけた事だった。いくらビルダーとしての技量が高くとも、ゲームの腕前が高くなければ守れる物も守れないと痛感したのだ。以来彼女はゲームの腕前を上げる為に日々精進をし、腕前を上げていった今では射撃能力(特に狙撃)で言えば高い腕前を誇るようになっていた。

さらに不得手としていた実弾の慣らしにも手を付けており、「新から貰ったマグナムフォックスに近いから」という事で黒く塗装したイフリート・イェーガーにも手を付けて実弾、ビームの二つを極めようとしていた。まだまだ時間が掛かってはいるが。

 

クロ「もう後れを取る訳にはいかない。強くなるためには、そうしなければいけないんだ・・・」

 

「なら、あたしと勝負して腕を磨くのはどうだい? 佐々木クロ」

 

声を掛けられた方に振り向くと、そこには真柴椎間がいた。しかも今の彼女は劇中でシーマが着ていたジオン公国軍の改造制服を身に纏っていた・・・

 

「え、あれって・・・椎間様!?」

 

「マジかよ、本物か・・・?」

 

「マジで野生のシーマ様だな・・・」

 

ヒメ「え、あの人って誰?」

 

椎間「おっと失礼・・・あたしの名前は真柴椎間。ランクはダイヤ4・・・よろしくね、佐々木ヒメ」

 

ヒナ「椎間って・・・確か上手いゲルググ・ヴェルテクス使いの椎間様!?」

 

シロ「確かシーマカラーに塗装し、肩にマシンキャノンを追加してライフル二丁による射撃スキルと、徹底した一撃離脱戦法で相手を狩っていく事から「女海賊」と呼ばれている人だよね!?」

 

椎間「そう言われているねぇ・・・実際あたしの『ゲルググ・ウェルテクス・パイレーツ』もそう呼ばれている所以かもね」

 

 

 

『ゲルググ・ウェルテクス・パイレーツ』

 

ゲルググ・ウェルテクスをベースに改造したオリジナル機体。カラーリングをシーマ機をイメージして黄色と紫で塗装し、頭部バルカンの代わりにマシンキャノンを装備し、頭部センサーを搭載してセンサー半径を強化。さらにGE製強化スラスターを装備する事で機動性を強化し、徹底した一撃離脱戦法を取ってくる。

また、近接武器はビーム・ナギナタの代わりにビームサーベルを装備している。

 

 

 

クロ「機動力を活かした立ち回りか・・・狙撃を得意とする私にとっては不得手な相手だな」

 

椎間「まぁ、嬢ちゃんは狙撃の腕前は高いけどまだまだ周囲を見て動く癖が不得手とみるからね・・・そうだろう?」

 

クロ「……」

 

そこは否定できなかった。未だに『画面を見ながらコントローラーを見る』という悪癖を改善出来ておらず、狙撃によってカバー出来ているが、まだ克服は出来ていない。これでも大分見なくなったものの、まだ余裕がない為レーダーを見て立ち回るまでは完全に出来てなかった。

 

クロ「どうしてそれが分かった?」

 

椎間「動きがぎこちない時がある事と、動きがワンテンポ遅い時がある・・・レーダーをよく見る癖を身に着けているなら、早くに動く・・・までいかずとも、後手に回る事が少ない筈だよ。そこから推測したのさ」

 

クロ「鋭いな・・・なら何故態々それを教える? これから戦うっていうのに、それを教えるメリットなんてないだろう?」

 

椎間「理由は簡単。此処で倒すのは容易い・・・けどそれじゃあつまらない。成長意欲があり、磨けば光るバトラーを放置するのは勿体ないと思ったから。それが理由じゃ駄目かい?」

 

クロ「……『敵に塩を送る』というより、自身が強い相手と戦う為に指導すると・・・」

 

椎間「そういう事。そしてその相手を狩る・・・そうして、あたしを倒せる好敵手を求めているのさ。大会で終わらせず、どんな時でも強い相手と戦い、熱い決闘(デュエル)をしたいのさ。あんたも一人のバトラーなら・・・分かるだろう?」

 

クロ「……そうだな。私自身も下手とはいえ、負けるのが好きではないからな。寧ろ勝ちに行きたいとも思っている」

 

その言葉に椎間はニッって笑う。

 

椎間「良い心構えだ。流石は白上フブキの従姉妹ってだけあるよ・・・」

 

クロ「ん? もしかしてホロリスか?」

 

椎間「時々見ているさね。主に宝鐘マリンと鷹嶺ルイの配信をね・・・ああいう社会人として苦労している二人を見ると、何処か親近感を沸いてねぇ・・・よく追っているさ。何なら、時々マシュマロも投げているさね」

 

ヒメ「あんな怖そうな顔して見ているんだ・・・」

 

ヒナ「もしかして、苦労人なだけに親近感が沸いているとか・・・」

 

シロ「なんというか・・・意外。雰囲気的に興味なさそうだもん」

 

そんな意外そうなリアクションをしているのをしっかり聞いているが、敢えて聞き流してこう問いた。

 

椎間「それで、クロの使う機体は何だい? マグナムフォックス・・・使うのかい?」

 

クロ「・・・ああ。現状、これが慣れているからな」

 

そう言ってクロは、マグナムフォックスを突き出してきた。

 

 

 

『HG インパルスガンダム マグナムフォックス』

 

『HG ブラストインパルスガンダム』をベースに新が改造した機体。全体を黒、一部パーツを赤色で塗装することで、クロっぽさを出している。近接特化の『カタナフォックス』と異なり、こちらは射撃特化となっている。

ケルベロスとデリュージーはオミットされ、新がスクラッチした狙撃銃『黒狐』と散弾銃『金狐』、リボルマグナムが設置されている。

さらにケルディムの武器である『GNビームピストルⅡ』、両大腿部にはユニコーンのミサイルランチャー(使用後はパージ可能)、ビームトンファーを両腕に移植して近距離戦もこなす事は可能。

またバディシステムが搭載されており、『カタナフォックス』がいると性能を最大限まで引き出すことができる。

 

〇スキル「銃狐乱舞」

10秒間、射撃武器の威力を150%、近接武器の攻撃力を120%上昇させる。「カタナフォックス」がいれば、使用時間5秒延長、追加で50%ずつ上昇する。

 

 

 

椎間「ふむ・・・良い機体だね。塗装は塗り直しているから、ちょっと手直しした感じかな?」

 

クロ「作ったのは知人だけどな。私は指摘され、塗装し直しただけだ」

 

椎間「良い機体だね・・・信頼しているのが分かるよ」

 

クロ「新は将来、良いビルダーになるよ・・・さあ、そろそろ始めようか」

 

椎間「そうだね・・・さあ、大物狙っていこうか!」

 

こうして二人は筐体に入り、一対一の勝負へと移っていった。果たして、勝つのはどちらなのか・・・?

 

続く




邪悪そうな顔してて根はめっちゃ良い人って良いよね・・・椎間様は作品次第ではラルさんポジになってた人です、そんなイメージで書きました。

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