転生者のボーダー生活   作:マスター

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ボーダー入隊②

 

「俺からいっていいか?武蔵ちゃんと沖田さんの後でするより先にしたい。」

 

「それならその次は私がしたいですわ。」

 

「いいですよ。それなら私が最後にしますね。スピードには自信がありますので。」

 

「いいんじゃない。茂、タイム楽しみにしてるよー。3秒以上だったら稽古もっと厳しくするからね〜。」

 

「まじか...まあこれくらいならいけるでしょ。」

 

武蔵ちゃんの言葉を聞いて自身の最速で攻撃することが強制的に決まってしまった。

だが今までの戦闘を見る限り前世でやったゲームとほとんど変わっていないようなので大丈夫だろう。

 

<始め!>

 

開始と同時に踏み込んで大型近界民に近づき、孤月を鞘から居合抜きをして振り切る。

 

<に...2.5秒!?>

 

「よし、こんなもんでしょ。これ以上速めるにはもう少しこの体に慣れる必要があるかな。」

 

「次は私ですわね。こんなに速く出来る自信はありませんが....できるだけ頑張ってみますわ。」

 

「10秒切ることを目標に頑張れ。」

 

<8.8秒...>

 

「上手くいきましたわ。」

 

「よーし。次は私だ。」

 

<・・・・・1.0秒>

 

「もっと速く出来るわね。」

 

「全力でいきますよ〜!」

 

<・・・・・・0.5秒>

 

「まあまあですね!」

 

俺たちの番が終わると周り静かになっており、佐鳥は口を大きくあけて驚いている。

 

「すっご....いや凄すぎでしょ。」

 

「宮本先輩たちの方が速いんですね。」

 

「ああ、生身でも俺の方が弱いよ。道場でもあの2人に勝てる人、いないからな。」

 

「凄いですね...それって大人も含めてですよね?」

 

「ああ。」

 

時枝が俺より速かったのが気になったようだが武蔵ちゃんたちの方が強く、生身でも大人より強いと知って驚いている。

 

「よし、場所移すついでに飯行こう。そこで話そう。」

 

「分かりました。」

 

とりあえず注目されているので場所を移すことにした。

ついでに一緒にご飯を食べ、お互いのことを話して解散になった。

 

 

 

数日後、地形踏破訓練、隠密行動訓練、探知追跡訓練の合同訓練が行われ、それぞれの結果はこのような結果だった。

 

神楽茂

地形踏破訓練 3位

隠密行動訓練 3位

探知追跡訓練 1位

 

宮本武蔵

地形踏破訓練 2位

隠密行動訓練 2位

探知追跡訓練 2位

 

沖田総司

地形踏破訓練 1位

隠密行動訓練 1位

探知追跡訓練 3位

 

八百万百

地形踏破訓練 4位

隠密行動訓練 4位

探知追跡訓練 4位

 

地形踏破訓練と隠密行動訓練は流石アサシンクラスに適性がある沖田さんの独壇場で、探知追跡訓練は俺のサイドエフェクトによる独壇場だった。

 

「いや無理でしょ!」

 

「ええ、流石に忍者のような沖田さんには勝てませんわ。」

 

「ああ、圧倒的に1位だったな。」

 

「いや、茂も探知追跡訓練は圧倒的じゃない!」

 

「まあ俺は目が良いからな。」

 

「探知追跡訓練も1位、いえせめて2位は取りたかったです。」

 

「意地で2位取ったわ!」

 

探知追跡訓練は武蔵ちゃんと沖田さんの成績が競っており最後までどちらが2位になるか分からなかったが、武蔵ちゃんが意地で取ったらしい。

これで俺たちのポイントは、俺が2304、武蔵ちゃんが1808、沖田さんが1812、百が1784となった。

 

「そういえばスナイパー用のトリガーが出来たらしいな。」

 

ランク戦をするためにランク戦のロビーに向かう途中、気になっていたスナイパー用トリガーの開発について話を振った。

 

「ええ、訓練生からも募集されて佐鳥さんがスナイパーに変えたそうですわ。」

 

「へぇー、茂はしないの?その目活かせるんじゃない?」

 

「正隊員になってからするよ。正隊員だと興味あるトリガーをいろいろ使えるからね。」

 

俺は知らなかったが佐鳥がスナイパーに転向したらしい。

武蔵ちゃんはスナイパーなら俺のサイドエフェクトを活かせると聞いてきたが俺はまだスナイパーになる気はない。

 

「確かにスコーピオンとか旋空も使ってみたいですね!」

 

「私も正隊員でいろいろ試したいと思ってますわ。」

 

「お、着いた。早速しようか。最初だけ全員で総当たりやってから個人にしよ。」

 

「あ、私はポイント移動なしでお願いしますわ。流石に勝てませんので。」

 

正隊員になったら使いたいトリガーについて話していたら、ランク戦のロビー着いたので総当たり戦をやることにした。

なお、結果として当然のように俺と百は武蔵ちゃん達に負けた。

 

「楽しそうにしてるな〜」

 

「えぇ、私ではほとんど耐えれませんでしたわ。でも茂さんはだいぶ戦えてましたわ。」

 

「生身よりかは戦えたな。多分動きの差が縮まったからだな。」

 

「「「おお!」」」

 

ランク戦ロビーの画面では武蔵ちゃんと沖田さんが互角の戦いをしており、ロビーにいる全員が注目している。

 

武蔵ちゃんと沖田さんが室内へ場所を移動し、沖田さんが室内を駆け回っている姿を見て驚きの声が上がっている。

 

「武蔵ちゃん2本持ってないから流石にきついかね?カウンター狙いのようだけど。」

 

「そうですわね。沖田さんの方がいつもの戦いをできている感じですわね。」

 

武蔵ちゃんは沖田さんの猛攻を孤月1本でどうにか防ぎながらカウンターを入れようと気を伺っている。

そしてついに武蔵ちゃんが動いた。

 

「お、そろそろ決まるな。」

 

わざと攻撃を受けることで吹っ飛ばされ屋外に出て、沖田さんに向けて孤月の鞘をぶん投げた。

沖田さんはそれを打ち払いすぐに斬りかかろうと踏み込んだが孤月自体も投げられ、慌てて躱す。

武蔵ちゃんはすぐに孤月を再生成した後、首を狙って孤月を振り抜き、投擲を躱した沖田さんもすぐに心臓目掛けて突きを放った。

 

『戦闘体活動限界 緊急脱出』

 

「これ、結果は引き分けだけど沖田さん絶対悔しがってるな〜。」

 

「ええ、武蔵さんの方が後に緊急脱出してますわ。」

 

『トリオン漏出過多 戦闘体活動限界 緊急脱出』

 

沖田さんが先に首を斬られたことで緊急脱出した。

武蔵ちゃんは沖田さんの突きをほんの少しだけ急所からずらしたおかげで、トリオン供給器官が破損することなく沖田さんより遅れてトリオンの漏出過多で緊急脱出した。

 

 

 

 

 

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