転生者のボーダー生活   作:マスター

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ボーダー入隊③

 

〜ボーダー本部会議室〜

 

「すげぇなこの2人。それにあとの2人もなかなかやるな。」

 

「ああ、素晴らしい人材が入ってくれた。」

 

「何だこの2人は!!一般人がなぜ入ったばかりでこんなに戦える!」

 

「これは.....近界民ですかねぇ。普通はありえないでしょう。」

 

「これは凄いな。」

 

「.......。」

 

ボーダー本部会議室では上層部が宮本武蔵と沖田総司のランク戦を見ていた。

林道、忍田、唐沢は感心し、鬼怒田、根付はあまりの強さに近界民を疑い、城戸は静かに顔の傷を撫でる。

 

「迅、あの4人は何者だ?近界民か?」

 

黙っていた城戸が会議に幹部以外で出席している迅悠一に聞いた。

 

「いや、違いますね。」

 

「ま、そりゃそーだろ。近界民なら入ってすぐに目立たんだろ。」

 

「それは確かに.....しかし、強すぎるような...一体何者なんですか?」

 

迅はすぐに否定し、林道は迅の答えを聞いても初めから近界民とは思っていなかったようで、すぐに迅の答えを肯定した。

 

「私があの4人のことを詳しく知っていますよ。」

 

「おお!誰なんですか?」

 

根付が何者か気になって聞くと4人について知っている唐沢が手を挙げる。

 

「まず、戦っていない女性隊員が八百万隊員ですね。」

 

「というとやはり?」

 

「ええ、今度スポンサーになってくださる八百万グループの御令嬢です。特にこちらに連絡はなかったのですが聞いてみると合っていましたね。次は宮本隊員ですが蓮乃辺市にある宮本道場の子ですね。」

 

「あの宮本道場の子供か!」

 

「知っているのか?」

 

「ああ、剣術や武術の中で最も大きく歴史がある道場だ。あそこのお子さんなら戦える理由に納得がいく。」

 

「あとの2人は、宮本道場に通っているらしいです。八百万社長によるとどうやらこの4人は幼い頃からの知り合いですね。それに宮本隊員と沖田隊員に関しては、大人でも勝てる人がいないとか。」

 

「そうだろうな。見る限り私でも孤月1本だとあの2人に勝てるか分からない。」

 

「「なっ!?」」

 

「あ〜ちょっといいですか?」

 

4人の素性を知り、宮本隊員と沖田隊員については忍田の驚きの発言に一同絶句した。

すると幹部達が絶句している所へ迅が話に割り込んでくる。

 

「多分だけど八百万隊員を除いた3人は、大規模侵攻の時手助けしてくれた人達だよ。」

 

「そうなのか?」

 

「あの日、林道さんは見かけたって言ってたよね?」

 

「ああ、ちらっと見ただけだがな。でもまだ3人いたぞ?」

 

「その3人はまだボーダーに入ってないね。もう少ししたら入ってくるかも。」

 

「それなら感謝することはしても疑うことをする必要は無いな。あの日、あの子たちのおかげで我々だけでは助けられなかった人たちを救うことが出来たのだから。」

 

「この件は終わりだ。次の議題に移ろう。」

 

素性と大規模侵攻の日に手助けしていたことにより、疑いは晴れ会議は次の議題へ移っていった。

 

───────────────────────

 

 

「東さん、風間さん今回入ってきた子でとても強い人が入ってきたみたいよ。」

 

食堂で昼食を食べていると加古が最近流れている気になった話を東、風間の2人に振る。

 

「ああ、その話か。俺も佐鳥から聞いたぞ。4人ほど対近界民戦闘訓練で凄い記録を出した奴が入ってきたらしいな。」

 

「なに?どのくらいなんだ?」

 

「確か速い順から0.5秒、1.0秒、2.5秒、8.8秒だったはずだ。」

 

「それは知らなかったわ。」

 

どうやら東は佐鳥から聞き、少し知っていたらしく最初の対近界民戦闘訓練の記録について話す。

 

「それでその4人がランク戦したらしいからこれからログがあれば見ようと思ってるわ。東さん達もどうかしら?」

 

「俺も見る。」

 

「じゃあ俺も見させて貰おうかな。」

 

「ええ、食べ終わったら行きましょ。」

 

食事はほとんど終わっていたため残りを直ぐに食べ終わり、ログの確認をするためのタブレットを借りに行く。

 

「合った。個人戦は6本してるわ。おそらく総当たり戦ね。」

 

「1本目は神楽と宮本か。」

 

まずは神楽と武蔵のログを確認していく。

内容は終始武蔵が押しており、時折神楽がカウンターを入れるが防がれており、そのまま武蔵が勝っていた。

 

「避けが上手いな。おそらく目が良いんだろう。」

 

「宮本は太刀川より技術があるな。」

 

「ええ、孤月だけだと私たちでも勝てないわね。」

 

次に沖田と八百万のログを確認していく。

こちらも沖田が終始圧倒しており、八百万は防ぐので精一杯のようだ。最後は八百万から攻めさせていたが沖田に通じず沖田が勝っていた。

 

「この子、普通の子より孤月は使えるんでしょうけど他の3人に比べて技術がまだまだね。」

 

「沖田に関しては速すぎるな。技術も宮本に並んでいる。」

 

「八百万はよく周りを活かして防いでいるな。ガンナーやシューターも合いそうだ。」

 

「これで一応4人全員は見れたわね。どう思ったかしら?」

 

一旦4人全員を見ることが出来たので加古が2人に意見を聞いてみる。

 

「確か佐鳥が言っていたがこの4人は剣術を習っているから全員孤月を使っているらしい。」

 

「だろうな。4人とも孤月をしっかり扱えている。他の3人に比べて八百万はまだまだだが。」

 

「神楽くんは目が良さそうね。避ける時しっかり孤月を見ていたわ。」

 

「実際に聞いてみて目が良いならスナイパー誘ってみるか。」

 

「後の4本が気になるから見ましょ。」

 

加古が後の4本を我慢出来なくなったようで意見の出し合いを切り上げて残りを見ることにした。

最後は武蔵と沖田の戦いがあるので楽しみなのだろう。

 

 

 

 

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