転生者のボーダー生活 作:マスター
ついに俺たちが防衛任務に入る当日になった。
俺たちが今日防衛する場所は弓手町の方だ。
メンバーは俺たちだけでオペレーターは中央オペレーターの人に頼んでいる。
「じゃあいこうぜ。」
「私たちは弓手町の方ですわね。」
「引き継ぎは誰から?」
「確か小南さんたちだったはずです。」
「お、じゃあ木崎さんいるな。イーグレット使ったか聞いてみるか。」
俺は一応最初はアタッカーとして入り、ある程度戦ったらスナイパーで防衛する予定なので、木崎さんがイーグレットを使っていたらどんな感じに連携したか聞こうと思う。
「あ、武蔵、総司!」
「小南さんですね。」
「元気ねぇ。」
「よく来たわね!武蔵、総司、八百万ちゃんも。」
引き継ぎに来た俺たちを見つけたようで小南はすぐに俺たちの所へ来て面識のある武蔵ちゃんと沖田さん、百に向かって挨拶した。
ちなみに俺はまだ面識がないので今日が初対面だ。
「それであんたが神楽?」
「ああ、いつも武蔵ちゃん達が世話になってる。なかなか強いって聞いてる。」
「はあ?武蔵!総司!何嘘ついてんの!私の方が強いでしょ!」
「?最近、小南さんは私たちに全く勝ち越せてませんよね?」
「勝てるわよ!明日ブースに来なさい!明日は勝つわ!」
「「わかったわ/わかりました。」」
百に聞いてみるとどうやら小南は武蔵ちゃんと沖田さんが他のトリガーに慣れるまでは勝てていたらしいが、慣れてきてからは勝ち越せていないらしい。
この防衛任務が終わった後もランク戦ブースで勝てるまでやるのだろう。
「来たか、神楽。小南が悪いな。」
「いえ、仲が良さそうで良かったです。それで木崎さん、イーグレットどうですか?」
イーグレットを使っていたのか建物から出てきた木崎さんが俺達に気付き、俺に話しかけてきた。
小南が騒いでいるので詫びているが武蔵ちゃん達も一緒に楽しくしているようなので特に気にしてはいない。
小南たちのことは置いておいて、実際に防衛任務でイーグレットを使った感じどんな感じなのか知りたくて聞く。
「そうか。ふむ、イーグレットを使うならあの建物がいいだろう。ここら辺で1番高くて周りをフォローしやすい。」
「ありがとうございます。イーグレットで気をつけることあります?」
「それなら早く倒しすぎない事だな。数が多いと遠距離から削れるから役に立つんだが、数が少ないと俺だけで倒してしまう。それで小南が騒ぐから注意が必要だった。」
「それはこっちでもありそうですね。騒ぎはしないと思いますが文句は言われる気がします。」
イーグレットを使う際の注意としてあまりに気の抜ける注意点だったので俺たちのところでも起きそうだと苦笑しながら答える。
実際、武蔵ちゃんが斬れなかったら私も斬りたいと文句はあると思うので一応注意していこうと思う。
「じゃあ頑張りなさいよ!!」
「頑張れよ。」
あまり長く話すことは出来ないので話を早々に切り上げ、木崎さん達から引き継ぎを済ませ別れた。
「じゃあゲートが開くまで待機だな。」
「オペレーターさん、今日はどのくらいの頻度で開いたの?」
『そうですね。木崎、小南が防衛中、弓手町の範囲では5回ほどゲートが開いています。』
「トリオン兵の内訳は?」
『合計でバムスター35、モールモッド12、バンダー20です。』
「これは多い方ですの?」
『いえ、ここ最近では通常の出現量です。ボーダー設立時ではこの2倍程が出ていましたので少なくなった方かと。』
どうやらボーダーが出来てからはトリオン兵の数は少しずつだが減っているらしい。
しかし、まだまだ数が多く実力が最低限の人の緊急脱出が結構あるらしい。
それから待機してから4時間が経ち、ゲートはこれまで3回開いたがトリオン兵の数は少なかった。
「全員戦闘態勢!ゲート2つ開くぞ!」
『門発生 門発生 座標誘導誤差8.03 6.45』
しかし、ゲートが2つ開き場所的には警戒区域ぎりぎりの場所と基地側に開いた。
「前方バムスター15、モールモッド4、バンダー7確認!」
「多いですね。」
「後方はバムスター8、モールモッド1確認!後方は沖田さんが最速で殲滅!前方は俺たちで殲滅だ!」
「「「了解。」」」
「オペレーター、一応応援要請をお願いします。」
『了解。』
さらに今までの2倍近くのトリオン兵が現れ、俺はイーグレットをしまい、建物から飛び降りながら即座に指示を出し、トリオン兵の場所へグラスホッパーを使い最速で向かう。
「こっちに気づいた!バンダーの砲撃が来るぞ。」
俺たちが向かってくることにトリオン兵は気づき、まずはバンダーが砲撃してきた。
「武蔵ちゃん、バムスターとモールモッドの足止めを。俺がバンダーを処理する。百は武蔵ちゃんの援護を頼む。」
「「了解。」」
『沖田、現着。これより処理を開始します。』
「はっや。宮本、現着。処理を開始するわ。」
「流石ですわ。八百万、現着。援護を開始しますわ。」
「追いついた。神楽、現着。バンダー処理のため突破する。」
俺たちよりだいぶ遠かったはずの沖田さんはすぐに到着し、トリオン兵の処理を開始したらしく、沖田さんの到着のすぐ後に武蔵ちゃん達も到着し処理を開始した。
俺もすぐに武蔵ちゃん達に追いついたがそのまま追い抜かし、バンダーの処理のため突っ込んでいく。
「旋空孤月。ちっ流石に間に合わないか。」
次の砲撃が来る前に旋空を放つことでバンダーを3体ほど真っ二つに斬り、グラスホッパーで後の4体の砲撃を避ける。
避けるとすぐに右手にスコーピオン生成し、少し離れているバンダーに投げつけて処理する。
その後グラスホッパーで近づきもう1発旋空を放ちまとめて斬る。
「バンダーの処理完了。これから援護に....要らんな。」
『こちら沖田、こちらも処理完了しました。一応そちらに向かい合流します。』
俺の処理完了とほぼ同じで沖田さんも終わったらしく、すぐにこちらに向かって移動を始めたらしい。
武蔵ちゃん達の方を見ると、残りはバムスターだけでそのバムスターもあと3体ほどですぐ終わりそうなため俺の援護は必要なさそうだった。
『こちら八百万、トリオン兵の処理完了しましたわ。』
「やっぱりトリオン兵じゃあ面白くもないわね。」
「なら考えてることがあるから武蔵ちゃん楽しみにしといて。」
「え、なに?何思いついたの?」
「まあ簡単なゲームするだけ。強い敵を用意するとかじゃないから程々に期待しといて。」
少し考えていたことがあるので今度武蔵ちゃんにしてもらおうと思い、伝えたが過度に期待されている気がしたので少し期待を下げておくも、なるべく楽しんで貰えるような設定を考える必要があると思った。
その後沖田さんも合流し、防衛任務を行ったがゲートが開くことはなく暇だったので考えているゲームをどんな設定にするか考えていた。