転生者のボーダー生活   作:マスター

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チーム結成①

 

初めての防衛任務が終わり、3週間ほどが経った。

その間はブラックトリガー風刃の争奪戦や東隊の結成があった。

風刃争奪戦については適性があったのは俺たちの中では俺と百があったが、どちらも特に興味もなかったので参加せずに観戦だけした。

 

争奪戦は迅さんが鬼気迫る様子で他者を蹂躙しており、風刃を手に入れていた。あの時の迅さんならば太刀川さんとの戦いでも10本のうち7、8本は取れたんじゃないかと思うほど圧倒的だった。

 

風間さんも参加していのだが粘るだけで精一杯で、迅さんに傷をつけることは出来ていなかったことでその時の凄さが分かるだろう。

 

東隊の結成は数日前に結成され、東さんがメンバーへの指導、部隊での運用方法の模索などが試験的に行われている。

 

部隊結成については東隊結成と共に正隊員にも説明されており、正隊員は最近それぞれ仲のいいグループで固まるように防衛任務を受け、連携の確認をしているのがよく見られるようになった。

 

ちなみに俺たちが部隊を結成出来るようになるのは、最低限の募集定員が集まったため1月に新人隊員が入ってくる、そのタイミングで結成が可能になる。

その機会に合わせることで新人隊員との交流や部隊への加入を促すことが狙いだそうだ。

 

オペレーターについては俺たちが狙っていた戦闘員兼オペレーターが出来るか聞いてみたところ、オペレーターとして働ける能力があるのならば可能ということだった。

 

そのため、俺と百はここ数日中央オペレーターに通い、オペレーターとしての技能の向上に励んでいる。

ちなみに沢村さんもそろそろ大学卒業でボーダーに就職するらしく、俺たちと一緒にオペレーター業務をこなしている。

 

「タイピングが遅いから仕事が進まん。」

 

「まあこれは慣れですわね。」

 

「そうね、慣れね。神楽くんはパソコンとか使わないの?」

 

「いやあんまり使ってないですね。使うとしてもほとんどマウス操作だけでタイピングはそれほどしてないです。百はなんで慣れてるんだ?」

 

「私の場合は、星輪女学院で自由に使えるのでよく使っていますわ。」

 

「流石お嬢様学校。自由に使えるパソコンがあるのか。」

 

どうやら星輪女学院にはパソコンを自由に使える教室があるらしく、パソコンが何十台も置いてあるらしく、俺たちが通う一般校との資金力の差を感じた。

 

「よっし、終わったー!」

 

仕事を始めて2時間ほどが経ち今日の業務を終わらせることが出来た。

まだ始めたばかりなので仕事が少ないがこれを1時間も掛からずに終わらせるオペレーター達はすごい。

 

「お疲れさま。新人だからこっちに回されてるのは簡単なやつだけよ。」

 

「まじですか?」

 

「ええ、新人は機器操作に慣れるために機器の基本操作だけで出来る単純な仕事が回されるのよ。」

 

新人オペレーターの仕事は段階分けされているようでまずは、機器操作に慣れるための単純な業務、次に報告書作成などオペレーターとしての最低限の業務、最後に防衛任務のオペレート業務に分けられている。

 

「これらが基準まで出来るようになったら中央オペレーターとして認められるわ。部隊のオペレーターになるには中央オペレーターになってから転向届けを出せばなれるわ。」

 

「ありがとうございます。1月までまだ時間あるんでのんびり技能を向上させていきます。」

 

「茂さんが無理でも私が出来るようになればいいので大丈夫ですわ。」

 

「まあ最低限オペレーターとして足を引っ張らない実力は身につけますよ。」

 

「でも神楽くんのトリオンを考えるとオペレーターは宝の持ち腐れじゃないかしら?」

 

「気づいちゃいました?たぶん百がオペレーターすることになるんですよね。でも百も戦えるんで百が戦いたい時だけ臨時オペレーターする感じになると思いますね。」

 

「なるほどね。そういうことなら頑張りなさい。」

 

俺がオペレーターをすることはほとんどないだろうが、まあ知っておいて損になることはないのでしっかりとオペレーターの技能を磨いていくつもりだ。

 

─────────────────────

 

オペレーター業務をこなしていく中、1月半ばになった。1月の始め頃に新人隊員が入ってきて、部隊が結成できるようになりついに今日俺たちの部隊を結成する。

なおオペレーターは百が今日からオペレーターとして認められるので百になった。ちなみに俺はまだオペレーターとして認められていない。

 

「じゃあ提出しに行ってくる。」

 

「よろしく!」

 

「お願いしますね〜。」

 

「お願いしますわ。」

 

書類を書き終わったので忍田さんへ持っていくことにした。

 

「お、神楽じゃないか!」

 

「嵐山さんも部隊結成の書類提出ですか?全員で。」

 

「ああ!せっかくだからな。記念に全員で出しに行く。神楽の所は1人だけか?」

 

「ええ、各自別行動しているので隊長の俺だけですね。」

 

書類の提出は全員で出す必要がないので俺達の部隊は俺が提出しに行き、あとは各自好きなように動いている。

嵐山さんの所は、嵐山さんと佐鳥、時枝、柿崎さん、綾辻の全員で提出しに来たらしい。

 

「せっかくだから神楽も一緒に行かないか?」

 

「じゃあご一緒します。」

 

「そういえば七草は部隊に入っているのか?」

 

「いえまだですね。正隊員になってないのでまだ入ってません。待っても良かったんですけど待たせるのは悪いからと先に出しといてって言われたんですよ。」

 

七草先輩は1月にボーダーに入隊し、現在は訓練生になっている。ちなみに双子の妹たちはまだ入隊していない。香澄の方がどうやら休み前のテストが悪く、母親に入らせないと怒られたらしい。泉美は香澄と一緒のタイミングで入隊するらしく今回は入隊してこなかった。

 

ちなみに七草先輩の部隊加入は、武蔵ちゃんが誘っていいか聞いてきたことが始まりで俺が許可したことで入ることになった。七草先輩が仲が良いのは学校が同じ月見さんだが月見さんは東隊に入っており組む人がいない。

それに七草先輩が加入することで、隊のバランスや攻撃力がより充実すると思ったからだ。

まあバランスとか抜きにしてもサイドエフェクトで俺みたいに超遠距離出来る可能性があるスナイパーは普通に欲しいので、、武蔵ちゃんにお礼を言い勧誘してもらったのだ。

 

話していたら本部長室に着いたので話を切り上げ入った。

 

 

 

 

 

 

 

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