転生者のボーダー生活   作:マスター

4 / 20
大規模侵攻対策会議

 

模擬戦をして鍛錬をしていく日々が過ぎ、中学生になったが少しずつある問題が表面化してきていた。

 

「そういえば沖田さん達、宿題した?」

 

「いやーそれはですね...あ、模擬戦しますか?」

 

「あはは〜。そうね!模擬戦しましょう!!」

 

模擬戦が終わり休憩中に宿題について思い出して聞いてみたが2人ともほとんどしていない感じだ。

 

そう、表面化してきた問題とは沖田さんと武蔵ちゃんの勉強のことだ。

2人は転生前の記憶もあるので、2人が転生前に生きていた時代と違うので常識を1から学び、勉強も生きていた時代と比べとても高度なことをしているので2人ともとても苦労しているのだ。

 

そのため、まだ中学生になったばかりでまだ余裕のある俺や中学の範囲まで勉強している百の2人で沖田さん達の勉強を見ている。

 

 

 

「そういえばそろそろなんですよね?」

 

「ああ、ある程度電磁波の違いを読み取れるようになってからここ最近三門市で死相がある人が増えてきている。」

 

「どのくらいのタイミングか分かるの?」

 

「正確には分からないが2週間〜1ヶ月以内にあるはずだ。近づけばさらに正確に分かる。」

 

恐らくだが日曜日に大規模侵攻があるはずだ。

これは前世で大規模侵攻イベント時に友達が原作再現と喜んでいたのでわかったことだ。

 

「私たちはどうすればいいんですの?あの怪物が襲ってきますのよね?」

 

「それとなく知り合いを三門市から遠ざけるぐらいだな。百は平日は無理だろうから土日は家でクラスメイトやその知り合いを呼んでパーティーをしていればだいぶ助かるはずだ。」

 

「そうですの.....分かりましたわ。正確な時間が分かればその日にパーティーを開きますわ。」

 

「俺たちもそれとなく知り合いをそれとなく遠ざけていこうか。」

 

「分かりました!」

 

「分かったわ。」

 

その日は解散し、2週間経ちついに大規模侵攻のタイミングが分かったのでそれぞれの家族に集まってもらった。

 

 

 

俺たち神楽家が宮本家に着くとリムジンがあったので八百万家は着いて、その護衛の沖田家も着いているだろう。

宮本家の広間に到着し、それぞれが席に着き会議を開始した。

 

「それでは来週の日曜日に来ると予想される大規模侵攻についての対策会議を行う。まず茂、現在わかっていることを報告しろ。」

 

「はい。」

 

会議の進行を務めている父さんに指名されたのでわかっていることを報告していく。

 

「怪物については全員見せたからわかっていると思うけどそれが、来週の日曜日に大規模に侵攻していくと予想される。まずこの理由について説明します。」

 

なぜ近界民の大規模侵攻なのか、それは三門市のみが被害を受けるため地震などの災害ではありえないため残りの候補が近界民しかいないためだ。

 

「次に日曜日と断定した理由を説明します。」

 

日曜日に断定したのは、第一に前世のことからなのだがこれは説明できない。

しかし、他にも有力な根拠があった。

それは同じ中学である三輪秀次が来週の日曜に三門市のショッピングモールにお姉さんと買い物に行くらしいと聞き、そのお姉さんを見ると死相がはっきり出ていたからだ。

 

他のクラスメイトで土曜日にショッピングモールに行く人は死相が出ていないにも関わらずお姉さんにはっきりと出ていたため、来週の日曜日に来ると分かったのだ。

 

ちなみに三輪の方もお姉さんほどでは無いが死相は出ていたが、昨日見てみると俺たちがまだ何も動いていないのに死相が消えそうになっていた。

確か第1次大規模侵攻は旧ボーダーによって片付けられたので大規模侵攻について今も少しずつ準備をしており、助けられる人が増えていっているのだろう。

 

「以上が現在わかっていることです。」

 

「で、これから俺たちはどう動いていくのか決めていく。」

 

「そうだな。我が社の社員たちに被害が出ないようこちらで取り図ろう。」

 

「道場に通っている奴らも被害が行かないようここに集めたりすれば大丈夫だろう。」

 

まず1年前に社長となった百のお父さんが八百万系列の社員に被害がいかないようにして、宮本道場総師範の武蔵ちゃんのお父さんも道場に通っている人達に被害がいかないようにしてくれるようだ。

 

「他はどうする?俺たちの他の知り合いもいるしね。」

 

「私は、前に話して下さったクラスメイトや知り合いを呼んでパーティーすることで遠ざけようと思っているのですがお父様よろしいですか?」

 

「ふむ。いいだろう。それならそのクラスメイトの御家族を呼んだらさらに助けられるだろう。会社の方は蓮に頼むとしよう。」

 

百が通っている小学校はお嬢様学校のため、親が社長などが多いためその相手をするために会社の方は父さんに任せるようだ。

 

「俺たちはある程度クラスメイトを誘導してから三門市に行こうと思ってる。」

 

「なっ!?わかってるのか?」

 

「大丈夫。俺たちに死相は出てないし、しっかり帰って来れる確信があるから行くんだよ。」

 

「その確信はなんだ?今まで攫われた人もいたのだろう?死相が出てないからって油断していいわけではないぞ。」

 

「俺たちが帰ってくる確信はあるよ。理由は、俺たちが無事に帰ってくる確率が90%越えでさらにある場所に行けばこれが100%になる。そして皆に不幸が訪れる可能性が0%だからだ」

 

「それはなんかおかしくないか?」

 

「いや、何もおかしくないよ。俺たちがショッピングモールに行かなければ90%越えだけど俺たちがショッピングモールに行けば100%。つまり当日俺たちが動く場合は安全のためにショッピングモールに行くことが決まっているんだよ。」

 

俺たちが動くには、ショッピングモールに行ってからが父さんたちから条件として恐らくこのあと出され、俺たちはショッピングモールに行くことが決まるのだろう。

そして確率が100%になるので不幸は0%になり無事に帰って来れるということだ。

 

その後俺たちの説得により許可が貰えたが百は拗ねてしまい、しばらく俺たちは百のご機嫌取りをすることになった。

 

 

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。