仮面ライダーガッチャード 〜雷雲の錬金術士〜 作:鐘楼卿(ベル卿)ベルフェスティフ
第一話:転生。又は黄泉返ったのちの転移
ピシャッ!
キング・ブラッドレイ国家元首に切り捨てられる。
「チッ…イケると…思ったんだが…な」
「…………、……………」
ブラッドレイが何か言っているがすでに耳は聞こえない。
テメェが耳削ぎ落したのに何平然と話しかけてんですかコノヤロウ。
あぁ…結局、できなかったか。
ま、いいさ。
楽しくはあった。
強い奴とも戦った。
信頼できる友とも戦った。
いい嫁ももらえた。
だが満たされない。
その、漠然とした渇望に身をゆだねながら、俺は死んだ。……はずだった。
2022年 日本 時は令和。
其の地、とある山の奥に一人の男が降り立った。
「…え?ココ何処?」
そして、ポツリ。とつぶやいた。
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こっちに来てから一年。どうやらここは最初にいた世界とはまた違う、【日本】なようだ。
とくに超常的なものもなし。ただの日本…だと思っていたのは間違いなようだ。
スチームライナー! ホッパー1!
ガッチャーンコ!
スチーーム ホッパーー!
「クッ…クククッ…面白い」
そして俺はそこに近づく。
「久しぶりだ。使うのは」
周りの人間たちが完全に凍ったかのように固まる。
おっと。殺気を漏らしてしまったか。まあいい。
「行くぞ」
パパンッ!
両手を合わせ、空気中の水分から極小の氷の粒たちを生み出し、相手の体に目標となる物質、【賢者の石*1】をくっつける。
【賢者の石】というのは存外いいもので、性質を変化させることができる上、錬金的な反作用がほぼ起こらないという理想の物質である。
そして、それに【帯電】の性質を持たせて相手につけるとどうなるのか。
「さあ。死ぬがいい」
バチバチバチバチッ!
氷を互いにぶつけ合わさせ、静電気を生成する。そしてそれは、空にある雲よりはるかに早く電荷を貯めきり、
「マズッ⁉」
「もう遅い!」
「バリッカレーザー!」
逃げようとする異形に向けて電荷を一気に指向性を持たせ、放出する。
ゴロゴロッ!
それは上空から雷が落ちるのよりももっと強く、短く、相手にとどまって内部から電気分解を起こしていく。
「グッ…グギャァァァァァッッアア!!」
それに加えて電気による熱も内部で生み出されて行っているのだから相手からすればたまったものではない。
「カマカ…マ…」
そいつからカードが排出され、その体が崩れ始める。
「カマンティス…フムフム」
俺は【カマンティス】の内部構造を完全に理解し、
「錬成」
直した。
「カマ…?カマカマ!!」
そして、直ったカマンティスは俺に謝るかのように頭を下げた後、俺の肩に乗ってくる。
「ん?ついてきたいのか?フムフム…救ったうえで直してくれた恩を…と。ああ、あの救い方に関しては許してほしい。俺は有れ以外に方法を知らない」
「知っているか?」
「カマカーマ!」
「マジか!あとで教えてくれよ!」
そして、俺は元の予定であった食事のため、スーパーに向かう。
俺はそんなことをとりとめなく考えながらこの場から俺は離れていくのだった。