4月
それは、新しい一年の始まりだ。
桜は咲き乱れ、学生は笑顔でもって校門をくぐる・・・
というわけで、この僕、ついに高校生になりました。
入った高校はもちろん、影野実が入る桜坂高校!
三者面談の時、これを言ったら担任と母からめっちゃ止められたんだよね。
いわく
「君ならもっと上目指せるよ!」
「何のために今まで勉強してきたの!」
高校は青春を楽しみたいとか、大学はもっと上目指してるとか、適当なこと言ってごまかしたけど中々苦労したよ。
いや、まじで。
あと、姉に「あんた、勉強はしてるけど地頭は悪いんだね」って言われた。
僕知ってるからな!あんたがめっちゃ成績悪くて学校で
ちなみに推薦で行けました。
流石に影野実とは別クラスだったよ。
それから1か月。
…
…
…
いや、あのね
別に何もなかったとかじゃないから。
テストあったし、勉強もしたし、あとは・・・
はい、何もなかったですねー
お、おかしい。
前世の僕はそこまで人付き合いが上手いわけではなかったけど、下ネタを話せるぐらいの仲の友達はそれなりにいた。
だけど、今の惨状は何なんだ!
入学してから女子どころか男子とも片手で数えるぐらいしか話していない・・・だとッ!
このままじゃだめだ!どうにかしないと!
善は急げってことで、早速イメチェンだ~!
引かれました・・・
まぁ、そうだよね・・・
昨日まで教室の隅で頭にきのこ生やして本読んでた奴が髪型をオールバックにして、いきなり
「おはよ!友達になろうぜ!」
っていうんだよ?
僕でも引くね。
言ったの僕だけど・・・
僕、明日から勉強と付き合うわ。
いや、まてまて。
僕はもう一回、あっちの世界で人生をやり直す予定だから。その時に備えて人付き合いを勉強しなきゃ!
え、なに?シャドウガーデンに関係あるのかだって?
・・・
あるに決まってんだろ!
てか、シドと友好関係を築いてからの接触が一番スムーズにいくと思ってるから。
それに、せっかくの人生、色んな友好関係を持った方が楽しいじゃん!
あれ、なんか目から汗が。
では気を取り直して・・・
人付き合いの勉強じゃーーー!
ん?人付き合いってどうやって勉強するの?
グー〇ル先生に聞いてもわかんない問題の解決に取り組み始めてから1年たった。
もう高2だそして、僕と影野実があっちの世界に転生する予定の年だ。
だから、知識を蓄えることを優先したけど、それでも友達作りは頑張った・・・と思う。
・・・そして
なんの成果も得られませんでしたぁぁッーーー!
いまだに僕の友達は0人!
友達100人なんて夢のまた夢どころか、僕にとってはもはや神話だ。
そんな僕にもついに運がめぐってきた!
何と影野実と同じクラスになったのだ。
あと・・・たしか、西村?西谷?
どっちでもいいけど取り合えずアカネさんも一緒だ。
席は影野実とアカネさんで隣同士。原作とおなじだね。
影野実は一見ひっそりとしているように見えるけど、よく見ればイタイことしてるし。
アカネさんは原作通りよく学校を休むけどクラスの人気者だ。
僕は?だって
ハハ、面白いことを聞くね
僕はいつも通り友達の作る方法を考えているよ。
あれなんか目から水が・・・
いつも気づいたら帰りのSHRでそのまま帰宅する。これがいつもの僕のルーティンだ。
今日もいつもと同じようになる、はずだった。
「じゃあ、学園祭のアンケートの集計は~・・・」
担任が何か言っているようだ。
恐らく、アンケートの集計誰やるの?ってやつか。
まぁ、ここで手を挙げる奴はいないだろう・・・
「あ~、先生、私が」
っていた~!
しかも、アカネさん!
まてよ、何か既視感が・・・
「あら、でも西野さんは今から補修よ?」
教室内で笑いが起きる。
あ、西野アカネか!ド忘れしていたぜ。
いや、違う違う。
そこじゃない!
これってあれだよね?
この後、影野実がこの役押し付けられて、アカネさんが誘拐されて、スタイリッシュ暴漢スレイヤーがそれを成敗する。
うん、原作通りだ。
僕の計画に狂いはない!
「じゃあ~そこの貴方にお願い」
ここで影野実が起立して、はい、か。
うん?立たない?
何か視線を感じるな~。
…
…
…
僕やるん?
はい、早速僕の計画はご破算になりました!
え?なんでなん?
もしかしてあれ?あの担任、クラスで一番陰の薄い生徒狙ってるの?
そしたら、めっちゃ性格悪いやん。
これ、どうしよ。
『月光』が聞こえないってことは、影野実はもう帰ったと見た方が良い。
となると、アカネさん誘拐イベントは誰が解決することになるんだろうな?
ぶっちゃけ、アカネさんが襲われようが襲われなかろうが、僕にはあまり関係ない・・・はずだ。
だから僕から動く気はない。
アカネさんには悪いけどここは無視させてもらうよ。
あぁ~、もしかしたら僕は本当に頭が悪いのかもしれない。
日が沈んた頃に集計の作業は終わった。
生徒玄関をくぐって帰ろうそした時に、電池の切れたスマホを睨みつけるアカネさんを見つけたのだ。
最初は無視して帰ろうとも思ったのだが、義憤にでもかられたのか僕はアカネさんの後ろを付いていくことにした。
特に何も考えず、一定の距離を取って付いていく。
これ、もしかしたら僕には隠密の才能があるかもしれない、だってもう結構付いて行ってるけどまだ気づかれてないもん。
やっぱ嘘。
アカネさんが振り返った。
咄嗟に隠れたから多分ばれてない・・・
ばれてないよね?
アカネさんは前に視線を戻したからばれてないっぽい。
あ、でっかい男見つけた。
あ、アカネさん逃げた。
あ、白い車がやってきて連れて行った。
この間10秒足らず。
すっげえな、おい。
やっべ、呆けてる場合じゃない!追いかけなきゃ。
人の足で車に追いつけるわけないよね。知ってた。
ふ、大丈夫だ問題ない。
こんなこともあろうかといつかの日の僕は事前にそれっぽい倉庫に目をつけていたのだ。
やっぱ、僕は天才だな。
てか、どうやってあの大男倒すの?
ちょっときりが悪い感じもするけど投稿。
カゲマスのオリジナルストーリー、つまりは陰実の本編では絵描かれていないゲームのストーリーの分も書く?書かない?。※作者はカゲマスをやっていません。
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やれ、これは命令だ。(困る)
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やんなくてもいいよー(うれしい)
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