どうも皆さんこんにちは、転生者の内葉 彩(うちは あや)です。転生してまだ五年の五歳児、写輪眼が開眼してるだけの健康的なショタですよー。
はい、今の自己紹介でわかったと思うが俺の転生特典は彼の名高きヤンデレ一族の血継限界写輪眼です。ただし万華鏡には覚醒しないという制約がついてるんだけどね。
さて……まぁここからが本題だ、みんな写輪眼が特典とかあたりじゃんって思うでしょ?HAHAHA全くもって違う!!理由?それは二つある!!まず一つ目、転生先がマジで前世と何ら変わりのない現代日本であるということ、そして転生したこの体がうちは一族の血が一滴も流れていないという所である。よし勘のいいガキの皆様はもうお気づきだと思うがこの体で写輪眼使うと10秒後には体力尽きて半日動けなくなる。あの鍛えに鍛えまくったカカシ先生ですら再不斬と戦った際にあのざまだったのだ、現代日本でくらすひ弱の地球人が写輪眼使ったらそりゃそうなる……
というわけでこれからどうしようかと頭を悩ませていたのだがせっかくの写輪眼(使用後倒れずに使える時間0.5秒)を使わずにもう一度あの社畜人生をやり直したいとは到底思わないのでなにかスポーツでもしてプロになって若いうちに大金稼いで35歳くらいで引退して悠々自適に暮らしたいのだが今現状の写輪眼ではまず確実に不可能である。年を取って大人になれば体力も増えるので使用時間は伸びると思うがそれでもできることは限られる。なので必死に俺は考えた。数秒しか使えない写輪眼にも出番があってなおかつほかのスポーツに比べて休憩時間が多いスポーツはないかと……
① サッカー試合中に写輪眼なんか使ったら普通に数秒で体力が尽きる
② バスケットボール、サッカーと同じく数秒で体力が尽きる
③ バレーボール数秒で体力(省略)
④ 野球、試合中時間が死ぬほど長いので打席では使えても守備の時に死ぬ、だから不可の…………あっDHあるじゃん
いける、これならいける!!写輪眼使えばボールは止まって見えるはずである、ならば投手の代わりにバッターボックスに立つDH制度を使えば体力が終わってる俺でも体力は持つんじゃないか!?これだ!!!!!これしかない!!!!
ならば
今からでもバットを振らねば!善は急げ!バッティングセンターだ!
「母さん!お金頂戴!俺野球選手になる!」
写輪眼を使っていい人生を送るためにやるぞーーーーーー
「当たない!」
どうも12歳になった俺です。野球選手を目指すと決めてからうちのさびれた村にある金だけは余ってるおっちゃんが暇つぶしに作ったバッティングセンターでピッチングマシーン相手にバットを振ってるがこれがまぁ当たらない、まっすぐ飛んでくるストレートをホームランの的に当てることは90%くらいの確率でできるようになったのだが変化球に関してはバットに当てるだけで精一杯である。
そうおれは大事なことを失念していたのだ!!たとえ写輪眼を使えたとしても体はただの一般人であったということを!!!カーブやらスライダーやらフォークやらこのバッティングセンターの店長であるおっちゃんが金に物を言わせてカスタムした変化球を投げるピッチングマシーンに全く歯が立たない
写輪眼を使えばボールの縫い目もくっきり見えるほどスローノーションで見えるしボールの軌道の先読みもできるのだが100キロ以上で飛んでくるちっちゃいボールをほっそい木製バットで打つというのはまじで無理だ。
まずバットを操る筋力が足りない、それにホームラン級の当たりをするにはきちんと芯をたたかないといけないのでさらに難易度が上がる。しかもしかも写輪眼を使えるのは一日に2打席までなのでまったく練習量が足りない、それにその2打席が終わるとその場で気絶するように倒れこんでしまうのでバッティングセンターに俺専用の休憩用ベンチができたくらいだ。
まぁ普段から写輪眼を使ってるおかげで体力の伸びはすさまじいことになってるけど……
そんな感じでプロ野球選手になることの難しさをものすごーーーく実感しています。
あきらめないけどね!!!!
「よし、ホームランだ」
「おい坊主、お前なんで150キロオーバーの球をそんな簡単にホームランできるんだ。ほんとに中学三年生か?」
「ふははははなめるなよおっちゃん!!俺は将来メジャーで活躍する男だぞ、こんなもん朝飯前だぞ!!!」
「でもお前さん3打席打つだけでいつも疲労困憊じゃねぇか、そんな大口たたくならもうちょい体力つけろ、あとお前守備練習とかしたことないくせにプロになれるわけねぇだろ」
「うるせぇ!!こんなさびれた村で守備練習なんかできるか!!!中学校の生徒数全学年合わせて5人だぞ!?」
「あーー、おうすまんかったな……」
「よし、じゃあおっちゃん今日は満足したわ!!明日また来るよ!!」
「はいはいわかったよ……というかお前さん高校はどこ行くつもりなんだ?」
「ん?一応野球の強いところに行くつもりだよ?たしか名前は『青道高校』?だっけ?高校の近くに叔父さんが持ってるアパートがあるから格安で借りれるしそこにした」
「青道高校か……良いじゃねぇか、甲子園言ったら連絡よこしな見に行ってやるよ」
「ん?おっけー任せとけ」
そう言って5歳の時からうちのバッティングセンターにずっと通ってたくそ生意気な坊主は走って帰っていった。
いやそれにしても青道か…名門じゃねぇか、守備のできないあいつはどうやって練習についていくつもりなのか……
まぁ、あのバッティングなら大丈夫か……黙って改造しといた160キロのストレートまで完璧に打ちやがって……明日はメジャーで投げてるピッチャーを参考にしたスプリットにしてやろう……久々にあいつが空振りしてるのを見たくなったぜ……
ここ2年くらい空振りしてるの見てねぇしな……はははそうと決まれば今すぐ準備だ!!
全力で空振りしちまえ!!
現時点で主人公君はくそ強いです。ただし見たことない変化球とか手元で変化する球にはくそ弱い、あと守備はゴミ以下、キャッチボールがギリギリできるくらい