色の変わった星とパステルカラーの姉妹   作:緑雨

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ミコトSide5 どうかな?

 

 さて、調理に取り掛かろう。先ずは溶かしたチョコに梅の果汁を混ぜ、卵などを使って作った梅チョコマフィン。オーブンに入れておいたから、後は待つだけ。その間に次の料理にいこうか。

 

 次は梅のステーキさ。まな板にステーキ肉を乗せて軽く切れ込みを入れる。フライパンでバターを溶かしてからステーキ肉を焼き始めて、少ししたら塩胡椒を振りかける。片面に焼色が付き始めたら梅果汁と醤油の合わせ調味料をかける。そしたらひっくり返して反対の面を焼き、良さそうなタイミングで合わせ調味料。あかり君が好きな焼き具合がわからないが、焼ききらない方が良いだろう。先ず一品、完成だね。

 

はい、あかり君。梅のステーキ、柔らかめで作ってあるよ」

いただきます! ん〜! 梅の酸味がお肉の味をシュッと引き締めてます! 中にまで味が染み込んでいて、柔らかいお肉に抜群です! ただ… 胡椒がちょっと辛いです。味は引き立ってるんですけど、後味で残ってしまって…」

なるほど… 参考にさせてもらうよ」

 

 メモをしておいて… よし、マフィンが焼き上がってるね。折角だから、ピンク色の食用色素を使って梅色にしてもよかったかな。まぁ、見た目は今度変えればいい。大事なのは味なんだよ。

 

はい、今度はマフィンだよ。チョコに梅果汁を混ぜて作ったんだ」

お〜、美味しそうです! あむ… 甘くて美味しいです。それと、梅とチョコって合うんですね。口に入れた時に梅のいい匂いが広がって、噛んだ時に最初はちょっと酸味があるんですけど、すぐにチョコの甘さが来ます。すっぱいのと甘いのが順番に来るので、味に飽きないですし、美味しいです!」

ふむ、ありがとう。酸味と甘味が交互に、か。よし、次のを作ってくる」

残りのマフィン食べながら待ってます!」

 

 次はシンプルにサラダを作ろうか。ステーキ、デザート、サラダって順番が悪くなってしまったね。キャベツ、人参、胡瓜、大根を食べやすいサイズに切る。そして、庭で育てたミント。梅果汁は薄めにして、細かく刻んだミントを多めに入れてみようかな。

 

 そうだ、マフィンを作った時に余った梅チョコとミントを混ぜて、牛乳を加えて冷やしておこう。アイスの作り方は詳しくないんだけど、試してみないとね。

 

今度はサラダだよ。甘い料理の後ですまないね」

大丈夫です! うん、美味しいです! 野菜そのままの味なんですけど、口の中でふわって広がるミントと梅の爽やかな香りで、味がついてるみたいです。みずみずしくてシャキシャキって食感で、食べやすいです!」

美味しかったみたいでよかったよ。どこか改善したほうがいい所はあるかな?」

個人的には、もうちょっと塩気が欲しいです」

確かに、塩気はあったほうがいいかもね。ありがとう、最後にもう一品作ってくるよ」

 

 もう日も暮れて、夜の6時。夜遅くになってから帰らせたら危険だし、次が最後だね。最後はシンプルに、梅茶漬けにしよう。お米に自家製の梅干しを乗せて、小さく細切れにした梅干しをパラパラっとかけて、そこにお茶をかけて、はい出来上がり。いつも作ってるものだけど、最後くらいは確実に美味しい料理を出さないとね。

 

梅茶漬けの出来上がり。もう夜だし、食べ終わったら家までエスコートするよ」

そんな大丈夫ですよ。 …やっぱり梅茶漬けは美味しいですね。あっさりしてて食べやすいんですけど、味もしっかりしてて、梅ってわかるんですよね。お米も柔らかくて、締めにいいですね、梅茶漬け」

ま、私の梅料理だからね」

 

 少し皿洗いをして、あかり君が食べ終わるのを待つ。一回時間を確認しようかな。スマホつけて… ヒメからメールだ。今から帰る』、10分前に来てた、ってことは…

 

ただいま〜 ミコ… 蕾ちゃん?」

ひ、ヒメさん? すいません、お邪魔してます」

遊びに来てたの? ミコト、それなら教えてよ」

…料理を作るのに夢中で忘れていたよ」

料理? あ〜、なるほど。沢山変な料理作って食べさせてたんだ」

違う、ちゃんとした料理だよ。ねぇ、蕾ちゃん」

美味しかったです!」

そうなの?」

 

 …ヒメ、帰ってきちゃったな。もう6時過ぎだし、帰ってこなかったらそれはそれで心配だけど、あかり君が帰ってからのほうがよかったな… 変に誤解されそうだし。というか、今も変な料理の実験体にしたって思われてそう。

 

私はそろそろ帰りますね」

帰っちゃうの?」

え? はい」

もう夜も遅いしさ、蕾ちゃん可愛いんだから危険だよ? どう、泊まってかない?」

ヒメ、困らせちゃいけないよ」

え〜? でもさ、折角だし泊まってほしいじゃん。ミコトは嫌なの?」

嫌ってことはないさ。ただ、茜達が家で蕾ちゃんの帰りを待ってるんだから、突然泊まらせたら迷惑だろう?」

あ、はい。茜達が待ってます」

…ちょっと電話して聞いてみる! それならいいでしょ?」

…まぁ、それなら」

あの、私の意見は…?」

 

 ヒメは電話をかけると言って部屋に向かった。それにしても、なぜあかり君は泊まるのをさっきから嫌がっているんだろうか… あ、そうか。あかり君からしたら私達は異性なのか。そりゃ緊張もするし、泊まるのは嫌だよね。泊まる流れを作って申し訳ない… ただ、茜なら泊まっちゃだめだって言ってくれるだろう。ヒメが、部屋から出てきた。

 

泊まっていいってよ!」

あ、茜…」

…すまない、蕾ちゃん」

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