私達に気付いたミコトさんは、すぐに土下座のポーズをとった。凄く綺麗な構えで。だいぶ練習したんだろうな…
「蕾ちゃん、朝は、本当に、申し訳ありませんでした!」
「べ、別に気にしてないですから! 大丈夫です、頭上げてください、ミコトさん」
「ゆ、許してくれるのかい?」
「勿論ですよ。気にしてないって言ってるじゃないですか」
「ありがとう、ありがとう…」
「良かったなぁ、ミコトさん」
「練習した甲斐があったね」
練習した甲斐あったかな… 初めから許す気満々だったし、練習見られたら逆効果なんじゃない? したことないからわかんないけどさ。
まぁいいか、お弁当食べよう。お弁当食べに屋上に来たんだから、食べないとね。お腹空いてるし、私以上にあかり君はお腹空いてそうだし。
「美味しいです! やっぱりお弁当は美味しいですね!」
「…でしょ? 私が作ったんだからね、美味しいに決まってるよ」
「せやで〜、うちの自慢の妹なんやからな!」
「…、それ、関係ある?」
全く… 褒められても何も出ないのに。喉乾いたし、水筒の水でも飲んで… っと、
それからは少し急ぎながらお弁当を食べる。談話室に行ってた分、いつもより時間が少ないんだ。それに… 屋上は暑いから、室内に戻りたい。汗かいてきちゃったよ。
「あ、そうだ蕾ちゃん。私が近くのコンビニで買ってきた梅弁当が5個あるんだけど、食べるかい?」
「食べます! お腹ペコペコです!」
「よ〜し、教室に取りに行ってくるよ」
「待ってます!」
「…朝、買ったん… ですよね? この暑さですけど、大丈夫ですかね」
「う〜ん、これくらいなら大丈夫じゃない? 今日、いつもより涼しいし」
「…そう、ですか? だいぶ暑い気がするんです、 け ど …」
…暑いと思うんだけどなぁ。昨日ってもっと涼しかった気がするし。スマホで気温見てみよ… 24度… そんなに涼しい…?
「葵、おでこ触ってもええ?」
「ん、い い よ」
「ふ〜い。 …あっつ。凄い熱いで葵」
「…ほんとだ、凄い熱い。保健室行こう、葵」
「… わ か っ た」
「私が右、茜ちゃんが左側ね。肩に担いでいくよ」
「わかったで!」
…私が熱だったのか。普通に気温が高いだけだと思ってたよ。 …どうしよ、風邪とかだったらうつしちゃったかな。でも、朝は問題なかったし… 熱中症とか、脱水とかかな。例のセクハラの話に気を取られて、水飲んでなかったかもなー。
…ちょっと、眠くなってきた。寝ちゃだめなんだけど、頭もふわふわしちゃって。 …少し、目を閉じ…
「あおい、寝ちゃだめだよ。あおい!」
「保健室着くまでは寝ないでや〜」
「茜ちゃん、しっかり担ぐよ。多分、もう寝ちゃってる」
意識は夢の中へ
どのキャラの話が気になりますか
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あかり(黄色)
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ヒメ(ピンク)
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ゆかり(紫色)