新しい作品です。
前の作品も徐々に更新していきます。
あ、キャラの名前については触れないでね。
「ありがとうねぇ、本当に助かったよ」
大きな荷物を持っていた老婆が黒髪の少女にお礼を言っていた。
「気にしないでください!あたしが好きでやっているので!」
少女の頭の耳がピコピコ動いていた。尻尾もブンブン動いていた。
「本当にいい子だね、蓮ちゃん」
「いえいえ、困っている人がいたら居ても立っても居られないんです」
「だったら将来はヒーロー目指しているのかしら?」
「ハイ!あたしには、それがピッタリだと思いました!」
彼女の名前は”十六夜蓮”。個性は馬。異形型の個性で馬のような耳と尻尾がありスタミナとパワーが馬並みである。
世界人口の8割が何らかの特異体質である超人社会において、かつて”異能”と呼ばれたその特異体質の事である。
そんな個性を使い犯罪に手を染める者を世間ではヴィランと呼んでいる。
だが、勇気ある人々が始めた慈善事業。”個性”による犯罪を”個性”で防ぐ人々が現れたのだ。そして、その姿はまさしくヒーローそのものだった。
世論はその人々の存在を後押しし、政府はその存在を容認。
仕事としてのヒーローが誕生していた。
「それじゃ気を付けてくださいねおばあちゃん!」
蓮はおばあさんを家まで背負っていった。
「今日もいっぱいお助けできたなぁ」
彼女は物心つく頃から色んな人を始めとした人たちからお助けをしていた。
「帰ったら走り込みと筋トレしないとなぁ」
彼女はそう言うと家に帰っていった。
「ただいまー」
家に帰るなりトレーニングする為ジャージに着替えとある部屋に入った。”重力室”と呼ばれる部屋だった。
「よぉーし、早く十倍の重力に慣れるぞ!!」
部屋の重力が十倍となり蓮は少しよろけるが直ぐに体制を戻した。
「この状態で部屋の中を10周!行くぞー!」
「あの子またトレーニングしているわよ。まったく誰に似たのかしら」
「そりゃ母さん似だろ。社員での評判は凄いことになってるぞ」
「あら、あの真面目っぷりはあなたよ」
十六夜蓮の母親の十六夜凛香。個性は気配消し。気配を完全に消せる!
「なら、あのお助け癖は母さんだな」
父親の十六夜強。個性はエネルギー増幅。エネルギーを増幅させ身体能力を底上げできる!但し、元の身体能力で左右されるから注意だ。仕事はサポートアイテム会社の社長だ!
「まさか、蓮が重力室が欲しいって言うとは思わなかったよ」
「いまじゃ十倍でしょ。流石、我が子よね~」
「俺も重力室使ったが個性使っても駄目だったよ」
「あなたは運動できないほうでしょ。そんなんで大怪我したら社員の方に恥ずかしいエピソード流しますよ」
「ご、ごめんよ母さん、もうしないよ。それにしてもあの子なら凄いヒーローになれるんじゃないか?」
「いずれはオールマイトを超えたりして?」
「あたし超えるよ!」
シャワーを浴びた蓮が両親に宣言した。
「あたしはオールマイトを超えて新しい”平和の象徴”に必ずなるよ!だらか父さん、あたしは雄英を目指すよ!」
「……わかった。母さんもいいよな?」
「えぇ、問題ないわ。私の自慢の子だもの!」
「よし、がんばれよ蓮!」
「うん!」
最近変な夢を見る。
金色のオーラを纏った男の子が月で戦っていた。
そして、荒廃した街の中で戦っている赤いオーラと黒いオーラがいた。それを見つめていたのはあたしだった。
景色が変わって今度は森の中にいた。
『お姉ちゃん!どうやって空飛ぶの!?』
『あ、そっか蓮はまだ飛べないのか』
あたしと同じ名前?
『気を使ったり魔力を使うのよ。蓮は気の方がいいかもしれないわね』
『リラックスして気を開放していくんですよ』
『わかった!』
蓮と呼ばれた男の子はその場に立ってリラックスしていた。
すると、彼を中心に風が吹き始め地面から離れ始めた。
『あ!飛べたよ咲夜お姉ちゃん、美鈴お姉ちゃん!』
『……咲夜さん教えたの今日ですよね?』
『早すぎるわね』
「……ん?またこの夢だ~」
中学3年になってからこの夢をずっと見ている。
それにしても、皆強かったな。
「あの人達もヒーローなのかな……」
でも面白い物も見れた。
「舞空術……これができれば空を飛べる……すっごく面白そう!!」
「蓮~!!朝よ!!」
「はーい!」
あたしの第一目標ができた!この舞空術は気と呼ばれるもので飛べるらしい。夏休みまでにこの技を習得して見せる!!
これはあたしと彼が最高のヒーロー、数多の世界を救う物語だ!