学校が終わり、いつものように斎賀 玲と下校、そして早足で家へと帰り自分の部屋へと走る。
学校で使う教材が入ったリュックを放り投げ、棚にある目当てのカセットへと手を伸ばす。
カセットを専用の器具へとセットし業務用VRマシンに座る。
「………よし…やるか!!」
そう言ってVRゴーグルをかける。
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目が開き視界に入ってくる情報を整理する。
「あぁ、そういえば新しいユニークシナリオの最中だっけか?」
半裸で青い鳥の覆面を被っているという特徴的な見た目のサンラクというプレイヤーがそう呟く。
サンラクは頭をかきながら何をするんだったか?と思いクエスト内容を見直すべくウィンドウを開き、クエスト一覧が載った項目へと目を向ける。
「ん…? 何だこれ」
サンラクが画面をスクロールしてクエストを探しているとあるものに気付いた。
本来サンラクが受けていたクエストの上に見知らぬクエストが追加されている。
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逡ー逡後?クエスト: 閾ィ繧薙〒譛帙∪縺ェ縺??
遘√?隱ー縺?縲らァ√?菴戊??□縲ゆス輔′縺励◆縺九▲縺滂シ溘≠縺√?∝ッゅ@縺??ゆシ壹>縺溘>縲りェー縺ォ縺??滉サイ髢薙↓縲ゆサイ髢薙▲縺ヲ隱ー縺??溯ソ代¥縺ォ縺?k縲る&縺??ゅ≠縺?▽繧峨§繧?↑縺??ゅd繧√m縲ゆソコ縺ッ菫コ縺?縲ゆソコ縺瑚?繧薙□縲ゆソコ縺梧悍繧薙□縲ゆソコ繧呈ョコ縺励◆縲ゆソコ縺ッ譛帙∪縺ェ縺??ゆソコ縺ッ閾ィ縺セ縺ェ縺??ゆソコ縺ッ菫コ縺倥c縺ェ縺??ゅ≠繧後?菫コ縺倥c縺ェ縺??ゅ%縺?☆繧九@縺狗┌縺九▲縺溘?りェー繧ゆソコ繧定ヲ九※縺上l縺ェ縺??りェー繧ょア?↑縺??ゆソコ縺ッ窶ヲ隱ー縺?
逡ー逡後?クエストを開始しますか?
YES or NO
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「…は?何だこれ?…読めねぇ、ってかバグってんのか?」
サンラクはそのクエストの文字化けテキストを見て頭を悩ます。
はて、いつの間にフラグを踏んだのか…昨日の時点ではこんなん無かった筈だが…
怪しさ満点だが何か面白そうなんだよなぁ…
受けてみるか?減るもんじゃねぇし…
サンラクは意を決してYESの文字に手をかざす。
「……何も起きねぇ…」
本当にバグだったのか?しかしこのシャンフロでそんなバグが起きるとは思えない。インベントリアはバグってるぐらいの性能をしているが…。
サンラクは腕に付いている格納鍵のアクセサリをジト目で見つめた。
そんな時だった。パキパキ、という音が聞こえた。
「ん?」
何だ?と思い前を見る。
空間に亀裂?
サンラクの目の前にガラスのように割れている空間がある。
イベントが発生したのか?いや、待て。何か大きくなってないかこれ?
空間にある亀裂は最初は小さく段々と広がっているように見えたがそれは大きくなる度、空気を割る速度が早くなっていく。
何かやべぇ!!何か触れたらやばい感がヒシヒシt
サンラクが逃げようとスキルを発動しようとするものの時すでに遅し。
その空間の亀裂はサンラクを呑み込むように速く、大きく。
そして遂にはサンラクは亀裂に呑まれた。