オーバー×フロンティア   作:牡羊様

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アニメに習って題名は「おばふろ」ということで!
※前書きに2000文字ぐらいの本編と関係の無い茶番が流れます。


「zzzzZZ…………」

頬につんつんと何かがつつく感触

「zzzzZZ…………ん〜………」

更につつかれる感触。

「…………あと5分だけ……ですわぁ…………」

更につつかれる勢いが増す。

「…………んもぉ……何ですわ?さっきからぁ……」

白いウサギが寝起きのぼやけた目で目を開こうとすると

「…………へ?」

「Guten Morgen(イケボぉ)」

そこには埴輪のような顔をした人型の何か。そんな顔がドアップでエムルの顔を見つめていた。

「……イヤァァァァァァァ!!出た!!出たですわァァァ!!」

「イヤァァァァァァァ!!喋ったァァァ!!」

まさに阿鼻叫喚とはこのこと。驚いた側も驚かれた側もお互いがお互いに叫ぶ。

「アワワワワ……お化けが…埴輪のお化けが……」

「アワワワワ……白いウサギが……ウサギが…」

エムルが埴輪のお化けに動揺するが、埴輪の反応にどうも違和感を覚える。

「何でそっちも驚いでるですわ?!」

「………………あ、確かに……。そもそもハムスターが喋るような世界で白いウサギが喋っても何の不思議もありませんね。」

埴輪はブツブツと喋り出す。

「あ、あなたは何者ですわ?!」

先程まで一人ブツブツと呟いていた埴輪がいきなり静かになり、静かになったと思うと突然エムルの言葉に過剰反応する。 

「………む、ムムム?!私ですか?私ですか?!」

埴輪はエムルの言葉に過剰に反応して大声で話す。

「こ、怖いですわ!!何でそんなに迫真な感じなんですわ?!」

「ンーあ、ワタクシは何者かァァ!!私はパンドラズアクタァァァ!!(ビブラート)偉大なる御↓方↑でありナザリック地下大墳墓の主でありそして私の創造主!!であるモモンガ様に生み出された、そう!!ワタクシ!!がパンドラズアクター!!」

「一々動きがうるさいですわ?!あと何でそんな変な喋り方なんですわ?!」

エムルはツッコミが追いつかない。

「………ふむ……それでここは……一体何処なのでしょう……宝物殿では無いようですが……」

パンドラズアクターと名乗った埴輪は急に冷静になり状況を分析する。

「きゅ、急に冷静ですわぁ……。何かもうツッコむのも疲れてきましたわぁ……。」

「そこの白ウサギさん……何か知っている事はありますか?」

「……アタシはエムルですわ。アタシも突然目覚めたらここにっていうか、パンドラさんの顔があってビックリしたですわぁ……」

「ふむふむ……なぁるほどなぁるほど!!」

「な、何か分かったんですわ?!」

「いえ何も」

「な、なんなんですわぁ……。」

エムルは疲れたという様子で近くにあったソファーに腰掛ける。

「ふふぃー…………何かドッと疲れたですわぁ……。」

「……!!……む、ムムムムムム!!」

「…………どうせまた何でもないんですわぁ……」

そうやってエムルはパンドラをジト目で見る。

「いえ!!エムル様……そのソファー……先程までありましたか?」

「へ?」

エムルは自分が座っているソファーを見る。

「た、確かに……自然すぎて……確かさっきは無かったですわぁ……あれ?こんな所にリモコンが……」

「……ふむ…あまり無闇やたらに触れない方がッテオシチャッテルゥ!!」

エムルはリモコンを手に取り電源ボタンを押す。

その瞬間エムルが向く先にモニターが表示され、映像が流れる……

「これは……あ、横失礼します。」

パンドラは安全である事を確認してエムルの横に座る。

そして流れる映像を確認すると……

「あ、あれはサンラコサンですわ!!」

映像に映る黒い喪服少女。それは紛れもなく一緒に冒険をしてきた相棒であるサンラクもといサンラコであった。

「ほう……お知り合いですか……。……?!……あ、アレはナザリック地下大墳墓 第一、第二、第三階層の守護者であり!ガルガンチュラを除けば守護者最強の力を持ち!偉大なる御方であるペロロンチーノ様に創造された吸血鬼の真祖!!シャルティア・ブラッドフォールン様!!」

「そっちも知り合いなんですわぁ……ていうかさっきからうるさいですわ!!耳に響くんですわぁ!!」

「どうやらお2人は戦闘中のようですね……」

「全然聞いてないですわ……」

「ほう……サンラコ様と言いましたか……なるほどあのシャルティア様を力で押し切るとは…………中々にお強い……」

「ふふん!今はサンラコサンですけど、本当はサンラクサンですわぁ!サンラクサンはヴォーパル魂がメラメラで、戦闘に関してはシュババ!なんですわぁ!!」

「ふむ……だがしかぁし!!我がナザリックが誇る守護者を舐めてもらっては困ります!魔法にスキルといった魔法戦士ビルド特有の手数を活かして相手を苦戦させています!」

「サンラクサン!!鍛え抜かれたヴォーパル魂がどんな敵もなぎ倒す事を証明してくださいなァ!!」

「こちらにはまだまだ見せていないスキルや魔法があります。頭は悪くても戦闘面では使える事を証明してくださいなァ!!」

「真似するなですわぁ?!」

いつの間にか仲が深まった2人であった。

ーーーーーーーーーー

はい、本編どうぞ!




全ての生き物は地面に帰る

吸血幼女が槍を取り出しサンラクへと投げる。

 

また槍か?さっきと全く変わんねぇなぁ!!

 

サンラクは別離れなく死を憶ふを構えて槍が飛んでくるのを待つ。

 

次は何だ?流石にさっきみたくパリィをしている隙に攻撃なんていうワンパターンは無いだろうが……

 

サンラクは向かってくる槍を視界に入れながらも、向かいにいる吸血幼女も警戒する。

 

そして吸血幼女に動きがあった。

 

朱の新星(ヴァーミリオン・ノヴァ)!!」

 

吸血幼女がサンラクの方向に手をかざし、魔法を詠唱する。

 

サンラクは次に何かが起こると察し、目の前の槍を無視し、吸血幼女が発動したであろう魔法を警戒する。

 

しかし、吸血幼女の手からは何も現れず、サンラクの視界に入る中でも何も起こっていない。

 

どういうことだ?ブラフ?だがブラフとしても雑すぎないか?これで槍が当たるとでも……

 

サンラクは気付く。暗くなっていた暗黒の中、何故かサンラクの周りだけがオレンジ色に光っている事に。

 

下か!!

 

サンラクは槍を避け、直ぐにその場から離れる。

 

離れた瞬間、サンラクが立っていた位置に炎の柱が形成される。

 

うぉぉ……危ねぇ!!

 

サンラクは炎の柱に見とれながらも視界の端に槍がこっちに向かってきている事を確認する。

 

今のうちにパリィで……

 

サンラクがそう思うと先程形成された炎の柱の中から4、5体程の黒い、まるで影のような狼がサンラクへと迫ってくる。

 

ッ、攻撃が耐えねぇな!

 

サンラクは狼達の攻撃によってパリィのタイミングを逃し、またもや槍を避け、次に邪魔な狼を消す。

 

クソッ!よりにもよって狼かよッ!!いつも俺の邪魔ばっかしやがってぇぇ!!

 

だがサンラクにとってはありがたいと思った部分もある。

 

HPが常に1であったのに対し、R.I.Pの効果でエネミーを倒す事に回復、ステータス強化ができる。

 

俺の糧になりやがれッ!!

 

サンラクは素早く全ての狼を倒しきると今度こそ、槍の方へと向く。

 

さぁ、次はお前の相手だ!!

 

サンラクが構え、槍とのタイミングを合わせている。その間さっきみたく攻撃されて邪魔が入ることは無い。

 

何だ…………さっきまで騒がしかったのに…やけに大人しくなって……………

 

そう思ってサンラクはあることに気付く。

 

……?!…アイツ、何処に消えやがった!!

 

サンラクは目を動かして空を見る。

 

居ない?

 

そしてサンラクは首を動かし認識できる範囲を全て見る。

 

何処にも居ねぇ……何処に消えやがった?逃げた?いや、それなら浮遊で飛んでいけばいい。わざわざこんなに攻撃をしなくても…………つまり……

 

サンラクは向かってくる槍をパリィしようと構え……

 

「ガッ……!!」

 

次の瞬間、どこからか現れた吸血幼女のランスによって串刺しにされた。

 

「フン……やはり所詮人間……妾の相手には値しんせん。」

 

吸血幼女がクスクスと笑うように言う。

 

「はて……?…妾は何をしにここへ来たんでありんしたか…?……………まぁ、面白い人間も手に入った事でありんすし…あの2人とも合流して……」

 

「おいおい、カーテンコールにはまだ速いんじゃねぇか?」

 

「……?!」

 

どこからともなく聞こえる声。その声は先程まで戦って串刺しにした筈のサンラクの声であった。

 

吸血幼女は串刺しにしていたサンラクの死体を確認する。

 

「ッ!居ない?!」

 

吸血幼女は手に持つランスの先へと目線をやり、死体が無くなっていることを確認する。

 

「ぐッ!!」

 

そして目線をやったと同時、背中から強い衝撃を感じた。

 

「よォ!後ろだバァァカっ!!」

 

サンラクは吸血幼女の後ろから剣を振り吹き飛ばす。

 

そして吹き飛ばされた吸血幼女へと走っていき次の攻撃に繋げようとする。

 

まんまと引っかかりやがってぇ!今のはウツロウミカガミ(デコイ)だよ!!

 

そして吸血幼女との距離が2mという所に来て吸血幼女がある魔法を放つ。

 

自己時間加速(タイム・アクセラレーター)!!」

 

その瞬間、世界が減速した。

 

何だ?体の動きが…遅せぇ……

 

よく見るとサンラクの足と共に舞い上がる砂埃も遅くなっている事が分かる。

 

これは……もしかして超越速(タキオン)?いや……吸血幼女の今の動きは幼女先生よりは遅い。しかも吸血幼女は魔法を使っていた。

 

似ているが、全く違うもの?恐らく周りを減速させるみたいなやつ……だとしたら超越速の下位互換……

 

吸血幼女は体勢を直し、サンラクへと肉薄しようとしている。

 

クソ、体が遅すぎる……!!臨界速で加速して対応するしかねぇ…!

 

サンラクは臨界速を起動して吸血幼女が肉薄してくる前に一歩後ろへと下がる。

 

うおぉぉぉぉ!!間に合えぇぇぇ!!

 

吸血幼女のランスがサンラクの顔面寸前に来たと同時、サンラクの踏み出した一歩が地面に着く。

 

サンラクは通常より少し遅くなった程度には身体が動くようになり、まだ速さが足りないと後ろへ踏み出した足をバネにまた後方へと飛ぶ。

 

吸血幼女との速さはほぼ互角。

 

お互い等速度で吸血幼女はサンラクを追い、サンラクは吸血幼女から逃げる。

 

そして2歩目。

 

サンラクはやっと通常の速さより遅いぐらいとなり、体を傾けランスを避ける。

 

次に吸血幼女の懐へと入るべく3歩目を踏もうと足を前に出そうとする。

 

しかしサンラクが動こうとするならば当然相手も動く。

 

吸血幼女は目だけでサンラクの動きを認識し、前へと向かった勢いのままサンラクから少し距離を置き、蝙蝠を数匹召喚。

 

……狼の次は蝙蝠か?だが明らかにそいつじゃフィジカル不足。まとめて叩き切ってやらァ!!

 

サンラクが3歩目を踏む。

 

臨界速の効果で3歩目を踏んだサンラクは最早減速した世界であろうと吸血幼女よりも速い。

 

魔法最強化(マキシマイズマジック)内部爆発(インプロージョン)!」

 

もらっt……?!

 

サンラクが蝙蝠事叩き切ろうとした瞬間、蝙蝠が膨らみ…爆ぜた。

 

自爆?!

 

サンラクの剣は蝙蝠の爆発によって減速し、そのまま吸血幼女へと振られる。

 

しかし剣は吸血幼女に当たったものの、爆発によって減速した剣では吸血幼女を切ることは出来ず、コツンと弱々しい音が鳴っただけであった。

 

不味い……!!ここから剣は振れない……つまり俺は今無防備……!

 

吸血幼女はこの隙を見逃す訳もなく、サンラクへとまた突きを繰り出していた。

 

くそ、またこれか!!

 

サンラクはさっきのように後ろへと飛ぼうとする。

 

しかし吸血幼女の方がスタートが早かった。

 

コイツ……!ワザと攻撃を当てさせてこの隙を最初から狙ってやがったな!!

 

サンラクが逃げようとするも吸血幼女は既に槍を突き出しサンラクはまだ後ろへと飛べていない。

 

そして吸血幼女のランスの先がサンラクの胸へと当たり……世界がスピードを取り戻した。

 

え?……

 

突然の事、吸血幼女が展開していた減速させる魔法。しかしそれはサンラクに攻撃が当たった瞬間に無くなり……

 

勿論サンラクはスピードを取り戻しランスを避けれたのだが……

 

本来の臨界速のスピードと元々のサンラクのスピードが元に戻り……

 

後ろ向きのまま4歩目を踏み……

 

想定外のスピードで更に後ろ走りのままでこの速さを制御できる訳もなく……

 

あ…星空が綺麗だなぁ……

 

情けなく仰向けにコケて…サンラクは地面のシミとなった。




相も変わらず白ウサギと埴輪。2人?2匹?それとも2体?

ソファーでくつろぎ目の前で繰り広げられている戦闘に熱中していた。

「あの吸血鬼!中々に小賢しいですわ!!」

「あなた少し口悪くなってませんか……?戦闘になると性格が変わるタイプ?oh......Berserker!!」

「…………アタシはもう一々突っ込まないって決めましたわ……」

「おっと……どうやらシャルティア様はここで決めるおつもりの様ですね……」

「……!?…吸血鬼が姿を消したですわ!!」

「あれはシャルティア様のスキルの一つ……ンパァァフェクトッ!!アンノォウアァブルゥ!!(完全不可知化(パーフェクト・アンノウアブル))」

「普通に喋れないんですわ?」

「能力は確か……姿だけでなく、音・気配までも全て消す事が出来る魔法。攻撃を行うと効果が消える。と!!」

「なんかカンペ読んでないですわ……?!」

実はカンペを読んでたりする。

「って、そんなデタラメな能力ズルいですわ!!サンラクサン!逃げて!!」

しかしそんな声は画面越しで届く訳もなく。

「ヒィィ!!サンラクサンが……串刺しですわ!!」

「どうやら決着が…………む?おや?」

「さ、サンラクサン!!」

先程まで串刺しであったサンラクが何処からか現れシャルティアを後ろから薙ぎ払う。

「これは一体……実況席のエムル様…どういう事でしょうか?」

「え、へ?……えっと……」

そして、何処からともなくカンペが現れる。

「なになに……そ、そうですわぁ!!あれは致命兎(ヴォーパル・バニー)に伝わる秘奥義!!致命秘奥 ウツロウミカガミ 改備 ですわぁ!!えっと能力はっと……発動者がいる座標に発動者のヘイトを譲渡したデコイ幻影を一定時間作成する……ですわぁ!!」

「なるほどカンペと分かるほどの棒読み、ありがとうございました。しかしあの一瞬でシャルティア様の使ったスキルの能力を見抜くとは……中々に侮れない……」

「ふふん!!もちろんですわ!!」

「おっと……話している内にあちらも白熱してきましたね……」

「やっちゃえですわ!!サンラクサン!!」

「ほう……ここでタァイムッアクセラレェタァァアァア!!ですか……」

「……次はどんな能力なんですわ?」

「時間の流れを遅くする効果があり、術者はその世界で自由に動き回る事が出来る。と。」

「そっちも大概棒読みですわぁ……」

「失敬な!私はここは空気を読んで棒読みにしているだけ!!読もうと思えばアカデミー賞の1つや2t
「やばいですわぁ!!サンラクサンの俊敏さを取られてしまったら一気に不利になりましたわァ!!」
 ……あ、聞いてないんですねぇ」

「ふむ……確かにサンラク様の武器はその異常なまでの速さ!それを無くせば勝機はこちらに!!」

「な、何であれで避けれてるんですわぁ!?」

「…………少しづつですが…あの減速した世界で速くなっている……?」

「うおぉぉ!!そのままやっちゃえですわぁ!!って自爆?!そんなんありですわぁ!?」

「シャルティア様も戦闘に関しては頭がキレる……咄嗟にその方法を思いつきますか……」

「ま、またピンチですわぁ!!よ、避けてぇぇ!!」

「……今度こそ決着が…………」

その時世界が速さを取り戻す。

「…………へ?」

「…………おっと……」

画面に映るサンラク。その姿は一瞬にして有り得ない程のスピードを持って地面のシミとなった。

「な、そんな終わり方あんまりですわァァァ!!」

「まさかあんな結果に…………ん?なになに、まだタイムアクセラレーターで読んで居ないところが?えっと……術者はその世界で自由に動き回る事が出来る。()()()()()()()()()()()……」

「なぁるほど!!シャルティア様の攻撃が当たったと同時に制限であった攻撃をしてしまった為、能力が切れいきなり世界が加速した、と!!」

「それ速く言ってほしかったですわァァ!!」

ーーーーーーーーーーーーーー

実は前書きと後書きの文字数を合わせると本編より長かったりする………

もっと息抜きのつもりだったのに……こんな筈では……!!

ちなみにR.I.P装備状態でアクセサリーは身につけることができますか?有識者の方教えていただければ助かります!
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