俺の発明はァァァァァァ、我ァが知能の最高結晶であり、男の夢であるゥゥゥ   作:AZAZEL

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どうもAZAZELです
ガチャで天井叩いたので初投稿です

200連目でメグをお迎えできました…ちょっと遅かったんとちゃう?
まあ天井叩いたので、そのまま通常シグレさんもお迎えしました

すり抜けてミナとハナエ(クリスマス)が出ました、もうそんな時期ですね(無関係)

ではほんへどうぞ


27話

現在、重力に従って降下中……どうやらアトラ・ハシースの外へ追い出された様だ

 

先生、本当に貴女は……どこまで行こうとも先生だったよ

 

……さて、この高さだと…多分5000m位はあるかな

俺、あの場所で死ぬ気満々だったから…今は強化外骨格どころか、ポータル装置すら持ってないんだよね

 

『作品』達には絶対地上待機のコードを出てるし…

 

生身の状態、このまま落ちれば普通に死にますね……まあそれもありと言えばありだが、ここは運命に身を任せよう

 

激流に身を任せどうかする

 

瞬間、身体に浮遊感を感じた……あ?

 

「おまっ…な、何でお前ここに……ナインボールセラフ」

 

俺の問いかけには答えず、そのまま進み始める

 

「……いや、そもそも絶対待機命令を掻い潜れる子なんて…Coralくら……いや、お前Coralか」

 

『流石にバレましたか』

 

「お前いつの間に……いや、そうか…なんか知らない機能が追加されてると思ったら」

 

『……もし、あの箱舟からマスターが出てこなければ…御命令のまま、動かずにいる予定でした』

 

「お前…予期せぬ確率に賭けてたって事か」

 

『そう…言う事に、なるのでしょうか……』

 

「……まあ、何でもいいか」

 

近くの崖に運ばれ、降ろされる

さて、これからどうするかな…目標だなんだと立ててはみたが、結局は達成出来なかったな

 

最早、俺にやる事はこの先何も無い……

 

『マスター、この先は如何なさるのですか』

 

「……サオリを習って、自分探しでもしに行くか…」

 

『他の方々はどうするのですか』

 

「まあ大丈夫だろ、先生もいる訳だし…俺のやる事はもう無い」

 

『……そう、ですか』

 

「『作品』達には自由権限を与えておけ、あの子達の好きな様にさせる……お前はヒマリの所がオススメだぞ、あそこなら面倒見てくれるだろう」

 

『……マスター』

 

「俺は暫く一人で過ごす、何かあれば連絡を寄越してくれ」

 

崖を後にして、森の中へと入る

ここは丁度、シャーレや街中から大きく外れた山の中…Coralから小型永久機関を受け取っておいた

 

丁度よさげな小屋を見つけたので、ここをDIYしよう

 

「……こんなもんか、新築だなまるで…自分の技術力が恐ろしいぜ」

 

水は引いたし、全ての動力は小型永久機関で賄える…たまには機械以外を弄るのも悪くは無い

 

飯はエネルギー変換機をパパっと作ったので、これでもーまんたい

 

「……おや、珍しいお客さんか?」

 

「あ、貴方は……何故、こんなところに」

 

「本当は死ぬ予定だったんだがな…どうやら、君の先生に生かされてしまった様だ」

 

「そう、なんだ……」

 

「君は何をしている、こんな山の中で…君は君で、こちらの先生に生かされたのだろう」

 

「……私には、もう…帰る場所なんて……」

 

シロコ*テラーがフラフラとした足取りで、茂みの中から現れた

 

取り敢えずそのまま作業を再開する…なんか、シロコさんずっとこっちを見とるんですが…何でしょうか

 

「……どうした」

 

「貴方は、帰らないの」

 

「ああ、そう言う…もう必要ないからな、俺の役目は終わりだ……そもそも死ぬ予定だったのに生き延びてしまったからな、今更戻ってもしょうがあるまいて」

 

「……貴方には、待っている人がいるんじゃないの…」

 

「かもしれないな…まあ、そのうち忘れるだろ…この世界(キヴォトス)に俺の情報はもう何も残っていない」

 

「……辛くないの、皆に忘れ去られるのは」

 

「別に、覚悟なんてとうの昔に決まってる……死ぬ予定だった人間が、今更になって忘却を恐れる訳が無いだろ」

 

そのまま黙って、シロコ*テラーは俺を見ていた……作業しづらいんですが

まあいいや、好きな様にしておこう

 

「……こんなんでいいか……で、どうするんだ君は」

 

「……えっ?」

 

「え、じゃないが…ずっとそこに居るじゃないか」

 

「あっ……そ、そうだね…じゃあ、私は…これで……」

 

「まあ待てよ、行く宛ては無いんだろ?お互い、先生は違えど生かされた事は同じだ…一人で住むにゃ大き過ぎるからな」

 

「……なんで、私に」

 

「さあな、暇潰しかな……それで、どうする」

 

「……いいの」

 

「俺は構わん、君がどうするかだ……俺は先に入るぞ、その気なら入れ」

 

DIYした自宅へ入る

 

ほほぉ〜、いい感じに出来ているじゃないの〜

テレビと冷蔵庫、キッチンなんかも作ったが…ええんじゃないの

 

「……お、来たか」

 

「これ…作ったの…?」

 

「ああ、俺の技術力はキヴォトス一だからな…取り敢えず、飯にするか」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「先生、少しよろしいですか」

 

「あ、カンナ…お疲れ様」

 

「……大変なようですね」

 

「ああ、うん…私はそろそろ切り替えられたかな、って思ってるんだけど……」

 

「……成程、他の生徒達が…という訳ですか」

 

特にワカモ、アキラ、サオリの三人は…未だにカイ君の部屋にいる

 

……私も、あのカイ君が居なくなったなんて…到底信じられはしない

それにまだ、カイ君自体が見つかった訳でも無い

 

「……ごめんねカンナ、話を逸らしちゃったね」

 

「いえ、大丈夫です……実は、悪い知らせ…と言うべきなのでしょうか…甘毅カイについて調べて、分かった事です」

 

「……うん、何かな」

 

「キヴォトス内に、『甘毅カイ』と言う人物は……存在した記録がありません」

 

「……そう、なんだ」

 

「はい…更に言えば、彼の素顔…映像、私達の記憶…全てにおいて不明瞭です」

 

「うん、分かってる…私も、カイ君の顔は見た筈なのに…ノイズが掛かって、思い出せないんだ」

 

普段、街中で見ていた筈のカイ君の顔…それに、最後アトラ・ハシースで仮面を投げ渡された時…見ている筈なのに

 

「映像に関しても、同じ様に彼の顔に限ってノイズが走り…確認は困難です」

 

「……何も、残ってないんだね」

 

「…私は、彼が何も残さないようにしていると思えます」

 

「そう、なのかな……でも、あの時…私がカイ君の言うこと、ちゃんと聞いていれば……」

 

『それは違います』

 

「うぁ!?コーラルちゃん!?」

 

「……これは、先生」

 

「あ、えっと…カイ君が作ったAIだよ」

 

いきなり私の端末に来るんだからビックリしちゃった

この間のアトラ・ハシース以来、それなりに仲良くさせてもらっているけど……

 

カイ君の話は全然しない、まあ私から聞くこともないけど…何となく聞きづらいし

 

「それで、違うって…何が違うの?」

 

『マスターは最初から……私を作った時から、自らが居なくなる事を前提に動いていました』

 

「えっ…それは、どういう事…?」

 

『……マスターの目標、それはキヴォトス内で起こる出来事を全て見届け…最後の、全ての奇跡が始まる瞬間……自らを消す』

 

「……つまり、彼はキヴォトスで起こる事を…知っていたと」

 

『はい、その通りです』

 

「その話、私も混ぜていだだいてもよろしいですか?」

 

「あ、ヒマリ」

 

最近、コーラルちゃんはヒマリの元へよく遊びに行っているって話だし…仲良くなってるのかな

 

『構いません』

 

「では質問なのですが…彼は一体、どこまで見えていたのですか?」

 

『私にも図りかねます…恐らく、マスターの知りうる全ては私に教えて下さったと思いますが……それでも、私には未だにマスターの真意が分かりかねます』

 

「……まあ、彼は確かに何を考えているか…分からないところはありましたが」

 

「しかしそうなると、彼はキヴォトスで起こる事象の全てを把握していたとなると…その手段がなんなのか」

 

「そこは彼の言葉を借りれば、『キヴォトス一の技術力』…とやらでどうにでもなるのでは?」

 

……確かに、彼の持つ技術力ならば未来視も可能かもしれない

でもコーラルちゃんの話を聞いていると、どうやら相当前から全てに備えていた様に聞こえる

 

それだと、最早同じ体験を二度してる様な感じになってしまう気がする…予知や未来視なんて、単純な話では無いような……

 

「……それもそうなんだけど、何でカイ君は自らを消そうとしたのかな?」

 

『……皆様方がアビドスからアトラ・ハシースへ向かう時、マスターから聞いた言葉をお伝えします……全ての確執は解け『運命の歯車』は潤滑に回り出す、今まで以上に…そこには何の例外(イレギュラー)も無く、何の軋みもない』

 

「……つまり彼は、自らのことを何かしらの異物…だと思っていたと?」

 

『それがどう言った意味なのかは分かりませんが、恐らくは…』

 

「私の予想ですが、自身の技術力…その高さ故に、とは思いませんか?」

 

「……強過ぎる力は、面倒事を呼びかねませんからね」

 

「もしかしたら、それもあるのかもね」

 

明らかにキヴォトス内で見ても、オーバーテクノロジー…カイ君曰く、キヴォトスの技術力を理解して至った結果とは言っていたが

 

それもどこまで本当なのかは、カイ君にしか分からない

 

「……私も結局は、カイ君の事をちゃんと理解してあげられてなかったのかな…」

 

「落ち込まないで下さい先生、彼を理解する事自体…常人には不可能に近い事ですよ」

 

「まあそもそも、捉えどころのない性格をしていますし」

 

「……うん、なんか少し気持ちも戻ってきたかも…絶対探し出すよ」

 

「はい、それでこそ先生ですね…例え名前も顔も、何も残っていなくとも…何とかなるはずです」

 

「私もお手伝いします、勝ち逃げされたようで癪ですから」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「カイ、これは何?」

 

「ああそれ…試作品のレールガン、AR型だな」

 

「レールガン…?」

 

「ああ、永久機関から供給されるエネルギーを電力に変えて…超高速で実弾を撃ち出す、EN武器しか使ってなかったし…物理武器もいいかなって」

 

「よく分からないけど…凄いね、でも何で作ったの?」

 

「まあ一応、武装の一つや二つくらいあった方が楽かなって」

 

「何かあったら、私が守るよ」

 

「そりゃ有難い」

 

暮らし始めて少し経ち、シロコ*テラー…面倒だしクロコでいいか

クロコも慣れてきた様で…最近では名前を呼ばれるようになった

 

何も考えず、ただ一日を過ごす日々…俺としてはかなり良い日々だ

 

「やはり街から離れたのは正解だったかな……こうやって、ゆったりするのも悪くない」

 

「……本当によかったの?」

 

「んん?何がだ」

 

「カイには、待ってくれてる人達がいるんじゃないの」

 

「ん〜…まあ、そうかもしれないが……もう一ヶ月近く経ったんだ、俺が居なくてももう大丈夫だろ」

 

「そういう事じゃないと思うけど…私は、カイが戻るって言うなら止めないよ」

 

「それで、君はどうするんだ」

 

「私は……ここに残るよ、カイがいつ帰ってきてもいいようにしておく」

 

まあ戻る予定はサラサラ無いですけどね

Coralから連絡も無いし、俺なしでも上手くやっていけてるんでしょ

 

それに、正味『色彩』が過ぎてしまえばそれ程に大きいイベントは無い筈だ

 

あったとしても、カヤのあれやこれだし…まあウサギちゃんが居ればもーまんたいでしょ

 

「俺に戻る予定は無いよ」

 

「……そう」

 

「まあ確かに、少し気にならん事はないけど…置いてきてしまった子達もいる訳だし、まあそれでも先生がいるからな」

 

と、ドアをノックする音が聞こえる……こんな何も無い山の中に客人か…

 

「……シロコ」

 

「ん、分かってる…」

 

一応クロコには臨戦態勢をさせておき、レールガンもすぐに取れる位置に起きながら…ドアを開く

 

「はいはい、今開けますよっ…と……おや、どちら様で」

 

「突然の訪問、申し訳ない…ヴァルキューレ警察学校公安局の者です」

 

「……わざわざこんな辺境まで、御苦労様ですな…それで、何の御用で」

 

「実は、人探しをしていまして…こちらの写真なのですが…」

 

そこに写っているのは、紛れもなく俺自身…ただ、顔の部分はノイズが入っており全く判別不可能になっている

 

流石は俺の技術力、認識阻害ホログラムもちゃんと動作してるみたいっすね

 

「これは……顔の部分が、なんですかねこれは」

 

「実は探している人物の写真すべてが、この様な状態で……ですので、体型や雰囲気など曖昧で構いませんのでご存知であれば」

 

「ん~…申し訳ないが、見覚えがないですな」

 

「そうですか、ありがとうございます…最後に一つ、『甘毅カイ』と言う名前に聞き覚えは?」

 

「甘毅……そちらもないですね」

 

「分かりました、ご協力感謝します!」

 

なんか、久し振りに公安モブ見たかも…

それより、まさか俺の捜索隊でも結成したんじゃ無いだろうな

 

顔も名前も記録に無いのにどうやって……ん?てか何でこの家に来たんだ

ここ、街中から大きく外れた山の中やぞ……いや、考え過ぎか?

 

「…いいの?」

 

「ああ、最早キヴォトスに俺の記録は存在しない…『甘毅カイ』なんて人間は、端から存在していなかったんだよ」

 

「…カイがそれでいいなら、私は何も言わないけど……」

 

「これからは第二の人生、スローライフを満喫しようじゃないか」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「局長、やはり噂は正しかったみたいです」

 

「ああ…あそこには古小屋しかなかったはずだ、急に家が生えてくる訳がない」

 

「カンナ、見つかった?」

 

「先生…確証はまだですが、恐らく」

 

「本当!じゃあ今度みんな(・・・)で行ってみようか!」




取り敢えずここまでの区切りとさせて頂きます
二部はその内書くかもしれない、と言うかもう一つの小説を進めなきゃならん…放置し過ぎた

二部入る前に、過去の話や別視点の話を入れる予定です

まあ、取り敢えず全部予定なので…気長にお待ち頂けると幸いです

では、ここまでのお付き合いありがとうございました
またお会いしましょう
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