俺の発明はァァァァァァ、我ァが知能の最高結晶であり、男の夢であるゥゥゥ 作:AZAZEL
ガチャで天井叩いたので初投稿です
200連目でメグをお迎えできました…ちょっと遅かったんとちゃう?
まあ天井叩いたので、そのまま通常シグレさんもお迎えしました
すり抜けてミナとハナエ(クリスマス)が出ました、もうそんな時期ですね(無関係)
ではほんへどうぞ
現在、重力に従って降下中……どうやらアトラ・ハシースの外へ追い出された様だ
先生、本当に貴女は……どこまで行こうとも先生だったよ
……さて、この高さだと…多分5000m位はあるかな
俺、あの場所で死ぬ気満々だったから…今は強化外骨格どころか、ポータル装置すら持ってないんだよね
『作品』達には絶対地上待機のコードを出てるし…
生身の状態、このまま落ちれば普通に死にますね……まあそれもありと言えばありだが、ここは運命に身を任せよう
激流に身を任せどうかする
瞬間、身体に浮遊感を感じた……あ?
「おまっ…な、何でお前ここに……ナインボールセラフ」
俺の問いかけには答えず、そのまま進み始める
「……いや、そもそも絶対待機命令を掻い潜れる子なんて…Coralくら……いや、お前Coralか」
『流石にバレましたか』
「お前いつの間に……いや、そうか…なんか知らない機能が追加されてると思ったら」
『……もし、あの箱舟からマスターが出てこなければ…御命令のまま、動かずにいる予定でした』
「お前…予期せぬ確率に賭けてたって事か」
『そう…言う事に、なるのでしょうか……』
「……まあ、何でもいいか」
近くの崖に運ばれ、降ろされる
さて、これからどうするかな…目標だなんだと立ててはみたが、結局は達成出来なかったな
最早、俺にやる事はこの先何も無い……
『マスター、この先は如何なさるのですか』
「……サオリを習って、自分探しでもしに行くか…」
『他の方々はどうするのですか』
「まあ大丈夫だろ、先生もいる訳だし…俺のやる事はもう無い」
『……そう、ですか』
「『作品』達には自由権限を与えておけ、あの子達の好きな様にさせる……お前はヒマリの所がオススメだぞ、あそこなら面倒見てくれるだろう」
『……マスター』
「俺は暫く一人で過ごす、何かあれば連絡を寄越してくれ」
崖を後にして、森の中へと入る
ここは丁度、シャーレや街中から大きく外れた山の中…Coralから小型永久機関を受け取っておいた
丁度よさげな小屋を見つけたので、ここをDIYしよう
「……こんなもんか、新築だなまるで…自分の技術力が恐ろしいぜ」
水は引いたし、全ての動力は小型永久機関で賄える…たまには機械以外を弄るのも悪くは無い
飯はエネルギー変換機をパパっと作ったので、これでもーまんたい
「……おや、珍しいお客さんか?」
「あ、貴方は……何故、こんなところに」
「本当は死ぬ予定だったんだがな…どうやら、君の先生に生かされてしまった様だ」
「そう、なんだ……」
「君は何をしている、こんな山の中で…君は君で、こちらの先生に生かされたのだろう」
「……私には、もう…帰る場所なんて……」
シロコ*テラーがフラフラとした足取りで、茂みの中から現れた
取り敢えずそのまま作業を再開する…なんか、シロコさんずっとこっちを見とるんですが…何でしょうか
「……どうした」
「貴方は、帰らないの」
「ああ、そう言う…もう必要ないからな、俺の役目は終わりだ……そもそも死ぬ予定だったのに生き延びてしまったからな、今更戻ってもしょうがあるまいて」
「……貴方には、待っている人がいるんじゃないの…」
「かもしれないな…まあ、そのうち忘れるだろ…この
「……辛くないの、皆に忘れ去られるのは」
「別に、覚悟なんてとうの昔に決まってる……死ぬ予定だった人間が、今更になって忘却を恐れる訳が無いだろ」
そのまま黙って、シロコ*テラーは俺を見ていた……作業しづらいんですが
まあいいや、好きな様にしておこう
「……こんなんでいいか……で、どうするんだ君は」
「……えっ?」
「え、じゃないが…ずっとそこに居るじゃないか」
「あっ……そ、そうだね…じゃあ、私は…これで……」
「まあ待てよ、行く宛ては無いんだろ?お互い、先生は違えど生かされた事は同じだ…一人で住むにゃ大き過ぎるからな」
「……なんで、私に」
「さあな、暇潰しかな……それで、どうする」
「……いいの」
「俺は構わん、君がどうするかだ……俺は先に入るぞ、その気なら入れ」
DIYした自宅へ入る
ほほぉ〜、いい感じに出来ているじゃないの〜
テレビと冷蔵庫、キッチンなんかも作ったが…ええんじゃないの
「……お、来たか」
「これ…作ったの…?」
「ああ、俺の技術力はキヴォトス一だからな…取り敢えず、飯にするか」
「先生、少しよろしいですか」
「あ、カンナ…お疲れ様」
「……大変なようですね」
「ああ、うん…私はそろそろ切り替えられたかな、って思ってるんだけど……」
「……成程、他の生徒達が…という訳ですか」
特にワカモ、アキラ、サオリの三人は…未だにカイ君の部屋にいる
……私も、あのカイ君が居なくなったなんて…到底信じられはしない
それにまだ、カイ君自体が見つかった訳でも無い
「……ごめんねカンナ、話を逸らしちゃったね」
「いえ、大丈夫です……実は、悪い知らせ…と言うべきなのでしょうか…甘毅カイについて調べて、分かった事です」
「……うん、何かな」
「キヴォトス内に、『甘毅カイ』と言う人物は……存在した記録がありません」
「……そう、なんだ」
「はい…更に言えば、彼の素顔…映像、私達の記憶…全てにおいて不明瞭です」
「うん、分かってる…私も、カイ君の顔は見た筈なのに…ノイズが掛かって、思い出せないんだ」
普段、街中で見ていた筈のカイ君の顔…それに、最後アトラ・ハシースで仮面を投げ渡された時…見ている筈なのに
「映像に関しても、同じ様に彼の顔に限ってノイズが走り…確認は困難です」
「……何も、残ってないんだね」
「…私は、彼が何も残さないようにしていると思えます」
「そう、なのかな……でも、あの時…私がカイ君の言うこと、ちゃんと聞いていれば……」
『それは違います』
「うぁ!?コーラルちゃん!?」
「……これは、先生」
「あ、えっと…カイ君が作ったAIだよ」
いきなり私の端末に来るんだからビックリしちゃった
この間のアトラ・ハシース以来、それなりに仲良くさせてもらっているけど……
カイ君の話は全然しない、まあ私から聞くこともないけど…何となく聞きづらいし
「それで、違うって…何が違うの?」
『マスターは最初から……私を作った時から、自らが居なくなる事を前提に動いていました』
「えっ…それは、どういう事…?」
『……マスターの目標、それはキヴォトス内で起こる出来事を全て見届け…最後の、全ての奇跡が始まる瞬間……自らを消す』
「……つまり、彼はキヴォトスで起こる事を…知っていたと」
『はい、その通りです』
「その話、私も混ぜていだだいてもよろしいですか?」
「あ、ヒマリ」
最近、コーラルちゃんはヒマリの元へよく遊びに行っているって話だし…仲良くなってるのかな
『構いません』
「では質問なのですが…彼は一体、どこまで見えていたのですか?」
『私にも図りかねます…恐らく、マスターの知りうる全ては私に教えて下さったと思いますが……それでも、私には未だにマスターの真意が分かりかねます』
「……まあ、彼は確かに何を考えているか…分からないところはありましたが」
「しかしそうなると、彼はキヴォトスで起こる事象の全てを把握していたとなると…その手段がなんなのか」
「そこは彼の言葉を借りれば、『キヴォトス一の技術力』…とやらでどうにでもなるのでは?」
……確かに、彼の持つ技術力ならば未来視も可能かもしれない
でもコーラルちゃんの話を聞いていると、どうやら相当前から全てに備えていた様に聞こえる
それだと、最早同じ体験を二度してる様な感じになってしまう気がする…予知や未来視なんて、単純な話では無いような……
「……それもそうなんだけど、何でカイ君は自らを消そうとしたのかな?」
『……皆様方がアビドスからアトラ・ハシースへ向かう時、マスターから聞いた言葉をお伝えします……全ての確執は解け『運命の歯車』は潤滑に回り出す、今まで以上に…そこには何の
「……つまり彼は、自らのことを何かしらの異物…だと思っていたと?」
『それがどう言った意味なのかは分かりませんが、恐らくは…』
「私の予想ですが、自身の技術力…その高さ故に、とは思いませんか?」
「……強過ぎる力は、面倒事を呼びかねませんからね」
「もしかしたら、それもあるのかもね」
明らかにキヴォトス内で見ても、オーバーテクノロジー…カイ君曰く、キヴォトスの技術力を理解して至った結果とは言っていたが
それもどこまで本当なのかは、カイ君にしか分からない
「……私も結局は、カイ君の事をちゃんと理解してあげられてなかったのかな…」
「落ち込まないで下さい先生、彼を理解する事自体…常人には不可能に近い事ですよ」
「まあそもそも、捉えどころのない性格をしていますし」
「……うん、なんか少し気持ちも戻ってきたかも…絶対探し出すよ」
「はい、それでこそ先生ですね…例え名前も顔も、何も残っていなくとも…何とかなるはずです」
「私もお手伝いします、勝ち逃げされたようで癪ですから」
「カイ、これは何?」
「ああそれ…試作品のレールガン、AR型だな」
「レールガン…?」
「ああ、永久機関から供給されるエネルギーを電力に変えて…超高速で実弾を撃ち出す、EN武器しか使ってなかったし…物理武器もいいかなって」
「よく分からないけど…凄いね、でも何で作ったの?」
「まあ一応、武装の一つや二つくらいあった方が楽かなって」
「何かあったら、私が守るよ」
「そりゃ有難い」
暮らし始めて少し経ち、シロコ*テラー…面倒だしクロコでいいか
クロコも慣れてきた様で…最近では名前を呼ばれるようになった
何も考えず、ただ一日を過ごす日々…俺としてはかなり良い日々だ
「やはり街から離れたのは正解だったかな……こうやって、ゆったりするのも悪くない」
「……本当によかったの?」
「んん?何がだ」
「カイには、待ってくれてる人達がいるんじゃないの」
「ん〜…まあ、そうかもしれないが……もう一ヶ月近く経ったんだ、俺が居なくてももう大丈夫だろ」
「そういう事じゃないと思うけど…私は、カイが戻るって言うなら止めないよ」
「それで、君はどうするんだ」
「私は……ここに残るよ、カイがいつ帰ってきてもいいようにしておく」
まあ戻る予定はサラサラ無いですけどね
Coralから連絡も無いし、俺なしでも上手くやっていけてるんでしょ
それに、正味『色彩』が過ぎてしまえばそれ程に大きいイベントは無い筈だ
あったとしても、カヤのあれやこれだし…まあウサギちゃんが居ればもーまんたいでしょ
「俺に戻る予定は無いよ」
「……そう」
「まあ確かに、少し気にならん事はないけど…置いてきてしまった子達もいる訳だし、まあそれでも先生がいるからな」
と、ドアをノックする音が聞こえる……こんな何も無い山の中に客人か…
「……シロコ」
「ん、分かってる…」
一応クロコには臨戦態勢をさせておき、レールガンもすぐに取れる位置に起きながら…ドアを開く
「はいはい、今開けますよっ…と……おや、どちら様で」
「突然の訪問、申し訳ない…ヴァルキューレ警察学校公安局の者です」
「……わざわざこんな辺境まで、御苦労様ですな…それで、何の御用で」
「実は、人探しをしていまして…こちらの写真なのですが…」
そこに写っているのは、紛れもなく俺自身…ただ、顔の部分はノイズが入っており全く判別不可能になっている
流石は俺の技術力、認識阻害ホログラムもちゃんと動作してるみたいっすね
「これは……顔の部分が、なんですかねこれは」
「実は探している人物の写真すべてが、この様な状態で……ですので、体型や雰囲気など曖昧で構いませんのでご存知であれば」
「ん~…申し訳ないが、見覚えがないですな」
「そうですか、ありがとうございます…最後に一つ、『甘毅カイ』と言う名前に聞き覚えは?」
「甘毅……そちらもないですね」
「分かりました、ご協力感謝します!」
なんか、久し振りに公安モブ見たかも…
それより、まさか俺の捜索隊でも結成したんじゃ無いだろうな
顔も名前も記録に無いのにどうやって……ん?てか何でこの家に来たんだ
ここ、街中から大きく外れた山の中やぞ……いや、考え過ぎか?
「…いいの?」
「ああ、最早キヴォトスに俺の記録は存在しない…『甘毅カイ』なんて人間は、端から存在していなかったんだよ」
「…カイがそれでいいなら、私は何も言わないけど……」
「これからは第二の人生、スローライフを満喫しようじゃないか」
「局長、やはり噂は正しかったみたいです」
「ああ…あそこには古小屋しかなかったはずだ、急に家が生えてくる訳がない」
「カンナ、見つかった?」
「先生…確証はまだですが、恐らく」
「本当!じゃあ今度
取り敢えずここまでの区切りとさせて頂きます
二部はその内書くかもしれない、と言うかもう一つの小説を進めなきゃならん…放置し過ぎた
二部入る前に、過去の話や別視点の話を入れる予定です
まあ、取り敢えず全部予定なので…気長にお待ち頂けると幸いです
では、ここまでのお付き合いありがとうございました
またお会いしましょう