帰還に失敗した堕ちた英雄がオラリオに行くのは間違っているだろうか?   作:匿名希望

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襲撃者

金食い豚

本名「ぶひゅひゅ。情報料をいただきますが?」

 

自分で立てないほどでっぷり太ったエルフ。一見するとオークのよう。

本人曰く自分は幼女好きではなく小さいもの好き。大抵の他種族はロリっ娘だからね。左手薬指以外に指輪をしている。ちなみにこれは昔の恋人に操を立てているとかではなく、いずれ運命の美少女に会うためらしい。言い切った時の顔に柊を含め皆引いた。

腹や足の脂肪であれが隠れてるので今は女を抱けてない。

実はエルフの王族だったりする。体重が重くて立てないが魔法で大体の盗賊やモンスターはぶっ飛ばせる。

彼曰く誇りとは「本質は他者と違いのない己を尊いと言い張るために課す義務」であり、偉そうにするなら自分の力で偉くなれば良いと里を飛び出て自らの力で商会を立ち上げた。

偉そうに、とか言えば「偉そうではなく、偉いのですぅ。金も稼げねえ貧乏人が、コネもなく商会立ち上げてからいいなさい、ぶひゃひゃひゃ」とかいう。

ガチ有能。こいつが居なけりゃ何度か詰んでた。

柊が国民を皆殺しにし始めたことに関しては「この世界に何の義務も恩もない少年が青年になるまでに世界を救ったのだから、彼はこの世界を一度滅ぼすぐらいは許されるでしょう」とのこと。

 

 

他の異世界エルフ達

我々こそ崇められるべきであるとか言いながら十倍ぐらいの数で襲ってきたので返り討ちにした。

しつこく襲ってきて邪魔してきて神官(堕ちた怪物が神の時代最も力をもらった者の成れの果て)に殺されたり肉人形にされたりとにかく邪魔。

挙げ句自分達の住む森の近くに村を建てたくせに自分達を崇めなかったと村人を殺しお前達のせいで我等が血で汚れる羽目になったとかほざき英雄一行により絶滅危惧種に………。

え、神官だけじゃなく堕ちた怪物の時に巻き込まれなかったのかって? そもそもその時は巻き込まれないよう遠くにいるから。

 

 


 

 

 怪物祭(モンスター・フィリア)で起こったモンスターの脱走。

 アイズはその際【ゴブニュ・ファミリア】から借りた剣で戦っていたのだが、普段の剣の感覚で振るってしまいそちらも大分痛めた。2000万ヴァリスの借金を背負うことになったアイズは、ティオナとレフィーヤ、ティオナが誘ったティオネやフィン、たまたまフィンといたリヴェリアの6人で18階層まで来ていた。

 ここではモンスターが生まれないため、冒険者が拠点を作り、とうとう街にまでなったならず者の街(ローグタウン)、リヴィラの街が存在する。

 

「どーいうこった! ならアタシは無駄足じゃんか!」

「仕方ねえだろ、もう別のやつに取られてたんだよ………」

「なに、喧嘩?」

「痴情のもつれでしょうか? 私達はそんな事になりませんよね、団長♡」

「ははは、そうだね………」

 

 何やら言い合いをしている鎧の男と褐色の犬人(シアンスロープ)の女。

 

「団長にも内緒で潜ってきたのに〜!!」

 

 うがぁ〜! と頭を抱える女。話を聴く限り、ここで何かを受取る依頼を受けたが肝心の物を鎧の男が持ってこれなかったらしい。

 

「昨日の女は何よ! 殺されるかと思った!! あんなおっそろしい女いるなら簡単に買わないでよ!!」

 

 あっちは普通に痴情のもつれのようだ。アマゾネスの少女が煙を吹かす男に吠えている。

 

「もうちょい潜ってると思ったんだが、思ったより早く稼いできてなぁ…」

 

 話を聞く限り、男が女にダンジョンの深くに潜らせ魔石やドロップアイテムを集めさせ、その間にあの戦闘娼婦(バーベラ)を買ったということだろうか?

 普通に屑だ……レフィーヤの目が汚物を見るものに変わる。

 

「まあ別に彼奴は恋人でもなんでもねえし、面倒くせえ仕事終わらせた後出直したくなかっただけだろ」

「そうなの? じゃあ、今日こそ貴方の子供孕ませてくれる?」

「何よ彼奴、公共の場で………もう少し慎み持ってもらわないと同族の私達まで勘違いされちゃうわ。ねえ?」

「え? あ〜…………うん、そだねー」

 

 ティオネの言葉にティオナがなんとも言えない顔をしながら件の男とアマゾネスをみて………。

 

「………ああ!」

「あー? お前は………ヒリュテ姉妹の妹のほう」

「ティオナだよ! 何でここに!?」

「冒険者がダンジョンにいるのに理由が必要か?」

「……………それもそっか!」

 

 ランクアップしたこと無いって言ってたし、それは事実だとあのロキも認めていたがベートをボコボコに出来るんだし18階層ぐらいには来れるか。

 

「げぇ! 【大切断(アマゾン)】! ちょっと、この雄は私が目をつけてたんだからね!」

「え? うん、アタシその人タイプじゃないから別にいいよ」

 

 ティオナの好みのタイプは同年代か年下だ。後出来れば普段は守ってあげたくなるのにいざという時頼りになる男の子が良い。

 

「相変わらず子供ねえ。アマゾネスなら、強いオスの子を孕みたいと思わないの? 変にお淑やかぶってるお姉さんのほうがまだ理解出来るわ」

「!? 団長は渡さねえぞごらぁ!」

「いらな〜い。こっちのオスのほうが絶対強いもん! 絡んだ男達軽くボコボコにしてるのを見て、子宮にビビッと来た!」

 

 柊はアマゾネス達の姦しい言い合いが五月蠅かったのか、その場を離れ露天商から金を受け取っている。軽く腕を振るい露天商の後ろの岩を砕くと露天商が土下座して金を追加する。ぼったくろうとしてバレたらしい。

 

「団長が敗けるわけねえだろうが!」

「そんなチビに私が見つけた雄が敗けるもんか〜!」

「ティオネ、その辺に…………!?」

 

 と、不意にフィンが顔を上げる。親指を抑えるその姿に【ロキ・ファミリア】達が警戒する中柊は気にせず酒と干し肉を購入する。

 

「なんかずっと潜んでると思ったら…………」

「え?」

 

 柊の言葉にティオナが首を傾げた瞬間、街を覆う壁の一部が吹き飛ぶ。現れたのは極彩色の食人花。ティオナがバッと柊に振り返る。

 

「あれ、もう不機嫌にならないの?」

「もう慣れた」

「君はあれに冷静さを失うと聞いていたけど………いや、好都合か。手を貸してもらえるかい?」

「ああ〜? やだよ、面倒くせえ。ここにはここを利用する冒険者が山程いんだろ? 俺はたまたま立ち寄っただけ、ここがなくても困らねえ」

 

 だからお前等だけで勝手にやってろ、と煙を吹かす柊。周りから聞こえる悲鳴や怒号にもまるで耳を傾けない。

 

「はぁ!? てめぇ、こんな状況で何を!! 周りが見えてねえのか!?」

「ティオネ、いい………」

 

 と、フィンが止める。

 周りが大変だから戦え………そう口にした瞬間、()()()。そんな予感がひしひしする。親指が砕けそうなほど疼く。今この瞬間最も危険なのは、この街を襲う未知のモンスターでもダンジョンでも無い………此奴だ。

 

「………()()()助けを乞うつもりはないよ」

「………へぇ」

「報酬は払う。力を貸してくれ」

「ならまあ………良いか」

 

 そういった瞬間、建物を壊し現れる食人花。大口を開け柊に迫り…………

 

「────?」

 

 身体が左右に別れ地面に転がる。

 

「一匹幾らだ?」

「………2万ヴァリス」

 

 モンスターの強さはLv.2〜3程度。

 ドロップアイテム目的ではなく、大量発生時の討伐の値段としてなら、破格のはず。柊はそうか、と呟くと姿が消える。何時の間にか中空に移動しており、その手には黒と白の鳥の翼を手に持っていた。

 

「穿て」

 

 放たれた矢はモンスターを貫き、それでも止まらず直線上の他のモンスターや岩を貫く。

 建物の影から現れた食人花は、そのまま弓を振るい切り裂く。

 

「きゃー! つよーい! 流石私が見つけた雄〜!」

 

 と、アマゾネスの少女がきゃは〜、と叫ぶ。

 

「っ! ティオネ達も頼む! このままじゃ、僕も破産してしまいそうだ!」

「大丈夫です団長! そうなったら養います!」

「うん、そうなる前に助けてくれるかなティオネ」

「もちろんです!」

 

 

 

 

◆◇○◇◆◇○◇◆◇○◇◆

 

 食人花を斬り伏せながらアイズはチラリと柊を見る。今は落ちてた剣を拾い食人花を斬っている。稼ぎが十分になり、消極的な戦いに移ったのだろうか?

 

「…………………」

 

 弓に関しては弓の力なのかもしれないが、それを抜きにしても、やはり強い。

 ベートを一蹴する力に、アイズでも残像する視認できない速度。ロキ曰く、ランクアップを果たしてない………。

 

 神の恩恵に頼らない強さ…………あの強さがあれば、自分は………!

 

「…………?」

 

 ザリと砂を踏む音が聞こえる。この混戦の中、酷く静かな音。それでも聞き取れたのは、それがアイズの近くで起きた音だから。

 振り返ると、赤い長髪の女が立っていた。

 

「………あの………」

「彼奴はお前達の仲間か?」

 

 女が顎で指すのは煙を吸いながら食人花を斬り捨てる柊。彼女も柊の力に興味があるのだろうか?

 

「………違う。同業者では、あるけど」

「そうか」

 

 ジリッと砂同士が擦れる音。今まさに踏み込む瞬間、アイズは咄嗟に剣を構え………吹き飛ばされた。

 

「か、う………!」

 

 背中から水晶の柱に強打するアイズ。混乱………。

 なぜいきなり攻撃された? この女は、何者だ?

 

「私と来てもらうぞ『アリア』」

「────!!」

 

 ドクンと心臓が跳ねる。目を見開き、固まる。

 何故………()()()で呼ぶ。アイズは、アリアではない。だが、アリアとは無関係ではない。しかしそれを知るのはロキにフィン達……他に居るはずがない。

 

「貴方は、誰………どうしてその名前を知っているの!」

 

 女が応えない。ただ無言で歩いてくる。立ち上がり剣を構えるアイズ。

 

「抵抗するな、面倒だ」

「!!」

 

 剣と剣がぶつかり金属音が響き渡る。腕に伝わる感触からして、『力』はアイズ以上………。

 

「彼奴に面倒な仕事を押し付けられたと思ったが………それがなければもう少し面倒だったかもしれんな」

「っ!!」

 

 ならば『敏捷』で圧倒しようとすると、それ以上の速度で圧倒される。Lv.5上位………否、Lv.6相当!!

 

「かっ!」

 

 腹を殴られ、その場に蹲る。息がつまり、それでも………その言葉を紡ぎ出した。

 

「【吹き荒れろ(テンペスト)】!!」

「──!!」

 

 人相手には使いたくなかった。しかしそうも言ってられない相手。吹き荒れる風が女を吹き飛ばす。

 直ぐに体勢を立て直した女は靴裏で地面を擦りながら勢いを殺しアイズの纏う風を見つめる。

 

「それがお前の『風』か、アリア」

「私、は………アリアじゃ、ない…………」

「………何?」

「アリアは──」

「オアアアアアアアアアアァァァァ!!」

「!?」

「!!」

 

 と、不意に響く悲鳴。ズルリと女の腰に巻かれていたポーチから現れたのは、緑の肌をした胎児のような何か。

 

「チッ!」

 

 女が舌打ちして止めようとするよりも早くそれは飛び出し、アイズも突撃を躱した。

 胎児はベタリとアイズの背後にあった食人花の死体に触れる。

 ビグンと痙攣する死体に、胎児が溶けるように混ざり葉脈が血管のように走り、膨れ上がる。

 触手を伸ばし生きてる食人花も死んでいる食人花も構わず取り込んでいく。

 

 

 

 

◆◇○◇◆◇○◇◆◇○◇◆◇○◇◆

 

「……………また魔族もどきか。今度は、銀級……」

 

 柊がかつていた世界では、モンスターの区分けは金、銀、銅、石の4段階。堕ちた怪物や神官は評価規格外である。

 その中でも銀は………単騎で街を落とす怪物だ。

 

「あっちは強さが極端だからなあ」

 

 強い奴は極端に強いくせに、他が逆に弱い。

 戦争とは兵で財力と求心力を見せつけその個で争わせるものだ。

 たまに見かけた。暇だったのだろうか彼奴等。

 

「ま、小人共に任せてりゃ良いだろ」

 

 こっちの強者は向こうには及ばぬものの、底が向こうより浅い。恩恵という力で強くなりやすく、強さの総合値で比べれば向こうの小国を上回る。

 

「ほらふっ飛ばされた」

 

 

 

 

◆◇○◇◆◇○◇◆◇○◇◆◇○◇◆

 

 

「あれ〜!? 首切ったのに!?」

「それもう足でしょ!!」

 

 肥大化食人花はやがて人間の上半身を思わせる形を取り、取り込まれた食人花は蛸足のように下半身となった。

 首を切られても、本体が無事なら動く。

 

「オオアア!!」

「わあ!!」

 

 無数の蔓で出来たバラ鞭のような腕を振るいティオナを吹き飛ばす。

 

「こんにゃろー! 怒ったぞー!」

 

 2つの巨大な剣を繋げたかのような異形異様の質量武装である大双刃(ウルガ)をグルグルと回し迫る蔓を切り落とす。そのまま接近し、腹を斬りつける。

 

「ギィ………アァ!」

 

 無数の食人花の足が迫る。

 咬合力は、恐らく上がっている。嚙まれたらただでは済まない。

 

「ふん、ぬりゃああああ!」

 

 大双刃(ウルガ)の重量で勢いをつけ回転する。そんな状態ではマトモに振るえず打撃に強い食人花の体を弾くだけ。だが、彼女のお陰で出来た隙間に矢が通り抜け女性型の肩に突き刺さる。

 

「良くやった、ティオナ」

 

 矢にはロープが結び付けられており、それを掴み接近したフィンが女性型の片腕を切り落とす。

 

「!?」

「あ、逃げる!」

 

 即座に撤退を選び逃げ出す女性型。

 ティオナが後頭部を蹴りつけ向かっていた建物に頭から突っ込む。

 

「とどめぇ!」

「!! 待て、ティオナ!!」

「え………」

 

 ズブ、とティオナの脇腹を蔓が貫く。速さが、これまでと違う。

 ガリゴリと聞こえる、硬い何かを削る音。

 女性型は、逃げたのではない。さらなる力を得るために魔石保管庫に向かっていたのだ。

 

「!?」

「チッ………」

 

 アイズが目を見開き、女が忌々し気に舌打ちする。

 女性型の身体が膨れ上がり、形が変わっていく。

 

「………アハッ!」

 

 親指の疼きから、直ぐ様隙をつこうと迫るフィンの槍を()()()()()()()()()()()。女体を模した、ではなく正真正銘美しい女の姿がそこにはあった。

 

「ウフフ、可愛イ子。遊ビタイノ?」

 

 緑の肌をした女は、そのままフィンを投げ飛ばす。水表を、岩を、建物を砕き吹き飛ぶ姿にキャッキャと無邪気に笑う。

 

「団長!? 良くも、この阿婆擦れがああ!!」

「トッテモ、元気」

 

 続く激昂したティオネの猛攻を足を一本振るうだけで無効化し、アイズに目を向ける。

 

「ア────」

 

 だがピタリと止まり別の方向を見る。酒を飲んで休憩していた柊だ。

 

「…………ん?」

「アハッ!」

 

 嬉しそうな顔で、声で、指を向ける。

 

「【嗚呼勇マシキ英雄ヨ。私ノ愛シキ半身ヨ】」

「な、詠唱!? モンスターが!?」

「【愛シキ貴方ガ離レル事ヲ、私ハ決シテ赦シハシナイ。姫ヲ抱クソノ腕ヲ腐ラセ落トシ奪イトル】」

「【ブラッディ・ネッソス】」

 

 放たれる赤黒い波動。柊は背後を見て剣を構え………

 

「っ! 馬鹿、避けろ!」

 

 女が咄嗟に叫ぶも遅く、波動は柊の放った剣圧をすり抜け柊の体に当たる。

 

「………?」

 

 ダメージはない。が、次の瞬間黒い蛇のような紋様が皮膚に現れる。

 

「ウフフ、熱イ? 痛イ? 苦シイ?」

 

 それは、呪い。

 時に怪物を苦しめ、時に英雄を破滅させる『()()の呪い』。

 

「解イテアゲラレルノハ、私ダケ………解イテ欲シイナラ──」

 

 笑みを浮かべていた女は、ピタリと固まる。

 

「呪いねえ………生憎と、既に呪われてるんだ」

 

 蛇のように這う紋様を上書きするように現れる植物の紋様。蛇の紋様を飲み込みながら広がっていく。

 

「しかし、哀れだなあお前も…………この世界のために戦い、その成れの果てがそれか」

「!!」

 

 弓が脈動し、柊の腕に絡みつく。猛禽類のような鋭い爪が生え、鳥類の鱗が掌を包む。

 

「【大気をかき混ぜる神鳥(フレスヴィーグ)】」

 

 片腕を振るい、発生した漆黒の暴風。

 抵抗の間もなく女を飲み込み森を大地ごと捲り上げ粉々に砕きながら階層の壁に叩きつけた。

 

 

 

「チッ………せめてお前だけでも」

「させないよ」

「!!」

 

 その光景を見て目的のものを回収できないと悟った女はアイズを気絶させようと向き直り、小さな影に蹴り飛ばされた。

 

「フィン……!」

「君がそこまでやられるなんてね…………足が折れるかと思ったよ。何者だい、彼女は」

 

 解らない。あれほどの強さを持つ存在が、今まで世に隠れていたなんて………いや、それは柊にも言えることだが。

 

「Lv.5………いや、6か。厄介だな………その上………」

 

 チラリと柊を見る女。彼女が警戒しているのは、あくまで柊だけのようだ。

 

「君は、あの女性型を知っているのかな? だとしたら、色々聞きたいのだけど」

 

 リヴェリアや、ボロボロのティオネとティオナも現れる。ポーションで回復したのだろう。

 

「面倒な…………!?」

「わわ、今度は何!?」

 

 ダンジョンが激しく揺れる。女も未知の体験なのか、動揺する。

 

「お、おい! 何だあれ!?」

 

 誰かが天井の水晶に向かって指差す。水晶の奥に、影が見えた。バキリと亀裂が走る。

 

「………あれは」

 

 レヴィスはそれを見て目を見開く。その目に宿る色は………恐怖、だろうか?

 

 

 

◆◇○◇◆◇○◇◆◇○◇◆

 

 

 厳密には、()()

 それでも、似ている。忌まわしき奴等に似た力………それが自身の中を破壊した。

 故に『彼女』は怒り狂う。自らの中に入り込んだ忌々しい神々にも似た何かを、破壊者を滅するために、それを産み落とす。

 

 

 

 

 

 ()()の甲殻に覆われた痩躯な、それでいて巨大な体。左右6本の鋭い爪を生やした怪物は地面に落ちる。

 全長10メドルはある超大型級。長い尾を揺らし、街を睨む。

 

「クギャアアアアアア────!!」

 

 咆哮を上げ冒険者達を恐怖させ、通り過ぎた何かが顔の半分と胸の半分を砕き壁に激突した。

 

 

 

◆◇○◇◆◇○◇◆◇○◇◆

 

「ん? 今の、どっかで見たな…………」

 

 足元にあった石を投げた柊は首を傾げ、まあ良いかと煙を吸った。

 ちなみに柊は30階層でストレス発散をしている時に見たのだがあの時は目に付き襲いかかってくるモンスターを取り敢えずふっ飛ばしていたので覚えていない。

 

 


 

2日連続でジャガーノートを産まされたダンジョンちゃんの心境とジャガーノートが産まれた時のウラヌス様の心境を答えよ

 

 

 

 

レヴィスちゃんは柊にパシられた際魔石を食って原作のこの時点より強化されてる。

 

 

【ブラッディ・ネッソス】

元ネタのネッソスの血はヘラクレスの死因だよ。

 

 

巨神の腕

戦鎚

絡み合った腕が鎚の頭を持っているようなデザイン。

腕を使ったわけではない。使ってたらもっとデカくなる。使ってたら腕の形となったのは、力を発揮しやすい形に加工したらこうなった。

地面を泥に変え形を操ったり、材質を変えたり出来る。

 

 

暁の翼

黒と白の巨大な鳥の翼を模した弓矢。羽を毟って矢に変える。

再生機能付き。

熱風と寒風、どちらも操る力を持つ。

 

 

武器職人

金食い豚の友人。最強の武器を作ることだけが目的でその為になら死んでもいいと本気で言っており、その意志を酌んだ金食い豚により神素材()を提供され続け、最後の武器を作り死亡した。

更地となった王国跡地にぽつんと残った墓に、毎年同じ日に新しい鎚と酒が添えられる。

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