ONE PIECE パイレーツ・オブ・UTA   作:肘神さま

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なんとか書けました!つっかれた…

『最強』が見られます!

それではどうぞ!


第7話 『最強』

黄金島・海岸

 

子ども達と共に基地から脱出した大人達は村へと急ぐ。

 

男「急ぐんだっ…!!彼らが戦っている間に…!!」

 

ドゴォォォォンッ…!

 

突如、洞窟が爆発。中から龍を模った巨大な塔がある戦艦が現れた。

 

男「あ、あれが…ギャンザックの戦艦…!?」

 

ギャン『あ〜…村人諸君!お前達のおかげで『悪魔の塔』は完成した!それの礼だ…見ろおっ!!』

 

拡声器で島全体にギャンザックの声が聞こえると塔から赤い光が放たれると、黄金島の山に当たり、爆発した。

 

爆発後、山の天辺が綺麗に無くなっていた。それを見た住民達は唖然。自分達はあんな物を作らされていたのかと恐怖した。

 

ギャン『さぁ!住民共!恐れ慄け!クハハハハハッ…!!』

 

 

ギャンザック基地・洞窟

 

一方、ウタ達は最初に連れてこられた洞窟に戻っていた。

 

それはギャンザックを探していたところ、誰にも会わずおかしいと感じ、最初の洞窟に戻っていたところ、1人だけ乗り遅れた手下がいたため、とりあえず捕まえてどこに行ったのか吐かせた。

 

セイヤ「おい、本当に海に出たんだな?」

 

海賊1「は、はい!戦艦に乗って行きました…!!」

 

ラフ「チッ!遅かったようね…!しかもあの声と爆音…」

 

ウタ「ああああーっ!?ふ、船がぁー!!」

 

ウタ号(仮)は無残にもバラバラになり、中身は空っぽになっている。

 

セイヤ「そういえばあいつエンジンがどうとかって言ってたが…エンジンだけ抜き取ってその戦艦に取り付けたのか!」

 

ラフ「なら、村の子ども達も危ないわ!早く出ないと!」

 

ドゴォォォォンッ…!

 

またしても爆音が鳴り、洞窟が揺れだすと崩れ始めた。

岩石が降り注ぐ中、ウタが無数の音符を出してバリアのようにしてみんなを守る。実際に音符のバリアは傷一つつかず、岩石の方が逆に砕ける。

 

ラフ「ほんと、便利な能力ね?」

 

ウタ「すごいでしょ?弱点はあるけどね…」

 

暫くすると揺れがおさまり、岩石が止むと外が綺麗に見えるほど大きく広がった。

 

セイヤ「あれが例の戦艦か…」

 

ラフ「あそこまでどう行けばいいのかしら…ウタちゃん、さっきの音符出して行ける?」

 

ウタ「無理だよ。私の音符でもみんなを乗せるほどの力は今はないよ…」

 

打つ手なし…そう思った。

 

ムラ「手はある…!」

 

ロープを持ったムラサキが現れた。

 

ウタ「ムラサキ!無事だったんだ!…そのロープは?」

 

ムラ「これを小舟に繋げ。俺が泳いで引っ張っていく」

 

ラフ「なるほど、魚人族の泳ぎなら辿り着けるわね!」

 

ムラ「ああ、俺のスピードならあんな戦艦すぐに追いつける!」

 

ウタとラフエルは行く気満々。

早速ロープを取りつけようと手を伸ばすウタをセイヤが止めた。

 

セイヤ「解せねぇな…」

 

セイヤは冷たく鋭い目をムラサキに向ける。

 

セイヤ「確かにそれなら追いかけられるが…なんで俺達に手を貸す…狙いはなんだ?」

 

セイヤはムラサキを怪しんでいた。自分達に手を貸す理由は特にない。この状況だ。裏切って自分だけ逃げることだってあり得る。

 

ラフ「ちょっとセイヤちゃん!アンタ失礼よっ!」

 

セイヤ「失礼で結構。俺はウタを守ると決めた身…ウタが信用しても、俺は簡単に信用しない」

 

そう言いながら掌に光に粒を集める。いつでもお前をやれる…そういう意味であるとわかる。

 

だが、ムラサキは気にせずロープを身につけ準備にかかると口を開いた。

 

ムラ「……俺が昔いた船の船長はこう言っていた…」

 

『この海賊団は『解放』と『自由』 それ以上の意味は持たねェ!!!』

 

ムラ「俺にとってこの言葉は誇りであり、貫く意思だ。そして俺の魚人剣術を世界に見せつける!!その夢を叶えるため、俺の意思を守るため…この島を必ず救う!!」

 

自分にとって人も魚人も関係ない。救うために戦うだけ…ただそれだけ。

 

ウタ「ムラサキ…」

 

セイヤ「…そうか……じゃあ連れてってくれ」

 

何事もなかったかのように小舟に乗る。

 

ラフ「はやっ!?アンタさっきは簡単に信用しないって言ってたじゃないの!!」

 

セイヤ「フッ、舐めんじゃねぇぞ?これでも本気かどうかなんて聞けばわかるんだよ」

 

ムラ「……すまんな。いや…今は違うな……早く奴らの戦艦をぶっ潰すぞ!!」

 

ウタ「うん!」

 

 

戦艦『悪魔の塔』

 

エル「ガッハッハッハッハッ!スゲェじゃねぇかギャンザック!」

 

ベア「正直驚いたぜ!これなら本当に七武海の首も取れるぜ!」

 

ギャン「クハハハハハッ!当然だ!さぁお前らぁ…どんどん撃てェ!!」

 

海賊1「ギャンザック様!10時の方向からこちらに近づいてくる小舟が見えます!も、ものすごいスピードです!」

 

ギャン「何…?」

 

言われた方向から物凄い水飛沫を飛ばしながらこちらに向かってくる小舟が見える。それはムラサキに引っ張られるウタ達だった。

 

ギャン「あいつら…!ハッ、上等だ…潜水部隊!小娘共を吹き飛ばせっ!!」

 

『ラジャー!』

 

ギャンザックの命令で海中に待機していた潜水艦達が動き出した。

 

『ターゲットロック!』

 

ギャン「撃てェ!!」

 

一斉に魚雷が向かってくる。だがムラサキは魚雷を最も簡単に躱していく。

 

ウタ「うわ〜!すっごいはや〜いっ!!」

 

ラフ「あんなにある魚雷を掠り一つしないで躱すなんて…!」

 

セイヤ「流石魚人族!こうも簡単に躱すとは…!」

 

ムラ「喋ってると舌噛むぞ!!…魚雷は俺がなんとかする!お前達に任せた!!」

 

このままだと流石に限界と悟ったのか、船の下まで潜ると勢いよく上昇して小船を押し飛ばした。そしてギャンザックの戦艦の頭上まで上がり、そして3人は落ちる瞬間に飛び降り、無事着地。

 

小舟はそのままギャンザック達に落ちてくるがベアキングのパンチで粉々に砕け散った。

 

3人は体勢を立て直すと、何十人もの手下達に取り囲まれていた。

 

ギャン「ここまで来れたことを褒めてやる…だが貴様らはここで終わる!!覚悟しろォ!!」

 

ウタ「あなたがギャンザックね!初めまして!私はウタ!よろしくね!」

 

ギャン「ああ、これはご丁寧に…ってなんでここで挨拶だっ!!お前狙われてるんだぞ!?」

 

ウタ「あ!よく見るとその熊さん可愛いね!」

 

ベア「お!わかるか?これは特注でオレ様のために作らせたんだ!」

 

ウタ「特注!?いいな〜…あ、その金ピカの鎧も素敵〜!」

 

エル「ガッハッハッハッハッ!この鎧に目がいくとはオメェ中々見る目があるな!」

 

ギャン「テメェらも仲良く話し込んでんじゃねェー!!」

 

セイヤ「緩いな…フフッ…」

 

ラフ「ええ…プッ…本当に…」

 

ウタの緩さにギャンザックのツッコミに笑いを堪える2人。

 

ギャン「テメェ…この状況がわかってるのか…?」

 

ウタ「うん!だかさ…今許してあげるからさ、船のエンジン返して…カニさん!」

 

手下達「「「げっ…!?」」」

 

ベア「あ〜あ、知らねぇぞ…」

 

カニさん…それはギャンザックの装備と髑髏マークがカニそっくりであったため。見た目のことなのでどうということはないだろうが、ギャンザックは違った。

 

ギャン「クハハハハハ…カニだとぉ…?……ふざけんんじゃねえええええええええェ…!!誰がカニだああああッ!!!小娘如きが調子に乗りやがって!!!やっちまえっ!!!」

 

カニと呼ばれるのが大嫌いな彼。キレたらもう容赦はしないぞと自身の装備を展開する。2人の船長もやれやれと思いながら構える。

 

海賊1「悪く思うなよ嬢ちゃん…」

 

海賊2「ギャンザック様がキレちまったら俺達にもとばっちりが来るんだ…悪いが死んでもらうぜ!」

 

ウタ「残念…じゃあ、特別に聴かせてあげる…私の歌!」

 

ギャン「あ?」

 

 

 

「さぁ 怖くはない♪」

 

するとウタが歌い出すと周りに音符が現れた。

 


「不安はない♪」

 

そして音符達は歌の周りを回ると一つの球体になった。

 


「私の夢は みんなの願い♪」

 

あまりにの異様な光景に海賊達は驚くが、正気に戻り攻撃を始める。

 


「歌唄えば ココロ晴れる♪」

 

だが剣は折れ、銃弾は弾かれる。

 


「大丈夫よ 私は最強♪」

 

そして球体は発光し、現れたのは服がレオタード調と黄金のガントレットとブーツ、背中には赤い毛皮とブースターをつけたウタ。

 

「『音楽創造(ミュージェネーション) 最強』!」

 

これこそ彼女が想像する最強の自分。

 

ギャン「ハッ!姿が変わったっ……!!?」

 

次の瞬間、間合いを詰めたウタにより、側頭部を蹴られ吹き飛んだ。

 

エル「ギャンザッ……ごぉ!!?」

 

エルドラゴの腹部にウタの拳が突き刺さる。そして後方に吹き飛ばされ、戦艦の一部が壊された。

 

ベア「テメェ…!!」

 

2人が吹き飛んだことで殺気立つベアキング。パンチを繰り出そうとするが、それよりも先にウタの拳が彼の頭を殴り、甲板を壊して沈めた。

 

ウタ「油断しすぎ…」

 

あまりにも呆気なく倒され、手下達は絶句する。3人の船長、しかもその内2人は能力者だ。

 

あんな弱そうな小娘の一発の攻撃に沈められたこの状況、とても飲み込むことができない。

 

ウタ「私の歌…どうだった?♪」

 

ただ言えるのは…彼女は『最強』だ。




はい!等々ウタが歌いましたよ!

漸く出せた…長かった…

では次回!『宴会』
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