ONE PIECE パイレーツ・オブ・UTA   作:肘神さま

22 / 40
やっと書けた…けど今回は短めです。

今年最後の投稿になります!


第17話 『トロイド島』

バトル海賊団に連れて貰い、到着したトロイド島。

 

ウタ「へぇー!こんな島があったんだ!」

 

セイヤ「トロイド島…別名『第二の海賊島』。厄介者が多くいるここに来るとはな…」

 

島に上陸した際に見えたのは普通の街並みではあるが、至る所にならず者がわんさかいる。所謂無法地帯だ。

 

ラフ「とりあえず街を探検する?できれば食料を補給しておきたいんだけど」

 

ムラ「俺は刀の調達だな…そろそろこいつも限界のようだ」

 

セイヤ「なら俺はこの島の情報を探ってくる」

 

ウタ「よし!それじゃあこの島を冒険だー!!」

 

ユメ「よし!行こう!……ってちょっと待てえええええええぇ…!!!」

 

ウタ「ん?」

 

ここまで一緒にきたバトル海賊団の船長『ユメ』。自分達が視界に入っておらず、それどころか何も言わず解散しそうになったことに地団駄を踏む。

 

ユメ「お前ら!これで終わったと思わないことね!次は必ず倒してやるからね!首を洗って待ってるが良いわ…!!」

 

そう言い放ち、街の方へと走っていった。それを追うようにクルー達も急いで追いかける中、秘書のやっちゃんだけこちらに向かって申し訳なさそうな顔をして頭を下げた。

 

一味(良い人だな…)

 

そしてウタ一味も街へと入っていくのだった。

 

 

 

 

 

 

 

ファッションショップ

 

ウタ「あ!これ可愛い〜!あ、こっちも良いな〜」

 

ウタは手始めにいい感じのファッションショップに入りショッピングを満喫していた。

 

ウタ「このラクダの可愛い〜!これにしよっと!」

 

ウタの見つけたラクダがカメラを持った絵が描かれたTシャツを見て気に入り、買った。

 

店員「ありがとうございました!(あれ買うんだ…)」

 

店員ですらありえないデザインだったのだろう…最後に引いていた。

 

ウタ「良い買い物ができたな〜♪…ん?」

 

チンピラ1「へへへっ…お嬢ちゃん?オレたちとお茶に付き合えよ!」

 

チンピラ2「拒否権禁止よ〜?」

 

見るからにチンピラの男達に絡まれるウタ。溜め息を吐き、能力で吹き飛ばそうとした。だがその時、何処からか風が吹くと…チンピラ達の肌着がバラバラに崩れ、裸となった。

 

チンピラ「んなっ!!!?」

 

ウタ「えっ!?」

 

「いけないな…よってたかって可愛い女性をナンパしようなんてよ…」

 

「強引なのは良いけど、ちょっとやりすぎじゃないかしら?チンピラさん…」

 

チンピラ達が後ろを振り向くとそこに現れたのはファルス・ケイト、ファルス・レイナだった。

 

チンピラ1「あいつらは…『ファルスブラザーズ』か!?」

 

チンピラ2「あの賞金稼ぎか!?この島に来ていたのか…!!」

 

ケイ「ほらほら、次は服だけじゃ済まないぞ?」

 

ケイトが刀をこれ見よがしに見せつけて脅す。それを見たチンピラはバラバラになった衣服を集めて大事なところを隠しながら逃げていった。

 

ケイ「君、大丈夫か?」

 

ウタ「ありがとう!君強いんだね!」

 

ケイ「いや〜…!」

 

レイ「何照れてるのよこの馬鹿弟が!」

 

ケイ「いてっ…!?」

 

ウタに褒められて、照れるケイトに頭部をレイナに叩かれる。

 

ウタ「そうだ!お礼にパンケーキ奢ってあげる!確かあっちにレストランが…」

 

ケイ「いや、悪いけど俺達この後用事があってな」

 

ウタ「いいからいいから!」

 

レイ「ちょっちょっと…っ!」

 

2人はウタに強引にレストランへ連れてかれた。その時2人は驚いていた。か細い腕からは信じられない力で引っ張られているのを感じた。一先ず連れて行かれることにした。

 

 

 

 

 

 

 

レストラン

 

ウタ「あむあむっ!……ゴック、2人とも食べないの?」

 

ケイ「いや、今はいい」

 

レイ「同じく」

 

ウタ「そう?」

 

山盛りのパンケーキをまるで水のようにどんどん口に吸い込んでいく。そんな光景に2人は流石に引いていたと同時に誰かのことを思い浮かんでいた。

 

ケイ(うわぁ…兄貴以上の食べっぷりだ…しかもあんな可愛い子が…)

 

レイ(あの人以上ね…)

 

すると何やら騒ぎ声が聞こえてきた。どうやら喧嘩のようだ。

 

海賊1「テメェがやったんだろうがっ!!」

 

海賊2「いいやテメェだろうがっ!!」

 

ケイ「うるさい連中だ…止めるか?」

 

ウタ「あ、待って!私が止める!」

 

ウタが先陣を切って喧嘩している2人の間に入る。

 

海賊1「ああ?なんだテメェ!!」

 

海賊2「邪魔すんじゃねぇぞゴラァ!!」

 

ウタ「みんなー!今日はラッキーだよー!なんせ私の歌が聞けるんだからね!」

 

ケイ「歌?」

 

レイ「あの子歌手なの?」

 

そしてテーブルに立つと歌い出した。

 

「この風は どこからきたのと♪」


「問いかけても 空は何も言わない♪」

 

ケイ「これは…」

「この歌は どこへ辿り着くの♪」


「見つけたいよ 自分だけの答えを♪」


「まだ知らない海の果てへと 漕ぎ出そう♪」

 

喧嘩していた2人はおろか、レストランにいる人達、外にいた人達も立ち止まり、彼女の歌の虜になっていた。

「ただひとつの夢 決して譲れない♪」


「心に帆を揚げて 願いのまま進め♪」

 

レイ「いい歌…」


「いつだって あなたへ 届くように 歌うわ♪」


「大海原を駆ける 新しい風になれ♪」

 

歌が終わると、そこにいた全員は涙を流しながら拍手していた。

 

『歌…こんなにスゲェんだな…』『美しい……美しすぎる…!』

 

『チキショウ…なんで泣いちまうんだ…!』

『これが…心が洗われるってやつか…!』

 

ウタの歌声に感動し、一時でも心が洗われる感覚を味わえていることに皆、心で感謝していた。

 

ウタ「みんなー!今日は仲良く騒いじゃおう!!」

 

『おおおおおおおっー!!!』

 

ケイ「凄いなウタちゃん!」

 

レイ「まさに歌姫ね…!」

 

ケイトとレイナもまた、彼女のファンになった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

路地裏

 

一方、路地裏では…複数のピエロの仮面を被った海賊達と茶色の魔女の格好をした女性が地べたに横たわる者を見下ろしていた。

 

「ぐっ…!」

 

手下1「フィオーレ様、この者でしょうか?」

 

フィ「ええ、そうよ…間違いないわ」

 

ニラカナイ・フィオーレ

賞金1億7000万ベリー

 

フィ「まさか、こんな大物がいたとはねぇ…貴方のおかげよ。ノーゾック」

 

ノー「いえいえ、こちらの方こそ払っていただき感謝します」

 

ノーゾック

情報屋

 

フィオーレが礼を言う相手。黒と白の縞々のスーツに赤のネクタイ、黒いズボンを履き、ゴーグルをつけた姿をしており、こちらこそと頭を下げて礼を言う。

 

手下2「フィオーレ様、こいつはどうなされますか?」

 

フィ「会場へ連れて行くわ……貴方が来ればヘスカノール様もお喜びになられるわ!」

 

フィオーレの指示に従い、2人の海賊が持ち上げ、立たせた。

 

「くそっ…!」

 

フィ「あのお方に会えるのよ。嬉しいでしょ?『ゴウガイ』」

 

『ゴウガイ』と呼ばれるその人物…それは…

 

「ふざけんな…オレは……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アタシは…ラフエルよっ!!!」

 

ウタ一味のコック…ラフエル。

 

この島で秘密が明かされようとしている。




もっと書きたかったのですがどうも区切るのが難しいなと思い、短くなりました。ご了承ください。

今年ももう終わりますね。募集で色々送ってくれた皆様方本当にありがとうございます!来年もまた皆さんよろしくお願いします!

あとこれネタバレになるのですが……トロイド島でみーんなウタにボコられます。

それでは次回!『集会招集』!

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。