ONE PIECE パイレーツ・オブ・UTA   作:肘神さま

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やっとできました…

少しずつ書いていき、漸くできた…!

楽しんでもらえたら何よりです。




第31話 『獣王島』

ウタ一味が次の島へ向かっている最中…船艇で…

 

「もぐもぐ 森羅万象の 悪戦苦闘もマヨネーズかけたら大体 おいしくなる?♪」

 

ウタのライブ映像を撮っていた。

 


「君が泣いても お腹は空くよ 消化できなかった ごめん ごめん♪」


「酸いも 甘いも 勝手に食べて ご迷惑おかけしています♪」


曲は『もぐもぐYUMMY!』。紫色の髪に猫耳を生やし、黒のフードパーカーの衣装に巨大なおにぎりを持った姿。

 

「パクチーな掟 変な味のジュース 心を無にして飲み込みますAh!♪」


「混沌 情報過多のレストランで
嘘っぱちのメニューにお茶こぼして♪」

 

歌う度にウタの周りに色んな食べ物が現れる。

 

ラテ「あら…!」

 

ニー「おお…!」

 


「君と もぐもぐ (もぐもぐ) もぐもぐ (もぐもぐ)♪」


「銃撃戦の真ん中で もぐもぐ(うぎゃ〜)♪」

 

それは配信を見ている視聴者達にも起きた。自分の周りにおにぎりやパン、色んなお肉や野菜も出てきた。

 


「魑魅魍魎 ハラペコの群れ 満腹になる未来を願っているよ♪」


「もぐもぐ (もぐもぐ) もぐもぐ (もぐもぐ) 世界が終わる前に♪」

 

周りの食べ物に嬉しく食べる者や泣いて感謝をする者も多くいる。

 

「もぐもぐやみぃ マジ神 やむやむ ありのまんま もぐもぐ♪」


「やみぃ Magic coming この世を味わうんだ うまうま♪」

 

こうして、今回配信は終わった。

 

ウタ「みんな!今日はありがとう!!配信ができなかった分はこうしてみんなにプレゼント!た〜くさん食べてねっ!」

 

ラフ「大量大量!これだけあれば1ヶ月は持つわネ!」

 

ウタの生み出した食べ物を見て喜ぶラフエルと一緒に厨房へ運び込むケイト。

 

ラテ「…いつもあんな感じなんですか…?」

 

ニー「…ぽくない」

 

セイヤ「面白いだろ?海賊が歌配信なんて」

 

ラティスとニーニャはウタの歌を聴き、心から感動し、素晴らしいと感じた。だがそれなのに海賊と名乗っているのが信じられなかった。

 

レイ「配信なんて海賊がしたらすぐ捕まるのに、ウタったら手配書に載ってもやめる気はないのよね」

 

ケイ「でもそこが、ウタちゃんの良いところなんだよな…」

 

レイ「あんたは歌が聴きたいだけでしょうがッ!」

 

ボカッ!

 

ケイ「イテッ!」

 

ムラ「やれやれ…はしゃぐのも大概だな…」

 

ラテ「でも、楽しそうで良いところですね…ところでその格好は…?」

 

はしゃぐ姿に呆れるムラサキ。その隣で楽しそうだと笑みを浮かべ話すが、ムラサキの魚のお面と黒いマントをつけた姿に対して理由を聞き、仕事着だと答えた。

 

ウタ「さぁお次は『おさかなマントの剣術ショー』だよ!!」

 

ムラ「ん、出番だ…」

 

ラテ(この船の中で1番はしゃいでいるのはあの人なのかも…)

 

そんな光景を見ながら今日の配信は終了した。

 

ムラ「おさかなマントの剣術…また見にくるが良い…!!」

 

ラテ「やっぱり楽しんでるわね…」

 

グイグイ…

 

ニー「ラティスラティス」

 

ラテ「ん?ああ、ごめんなさい!ご褒美がまだだったわね…」

 

セイヤ「ご褒美?」

 

ラテ「仕事のお手伝いの後、必ず甘い物をあげてるの」

 

ニー「今日は何?」

 

ラテ「ウォンカ印のチョコレート、ショコラボールよ。好きでしょ?」

 

ニー「!!」

 

ウォンカのチョコと聞いて激しく頷くニーニャ。どうやら大好物のようだ。

 

ラテ「2個で良いかしら?」

 

ニー「ぶ〜」

 

2個では不足らしく、指を3本立てる。

 



ラテ「3個?チョコ3個欲しいの?全くもう卑しん坊なんだから…良いわよ〜…3個あげるわ…行くわよニーニャ…3個行くわよっ!」

 

ラティスの投げたチョコを2個とも口でキャッチできた。

 

ラテ「あら、ごめんなさい!」

 

だが1個だけ海側方向へと飛んでいった。

 

ニー「プッ!」

 

カッ!カンッ!

 

すると口の中のチョコを1つ壁に向けて吹き出し、反跳して飛んでいったチョコに当たり軌道が変わり、上空へと飛び上がる。

 

セイヤ「!?」

 

ニー「あー」

 

パクッ!

 

そのまま落下するチョコを口でキャッチ。

 

ウタ「おお…!!」

 

ムラ「やるな…」

 

見事な口キャッチにウタとムラサキが拍手する。

 

ラテ「い〜い子〜!いい子いい子いい子いい子いい子いい子いい子いい子いい子いい子いい子いい子いい子いい子いい子いい子いい子いい子いい子いい子いい子いい子いい子いい子いい子いい子いい子いい子いい子いい子いい子いい子いい子いい子いい子いい子いい子いい子いい子いい子いい子いい子いい子いい子いい子いい子いい子いい子!!!」

 

レイ「いや怖いわよ…」

 

成功したことに凄く喜びナデナデするラティス。その光景にレイナは若干引いているが、セイヤは違った。

 

ニーニャの正確な空間認識と射撃能力に感心した。

 

セイヤ(思った通り、この2人は只者じゃないな…ラティス……まさか…)

 

セイヤはラティスについて思い当たることがあるらしい。

 

ラテ(この子達は…暫く『保留』ね…)

 

ナデナデしながら周囲を見る。

 

ウタ「ねぇねぇ!今度私のライブに出てよ」

 

目を輝かせてニーニャを誘うウタ。それに対してニーニャは首を横に振り、拒否した。

 

ラテ(ニーニャは大丈夫…この子は裏切らない。昔、悪党に切り刻まれた所を私が救い、彼女は一生の恩を感じている。だからニーニャは私以外との会話は避ける…そこが悪い所だけど、余計なことは喋らないのが良いのよね…けど…)

 

ニー「サイン」

 

ウタ「あ、サインね!いいよ!」

 

ニーニャは実はウタのファンだった。

 

ラテ(あの子、ウタちゃんのファンなのよね…)

 

ラフ「みんなー!ご飯できたわよー!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ウタ達から数十km離れた島…

 

ここは色んな動物達と人間が暮らす『獣王島』。

 

この島には他の島にはいない珍しい動物達がいる。それを狙って密猟者や海賊がやってくる。

 

海賊1「き…聞いてねぇぞ…!こんな奴がいるなんて…!」

 

住民「おおー!流石は用心棒の先生っ!見事です!!」

 

そして島に海賊が現れたが、丁度そこに眼鏡をかけた女性の賞金稼ぎが用心棒として雇われていた。

 

リコ「いや〜それほどでも〜!」

 

頭を掻いて照れている彼女の名はニュートラル・リコリス。賞金稼ぎだ。

 

ジャキッ!

 

海賊2「喰らえ…!!」

 

住民「危ない…!?」

 

隠れていた1人の海賊が銃を取り出し、リコリスに向けて発砲した。

 

だが弾丸はリコリスの目の前で止まった。

 

海賊2「くっ…そおおおおおおおおお…!!!!!!」

 

やけになり何発も撃つが結局1つもリコリスには当たらなかった。

 

リコ「え〜と…それじゃあ…えいっ!」

 

ビュンッ!

 

海賊2「グアアッ…!!?」

 

そしてリコリスが映像の巻き戻しのように、同じ速さ、同じ威力で弾丸は海賊の方に戻した。

 

リコ「無理無理。私に飛び道具は効かないよ」

 

ニュートラル・リコリス

ヒキヒキの実・引力人間

 

リコ「こいつらで1000万か…まぁまぁだね」

 

住民「ありがとうございます先生!最近海賊共があちこちから来て困っていたんです…!」

 

リコ「気にしないで。海賊共がたくさん現れるって聞いたから来ただけだし、稼げてこっちは丸儲け…フフへへへッ…」

 

大儲けができたことに喜びの笑みを浮かべるが、それは誰が見ても悪い人の顔にしか見えない。住民は全員怖いと思っているが一応助けてくれたので正直に言えない。

 

住民(相変わらず怖ぇ…)

 

ピー「キョエーーー!!キタ!キタ!ヤバイノキタ!」

 

ピープルパロット…獣王島に住む人間大のオウム。島の住民と友好関係にある人民鳥。

 

住民「な、なんだ!?パロット達が騒ぎ始めた!」

 

人民鳥達が騒ぎ始め、森の奥へと逃げていった。

 

不思議に思う住民とリコリス。すると1人の住民が海の方を指差して叫んでいる。

 

住民2「大変だー!!海賊が来たぞー!!」

 

住民1「何っ!?ということは…パロット達が怯えているのはそいつらのせいか!!」

 

住民2「先生…!!」

 

住民達がリコリスの方を向く。

 

リコ「……うん、良いよ」

 

住民「おおおおっ…!!!」

 

リコリスは即答。理由は今来る海賊船に自分が狙っている賞金首が載っているのがわかったからだ。

 

リコ「(まさかこうも早く会えるなんて…1億か…)フフヒヘヘへへへ…!」

 

住民(やっぱり怖ぇ…!)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一方、島の反対側…

 

巨大なガレオン船が止まっていた。その周りには立髪のある恐竜や二足歩行する爬虫類、角が生えた鹿の骸骨の生物、巨大なパンダなど色んな動物が周囲を威嚇し、その中央に顔が細い小太りの男、ムキムキで巨体の男、細くスラっとした体型の男達がいる。

 

バト「ここが『獣王島』か…」

 

バトラー伯爵

自称世界一のウルトラ大天才

賞金8100万ベリー

 

ヘビ「バトラー様、雇った海賊共は案の定やられたようです」

 

ヘビー総裁

毒蛇のヘビー

3300万ベリー

 

ホッ「流石はバトラー様。全て読み通りですけん!」

 

ホットドッグ将軍

狂犬のドッグ

4800万ベリー

 

バト「当然だ!この島にある『大いなる宝』を探すために島の住民を襲うよう海賊共を雇い、隙を見て反対側から侵入することなぞ、俺様の頭脳を持ってすれば簡単なこと!!」

 

なんと、あの海賊はバトラーに雇われていたのだ。

 

ヘビ「しかも偶然にも、この島に海賊船が近づいているそうです」

 

ホッ「これまたラッキーですけん!今のうちに探してしまいしょうけん!」

 

バト「ああ、それじゃあお前達…!」

 

動物達は興奮していて、早くしろと言っているかのように鳴く。

 

バト「いいか!!『角』のある奴だけだ!!絶対殺すなよ?生きて連れてこい!!」

 

『ギヤアアアアアアアアッ…!!!』

 

『ロロロロロロロ…!!』

 

『フオー!フオー!』

 

バト「行けッ…!!!」

 

バトラーの一声で動物達は森の中へと走っていく。

 

巨体の生物は木々を薙ぎ倒し、身軽な生物は木から木へと飛び移りながら辺りを見渡す。

 

この島にかつてない危機が現れた。

 

果たして、バトラーの目的とは…?




今回遅かった分、歌詞を入れました!

最近本当、色々ありまして…

だがこうして作品が書けたことは自分でも本当に嬉しく思っています。

こんな作者ですがこれからもよろしくお願いします!
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