ONE PIECE パイレーツ・オブ・UTA   作:肘神さま

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本当に久しぶり!!

お待たせして本当にすみません!!

やっとかけました!!

書けるのがこんなに嬉しいとは!!

久しぶりのお話、お楽しみください!!


第34話 『黄金の角』

セイヤ達はラティアにウタを任せ、頼まれたことを実行する。

 

『Mr.6コンビからニーニャの奪還』…あのMr.6コンビがこの島に来ていたことに驚いてはいるが、これもウタを救うため。

 

セイヤとムラサキ、ケイトが奪還に向かうセイヤチーム、レイナとラフエルはラティアの手伝いでウタを助けるレイナチーム。

 

それぞれが分担し自分のすべき事をする。

 

 

 

セイヤ「これは…」

 

セイヤ達が港に着くとそこには傷だらけで倒れている村人達がいた。

 

ケイ「ひでぇ…」

 

ムラ「まだ10分も経っていないというのに…これがあの人狼達の実力か」

 

セイヤ達はMr.6達の脅威を再確認し、村人達の手当てを始める。

 

手当てをしながらMr.6達の情報を聞き、整理すると2人はこの島に伝わる黄金の角の童歌を聞き、ニヤリと笑み浮かべて森の奥へと入っていった。

 

セイヤ「なるほど、それを聞いて黄金の角の在処を解く鍵になったってわけか。なら俺達も森へ戻ろう」

 

ドウ「ま、待ってくれ…!」

 

ケイ「あんたは確か、ドウって…」

 

ドウ「俺も連れていってくれ!俺はこの森に狩りにいつも行っている!この中で誰よりも身体が動けて森に詳しい!」

 

ムラ「……どうする?」

 

セイヤ「どうもこうもない。森に詳しいなら連れて行く」

 

ドウ「ッ!?…ありがとうございますッ!では案内します」

 

ガンッ!

 

ドウの後頭部を叩き気絶させ、立ち塞がるリコリス。

 

セイヤ「なんのつもりだ?」

 

リコ「ドウでは役不足よ。代わりに…私が連れていく」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一方、バトラーとMr.6は合流し、黄金の角を探していた。

 

バト「その歌が宝探しのヒントか…」

 

ヘビ「星に乗り辿り着く…緑の大地の星空…恐らく何かを表しているようですが…」

 

ホッ「全くわかりませんですケン…」

 

歌には黄金の角へ辿り着くための鍵があると見て謎を解こうとしているが、今のところわけがわからなくて困惑している。

 

Mr.6「なんだ、まだわからないのか?」

 

マザ「Mr.6はわかったの?」

 

Mr.6「簡単だ。まずこの海の底よりひかるは海の中にある洞窟のことだ。星に乗るってのはつまり海流に乗って行けば次の目的地に辿り着く!」

 

ホッ「なるほど!」

 

ヘビ「そうでしたか!」

 

Mr.6「フッ、これぐらい!」

 

バト「良い線いっているが、惜しいな」

 

Mr.6「なに?」

 

バト「こいつは逆さ暗号の一種だ」

 

バトラーが言うには、最初の『海の底』という部分は終わりを意味している。つまりこれは下から読むことが正解。

 

マザ「あ、下からでもちゃんと読める…」

 

Mr.6「つまりこの『辿り着く青いおと』から謎を解けば良いというのか?」

 

バト「その通り!そして我輩の天才的頭脳によれば…」

 

バトラーが草藪をかき分けて何かを探していると、草薮の中から洞窟が現れた。

 

バト「やはりあったぞ!!海底洞窟だ!!」

 

Mr.6「海底洞窟?……この香り、海水か!」

 

バト「その通り!!『青いおと』とは海を表している!この先が黄金の角に近づく道だ!!」

 

ホッ「流石はバトラー様!!」

 

ヘビ「ですがバトラー様、この先何があるかわかりません。それに邪魔者達もいるようですし…」

 

バト「問題ない。あいつらは捕えたこの島の動物達にやらせれば良い。それにここからはMr.6、ミス・マザーズデイが道案内をしてくれるだろう」

 

Mr.6「ふん、この俺達が案内役か…」

 

Mr.6が先頭に立ち、洞窟内を進むバトラー達。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一方、ラティアとレイナはウタの治療に専念していた。

 

レイ(すごい…なんて無駄のない動き…!!)

 

ラティアの切開と縫合を同時に行い、卵を壊さない程度の力加減とスピードで取り除いていく。その正確さはまさに高い技術力の象徴だ。

 

ラテ「血の量が少ないわね…最初で結構な量が流れたみたいだけど…これチューブに繋いで」

 

ラティアから渡された赤い液体が入ったパック。それは血のように見えるがレイナはすぐに見破った。

 

レイ「これって…!?」

 

ラテ「毒ではないから安心しなさい」

 

レイ「…今は手術が優先、よね?」

 

ラテ「わかってるじゃない」

 

パックをチューブに繋ぎ、赤い液体がウタに入っていく。

 

するとみるみるうちにウタの顔色が良くなっていく。

 

ラテ「さぁこれで最後…!」

 

ラティアが最後の縫合を終えた。

 

ラフ「終わったようね…ウタは?」

 

ラテ「手術は無事終了…と言わないくても、貴女にはわかるわよね?」

 

レイ「……」

 

レイナはラティアの手術を間近で見て感じた。

 

ラティアの技術は本物だと確信した…

 

レイ「食べる?」

 

ラティアはチョコボールを取り出し、レイナに渡そうとする。

 

ラフ「…ッ!」

 

ズギャン!!

 

その時、ラフエルは突如ラティアの背後に向けて拳を放つ。すると空間が歪み、ハンター・レプトルが現れ、倒れた。

 

ラテ「あら、助けてくれるの?」

 

ラフ「これはウタを助けた分よ」

 

パシッ!

 

乱暴にチョコボールを取り口に入れる。最初に塩気が来て後から甘さが包み込む。塩気とチョコの甘味がベストマッチだ。

 

レイ「…塩チョコ、良いじゃない」

 

ラテ「塩チョコ?いえ普通のチョコよ」

 

レイ「え?」

 

するとふわっと風が吹くと潮の匂いがした。

 

ラフ「これは…潮の香り?でもここは洞窟…まさか!」

 

ラフエルが洞窟の奥の壁を蹴りで壊すと道ができた。

 

レイ「まだ先があったなんて…!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一方、セイヤ達はリコリスと同行し、怪しげな洞窟を見つけ、探索している。

 

リコリスからこの島に伝わる童歌を聞き、潮の匂いがするこの洞窟を見つけた。

 

セイヤ「形なき道…それは洞窟から聞こえる波の音と潮の匂いを頼りに進めってことだろう」

 

ケイ「なるほど、流石兄貴!」

 

途中分かれ道があったがセイヤの言う通りに音と匂いを頼りに進んでいき、1つの部屋にたどり着いた。

 

部屋は四方白い壁に囲まれて道は無さそうだ。

 

ムラ「部屋中に潮の匂いがする。これじゃどこか全然わからん」

 

セイヤ「そうなると、次の歌の謎を解く必要があるか…」

 

黒い 口の 白い蛇

 

ケイ「黒い口の白い蛇?白い蛇なんていねぇけど…」

 

ムラ「本当に蛇がいるわけじゃねぇ、黒い口ってのはこの部屋のどこかに隠されている次の道のことだろう…」

 

セイヤ「お前はどう思う?リコリス」

 

リコ「……ここって白いから白蛇であってるんじゃないかしら」

 

ケイ「それは俺も思ったけどよ、壁は全部岩盤だぜ?」

 

ムラ「ああ、触ってみたがどこも抜け穴なんて無さそうだ」

 

セイヤ「…いや、1つだけあるぞ」

 

そう言うと刀を抜き、床を斬った。すると下に階段が現れた。その先は暗く何も見えない。

 

リコ「黒い口というのはこれのことね」

 

下へと降りていく皆。降りても暗く先が見えない。まさに蛇の中を歩いているかのようだ。

 

ケイ「随分深いな…この先に緑の大地なんてあるのか?」

 

ビュオオオオオオ…!!

 

ケイトがそう呟くと下から強烈な潮風が吹いた。

 

セイヤ「行き先は合っているようだな」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その頃、レイナとラティアも謎を解き、地下深い場所まで辿り着いた。

 

ウタはラフエルに任せ、お目付役として残った。

 

そこは海底から湧いた海水が溜まってできた1つの池のような物があった。その中は海藻や珊瑚、魚は愚か海亀まで、海の生物が多く棲息している。

 

レイ「長年の海水が送り込まれたことで1つの生態系ができたのね…」

 

ラテ「謂わば天然の水槽ってことね…でも緑の大地の星空がこの中にあるのかしら…」

 

レイ「緑の大地…星空…ここには確かに美しい珊瑚はあるけど緑の大地と言うほど…」

 

すると上を向くと天井には苔やツタが広がっていた。

 

レイ「まさか…!?」

 

ラテ「そう言うことね…」

 

2人が気づくと天井に向かって飛び、ツタを掴み逆さまになる。

 

するとその光景は海は星空、天井が緑の大地になった。これが謎の正体なのだ。

 

とすれば、次の星に乗り辿り着くというのはなんなのか?

 

2人が見渡すと1匹の海亀が動き出した。

 

レイ「あれね!」

 

2人はツタを離し、海亀の甲羅の上に着地。然程重くないのか気にせず泳ぐ。

 

2人を乗せて進む海亀。1つの壁の前に止まると、壁は音と共に動き始め、道を作った。

 

レイ(古代文明の仕掛け…よっぽど高度な文明があったようね…)

 

海亀が進み始めると足場の場所まで行くとそこで止まり、まるでレイナ達をここまで乗せてきてくれたかのようだ。

 

2人が降りると海亀は元の池へ戻って行った。

 

『うぇ〜へへへへへへへへへっ…!!!』

 

すると聞き覚えのある笑い声が響く。

 

レイ「この笑い声は…!!」

 

ラテ「ニーニャ…!!」

 

ラティアはすぐに走って向かう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

バト「うぇ〜へへへへへへ…!!そうか!これが『黄金の角』の正体かッ!!」

 

バトラー達が既に辿り着き、『黄金の角』を見つけた。

 

バト「黄金に輝く角とは動物が持つ物ではなく、海から来た物を捕食して手に入れた物かッ!!」

 

そこは筒状になった広い空間。今は海水が引いているためか床は足先ほどの海水しかない。恐らく満潮にはこの空間全てが海水で満たされているのだろう。

 

なぜそれがわかるのか?見ればわかる…

 

 

 

『大きな黄金色の珊瑚』がこの空間を埋め尽くしているのだから。

 

 

 

Mr.6「こいつは驚いた…角というのは比喩表現だったのか」

 

マザ「以外ね…」

 

バト「珊瑚を食べる生物は多くいるが、それは珊瑚に含まれる栄養素を接種するため!しかしこの珊瑚は他の種よりも驚異的に栄養価が高いため生物が進化をしたッ!そうか!全ての黄金の角が生えた生物はここで生まれたのかッ!?」

 

バトラーは興奮して鼻息を上げている。自分が探していた『黄金の角』の正体がまさか珊瑚だとは思いもよらなかった。

 

ホッ「やりましたねバトラー様!!」

 

ヘビ「これだけあればさぞ新たな力が身につくこと間違いなしです!!」

 

バト「いいや!それだけではない!!こいつは『黄金の角の原種』だ!!こいつを喰えば我輩以上の力が手に入る!!」

 

『!!?』

 

ヘビ(バトラー様よりも強大な力…!!)

 

ホッ(それを喰えば自称世界最強が本当の世界最強になれるチャンス…!!)

 

バト「あ、お前ら我輩を出し抜こうと思っただろう!!天才だからわかるんだぞ!!」

 

『すみません…』

 

バトラーに叱られている2人をよそに、Mr.6とミス・マザーズデーは気配を感じた。

 

Mr.6「そこか!!」

 

ビュンッ!!

 

Mr.6が爪の斬撃を飛ばし、近くの岩を破壊した。

 

セイヤ「ちっ!もう少し聞けると思ったがしょうがねぇ…」

 

破壊された岩からセイヤ、ムラサキ、ケイト、リコリスが現れた。

 

Mr.6「やはりお前達か…!」

 

リコ「Mr.6にミス・マザーズデー…受けた傷、返させてもうわ」

 

バト「チッ!こんな時に面倒な…!」

 

ヘビ「ご心配なくバトラー様!こちらには人質があります!」

 

ホッ「そうですケン!こいつがいれば」

 

後ろを向くがそこにはニーニャはいなかった。

 

ホッ「あれ?」

 

レイ「お探しから?」

 

『!!?』

 

上を向くとそこにはニーニャを抱えたレイナとラティアがいた。

 

ヘビ「いつの間に…!?」

 

セイヤ「どうやら、そっちは成功のようだな?」

 

レイナ達がいることにウタの手術が成功したのだと察した。

 

 

セイヤ「それじゃあ、うちの船長の敵討ちといくかって!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

一方…

 

シラ「セラ?」

 

ピー「ケセランパセラン…こうして見るのは百年ぶりですな…」

 

洞窟の中でピープルパロット達がシラワタと顔を合わせていた。

 

ピー「其方に渡したい物がある…」

 

スパイス・スクイレルがベノクロンの突起物を1個外すと中から1つの袋を出し、シラワタの前に置きお辞儀をして下がる。まるで目上の者に捧げ物するかのようだ。

 

シラ「セラ〜?」

 

ピー「我々は献上します…全ての奇跡を生みし善の生命…『聖獣王』!!」




ウタは無事手術が成功!

そして黄金の角がまさかの珊瑚だった!

ウタの敵討が始まる!

それでは次回!『蛇と犬と虎』!
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