ONE PIECE パイレーツ・オブ・UTA   作:肘神さま

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できました!!

新しい話を作ろうと思うと意外と進みますね。

今回は色んなキャラが登場です!

それではどうぞ!


第39話 『レース出場』

セントラル・フィフス島

港町 アップルグリム

 

ここはセントラル・フィフス島の港町『アップルグリム』。居酒屋やバーが多くあり、林檎酒が有名で酒好きにはもってこいの場所だ。今日も多くの人々が林檎酒を飲み、賑わっている。

 

 

 

 

ウタ「あ〜!食べた食べたっ!!」

 

セイヤ「お前一応完治したとはいえよくそれだけ食えるな?」

 

ウタ「ん?まだまだいけるよ?」

 

レイ「あんたはもう食い過ぎ!!」

 

ケイ「相変わらずよく食べるもんだ…兄貴レベルだな」

 

ニー「ラティアラティア…これ」

 

ラテ「アイス?わかったわ。ご飯全部食べたら頼んであげる」

 

リコ「林檎酒おかわりー!!」

 

あるバーの中では酒を飲む多くの人達で賑わう中、大量の皿が積み上がるテーブル席にはウタ達が食事をしていた。

 

ウタは声が出るまで回復した。ラティア曰く普通は治るまで3ヶ月以上は掛かるがたった1日で治ったのは、ウタの尋常ではない再生能力があると驚いていた。

 

レイ「それで、金はどうやって手に入れる?」

 

現在、ウタ達の資金は底をつきかけている。なんとかして金儲けを考えるためバーに入り、話し合いを行なっている。

 

ウタ「私のショー!」

 

セイヤ「ああ、ウタのライブショーを開くってのも悪くない。今じゃ誰でも知ってるだろうからな。だがそれ故にウタの賞金を狙う奴もいる」

 

ラフ「危険よね〜?食料はあるけど、それを売ろうとしても精々端金レベルだろうし…」

 

ケイ「賞金首を狙おうにもどこにいるのやら…」

 

ラテ「しょうがないわね…私がなんとかしましょう」

 

セイヤ「ん?何か当てがあるのか?」

 

ラテ「ええ、多くて5000万ってところね」

 

ケイ「そんなにっ!?」

 

ラフ「流石医者ね!そんな大金を持ってるなんて!」

 

ニー「ラティア…すごい!」

 

リコ「いや、ラティアの所持金額は60万ベリーだ」

 

レイ「え?じゃあその5000万は?」

 

ジャキッ!

 

ラテ「とりあえず全員肝臓1つでいいわね?」

 

メスを取り出すラティア。お金を作るとは…皆の臓器を売ることだ。

 

『ふざけんなッ!!クソドクターッ!!』

 

当然猛反対。

 

ニー「ニーニャは…大丈夫…!」

 

レイ「やめなさい…」

 

ラテ「じゃあ無理ね」

 

ケイ「あー!!なんかいいのねぇのかよー!!」

 

ガヤガヤ…ザワザワ…

 

ムラ「なんだ…?」

 

皆が悩んでいると、外が騒がしくなってきた。ウタ達も外へ出ると誰かが戦っていた。

 

「このガキッ…!!」

 

それは小柄の女性と大男の戦いだ。女性の方が優勢で、大男は披露しており今にも倒れそうだ。

 

「う、ウオオオオオオオオオオオッ…!!!」

 

大男が襲いにかかるが、女性が大男の顎を蹴り上げ、力尽きるように膝から崩れ落ち倒された。

 

そしてその女性は…

 

 

 

 

 

ユメ「ハーハッハッハッハッ!!この程度か!!」

 

 

 

 

 

ユメだった。

 

リコ「あれってバトル海賊団のユメね…好戦的で有名な奴だけど、賞金額は低い」

 

ラテ「何あの子?バカっぽい子ね…」

 

 

ユメ「弱すぎるぞ!!もっと強い奴はいないかー!!…ん?」

 

ウタ「あ」

 

するとウタ達を発見したユメはニヤリと笑みを浮かべ、近づく。

 

ユメ「おおー!!ウタじゃないかっ!!我がライバルよ!!」

 

ウタ「え?いつから私達ライバルになったの?」

 

セイヤ「お前もここにいたのか?」

 

ユメ「ハッハー!勝負があるところ、ユメ様ありだ!!」

 

レイ「勝負?ここで何かあるの?」

 

やっ「おや、ここのこと知らないようですね?」

 

するとウタ達の後ろから声が聞こえ、振り返るとやっちゃんと船員達がいた。

 

やっ「ここは海賊達にとって一攫千金を狙うために集った島です」

 

セイヤ「…裏カジノか?」

 

やっ「そんな生優しい物じゃありませんよ。ここ耳に挟んだのですが、お金に困っているそうですね。どうです?行ってみませんか?」

 

ユメ「そして私と戦えッ!!」

 

やっ「ユメちゃん、静かに」

 

ヒソヒソ…

 

ケイ「どうする?」

 

ラフ「どうするって、完全に怪しいわよ」

 

レイ「でも金を稼ぐチャンスかもしれないわよ?」

 

ムラ「確かにな、だが相手は海賊。簡単に信用はできん」

 

やっちゃんの提案に賛成する者もいれば反対もいる。

 

セイヤ「どうするウタ?船長としての意見を聞きたい」

 

船長であるウタに決めてもらうしかない。

 

ウタ「決まってるじゃん…面白そうな冒険は大歓迎だよ!!」

 

セイヤ「言うと思った…」

 

船長命令は絶対。

 

やっ「それではご案内いたします」

 

 

バトル海賊団と共に先程のバーへと戻ると店長に話しかけてきた。

 

やっ「林檎酒、まだあります?」

 

店長「ああ…」

 

やっ「ならそれとアップルパイのホットをください」

 

店長「!…蜂蜜は?」

 

やっ「できるだけ甘くないので」

 

店長「…奥の部屋に行きな」

 

店員「ご案内いたします」

 

何やら不思議な注文をした後、奥の扉に行くよう言われ、扉を開けるとそこは長い洞窟道があった。店員の案内でついて行くウタ一味とバトル海賊団。

 

暫く行くとそこには扉があった。

 

ノックを6回すると店員が小声で何か呟くとガチャガチャと音がして扉が開く。

 

店員「どうぞ」

 

ウタ「うわぁ…!!」

 

扉の先の向こうに広がる光景にウタは目を光らせる。

 

『ギャーハッハッハッハッハッハッ!!』

 

『海賊バンザーイ!!』

 

『飲め飲めー!!』

 

そこは広いドーム場のような空間で、いくつもの海賊旗が貼ってあり、料理店、バー、カジノ、武器屋、船大工、屋台など様々な店がズラーっと揃っている。海賊達はワイワイガヤガヤと騒ぎ立て賑わうここは正に海賊達の楽園と呼べる場所だ。

 

やっ「ようこそ、海賊達の遊び場『ハイアンシーク』へ」

 

ウタ「すごーい!!何ここ何ここ!?」

 

セイヤ「驚いたな、こんなとこがあったのか…!」

 

ケイ「なんだよここ…!?」

 

レイ「これだけの海賊…今までどこにいたの?」

 

やっ「やはり隠してなかったのですね。あとで隠し場所を教えましょう」

 

セイヤ「助かる」

 

「おっ、姉ちゃん達!ここへ来るのは初めてか?」

 

するとテーブルで酒を飲んでいた顔が赤い海賊がウタ達に話しかける。

 

ウタ「うんそうなの!よくわかったね?」

 

「ここに20年いるからな!見ただけでわかるぜ!」

 

ウタ「20年も!?すごいねっ!!」

 

セイヤ「ただの飲んだくれだ…」

 

「姉ちゃん達はレースに出るのか?」

 

ウタ「レース?」

 

リコ「…そうか、『巡る季節』か!」

 

ケイ「なんだそりゃ?」

 

リコ「1年に一度、どこかの島で行われるという海賊主催の大レースのこと。エターナルポースを受け取って島から島を渡り、先にゴールの島に辿り着いた者が賞金を受け取れる。ルールはレースによる不正行為を行わなければなんでもあり…今回はこの島だったのね」

 

ウタ「へぇー!面白そー!!」

 

レイ「結構危険なレース見たいね…」

 

「もしレースに出るんなら1階に受付があるから行ってくればいい。但し気をつけろよ、1回サインしちまえば、命はねぇからな…」

 

飲んだくれ海賊が警告する。それほどこのレースは過酷で危険だということだ。

 

セイヤ「もう行っちゃいました」

 

しかしウタとユメは話を最後まで話を聞かずに受付へと向かった。

 

「はやっ…!?」

 

 

 

 

ダンッ!!!!

 

『出場します!!!!』

 

「あ、は、はい!で、ではこちらにサインを…!」

 

2人の圧に驚く受付嬢。

 

『んっ!!』

 

凄い勢いで書き終え、渡す。

 

「は、はい!ではこれは証明のエターナルポースです」

 

ウタ「やったー!!これで出られるー!!」

 

ユメ「ハーハッハッハッハッ!!これで漸く貴様と勝負できるな!!」

 

ウタ「そうだね!あ、お姉さん!レースはいつから?」

 

「明日の朝7時が開始となります。それまでに準備しておいてください」

 

ユメ「ではそれまで…勝負だ!!」

 

ウタ「えっ!?」

 

 

 

 

 

 

 

「あ?人気の出場者?」

 

一方、セイヤとリコリス、やっちゃんだけ残り、先程の飲んだくれ海賊に出場者、特に人気なのは誰かを聞いている。

 

他のみんなはレースの準備のため、買い出し。

 

やっ「ええ、賭けもあるんでしょ?ならどんな人が出るのかも知っておいて損はないかと」

 

「そうだな…向こうに見えるデケェのは巨人族の漁師でボビーとポーゴ」

 

ボビ「ゲギャギャギャ!!」

 

ポー「ガババババババ!!」

 

 

「あっちは鯱の魚人のウィリー。ノコギリのアーロンのライバルだ」

 

ウィリー「ウィイイ…」

 

 

「それであそこで飲んでるのは2番人気の『嵐拳海賊団』のガルド・ストームフィスト」

 

ガル「酒もっとこーいッ!!」

 

 

リコ(巨人以外、中々の額ね…)

 

リコリスは眼鏡から送られてくる情報を見ながら海賊達の実力(賞金)を把握する。

 

「そしてここにはいないが、1番人気はこのレースの優勝者『星風の海賊団』!」

 

セイ「『星風の海賊団』…(最速で有名なスピード狂『ポリドリ・バッツォ』か…こいつは厄介な相手だな…)優勝者ということは前回も出場したのか?」

 

「前回どころじゃねぇ!毎年『巡る季節』GPで得た優勝は数知れず、いくつも掻っ攫った男だからな!」

 

セイ「そいつは、強敵だな…」

 

 

 

 

 

 

ラテ「あら、結構薬があるじゃない。治療道具も結構あるわね…何個か買っておきましょう」

 

ニー「うんうん…!」

 

レイ「確かに、色々あるわね…これなんてイナオリ草よ。滅多に見れない薬草だわ」

 

路上販売の屋台を眺めがら必要な物を買うレイナ達。

 

ケイ「色々あるもんだ…ん?」

 

すると何やら幾つもの壺が置いてある屋台があった。

 

ケイ「壺?」

 

「いらっしゃい!」

 

壺を売っているヒゲを生やした店主が話しかけてきた。

 

レイ「壺を売ってるなんて珍しいわね。ここは骨董品やか何か?」

 

「ここは『壺くじ屋』だよ」

 

レイ「壺くじ?」

 

「壺を買うと中に何か入っている。中身は買ってからのお楽しみ!1個1000ベリーね。いいことあるかもよ〜?そこの兄ちゃん!もしこの壺に最高のスパイスがあったら…どうする?」

 

ケイ「へぇ…面白そうじゃん…1個くれ!」

 

「毎度!」

 

レイ「ちょっとケイト!!」

 

ケイ「大丈夫だって姉貴!」

 

ケイトが金を払い、壺の蓋を開けると中には折り畳まれた紙が1枚入っていた。紙を開くとこう書いてあった。

 

 

 

 

『みかんがみっかんない』

 

 

 

 

ケイ「……」

 

レイ「……」

 

ラテ「……」

 

ニー「1つ…」

 

「毎度!」

 

『いや買うなッ!!?』

 

 

 

 

 

 

ムラ「それで、話ってのは?」

 

マノ「はい!まずは取材をお受けしていただきありがとうございます!」

 

ムラサキとラフエルがマノリタと遭遇。取材を受けたいと申し出たが、最初は断ったが取材料を払うと言われ渋々受けることになった。

 

マノ「まずお2人のお名前をお聞かせください!」

 

ムラ「ムラサキ」

 

ラフ「ラフエルよ」

 

マノ「ありがとうございます!それでは最初の質問ですが、何故海賊になられたのですか?」

 

ラフ「ド直球ね。別に海賊になろうがどっちでも良かったのよ。自分の夢を叶えられるのなら、ね」

 

ムラ「同じく」

 

マノ「夢を叶える…具体的にその夢はなんでしょうか?」

 

ムラ「俺の魚人剣術を世界に広める。誰でも俺の剣術が使えるようにさせるのが俺の夢だ」

 

マノ「誰でも…それは子どもでもですか?」

 

ムラ「当然、そしてお前もな」

 

マノ「はへぇ〜…中々壮大ですね」

 

ラフ「アタシはどんな子ども達も美味しくお腹いっぱいにできる料理人なりたいの」

 

マノ「お〜、それは素敵ですね!料理人ということはどこか料理の修行を?」

 

ラフ「ええ、最初は独学だったけど色んなとこに行ったわ。十番街、グラウンドメリット・ノーズ、定食はるひら…他にも色々なとこで働いたわ」

 

マノ「え…ちょ、ちょっと待ってください…!!十番街、ノーズ、はるひら…どこも有名店揃いじゃないですか!?」

 

ラフ「アラ、そうなの?まぁもう10年も経ってるから有名にはなってるでしょうね」

 

マノ「10年前…この3店は丁度10年前に料理のレベルが上がって好評になり、有名になりました!もしかして…」

 

ラフ「ん〜…詳しいことは知らないけど、お店を辞める前にレシピを何個か作っておいたのよね…」

 

マノ「っ!?」

 

その時、マノリタは気づいた。

 

マノ(間違いない…!!10年前の急激な変わり様は彼の仕業だったんだ!!これはすごいスクープ…!!報告すれば所長も喜ぶ…!!)

 

ラフ「アナタ詳しいのね?」

 

マノ「当然!ジャーナリストですから!更に私はそのお店のファンでもありますから!」

 

ラフ「あら、嬉しいわね。じゃあアタシが教えたレシピ料理、ご馳走しましょうか?」

 

マノ「えっ!?いいんですか!!」

 

ラフ「ウフ、いっぱい食べれる?」

 

その後、料理の旨さに取材を忘れたマノリタが所長に怒られるのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ガツガツガツガツガツガツ…!!

 

『おかわりっ!!』

 

『合計300皿いった!!!?』

 

ウタとユメは大食い勝負を行なっていた。1人150皿を完食。2人合わせて300皿。

 

ウタ「やるね…!私にここまで張り合えるなんて!」

 

ユメ「お前もな…!それでこそ我がライバル!」

 

ウタ「あっはっはっはっ!楽しいね!でもなんで私のことライバルって言うの?」

 

ライバルのことを聞くと、今まで笑っていたユメの顔が真面目な顔つきに変わった。

 

ジュースを一口飲むと口を開いた。

 

ユメ「…強くなるためだ」

 

ウタ「ん?」

 

ユメ「ライバルと認めた者を目標に私は強くなる…戦って戦って、そしてまた強くなる!もう2度と…失わないために…!」

 

ユメの手が震える。怒りと悔しさだ。明るい彼女だが、それまで過去に何かあったのだろう。

 

ウタ「ユメちゃんも、色々あったんだね…そう思うと強くなったんだね!」

 

ユメ「当たり前だ!!」

 

ウタ「なら、私は貴女を超えるっ!」

 

ユメ「はあ?」

 

ウタ「そしたらユメちゃんの強くなりたいって願いは叶い続ける!!」

 

ユメ「!?」

 

ウタ「その先の夢を追い続け、そしてまた新しい夢を見つける!!貴女が次の夢を見つけるまで私は強くなっていくからね!!」

 

ユメ「……ハッ、ハッハッハッハッハ!!だがその前に、ウタ!!お前を倒す!!」

 

ガツガツガツガツガツガツガツガツ…!!

 

2人は食事を再開する。さっきよりも勢いが増している。

 

「店長!もう具材が底をつきそうです!!」

 

「奴らの腹はブラックホールか…!!?」

 

ドガッ!!

 

店の食料がつきかけようとした時、ウタ達のテーブルを叩き割る男が現れた。

 

「嬢ちゃん達よ…さっきから全然メシが来ねぇんだよ…どうしてくれんだ…?」

 

飯が来なくてイライラしていた男がバクバク食うウタ達に喧嘩を吹っ掛けた。

 

ウタ「ああああああっ!!!?私のパンケーキがああああっ!!!!」

 

「へっ!ざまぁ」

 

ユメ「ふんッ!!」

 

ドガッ!!

 

「みぼろぉ…!!?」

 

ガッシャーン…!!

 

ユメが殴り、吹き飛ばした。

 

ユメ「勝負の邪魔をしおって!!」

 

「おうおう!!テメェら人の食いモンに何しやがんだ!!」

 

「俺達が何者かわかってやってんのかぁ!?」

 

先程吹き男を飛ばした際に海賊達のテーブルをぶっ壊してしまい、怒りを買った。

 

ユメ「ウタ!次はこいつらを先に倒す勝負はどうだ!?」

 

ウタ「面白そうだね!やるやる!」

 

「減らず口を…!レース前の生贄にしてやるぜ!」

 

海賊の1人が剣を抜き、振り下ろす。それにウタとユメは構える。

 

ガシッ!

 

だが、剣は振り下ろされなかった。

 

「あ?」

 

「ダメだよ〜。こんな美しい女性達に剣なんて向けてさ」

 

そこにサングラスをかけた紫色の髪に黒のメンズハットと黒いスーツを着た額に傷跡がある青年が剣を掴んでいた。

 

「なんだテメェ…!?」

 

ウタ「あれ?この人…」

 

ユメ「なんだ貴様っ!貴様も勝負の邪魔をするのか!!」

 

ウタはこの人を見たことがあった。それはゲート・タウンでサインを求めた男、オメガだ。

 

オメ「久しぶりだねウタちゃん!それと初めまして美しいお嬢さん、後で連絡先教えて?」

 

ユメ「う、美しい…!?」

 

「テメェ!俺達無視して何ナンパしてんだッ!!」

 

オメ「ああ…うるさいなぁ…」

 

バキンッ!!

 

剣を握りつぶした。

 

「なっ…!!?」

 

パス… バタッ…!

 

オメ「ちょっと寝てろ」

 

『!!?』

 

オメガの見えない手刀により海賊の1人を気絶させた。

 

ウタ「相変わらず速いね」

 

ユメ「なっ…」

 

「なんだこいつ!!何しやがったッ!!?」

 

「バカ野郎!!何ビビってやがるんだ!!全員でかかれ!!やっちまうぞ!!」

 

『おおおおおおおおおッ!!!!』

 

船長格と思われる男を筆頭にオメガに襲いにかかる。

 

オメ「男の熱い誘いは丁重にお断りするのが」

 

シャパッ!!!!

 

ドサッ…!!!!

 

オメ「俺のやり方…!」

 

一瞬で海賊達を倒した。

 

オメ「さぁ、それじゃあ一緒に食事…」

 

と後ろを振り返ったが、ウタ達はいなかった。

 

オメ「あれ?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

セイ「なんであの女たらしがいやがるんだ…」

 

やっ「まさか噂の『魔拳』がいたとは…!」

 

オメガが相手している間にセイヤ達がウタとユメを連れて避難していた。

 

レイ「あの女たらし!まさかウタを追ってきたんじゃないでしょうね!?」

 

ケイ「いや、確かに女たらしだけどストーカー行為はしなかったはず。あの人女性の嫌がることは決してしないのがマナーと言ってたし…」

 

レイ「まぁ…女に関しては本当に律儀だからね。あの女たらし」

 

ラフ「どんだけ女性にだらしないの?」

 

リコ「極度の女好きだ…私も口説かれた」

 

セイ「あいつのことだ。ここにいる奴らをそうそう逮捕するわけはない。一先ず明日に備えて船に戻ろう…」

 

今日はここまでで明日のレースのため、船に戻ることに。

 

やっ「そうですね。ユメ、戻りますよ!」

 

ユメ「……」

 

ユメを呼ぶが反応がない。

 

やっ「ユメ…?」

 

ユメ「……はっ!しょ、しょうがないっ!!今回の勝負はお預けだ!!首を洗って待ってろ!!」

 

やっ「ちょ、どこ行くのユメーッ!?」

 

何処かへと走って行くユメを追いかけるやっちゃん達。

 

ニー「行っちゃった…」

 

ラテ「なんなのあの子…?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ここは『ハイアンシーク』レース会議室。

 

周防「今年の出場者はどうなっとる?」

 

蝦蟇ノ海賊団船長『化蛙(ばけかわず)』

周防・文キチ

 

周防はこの『巡る季節GP』の胴元である。

 

「はい!今年の参加者は52組。前年よりも多いです。その中にはお馴染み拳嵐、星風、ウィリー。そして新参者ですが名のある者達です。オンエア海賊団、マンバ海賊団、シェイフー海賊団、バトル海賊団、そしてウタ一味…」

 

周防「ウタ一味…あの歌姫か。たった数日で1億の首になった女…そしてエンターテイナー…フッ、面白いやないか」

 

「それと…海賊ではないですが、気になる者達が…」

 

周防に2枚の資料を渡す。それにはオメガの写真が載っていた。

 

周防「こいつは海軍中将の『魔拳』やないか。なんでこんな大物が?」

 

「はい、偽アダムこと『名樹カイン』の受け取りついでにレースに参加したいとのことです」

 

周防「ほ〜、中将はんも大変やな。まぁええ、それよりもこっちや」

 

もう1枚資料があり、そこには片眼鏡をかけた赤茶色の髪の青年の写真が載っており、バルデシオン・ヘリャルと書かれてある。

 

周防「バルデシオン・ヘリャル…『バルデシオン百貨店』のご子息がなんでレースに参加しとるんや?」

 

「一応聞きましたが、なんでもカインを買い取るついでだと…」

 

周防「こいつもかいな!ついででやるか!?ついでで!…まぁ大方金関係やな」

 

「金…?」

 

周防「百貨店って言ってるが本業は金貸しや。しかもめっちゃガメツイ!1度借りれば骨の髄までしゃぶり尽くされる。こいつが来とるっちゅうことは、この中に借金したアホがいるんや…まぁレースに支障はないやろ」

 

「わかりました。では次に賭け金についてですがやはり1番人気は星風、その次が拳嵐となっております。そして大穴はウタ、バトルの2組です」

 

周防「了解や…ほなワテは金についてやっとくからレースの準備の方よろしゅう」

 

「わかりました!失礼します!」

 

手下は部屋から出ると、周防はウタの資料に目が入る。

 

周防「今回は…こいつやな」




今回はネタを色々仕込ませていただきました!

わかったらコメントで!!

それでは次回!『巡る季節GP開幕!』
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