ONE PIECE パイレーツ・オブ・UTA   作:肘神さま

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書けました!

今回はあまりウタ達は目立ったことは致しません。


第4話『黄金島』

ショーサイ島を離れ、電動外輪船改め『ウタ号(仮)』で航海中のウタ達。

 

ウタ「う〜ん…やっぱり新時代は入れたいな…」

 

ウタは次の島に着くまで新しい歌詞を執筆中。ラフエルは2人のご飯作り。そしてセイヤは…

 

セイヤ「ぐぁ……」

 

爆睡中。

 

ウタ「…やっぱり、ここの部分はいらないか…」

 

セイヤ「ぐああ……」

 

ウタ「となると…ここはこっちに入れて…」

 

セイヤ「ぐおおおぉ……」

 

ウタ「う〜ん!…でもこれじゃあ新時代感が出ないな…やっぱり音楽の文字はここに入れよう…!」

 

セイヤ「んちゃ…」

 

ウタ「ふっふっふっ!我ながらもう少し!早く歌いたいなー…私の歌でみんなを喜ばせてあげる!ルフィもきっと…」

 

セイヤ「ぐぉんぢ…」

 

ウタ「誰が『おんち』だァー!!!」

 

セイヤ「ごふぉ…!?え?なになに…?」

 

ウタに殴られて戸惑うが、寝言とは言え急にぶたれたことに腹を立てセイヤが文句を言うとウタも負けじと返す。

それが更にエスカレートしていく。

 

ウタ「大体ルフィの兄貴のくせになんでそんなに詳しくないのよっ!」

 

セイヤ「しょうがねぇだろ!ジジイに拉致されてから会ってなかったんだよ!!最後に会ったのがエースの旅立ちの時だけだ!!だからその後は知らねえんだよ!」

 

ウタ「こんの…つっかえない兄貴ねェ…!というか、その仮面外しなさいよ!いつまで被ってるの!」

 

セイヤ「いででででででででででっ!!やめろやめろやめろっ…!!」

 

仮面を思いっきり引っ張るが剥がれず、取れない。

 

セイヤ「やめろって言ってんだろォ!!」

 

ウタ「ちょっと、どうなってるの!?」

 

セイヤ「取れねぇんだよ!事故でピッタリフィットになったらしく、それ以来からどんなことしても取れねぇんだ!」

 

ウタ「へぇ…プフッ…大変だねェ…フッ…」

 

セイヤの仮面事情に笑いを堪えるが思わず漏れてしまった。

 

セイヤ「ほぉ〜…そんな態度取るのか?じゃあ、しょうがないな〜?これはあげれませんね〜?」

 

セイヤが懐から何やらチラチラとムカつく顔をしながら見せる。

 

ウタ「ムッカ…!…何よそれ…?」

 

セイヤ「フッフッフッフッ…これはなんと……ルフィの写真だ!!」

 

ウタ「っ!!!?」

 

セイヤ「しかも成長した青年のルフィだ!!どうだ〜?欲しいかあ〜?」

 

自分の知るルフィは子どもの姿だけ。成長した姿とはまさによだれもの。何がなんでも手に入れたい。金を全額出しても良い、土下座してでも手に入れたい、だが今のウタが取った行動は…

 

ウタ「海賊らしく…力づくで奪うっ!」

 

セイヤ「ほう〜?…やってみろやァ!!」

 

ウタとセイヤの喧嘩が今始まろうと…

 

ゴンッ!!

 

ラフ「やめんかこのバカちんどもッ!!」

 

することはなかった…。

 

ラフエルが現れ2人に拳骨を喰らわして現在大きなタンコブを作り正座をさせ説教中。

 

ラフ「全くアーンタ達、くっだらないことで喧嘩するんじゃないわよっ!セイヤ!子どもみたいにイジワルしないのっ!!」

 

セイヤ「はい…」

 

ラフ「ウタ!アンタも何が海賊らしくよ。そんなことで海賊を語るな!!」

 

ウタ「はい…」

 

ラフ「ほらっ!わかったなら謝るっ!」

 

ウ・セ「「ごめんなさい…」」

 

しゅんとなった2人、ちゃんと反省したとわかるとご飯をあげたら笑顔になってガツガツと食べ始めた。

 

ウ・セ「「うっまーーーーーーーーいッ!!」」

 

ラフ「フフッ、まだまだお子ちゃまね…」

 

 

ーとある海域ー

 

ウタ号(仮)から数十km先、離れた海面に棒が一本伸びていた。先端にはレンズがついており、キョロキョロと辺りを見渡すと、ウタ達を発見。すると海中へと急いで潜り始めた。

 

追っていくと海中に潜水艦があった。

 

『こちら本部、ターゲットは確認できたか?』

 

『こちら北エリア、以前まだターゲット見つからず』

 

『こちら南エリア、発見できず』

 

『西エリア、同じく』

 

『こちら東エリア!ターゲットを確認!繰り返すターゲット確認!』

 

『ッ!こちら本部!間違いないか!?』

 

『はい!間違いありません!』

 

『よし!ではそのまま捕獲に入れ。念のためそちらに応援を送る。なお殺すことは禁ずる。繰り返す殺すことは禁ずる』

 

『ラジャー!』

 

命令を受け、潜水艦はウタ達の船に近づいていく。

 

『目標確認、ターゲットロック』

 

『睡眠弾、発射!』

 

潜水艦の上部からミサイルが発射され海中を出て空中で爆破。これにはウタ達も驚き上を見上げると何やら煙のようなものが船を包み込むと眠ってしまった。

 

すると潜水艦が浮上し、中から何人もの男達が現れ船に乗り込む。

 

男1「間違いない。この船だ」

 

リーダー「よし、本島まで連れて行くぞ」

 

男2「こいつらはどうします?」

 

男1「人手は多い方がいいさ。連れて行くぞ」

 

 

ー謎の島・洞窟内ー

 

船は潜水艦に引っ張られ、連れられた場所はゴツゴツした鉱物にも見える岩肌が特徴の山がある島。その中に一つ大きな洞窟があり、入って行くと中はまるで工場のように様々な部品や機械が沢山ある。

 

潜水艦が止まると船から男達がウタ達を担いで船長らしき男の前に降りてきた。

 

リーダー「東エリア部隊、ターゲットを捕獲し、帰還いたしました。ギャンザック様!」

 

ギャン「うむ、ご苦労…」

 

ギャンザック

ギャンザック海賊団

賞金1000万ベリー

 

セイヤ「う…ふぁ〜…もう朝か」

 

ラフ「何言ってんの…アタシ達、どうやら捕まったみたいよ?」

 

ウタ「くぅ…くぅ…」

 

セイヤとラフエルは起きて状況を瞬時に理解した。ここは海賊の基地で、武器や兵器を作る工場でもある。

 

ギャン「よぉく来たな。俺はギャンザック。このギャンザック海賊団の船長であり、この『黄金島』のボスだ!」

 

ラフ「『黄金島』ですって…?」

 

セイヤ「なんだよ…その『黄金島』ってのは?」

 

ギャン「ふっ、教えてやろう…」

 

説明によるとその昔、この島には黄金が取れることで有名だったが、全て取られ今では何もないただ島となってしまった。が、ここで暮らす人々は多く、何故か食べて暮らすことができた。では何故暮らせるのか?

 

ギャン「答えは簡単…この島には金以外にも数多くの鉱石が多くあるからだ!」

 

つまり、この島に住む人々はここで取れる鉱石を売り暮らしているのだそう。そこに目をつけたのがギャンザックであった。

 

ギャン「おかげでこんな立派な海賊基地を作ることもできた!それもこれもここの住人のおかげだ!!礼に一生奴隷としてこき使ってやる!!クハハハハハハハッ!」

 

ラフ「クズね…」

 

セイヤ「…その話はわかったが、なんで俺達はここに連れてこられた?なんの関係がある?」

 

ギャン「ああ…関係があるさ…何せその船は俺の所有物だからな」

 

UTA号(仮)を指差す。その船は昔、自分の部下(司会者の男)に渡して金儲けをしてこいと命令し、稼いでいたが船を獲られたという報告を受けた。幸いにもその船はナワバリ近くにいたため簡単に捕まえることができた。

 

ギャン「更に聞けば…エンジンの電気が満タンだそうじゃないか?嬉しいぜぇ…このエンジンを使えば、兵器の開発もダントツ早くなるだろう!お前らには感謝するぜぇ…」

 

セイヤ「…そんで、俺達をどうするつもりだ。殺すか?」

 

ギャン「殺す〜?…クハハハハハッ!そいつも悪くねぇが、お前らには俺のために働いてもらう!」

 

ブーン…!ブーン…!

 

すると突如、警報が鳴り出す。

 

ギャン「何事だ?」

 

リーダー「ギャンザック様、報告です!例の魚人が逃げ出しました!」

 

ギャン「何…?あの魚人が、まーだ懲りてねぇのか…これから大事な客が来るというのに…まぁいい、さっさと捕まえろ!俺も行く!」

 

リーダー「ハッ!」

 

ギャン「そいつらは牢屋にでもぶち込んでおけ。今日はゆっくりと休ませてやれ…明日にはたっぷり働いてもらうからな?」

 

海賊2「ラジャー!」

 

ウタ達はギャンザックの手下によって連れていかれるが、ウタはそんな状況でも爆睡中。

 

ウタ「すぅ…すぅ…」

 

ラフ「よくこんな時に寝れるわね…」

 

セイヤ「フッ…肝っ玉がデカいんだろ」

 

ラフエルは飽きるもののセイヤは何処となくこの状況で眠れることは彼女の強さの一つなのだろうと思った。

 

ウタ「……ルフィ…」

 

 

ギャンザック基地・通路

 

魚人「はぁ…はぁ…!」

 

同時刻、報告で逃げ出した魚人が手錠に繋がれて走っていた。その見た目は細長い鼻で肌の色は白銅色で尾鰭のような黒髪が特徴的。

 

魚人「クソッ!…一体鍵はどこにあるんだ…?」

 

ムラサキ

バショウカジキの魚人

元タイヨウ海賊団戦闘員

 

ムラサキは自身の手錠を外すために鍵のある場所を探していた。手錠がつけられていようと魚人はとして純粋な力なら鋼鉄の壁くらいなら壊すことは造作でもない。

 

ムラ「この手錠さえ外せれば…ッ!誰だ…!?」

 

背後から気配を感じ、振り向くと巨漢の男2人が立っていた。

 

1人は赤い立て髪のような髪と金でできた鎧を身に纏う男。もう1人は熊の顔をあしらった王冠を被った毛深い男。

 

赤「なんだこいつは?」

 

熊「なんで魚人がいるんだ…?」

 

ムラ「チッ!…そこを退けっ!!」

 

飛び蹴りを放つが…

 

ガシッ!

 

簡単に捕まった。

 

熊「邪魔だッ!!」

 

そのまま思いっきり地面に叩きつけられた。

 

ムラ「はぁ…ぐっ…!」

 

赤「タフだな…ならこいつは、どうだ!」

 

赤い立て髪の男の口から金色のレーザーをムラサキに向けて放つ。壁ごと吹き飛ばし、そのまま遠くの方まで吹き飛んだ!

 

赤「ガッハッハッハッハッ!飛んだ飛んだ!」

 

エルドラゴ

エルドラゴ一味船長

賞金1000万ベリー

ゴエゴエの実の能力者

 

熊「相変わらず派手な野郎だな、お前は」

 

ベアキング

トランプ海賊団船長

賞金1160万ベリー

カチカチの実の能力者

 

ギャン「クハハハッ…!相変わらずだな。エルドラゴ、ベアキング」

 

騒ぎを聞きつけて部下達を連れたギャンザックが現れ、2人の力に賞賛する。

 

エル「おお、ギャザックか。久しぶりだな!」

 

ベア「オレ様達を呼んだということは『あれ』が完成したようだな?」

 

ギャン「ああ、漸く完成した。あとはエンジンを取り付けるだけだ」

 

エル「いよいよかぁ!全ての黄金を手にする時が!」

 

ベア「この時をずっと待っていたぜ!」

 

ギャン「お前達の協力に感謝する!いざゆかん!」

 

偉大なる航路(グランドライン)へ!!!』




はい、というわけで映画に登場したあのキャラ達が登場しました!しかも3人!

魚人のムラサキは何故捕まっているのか?それは次回でわかります。

それでは次回!『反乱』
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