九尾の兄が帰ってきた   作:赤狐イナリ

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上白沢慧音と赤点テスト

「……なんだこの回答。」

 

今、寺子屋(ワーハクタクの上白沢慧音の活動場所)にいる自分。

慧音に『いろいろ手伝って欲しいから来てくれ』と言われたから来たものの、その内容はテストの採点だった。

 

「これって100点満点だよな?慧音。」

「そうだが?」

 

3人ほど採点させてもらったがその3人の平均が8.6点。

何やったらこうなるんだ。

 

「ああ、そいつらはいつもこれくらいの成績だ、気にするな。」

「……話を聞いてないんだろうなぁ……。」

 

表の世界だと確実に1が取れるレベル。

まあ、妖怪になる以外ならどの道に進もうが自分には関係無い。

(人里の人間が妖怪になるのはタブー。)

 

「チルノは……99点か。絶対テキトーにやっただろアイツ。」

 

全部記号問題なのだが、配点1のところ以外は全問正解しているチルノ。

自ら学んだのか何なのか。

 

「よし、こっちは全員分終わったぞ。」

「こっちもだ、突然呼び出してすまなかったな。」

「いつでも呼び出してくれれば駆けつけるさ。」

 

さて、家に帰って寝るかという時。

 

「わああああ!!たっ、助けてくれーっ!!」

 

外から叫び声が聞こえた。

 

 

 

 

「どうした!!」

「あっ……あそこから急に真っ黒で目玉がいくつもあるばっ……化け物がああ……」

 

一瞬紫のスキマを思い出したがすぐに頭の中から消した。

 

「化け物?今はどこにいるんだ?」

「ほら、あそこにいる!!」

「???」

 

男が指差す先には確かに変なのはいる。

ただ慧音にはそれは見えていないようだった。

 

「蒼、見えるか?」

「狐ナメんな、見えてる。」

 

狐は実際夜行性の動物だ。

そして縦に入ったスリットのある目のためよく見える。

 

「あー、その変なの、もしかしてこっちに近づいてないか?」

「近づいてる、で、いま腕を振りかぶって攻撃しようとしてる。」

 

狐火で照らせば、おーよく見える。

そして気持ち悪い見た目をしている。

 

「一応訊くけど、幻想郷のルール知ってるよね?」

「?」

「破ったらどうなると思う?」

 

化け物に聞いたが返答は無い。

言葉が理解出来ていないのか、理解できていても話すことができないのか。

 

「多分理解出来てないから襲ったんだろうけど、そんなこと許す訳にもいかないし……どうすればいいかなー(棒)」

「グルァッ!!」

「いだぁっ!?」

 

当然、演技だ。

当たる前に超人的は反応が出来れば人間にも多分できる。

多分。

 

「敵意があって攻撃したんだから、お返しだー、えいやぁーっ!!」

 

思いっきり踵落としで地面に埋めた。

多分出てこれない。

土タイプじゃなければ。

このあとの展開どうします?

  • 日常回
  • 蒼の過去
  • 異変
  • その他(活動報告にgo)
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