九尾の兄が帰ってきた   作:赤狐イナリ

15 / 21
上白沢慧音と赤点テスト

「……なんだこの回答。」

 

今、寺子屋(ワーハクタクの上白沢慧音の活動場所)にいる自分。

慧音に『いろいろ手伝って欲しいから来てくれ』と言われたから来たものの、その内容はテストの採点だった。

 

「これって100点満点だよな?慧音。」

「そうだが?」

 

3人ほど採点させてもらったがその3人の平均が8.6点。

何やったらこうなるんだ。

 

「ああ、そいつらはいつもこれくらいの成績だ、気にするな。」

「……話を聞いてないんだろうなぁ……。」

 

表の世界だと確実に1が取れるレベル。

まあ、妖怪になる以外ならどの道に進もうが自分には関係無い。

(人里の人間が妖怪になるのはタブー。)

 

「チルノは……99点か。絶対テキトーにやっただろアイツ。」

 

全部記号問題なのだが、配点1のところ以外は全問正解しているチルノ。

自ら学んだのか何なのか。

 

「よし、こっちは全員分終わったぞ。」

「こっちもだ、突然呼び出してすまなかったな。」

「いつでも呼び出してくれれば駆けつけるさ。」

 

さて、家に帰って寝るかという時。

 

「わああああ!!たっ、助けてくれーっ!!」

 

外から叫び声が聞こえた。

 

 

○

 

 

「どうした!!」

「あっ……あそこから急に真っ黒で目玉がいくつもあるばっ……化け物がああ……」

 

一瞬紫のスキマを思い出したがすぐに頭の中から消した。

 

「化け物?今はどこにいるんだ?」

「ほら、あそこにいる!!」

「???」

 

男が指差す先には確かに変なのはいる。

ただ慧音にはそれは見えていないようだった。

 

「蒼、見えるか?」

「狐ナメんな、見えてる。」

 

狐は実際夜行性の動物だ。

そして縦に入ったスリットのある目のためよく見える。

 

「あー、その変なの、もしかしてこっちに近づいてないか?」

「近づいてる、で、いま腕を振りかぶって攻撃しようとしてる。」

 

狐火で照らせば、おーよく見える。

そして気持ち悪い見た目をしている。

 

「一応訊くけど、幻想郷のルール知ってるよね?」

「?」

「破ったらどうなると思う?」

 

化け物に聞いたが返答は無い。

言葉が理解出来ていないのか、理解できていても話すことができないのか。

 

「多分理解出来てないから襲ったんだろうけど、そんなこと許す訳にもいかないし……どうすればいいかなー(棒)」

「グルァッ!!」

「いだぁっ!?」

 

当然、演技だ。

当たる前に超人的は反応が出来れば人間にも多分できる。

多分。

 

「敵意があって攻撃したんだから、お返しだー、えいやぁーっ!!」

 

思いっきり踵落としで地面に埋めた。

多分出てこれない。

土タイプじゃなければ。

このあとの展開どうします?

  • 日常回
  • 蒼の過去
  • 異変
  • その他(活動報告にgo)
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。