「あなたは食べてもいい狐?」
「寄生虫が入ってるかもしれんからあんまりおすすめはしないかな。」
「なんだ、蒼か。」
紅魔館からとりあえず博麗神社の方に向かって歩いていると、チョコボールのような黒い球体がこちらに向かって飛んできた。
正体はルーミア。
人食い妖怪で『闇を操る程度の能力』を持っているものの、今の状態での強さは非常に弱いと言わざるを得ない。
「……そういえばその姿になって何年経つ?」
「わかんない、とにかく昔。」
「正直でよろしい、」
実際ルーミアはこんな子どもっぽい姿ではない。
こんな見た目でも元々は幻想郷の中でも上位格の強さを持った妖怪だった。
本来持っていた能力も『闇を操る程度の能力』だったが、今とは比べ物にならないほど大きな力で、どこぞの吸血鬼を彷彿とさせた。
「まあ最近になってようやく妖怪同士の争いも無くなってきたな。」
「おー、戻った。」
「ふふ、久方振りに戻ってみたが力がある感覚もまた良い。」
どうやらルーミア自身が自分の能力に封印を掛けたことで子どものような姿になっていたらしく、一応いつでも封印は外せたらしいのだが本人が面倒だからという理由で封印を解かなかったらしい。
……てっきり博麗の巫女だったり紫からの干渉がなければ解けないモノだと思ってた。
「……やっぱり同一人物とは思えないんだよな……」
見た目の差が大きすぎるのだ。
封印状態のルーミアは幼女のような見た目だったのに対し、今のルーミアは大妖怪としての風格を漂わす女性。背丈も伸び美鈴と大体同じくらいになっており、髪も伸び腰に届くほどの長髪に変化している。
今までの面影はどこに行ったのやら。
「で、その姿に戻ったけど再封印用の札はある?」
「いや、無いからしばらくはこの姿でだな。」
「封印の期間が長いのと封印したことで思考なども子どものようになったから完全に忘れたか。」
「私への悪口に聞こえるのは気のせいか?」
「100パーセント気のせい。」
しかし実力が衰えた訳では無い。
封印はしていたが大きすぎる力はどこかにあったのだろう。
「そうだな……久しぶりに力も使いたいし私と戦え、八雲蒼。」
「……負けて後悔するなよ?」
「こちらの台詞だ。」
当然、スペルカードでの戦い。
スペルカードルールを破ったらそれこそ紫に大目玉を食らう。
「闇符『聖闇祭』」
「『支配の天秤』」
正直言うと手加減しまくっている。
本気で戦ったらどこまで被害が及ぶか分からない。
とりあえず満足するまで戦わせてやろう。
このあとの展開どうします?
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日常回
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蒼の過去
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異変
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その他(活動報告にgo)