「待ちなよ。」
突然呼び止められた。
知らない声、それも自分がさっき通った場所から。
木の上にその正体はいた。
「やあ、暇だからこっち来たけど、なんか忙しそうだね。」
「誰です?あなたに構ってる暇は無いので。」
「誰かって?宇迦之御魂神とでも言えば分かるかな?」
確か
その神様が暇だからこっちに来たと言われても、こっちはそれどころじゃない。
「妖精が居なくなった原因は自然の減少とでも言っておこうかな。」
「……と言いますと。」
「簡単に言えば私達神から知能を失う代わりに不老不死になったのが妖精だ。」
「……。」
「その妖精は主に自然があればどこであろうとも生きていられる。」
「しかし幻想郷には自然はかなりあります、なぜ妖精がいなくなるのか分からないです。」
神は信仰、妖怪は畏怖といった感情、人間は衣食住で生きる。
妖精は自然なのは分かっている、ただ自然豊富な幻想郷にてなぜ妖精がいなくなるのかが分からない。
ここが現代社会なら納得しよう。
「キミの思考力はアダムとイブの時代で止まってるのかな?博麗大結界から逃げ出したと考えるのが普通じゃないか?」
「妖精に博麗大結界を突破できるような知能は無いはずです。」
「いるんだなこれが、本人は無自覚だろうけど。」
一人だけ、心当たりがあった。
摩多羅隠岐奈と弾幕勝負で勝ち、妖精では最上位の力の持ち主。
「チルノ……?」
「彼女なら神に勝った弾幕で博麗大結界を破ることは赤子の手をひねるよりも簡単だろうね。そして博麗大結界からの脱出をした。そこから他の妖精もつられて脱出。」
耳元で囁く宇迦之御魂神の声は聞いていて心地良い。
しかし、なぜだか身体が思うように動かせない。
「(相手が話す度身体の力が抜けて……なんだこれ……)」
「心配いらないよ、妖精は時間が経てば結界の穴から戻ってくる。」
「身体に力が入らな……」
「私の能力、ここでは『催眠を掛ける程度の能力』って言えば良い?」
そして宇迦之御魂神は
星月の方は神に成る前に持っていた名前で、こっちの方が使いやすいそう。
「星月さん……あなたって敵ですか?」
「中立……とでも答えておこうかな、もしかしたら敵として相まみえることもあるかも知れないから。」
「そうですか、なるべく敵としては会いたくないですね。」
そんなことを言いつつも自分の身体は催眠の力で完全にへたり込んでいた。
「フフ、同感さ。」
気配が消えた。
咄嗟に振り返って後ろを見るが姿は無い。
「頭痛い……」
クソ……頭の中に変な記憶を流し込まれた。
星月の容姿は白と銀髪が半分半分でごっちゃ混ぜになったような髪で、服装はお医者さんのよく着るあの白衣を着てる感じです。
感想、評価待ってます。
このあとの展開どうします?
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蒼の過去
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異変
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